【カモつぶ】海中での植物栽培プロジェクトが進行中


【野菜も海産物になるカモ】国内ではあまり話題になっていませんが、現在ミラノでEXPO2015が開催されています。
今回のEXPOのテーマは「Feeding the Planet, Energy for Life(地球に食料を、生命にエネルギーを)」で、”食”をテーマとする出展が中心です。

日本は少子化により人口減のトレンドに入っていますが、世界的に見ると人口増のトレンドにあります。
そのような中、人口増による将来リスクの1つとして食糧問題があります。
人口が増大かつ経済発展による貧困層の減少により、急速な水や食糧需要の拡大が懸念されています。

様々な技術や施策などによってこれらへの対策が進められつつあるようですが、植物工場による安定的な野菜の生産もその1つではないでしょうか。
現在のところコスト面などの課題もあり、発展途上にありますが、いずれ植物工場が解決策の1つとなる可能性は十分にあります。

さて今回のEXPO2015では、植物工場と似て非なる生産システムとして、海中での植物生産システムに係るプロジェクトが出展されています。
イタリアのSavona地方にあるNoli湾で行われている「the Nemo’s Garden Project」は、“バイオボール”と称される海底にアンカーで固定された円球状の透明なケースの中で植物を生産するプロジェクトです。

海中は昼と夜の温度差が小さく安定しており、かつ水についても海水から蒸留する仕組みによってほぼ無限に供給できます。
特段の記載は見当たりませんでしたが、害虫対策なども必要がなく、無農薬での栽培も容易ではないでしょうか。

こちらのプロジェクトは研究目的ではなく、あくまでも一般に普及させるために実証実験を繰り返しているとのことであり、2012年からスタートしています。
この技術が確立され、当たり前のように海中で野菜が栽培されるようになれば、魚貝類などと同じく、野菜も海産物の1つに位置付けられていくの“カモ”知れませんね。

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カウントが増えると、もっとハリきってつぶやくカモ!?

kamo4


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