定期刊行物

Yano E plus

Yano E plus

エレクトロニクスを中心に、産業の川上から川下まで、すなわち素材・部材から部品・モジュール、機械・製造装置、アプリケーションに至るまで、成長製品、注目製品の最新市場動向、ならびに注目企業や参入企業の事業動向を多角的かつタイムリーにレポート。

発刊要領

  • 資料体裁:B5判約100~130ページ
  • 商品形態:冊子
  • 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
  • 販売価格(1ヵ年):106,857円(税込) 本体価格 97,142円

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皆様の幅広いご意見・ご要望を頂戴し、誌面の充実に努めてまいります。

最新号

Yano E plus 2011年9月号(No.042)

 トピックス 

《再生可能エネルギー特集》
●天然ガスコージェネレーション市場
~今後の普及促進は熱回収効率とエネルギー利用効率を高めることが鍵、更なるコストダウンも

今後、天然ガスコージェネレーションシステムの一層の普及を促進してゆくためには、まず、熱回収効率とエネルギー利用効率を高めることが鍵となる。
天然ガスコージェネレーションシステムの設備に必要なコストは、規模やシステム構成にもよるが、民生用ビルなどの場合、比較的割高であり、これが、民生用途の普及を妨げている最大の要因となっている。従って、更なるコストダウンが普及促進のためには欠かせない要件となっている。
天然ガスコージェネレーションシステムは、国や民間企業の技術開発が進められた結果、すでに市場への浸透が一定程度進展しているものの、今後、従来の石油を中心とする化石燃料や原子力エネルギーへの依存度合いを弱めて行かざるを得ない情勢においては、天然ガスコージェネレーションシステムには分散型でクリーンな電源としての期待は大きく、発電機と熱回収システムを一体化したパッケージ化や、更なる小型化、そしてコストダウンが重要となる。
その点で、天然ガスコージェネレーションの新しい方向性を探る動きも活発化してきている。例えば、これまで天然ガスコージェネレーションは、ガスエンジンやガスタービンなどを用いて、発電と同時に排熱を蒸気や温水として回収し、冷暖房や給湯などに利用するシステムとして発展してきたが、今後は燃料電池システムとのコンビネーションも模索されてゆくことが期待されている。

《耐熱・絶縁シリーズ》
●High-k絶縁膜材料市場~DRAM用主導で需要が増大

High-k膜はDRAMキャパシタの絶縁膜やCMOSデバイスのゲート絶縁膜などに使われるもので、多層LSIの層間絶縁膜に多用されるLow-k膜とは逆に比誘電率(K値)が極めて高い。DRAMの場合は微細化の進展で内蔵キャパシタの容量が減少してきたため、キャパシタ絶縁膜にHigh-k膜を導入してキャパシタ容量を確保し、エラーを防ぐ必要性が高まった。そのため2005年前後からHigh-k膜の採用が本格化し始め、DRAMの生産動向と連動しつつも漸次需要が増大した。最近はLow-k膜を遥かに上回る大きな伸びを示すようになっているが、今後は高付加加値の第2世代High-k膜の導入も始まるため、一層の市場拡大が期待される。

 内容目次 

《再生可能エネルギー特集》

  • 天然ガスコージェネレーション市場 (3~14ページ)
    ~電気と熱を無駄なく有効利用~
    1.天然ガスをめぐる情勢
    【表】日本の一次エネルギー消費量(数量:1999年-2009年)
    【表】ワールドワイドの一次エネルギー消費量(数量:1999年-2009年)
    2.天然ガスコージェネレーションの概要
    【図】天然ガスコージェネレーションの典型的な模式図
    【表】天然ガスコージェネレーションに用いられる発電機のタイプ
    3.天然ガスコージェネレーションシステムの市場規模推移と予測
    【表・グラフ】天然ガスコージェネレーションシステムの国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
    【表・グラフ】天然ガスコージェネレーションシステムの需要分野別国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
    4.天然ガスコージェネレーションシステムのメーカーシェア
    【表】天然ガスコージェネレーションシステムのタイプ別取り組み企業一覧
    【表・グラフ】天然ガスコージェネレーションの国内メーカーシェア(数量:2010年)
    5.天然ガスコージェネレーションの取り組み動向
    5-1.日本政府の取り組み動向
    5-2.企業の取り組み動向
    (1) 川崎重工業
    (2) タクマ
    (3) 日立造船
    (4) 三井造船
    (5) 三菱重工業
    5-3.海外の取り組み動向
    (1) ドイツ
    (2) 米国
    6.天然ガスコージェネレーションの今後の見通し
     
  • 水力発電市場 (15~25ページ)
    ~マイクロ水力などの新しい取り組みが注目~
    1.水力をめぐる情勢
    【表】日本の包蔵水力
    2.水力発電の個別動向
    2-1.規模別動向
    【表】水力発電の規模分類
    2-2.使用式別動向
    【表】水力発電の利用方式
    3.小規模水力発電の市場規模推移と予測
    【表・グラフ】小規模水力発電の国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
    【表・グラフ】小規模水力発電の規模別国内市場規模推移と予測(数量:2008年-2013年予測)
    4.小規模水力発電のメーカーシェア
    【表・グラフ】小規模水力発電の国内メーカーシェア(数量:2010年)
    5.水力に関する公的機関・企業等の取り組み動向
    5-1.資源エネルギー庁
    5-2.長野県
    5-3.中部電力
    5-4.かんでんエンジニアリング
    5-5.シンフォニアテクロノジー
    5-6.東京発電
    5-7.日立産機システム
    6.水力の今後の見通し
     
  • スマートメーターの動向と市場性 (26~35ページ)
    ~3.11以降、国内でもスマートメーターへの開発に拍車がかかる~
    1.はじめに
    1-1.米国の動向
    1-2.EUの動向
    1-3.ワールドワイド市場の状況
    1-4.国内市場の動向
    2.各企業の動向
    2-1.電力会社の動向
    2-2.スマートメーター開発会社の動向
    (1) 東芝
    (2) GE富士電機メーター
    (3) 三菱電機
    (4) 大崎電気工業
    (5) エネゲート
    3.国内市場規模
    4.ワールドワイド市場規模と今後の動向
    【表・グラフ】スマートメーターの市場推移と予測(数量・金額:2009年-2020年予測)
    【表・グラフ】スマートメーター累計の設置台数の推移(数量:2009年-2020年予測)
    5.標準化について
     
  • HEMSの現状と潜在市場 (36~43ページ)
    ~消費電力の「見える化」と家庭内機器とのネットワーク化で市場確立を目指す~
    1.はじめに
    2.HEMSとスマートハウスの現状
    3.HEMS開発の各社動向
    3-1.セキスイハイム
    3-2.NEC
    3-3.パナソニック
    3-4.三菱電機
    3-5.シャープ
    3-6.トヨタ
    3-7.KDDI
    4.HEMS市場の予測
    【表・グラフ】HEMS市場の推移と予測(数量・金額:2009年-2020年予測)
    【表・グラフ】HEMS導入ユーザーの累計設置台数の推移(数量:2009年-2020年予測)
     
  • 色素増感太陽電池部材動向 (44~54ページ)
    ~国家プロジェクトの成果が日本の競争力を占う試金石となりうる~
    1.色素増感太陽電池部材概要
    2.研究開発動向
    2-1.概要
    (1) 東京大学
    (2) 桐蔭横浜大学
    (3) 岐阜大学
    2-2.金属酸化物半導体材料および製法
    (1) 東京大学
    (2) 桐蔭横浜大学
    (3) 岐阜大学
    2-3.増感色素
    (1) 東京大学
    (2) 桐蔭横浜大学
    (3) 岐阜大学
    2-4.電解質
    (1) 東京大学
    (2) 桐蔭横浜大学
    (3) 岐阜大学
    2-5.封止材
    2-6.対向電極
    2-7.電極基板材料
    (1) ガラス
    (2) フィルム

《電子デバイスシリーズ》

  • 次世代自動車主機モーター市場 (55~67ページ)
    ~小型・軽量・高効率の両立がポイント~
    1.主機モーターの概要
    【表】主な主機モーターの仕様例
    【表】主機モーターの方式比較
    2.技術トレンドとモーターへの要求
    2-1.モーター出力のトレンド
    【表・グラフ】主機モーターの最大出力別市場規模(数量:2010年)
    2-2.モーター方式・巻線方式のトレンド
    【表・グラフ】主機モーターの方式別構成比(数量:2010年)
    3.市場規模予測
    【表・グラフ】主機モーターの市場規模推移(数量・金額:2010年-2016年予測)
    4.メーカーシェア
    【表・グラフ】主機モーターのメーカシェア(数量:2009年、2010年)
    5.主要HEV/EVのモーター一覧
    【表】主要次世代自動車モーター一覧①
    【表】主要次世代自動車モーター一覧②
    【表】主要次世代自動車モーター一覧③

《耐熱・絶縁シリーズ(5)》

  • High-k絶縁膜材料市場 (68~84ページ)
    ~DRAM用主導で需要が増大~
    1.はじめに
    1-1.High-k膜と関連技術の概要
    (1) DRAMキャパシタ用High-k絶縁膜
    【表】DRAMキャパシタの主要絶縁膜とプリカーサ(前駆体)
    (2) CMOSゲート用High-k絶縁膜
    【図】1.MOS型トランジスタの概念図
    (3) High-k膜の成膜法
    ① MOCVD法とALD法
    ② ゲート・ラスト法とゲート・ファースト法
    1-2.High-k膜材料の市場動向
    (1) 総市場規模推移・予測
    【表・グラフ】High-k膜用材料のWW市場規模推移・予測(金額:2009年-2013年予測)
    【表・グラフ】High-k膜用材料のWW市場分野別内訳(金額:2010年)
    (2) DRAMキャパシタ用市場
    【表・グラフ】DRAMキャパシタ用High-k膜材料のWW市場規模推移・予測(金額:2009年-2013年予測)
    【表・グラフ】DRAMキャパシタ用High-k膜材料のWW市場内訳(数量:2010年)
    【表・グラフ】DRAMキャパシタ用High-k膜材のWW市場マーケットシェア(金額:2010年)
    (3) CMOSゲート絶縁膜用市場
    【表・グラフ】ゲート絶縁膜用 High-k材料のWW市場規模推移・予測(金額:2009年-2013年予測)
    【表】ゲート絶縁膜用 High-k材料のWW市場内訳(数量:2010年)
    【表・グラフ】ゲート絶縁膜用 High-k材料のWW市場マーケットシェア(金額:2010年)
    2.注目企業の動向
    2-1.High-k膜材料メーカ
    (1) ADEKA
    【表】ADEKA /主なHigh-k膜材(Zr系・Hf系)
    (2) トリケミカル研究所
    (3) 高純度化学研究所
    【表】高純度化学研究所 / ALD用金属アミド・イミド化合物
    (4) ATMI
    【図】ProE-Vap™装置
    (5) SAFC Hitech(シグマアルドリッチグループ)
    2-2.半導体メーカ
    (1) サムスン電子
    (2) エルピーダメモリ
    (3) インテル
    【図】Intel 32nm High-k/ Metal Gate
    (4) IBM
    (5) TSMC
    【表】TSMC / 28nmプロセスの基本製品(計画)

《無線モジュールシリーズ(8)》

  • ITSスポット(DSRCサービス)市場 (85~95ページ)
    ~官制ビジネスとして生まれたETCは、変容しながらITSに取り込まれていく~
    1.DSRCという特殊性
    1-1.現在までの姿
    1-2.今までの経過
    【表】DSRCの今までの経緯①
    【表】DSRCの今までの経緯②
    1-3.DSRCの普及シナリオの変化
    1-4.これからのITSスポットサービス(DSRCサービス)
    【表】DSRCの名称変更
    【図】今後のITSスポットサービスの展開イメージ
    2.ITSスポット市場への参入企業
    2-1.ITSスポット対応車載器
    【表】ITSスポットサービス車載器一覧
    2-2.その他参入企業
    【表】ITS事業企画株式会社概要
    3.まとめと市場規模
    【表・グラフ】ETC車載器及びITSスポット対応車載器(DSRC車載器)市場規模(数量:2010年-2015年予測)

《コラム》

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