プレスリリース
No.2818
2021/09/28
手術室関連機器に関する病院アンケート調査を実施(2021年)

全国の手術室を所有している病院230施設へのアンケート調査結果では、麻酔器のメーカー別導入状況は「GEヘルスケア・ジャパン」の導入率60.4%が最も高く、「ドレーゲルジャパン」が34.7%で続いた

株式会社矢野経済研究所(代表取締役社長:水越孝)は、手術室を所有している小中大規模病院を対象としてアンケート調査を実施し、手術室の院内設置状況や手術件数、手術室の主な医療機器の導入状況、メーカー別評価を明らかにした。ここでは、手術室の設置状況、手術件数、麻酔器のメーカー別導入状況について公表する。

メーカー別の麻酔器導入状況
メーカー別の麻酔器導入状況

1.調査結果概要

本調査では、全国の手術室を所有している小中大規模病院のME機器中央管理室を対象として、2021年6月~7月にアンケート調査を実施し、230施設から回答を得た。
回答のあった 230施設の内、手術室を10床以上持つ施設が24施設(10.4%)、6~9床が32施設(13.9%)、5床以下が173施設(75.2%)、未回答が1施設という結果となった。
また、専用の内視鏡手術室を持つ施設は22施設(9.6%)、手術室と心・脳血管X線撮影装置を組み合わせたハイブリッド手術室を持つ施設は32施設(13.9%)となった。
その他、2020年度の年間手術件数を尋ねたところ、年間手術件数7,000件を越える施設が13施設(5.7%)、5,000件を超える施設が9施設(3.9%)、3,000件を超える施設が20施設(8.7%)、3,000件以下の施設は180施設(78.3%)、未回答は8施設(3.5%)であった。

2.注目トピック

麻酔器採用理由からみるメーカー別評価

手術室に設置・導入される麻酔器について、メーカー別に導入状況を尋ねたところ、GEヘルスケア・ジャパンが60.4%と最も多く、次いでドレーゲルジャパンは34.7%、アコマ医科工業が30.2%と続いた。採用理由としては「使い易さ」「価格」などの回答が多く、その理由はメーカー毎に評価が分かれる結果となった。

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    調査要綱

    1.調査期間: 2021年6月~7月
    2.調査対象: 小中大規模病院の中央ME機器管理室
    3.調査方法: 郵送によるアンケート調査

    <本調査について>

    調査時期:2021年6月~7月
    調査対象施設:全国の手術室を所有している小中大規模病院2,328施設に郵送し、230施設から回答(回収率9.9%)を得た。
    調査方法:郵送によるアンケート調査
    対象となる手術室に設置・導入される医療機器:電気メス、バイポーラ、シーリング付バイポーラ、超音波凝固切開装置、内視鏡システム(2D・3D・4K内視鏡システム)、手術支援ロボットシステム、手術用顕微鏡、麻酔器、生体情報モニタ、人工呼吸器、排煙装置、人工鼻の12種類

    <市場に含まれる商品・サービス>

    手術室に設置・導入される主な医療機器

    出典資料について

    資料名
    発刊日
    2021年08月27日
    体裁
    A4 573ページ
    価格(税込)
    275,000円 (本体価格 250,000円)

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