2003年版 わが国病院における外来分離の実態と将来展望

発刊日
2003/07/16
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体裁
A4 / 339頁
資料コード
C44111400
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

第1章 「入外分業新時代」-病院外来の変容と外来分離トレンド-

「入外分業新時代」-病院外来の変容と外来分離トレンド-

1.いま、病院外来に起きている変化

2000年改定以降、病院外来の見直し気運が高まる
診療報酬からみた外来医療の流れ
病院の外来はなぜ不採算なのか
急性期病院として生き残るためには…

2.急性期病院の生き残りの選択肢として「外来分離」が浮上
なぜ「外来分離」が着目されるのか
旧来の病院外来では変化する患者のニーズに対応できない
外来分離は病院の建て替えと同時進行が多い

3.外来分離の現場から外来機能の将来像を展望してみる
外来分離のスタイルは「門前クリニック型」が一般的

4.わが国外来医療にどんな変化が起こっているか
「外来分離クリニック」の機能はどうなっているか
分離クリニックは高機能化するとともに重装備に
外来分離を行った病院に起こっている変化
外来分離を機に電子カルテ導入などIT化が一気に進む
患者情報提供こそこれからの外来機能の情報戦略
新しい外来診療のモデルが生まれ始めている
外来機能のエクスパンションが起きている
外来分離の医療界の評価について
病院外来部門の見直しは着実に加速していく


第2章 外来部門に関する病院アンケート調査


外来部門に関する病院アンケート調査
-病床選択・外来分離動向・制度改革対応、わが国の病院の“ホンネ”に迫る-

調査の概要
調査結果サマリー
調査結果の内容
(1)回答病院プロフィール
(2)急性期入院加算、急性期特定入院加算について
(3)「一般病床か療養病床か」~病床選択の届出について
(4)「外来分離」の動向について
(5)「外来分離」は医療機関にどういう効果をもたらすのか
(6)機能分化や制度改革の方向性への考え
集計結果


第3章 病院の外来分離事例


1.外来診療棟は10診療科をもつ未来志向の巨大診療所
財団法人竹田綜合病院・山鹿クリニック(福島県会津若松市)
県内で初の地域医療支援病院の承認を受ける
ターゲットは「急性期特定入院加算」の取得
未来志向の外来診療棟を2002年12月にオープン
病診連携をにらんで地域医師会向けのスペースも
女性(患者)にやさしい設計コンセプト
分離クリニックの収支シミュレーション
電子カルテシステムを導入し、外来診療システムを効率化
制度変更に分離クリニックはどう対応するか
【図】クリニックの開設場所
【図】山鹿クリニックの標榜科目
【図】クリニックの診療科目の選択理由
【図】山鹿クリニックのコンセプ
【図】山鹿クリニック収支予測
【図】山鹿クリニック院内案内

2.外来を分離独立させ、病院は救急センターを備えた入院棟多野藤岡
医療事務市町村組合公立藤岡総合病院・附属外来センター(群馬県藤岡市)
病院外来部門を「附属外来センター」として分離
病院外来機能の分離に至った理由
附属外来センターに与えた機能
附属外来センターの現在の評価
病院は急性期特定入院加算の届出を予定
【表】外来センター導入機器一覧(1,000万円以上)
【図】公立藤岡総合病院附属外来センター地図
【表】診療実績累計前年比較表
【図】患者紹介率
【図】平均在院日数(病院)

3.外来分離後申請では初めて「臨床研修指定病院」を取得
特定医療法人社団千葉県勤労者医療協会
船橋二和病院・附属ふたわクリニック(千葉県船橋市)
急性期を軸とした医療提供を目指し、臨床研修指定病院の認可を受ける
病院アメニティ改善と機能分化施策に対応して外来分離を選択
分離方針決定後、まず院内で「診療所基本構想」を固める
外来分離で年間2億円を超える増収を見込むが…
新診療所開設後は患者クレームが激減
外来分離効果で臨床研修病院の指定を取得
【図】船橋二和病院・附属ふたわクリニック付近案内
【図】月別外来延べ患者数
【表】病院外来紹介率(2001年)

4.外来分離とアメニティの向上で外来増を実現
医療法人社団三奉会井上病院・井上クリニック(東京都足立区)
外来分離、クリニック開設の決断プロセス
病院の建て替えに伴い「外来分離」を選択
改修事業に公的補助金を全面的に活用
病院改修のための仮設施設を分離クリニックに転用
生き残るために「ケアミックス型」医療を選択
外来分離で外来収入が大幅に増加
医師の必要定員数の問題解消もメリットに
【表】井上病院・井上クリニック施設面積及び配置
【図】井上病院・井上クリニック収支
【図】休祭日を除く1日平均外来患者数
【図】1ヶ月新患延数
【図】井上クリニック(1、2階)

5.“売り”であるリハビリを病院と分離クリニックで棲み分ける
医療法人社団永生会永生病院・永生クリニック(東京都八王子市)
急性期から慢性期までの一貫した医療提供のために病棟を再編
外来機能の分離に至った理由
外来分離の試算では月額1,000万円の病院赤字を圧縮
分離クリニックの診療科設定は“選択と集中”
外来分離の収益面での影響
病院・クリニックの兼務体制ではコスト意識も芽生えない
分離クリニックの収益増作戦
外来分離は地域囲い込み戦略の一環
【表】外来移転試算
【図】収入単価
【図】患者数
【表】予約制導入の長所・短所
【図】待ち時間
【図】永生会の中長期ビジョン

6.外来分離の先行病院として後続医療機関の“ベンチマーク”対象に
医療法人財団石心会川崎幸病院・川崎幸クリニック(神奈川県川崎市)
外来分離の先行事例として全国の関係者から注目される
外来分離の主たる動機は老朽化による病院機能低下問題
外来分離により入院外来比1.5以下を達成
訪問診療等クリニック移管で外来の収益性も向上
電子カルテシステム導入で本院との情報共有化
外来分離は「イノベーション」、新しい外来医療への挑戦
法人系列の狭山病院も外来分離を選択
【図】川崎幸クリニック周辺地図
【図】紹介率について
【表】紹介率について
【表】入院対外来比率について
【表】平均在院日数について
【図】分離クリニックの各フロア構成(川崎幸クリニック)
【図】入院単価の推移
【図】各科入院単価と新入院患者数

7.今後の制度改革対応の選択肢を増やすために先行的に外来分離を実践
医療法人社団一成会たちばな台病院・附属たちばな台クリニック(神奈川県横浜市)
病棟機能の変遷に見る中小病院の経営努力
第一期の外来分離は病院の老人医療部門を分離
第二期は分離クリニックを有床化して、本院の長期入院患者の受け皿に
外来分離のメリットとデメリット
分離クリニックの収支は厳しいが、当面は外来患者増を目標に
将来のリスクヘッジとしても外来分離を評価
急性期病院としての“アウトカム”も積極的に公開
【図】たちばな台クリニック(2F・病棟)
【図】たちばな台クリニック点数
【図】科別点数
【表】たちばな台病院資料
【表】たちばな台クリニック資料

8.外来分離、新棟建設などポジティブな戦略でマイナス改定を乗り切る
特定医療法人社団三思会東名厚木病院・とうめい厚木クリニック(神奈川県厚木市)
開設して20年、地域に欠かせない医療機関に
新病棟建設、外来分離と積極的な展開で収益増を目指す
病院とクリニックでは年間3,000万円を超える外来収支差が発生
外来分離クリニックに付与した機能
診療インフラ面の先行投資をいかに増収につなげるか
増収のキーポンント「急性期特定入院加算」の取得
【表】特定医療法人社団三思会/系譜
【図】とうめい厚木クリニックフロア構成
【表】業務概要
【図】とうめい厚木クリニックアンケート調査結果

9.新病院建築で段階的に外来分離を実践
特定医療法人財団天心堂へつぎ病院・へつぎ診療所(大分県大分市)
保健・医療・福祉に亘るハードを完成させる
“自己完結型”から“地域完結型”の医療に転換
病院を新築移転し、入院機能と外来機能を分ける
新病院コンセプトは「病院らしくない病院」と「癒しの空間」
医療の質と病院経営が比例関係になる時代
【図】へつぎ病院・へつぎ診療所(外来センター)案内図
【表】へつぎ病院・外来センター合計の患者統計
【図】病院と診療所の外来患者延数

10.隣接の複合医療ビルにテナントとして外来分離クリニックを移設
特定医療法人敬愛会総合病院中頭病院・ちばなクリニック(沖縄県沖縄市)
沖縄中部医療圏の地域医療支援病院を目指して
外来機能の分離に至った理由
分離クリニックの建築費用をどう集めるか
分離クリニックの設計コンセプト
医療ビルの「コンシュル知花」と「ちばなクリニック」
新しい外来機能の発想、「家庭医療センター」とは?
【図】中頭病院・ちばなクリニック配置図
【表】コンシュル知花概要
【図】中頭病院・ちばなクリニックとの関連
【図】新しい外来像
【図】ちばなクリニック導入備品
【図】ちばなクリニック・スタッフ
【図】月別患者数推移(外来)
【図】沿革220
【図】ちばなクリニック平面図(1~4階)


第4章 病院外来変貌から予測する医療マーケットの将来

病院外来の変化をどう“読む”か-外来分離を医療者の立場から分析-

1.外来分離の理想の姿を展望する
多忙な外来業務が病棟業務を圧迫してはいないか?
病院本来の在り方
外来分離の本当の理由
開業資金の資金援助をして、開業を手助けしている病院
病院の老朽化から外来分離に至る
外来分離のリスクに備える
外来分離の本来の姿
「縦深戦略理論」とは

2.病院外来変貌から予測する医療マーケット
地域住民が望む病院外来機能を求めて「コールセンター」を開設
特別医療法人財団董仙会恵寿総合病院(石川県七尾市)
コールセンターシステムが外来・窓口機能を変える
コールセンター設立の目的と戦略
コールセンター新設の実際
コールセンター運営の実際
コールセンターを支えるインフラはあくまで「人間」
コールセンターの実績
個人の顧客(患者)に対応する経営というものが重要になる
【図】医療・介護サービスコールセンターの機能
【表】コールセンターの業務内容
【図】コールセンターのシステム
【表】コールセンター実績
【図】ForYouインターネット画面
まるごとリースによる低リスク外来分離スキーム三井リース事業株式会社
ビジネスチャンスは診療所の開業支援にあり!
開業支援の新しいシステム「Meditメディット」
制度変革にも対応できる低リスクの外来分離スキームを提供
民間企業が主導する医療提供施設の可能性
【図】三井リース事業メディット解説
【図】開業への具体的アクション<スケジュール例>
ヘルスケア業界に“サービス業発のビジネスモデル”を持ち込み経営支援
ライフタイムパートナーズ株式会社
医療も個々のニーズに合ったサービス提供が求められる時代に
CRMの発想に基づいたビジネスモデルを提言
コールセンター事業
ホスピタルローソン事業
PET(陽電子放射診断撮影装置)センターの開設支援
資金調達から運営面まで成功のノウハウを提供
【図】市場環境の変化と求められる対応
【図】これからの医療機関に求められる機能・役割
【図】医療・介護の情報の一元管理・定期的なフィードバック
【図】コールセンター導入までのステップ
【表】医療・介護サービスコールセンターの業務例


第5章 21世紀の急性期病院の外来機能予測


21世紀の急性期病院の外来機能予測

1.医療制度改革とわが国急性期病院の行方
病院外来の変化は思ったより早いスピードで進む
急性期病床数、60万床まで削減の根拠
【図】急性期病床の将来数試算
2002年診療報酬改定に外来評価の変化を読み取る
平均在院日数のさらなる短縮
薬剤処方限度撤廃・逆紹介重視等外来診療の見直し
一般病院における紹介率の算定方式の見直し
長期入院患者に係わる給付の見直し
技術集積性への評価
第三者機能評価の診療報酬による評価
大幅加算が認められた外来診療項目

2.わが国病院の外来の変化をどう捉えるべきか
病院外来の機能分化が急ピッチで始まっている
【図】増え続ける病院外来
求められる病院外来-地域医療支援病院モデル
病院外来機能の近未来像を予測する
【表】日帰り手術適応疾患
【表】急性期病院の外来の近未来

3.わが国の「外来分離」の現状と課題を考える
外来分離のスタイルには7つのタイプがある
外来分離のメリットとデメリットを分析する
分離したクリニックに期待される機能は何か

4.外来機能の変化で起こってくること
外来専門化の流れの中で看護外来が注目される
コーディネーター看護師、外来看護師
地域医療連携室の役割
外来治験管理室の役割
分離クリニックにおける看護の役割

5.制度改革と急性期病院の生きる道
特定機能病院に導入されたDPCは一般病院にも入ってくるか
DPCの支払い方式の概要
DPC対応の病院経営とはどういうものか
DPC対応型のクリティカルパスが注目される
電子クリティカルパスによる原価計算
外来医療費の包括化-米国における疾患群別包括払制度について
米国で起こった入院医療から外来医療へのシフトチェンジ
疾病群別の包括払制度(APC)の内容
急性期病院として生き残るために臨床研修病院指定は必須か
卒後臨床研修の義務化で臨床研修病院はどう変わるのか
臨床研修病院取得は病院生き残り戦略のひとつ
臨床研修病院の指定基準が緩和されてきている
臨床研修病院申請取得のポイント
医療スタッフを自前で育て、再生産できない病院は生き残れない

第6章 関連資料


【図】医療の機能分化のイメージ
【図】紹介率計算式
【表】臨床研修指定病院一覧
医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令の施行について

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