2005年版 世界低公害自動車を取り巻く現状と将来展望

発刊日
2006/04/12
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体裁
A4 / 504頁
資料コード
C47110200
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調査資料詳細データ

リサーチ内容

第1章 低公害車導入の背景:地球環境問題への対応

低公害車導入の背景:地球環境問題への対応

1.地球温暖化問題の深刻化:温室効果ガスの影響は予想以上
2.自動車の排出ガス規制と燃費規制
(1)排出ガス規制
(2)燃費規制
3.自動車技術に大幅な革新を促す新規制

第2章 低公害自動車の車種別動向

電気自動車
1.新たな動きがみられる電気自動車:東京電力の動きに注目
2.電気自動車の変遷
3.第二世代電気自動車の登場
(1)第一世代電気自動車の課題と第二世代の改善内容
(2)第二世代電気自動車の走行性能の向上比較
4.電池技術における急速な革新
5.注目される超小型電気自動車の台頭
6.日本の電気自動車普及状況
7.日本の電気自動車普及策
(1)経済産業省
8.主要国における電気自動車の普及策・税制優遇措置
(1)米国における普及策
(2)EUにおける普及策
(3)フランスにおける普及策

天然ガス自動車
1.天然ガス自動車の特性
2.天然ガス自動車の環境特性
3.各国における天然ガス自動車普及の動向
(1)北米における普及状況
(2)欧州における普及状況
(3)日本における普及状況
(4)その他地域における普及状況
4.各国の普及・支援制度

LPG自動車
1.LPG自動車の普及要因
2.LPG自動車の環境特性
3.LPG自動車の世界での普及状況
4.LPガス自動車転換補助制度

ハイブリッド自動車
1.急速な広がりをみせたハイブリッド自動車
2.ハイブリッド自動車の種類としくみ
(1)シリーズ方式
(2)パラレル方式
(3)シリーズ・パラレル方式
3.ハイブリッド自動車の特徴と開発動向
(1)マイルド・ハイブリッド方式
(2)「トヨタ=ハイブリッド」スタンダード化
(3)自動車産業≒エレクトロニクス産業
(4)ハイブリッド自動車の燃費性能には「不満」の声
(5)トヨタとフォード社が新型ハイブリッド車を発表
(6)ディーゼル・ハイブリッド車:低燃費と排ガス改善に期待
4.自動車の42V化――そのメリットと課題
5.電機と自動車業界つなぐハイブリッド自動車
6.ハイブリッド自動車の導入支援策
(1)日本の導入支援策
(2)米国における導入支援策

水素自動車
1.水素内燃機関に対する取り組み
2.マツダによる水素ロータリー・エンジンの試作
3.BMWイニシアティブ
4.フォードの水素自動車「モデルU」
5.MANによる水素バス試作
6.水素内燃機関の将来性
7.市販化が実現

燃料電池自動車
1.燃料電池と燃料電池自動車
(1)燃料電池
(2)燃料電池自動車
2.燃料電池自動車の開発動向
(1)ダイムラー・イニシアティブの波紋
(2)デファクト・スタンダード競争
(3)燃料電池スタックの開発
(4)要素技術の開発動向とコスト削減の可能性
3.水素をめぐる開発動向と規制緩和
(1)水素の素材特性
(2)水素の貯蔵方法
(3)水素燃料の安全対策
(4)関連制度の改正
4.燃料電池関連国家プロジェクト
(1)日本における国家プロジェクト
(2)米国における国家プロジェクト
(3)EUにおける国家プロジェクト

第3章 自動車メーカー各社の低公害車に対する取り組み

BMW
1.ハイブリッド・モデルの投入を決断したBMW
2.ハイブリッド戦略モデルの導入
3.BMWが描く水素エネルギー移行への4つのステップ
(1)ガソリン・エンジン/ディーゼル・エンジンの高性能化
(2)圧縮天然ガス(CNG)自動車への展開
(3)液化天然ガス(LNG)自動車への移行
(4)液体水素(LH2)への進化
4.水素自動車の開発
5.水素エネルギー啓蒙活動
6.燃料電池開発
7.水素自動車の商品化のタイミング

ダイハツ工業(株)
1.ダイハツの環境プラン
2.低公害自動車への取り組み
(1)実績誇る電気自動車
(2)天然ガス自動車/LPガス自動車
(3)ハイブリッド自動車/燃料電池自動車への取り組み
3.軽商用車に世界で初めてハイブリッド・モデルを投入

ダイムラー・クライスラー
1.環境志向設計
2.燃料電池自動車の開発
3.燃料電池自動車のシステム
4.水素社会への道
5.NEBUSプロジェクト
6.ハイブリッド自動車の導入
7.1プラットフォーム/複数駆動システム:smartモデルによる戦略対応

フォード・モータース
1.地球温暖化問題の解決策:燃料電池自動車
2.ハイブリッド自動車の実用化
3.水素社会への扉を開く水素自動車
(1)プロトタイプZetecハイドロジェン
(2)フォード「モデルU」
4.代替燃料自動車

富士重工(スバル)
1.富士重工の先端技術開発
2.電気自動車とハイブリッド自動車
(1)先駆的なバッテリ技術開発
(2)電気自動車の概念を変えるリチウム・イオン・キャパシタ
(3)2003年に提案した2シーターオープンのハイブリッド自動車「B9 Scrambler」
(4)2007年度より試験的市場導入を予定しているターボ・パラレル・ハイブリッド
3.富士重工らしいエコカーの開発

GM(ゼネラル・モータース)
1.先進技術を取り入れた次世代自動車の開発
2.燃料電池自動車の開発
(1)戦略的中間措置
(2)GAPC:世界代替動力源センター
(3)「HydroGen1」-ザフィーラ・ベースの最新型燃料電池試験搭載車
(4)燃料電池スタック出力の向上
(5)燃料電池スタック出力の向上
3.ハイブリッド・モデルの市場投入
(1)消極から積極への戦略転換
(2)ハイブリッド自動車量産化の方向へ:多種多様な車両に多様なシステム
4.代替燃料車両も戦略的に検討

本田技研工業(株)
1.世界をリードするハイブリッド自動車の開発
(1)「インサイト」でハイブリッド市場に参入:異的な低燃費と排出ガスのクリーン化を両立
(2)第二世代IMAシステム:新型シビック・ハイブリッドの投入
2.燃料電池自動車:2003年には限定的な商品化
(1)燃料電池自動車の開発
(2)システムの高度化
(3)キャパシタ、モータによるホンダらしさの追求
(4)燃料電池自動車の安全対策

マツダ
1.水素ロータリー・エンジンの試作
2.水素ロータリー・エンジンの利点
3.水素ロータリー・モデルの市場投入
4.RENESIS水素ロータリー・エンジンの特性

三菱自動車工業
1.クリーン・エネルギー車の研究開発
(1)ハイブリッド自動車
(2)GDI-ASG:アイドルストップ・システム
(3)天然ガス自動車/LPG自動車
(4)燃料電池自動車
2.次世代「電気自動車」技術の開発
(1)エクリプスによる電気自動車試作
(2)次世代電気自動車「コルトEV」、「ランサーEV」

PSAプジョー=シトロエン・グループ
1.電気自動車の高性能化
2.燃料電池開発
(1)PSAグループの燃料電池開発の基本戦略
(2)水素技術研究
(3)燃料電池自動車のタクシーへの導入
(4)インテリジェントエナジーとの共同開発:世界最小の自動車用燃料電池
3.ハイブリッド自動車の導入

鈴木自動車
1.小型車の特徴をいかした運転の楽しさ、環境性能を重視
2.GMとの提携による燃料電池自動車開発
3.軽自動車で世界最初の市販ハイブリッド・モデル

日産自動車
1.歴史的転換:トヨタからのシステム供給
2.独自技術を保有するリチウム・イオン電池
3.燃料電池自動車の開発

トヨタ自動車
1.ハイブリッド自動車の拡大
2.マイルド・ハイブリッドの投入
3.「ハイブリッド技術」でトヨタが目指すもの
4.燃料電池自動車の開発

フォルクス・ワーゲン(VW)
1.目的指向型開発体制と過渡的戦略
2.低燃費・低排出ガス・ガソリン自動車:EuroⅣへの対応
3.天然ガス自動車:燃料戦略としての低公害車開発
4.燃料電池自動車への取り組み
5.ハイブリッド自動車へのアプローチ
6.代替燃料の開発:サンフューエル

トラック・メーカーの動き
1.トラック・メーカーを取り巻く環境
(1)ハイブリッド自動車
(2)天然ガス自動車
(3)燃料電池自動車
2.トラック・メーカー各社もハイブリッド対応
3.小型トラックで存在感高める商用車版のハイブリッド・モデル
:走行用モーターの開発ではパワーよりメンテナンスのしやすさやコストの安さを重視
4.一歩先に進むいすゞ:小型トラックにディーゼル・ハイブリッドを追加


第4章 低公害自動車市場の今後の展望

1.世界の自動車市場動向
2.電気自動車
3.天然ガス自動車
4.LPG自動車
5.ハイブリッド自動車
6.水素自動車
7.燃料電池自動車
8.世界の低公害自動車市場の見通し

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