プレスリリース
No.2020
2018/12/11
主要ショッピングセンターにおける消費者利用満足度調査を実施(2018年)

2018年主要SC消費者利用満足度調査総合ランキングのトップは「阪急西宮ガーデンズ」
~ランキング上位のSCは施設面積の広さと立地に優位性~

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、全国の主要ショッピングセンター(SC)を調査し、SCデベロッパーや運営事業者の動向、戦略、将来展望を明らかにした。ここでは、全国主要SC50施設における消費者利用満足度調査の分析結果を公表する。

2018年主要ショッピングセンター(SC)消費者利用満足度調査総合ランキング
2018年主要ショッピングセンター(SC)消費者利用満足度調査総合ランキング

1.調査結果概要

本調査(消費者利用満足度調査)では売上高、面積、話題性から任意に抽出した全国主要ショッピングセンター(以下、SC)50施設(郊外・準郊外型26施設/駅・都心部立地24施設)について当該SCを月1回以上利用している全国在住の20代から50代女性4,901名にアンケート調査を実施し、利用した際の評価項目(5段階評価)と重視・期待する項目(3段階評価)から現在の満足度を指数(得点)化し、それを総合満足度として高い順にランキングした。

本調査結果から、総合満足度ランキングのトップは「阪急西宮ガーデンズ」であった。なお当該SCは前回調査時(2016年)もトップであったことから、依然として高い満足度を得ていることとなる。次いで2位は「三井ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」、3位は「玉川髙島屋S.C」、4位は「ルクア1100(イーレ)」、5位は「天王寺ミオ」という結果であった。

2.注目トピック

顧客満足度の高いSCは「阪急西宮ガーデンズ」

総合満足度ランキング上位のSCは施設面積の広さと立地に恵まれているという点が特徴である。過去に行った同様の調査結果を分析すると、優位性のあるSCとは、公共交通機関を利用してアクセスできる駅の近くや利便性の高い立地にあり、且つ施設面積の広さ(平均的施設として店舗数約280店舗、店舗面積合計約50,000㎡)を有する。

阪急西宮ガーデンズは店舗数256店舗、店舗面積46,000㎡(いずれも2017年度公表値)を有する西日本最大級の規模を誇るSCであり、また利便性の高い立地にあり、利用者のSCに対する期待に最も応えている。

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    調査要綱

    1.調査期間: 2018年7月
    2.調査対象: 全国在住の20代から50代女性4,901名
    3.調査方法: インターネットアンケート調査

    <全国主要ショッピングセンター(SC)の消費者利用満足度調査とは>

    本調査では売上高、面積、話題性から任意に抽出した全国主要ショッピングセンター(SC)50施設(郊外・準郊外型26施設/駅・都心部立地24施設)について当該SCを月1回以上利用している全国在住の20代から50代女性4,901名にアンケート調査を実施し、利用した際の評価項目(5段階評価)と重視・期待する項目(3段階評価)から現在の満足度を指数(得点)化し、総合満足度を算出した。また総合満足度の高いSCの立地条件や特性、開発戦略などを比較分析した。

    ショッピングセンター(SC)とはデベロッパーにより計画、開発されるものであり、その要件は、一般社団法人日本ショッピングセンター協会の定義に準じ、以下を満たすものとする。
    1.小売業の店舗面積は、1,500㎡ 以上であること。
    2.キーテナントを除くテナントが10店舗以上含まれていること。
    3.キーテナントがある場合、その面積がショッピングセンター面積の80%程度を超えないこと。但し、その他テナントのうち小売業の店舗面積が1,500㎡以上である場合には、この限りではない。
    4.テナント会(商店会)等があり、広告宣伝、共同催事等の共同活動を行っていること。

    <市場に含まれる商品・サービス>

    主要ショッピングセンター(SC)、SCデベロッパー・運営事業者

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2018年10月15日
    体裁
    A4判 430頁
    価格(税込)
    198,000円 (本体価格 180,000円)

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