2007年版 カテーテル&チューブ、IVR製品市場の中期予測と関連製品の徹底分析
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調査資料詳細データ
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本資料で分析している診断用、処置用/治療用カテーテルのうち、血管系診断用カテーテルは償還価格改定毎に10ポイント以上の下落、経皮的治療としてのIVR製品の一部でも段階的引き下げが行なわれ、2006/4の診療報酬改定では血管系カテーテルが単純平均で▲9%、人工腎臓関連▲12%、処置具/デバイス▲6.5%、整形インプラント▲4.9%、不整脈関連▲7.0%、経皮的血管内治療製品▲6.9%と其々ダウンしております。
もちろん、低侵襲的手技としてのIVR製品は総じて症例数が増加していますが、診断件数や処置件数が増加していない製品では、この価格下落幅を吸収できるだけの数量増が無いため、製造企業/製造販売業にとってはコストアップ、売上減に結びつき、更に改正薬事法による管理基準・体制を整えるための経費増もあり、参入企業にとっては厳しい市場環境が続いております。
そのため、ここ数年は製造業/製造販売業と販売元との積極的な国内企業間提携(OEM供給)のみならず、外資系日本法人との販売提携も活発化しております。
また、新技術や新薬剤承認によってデバイスの成長性にインパクトを与えている市場でもあり、製品の二極化が更に顕著になってきております。
今回は、上記状況を含め血管系診断用カテーテル、血管系・非血管系IVR製品、各科特有・汎用型カテーテル&チューブに患者数・価格改正等に市場環境要因を加え、52項目(74製品)の95~2006年度の実績と2011年度までの市場予測、メーカーシェア、各社の販売政策、製品導入や、今後の成長製品、分野別動向を分析しております。
PARTⅠ 医療用ディスポーザブル製品の市場動向と有力企業の徹底分析
医療用ディスポーザブル製品の市場動向とカテーテル&チューブの市場予測
薬事工業生産動態統計
2005年主要ディスポーザブル製品、50分類の国内出荷はマイナス実績の7,150億円弱
調査品目トータル市場
2006年度74製品で前年比0.6ポイントダウンの3,021億95百万円も、
製品実績の二極化が顕著に
カテーテル&チューブ市場(54製品)
2006年度1.3ポイントアップの1,864億77百万円、
診断用カテーテルのマイナス実績、IVR製品の二極化進む
IVR製品市場推移
2006年度2,070億円市場、5年後には2,400億円市場
調査品目における金額ベース市場規模推移
調査品目における数量ベース市場規模推移
品目別マーケットリーダー
償還価格変更表
PARTⅡ カテーテル&チューブ、IVR製品の品目別市場推移
§1 PTCA市場 PTCAバルーン(POBA)、ガイディング、ガイドワイヤー、アクセサリー
PTCA Balloon
市場概要
症例数増とStent症例のPre/Post採用で2006年度出荷ベースでは30万本強
企業別動向:BSJトップシェア維持の中、DES対応Pre/Post Balloon上市で上位企業、
国産メーカー実績アップ
経皮的血栓除去用カテーテル(Thrombolysis市場):
新製品上市などで2006年度5万本突破
PTCAガイディングカテーテル市場
市場概要
市場動向:2006年度PCI症例増加で26万本弱、上位3社で75%のシェア
PTCAガイドワイヤー市場
市場動向:2006年度市場規模は、前年比13.2ポイントアップの40.9万本、
メーカーシェア変動
PTCAアクセサリー市場(インデフレーター、Yコネクター)
市場動向:インデフレーターは、リユース比率の高まりから、
ここ数年はマイナス推移、Yコネクターはグッドマン続伸
§2 Coronary Stent
市場概要
市場規模:2006年度29.5万本弱(19.5万例)、DESは18.5万本(12.1万例強)、
2007年度31.1万本(20.6万例弱)
企業別動向:J&JのDrug-eluting Stent「CYPHER」はシェア60%強、
2007年度BSはDES「TAXUS® Express」でシェア拡大の中、
J&Jは「CYPHER」でグッドマンと共同販促提携
§3 Coronary Atherectomyカテーテル
市場概要
市場動向:2006年度8,200本まで縮小、DCAタイプの減少続く
§4 PTAバルーンカテーテル
市場概要
市場規模:2006年度で10.8万本突破、症例数は7.6万例
企業動向:外資系上位企業大幅増、国産のカネカ、TMPも2ケタ増
§5 末梢血管用ステントセット
市場概要
市場規模:2006年度前年比9,000本増の25,950本
企業別動向:J&Jトータル14,000本、各社新製品予定
CAROTID Stent症例におけるプロテクションデバイス
§6 血管造影用カテーテル
市場概要
市場規模:PCI症例増などでCAGは160万本強、腹部・脳領域はマイナス推移、
トータルは0.1ポイントダウンの200万本
企業別動向:企業実績の二極化
§7 血管造影用(バルーン)カテーテル
市場動向:上位3社の寡占化傾向の中、2006年度22,334本
オクリュージョンカテーテル特殊型市場:新規参入相次ぎ年間14,460本、
2008年度以降頚動脈プロテクション機能製品で新製品予定
§8 マイクロカテーテル、ガイディング、ガイドワイヤー
市場概要
市場規模:2006年度92億20百万円、トータル症例数は10.8万例
企業別動向:腹部領域ソリュウション、ユー・ティー・エムがシェア拡大の中、
BSJは川澄化学工業製造「タンジェント」を展開、
ev3製品は日本メドトロニックが販売元に
マイクロカテーテル(血管造影用マイクロカテーテル)
市場動向:2006年度16.3万本、腹部/その他領域は微減の14万本も
Selectiveはアップ実績
参考資料:高周波(RF)熱凝固療法:
マイクロ用ガイディングカテーテル
市場動向:2006年度1.6万本強、J&J、メディコスヒラタ続伸の中、
メディキット「セルリアンG」上市
マイクロ用ガイドワイヤー(微細血管用)
市場動向:テルモ圧倒的シェア続く
§9 エンボリコイル&デタッチャブルバルーンカテーテル
塞栓用コイル(エンボリコイル)
市場概要
市場規模:2006年度トータル数量は微増の18万本、
電気式デタッチャブルタイプは大幅増の43,300本、
水圧式デタッチャブルは7,000本
企業別動向:電気式は「GDC」シリーズ順調な推移の中、
2007年度はグッドマン「マイクロコイル」カネカ「EDコイル10」大幅増計画
デッタチャブルバルーン
2006年度300本まで市場縮小
§10 血管造影用ガイドワイヤー
市場概要
市場規模:2006~2007年度145万本前後の市場形成、販売額では6億円減の43.3億円
企業別動向:トップ企業圧倒的シェアの中、国産メーカーの実績は二極化傾向
末梢用ガイドワイヤー:2006年度6万本、参入各社アップ実績の中、ゼオンメディカル参入
§11 冠動脈造影用センサー付ガイドワイヤー
市場概要
市場動向:2006年度4,000本弱、2007年度3,800本とマイナス推移続く
§12 シースイントロデューサーセット
市場概要
市場規模:2006~2007年度は微減の177万本前後
参入企業動向:上位企業微増ながら安定推移
§13 動脈圧測定用カテーテル(ウェッジ圧モニター)
市場概要
市場動向:年間9,000本の市場形成
§14 サーモダイリューションカテーテル
市場概要
市場規模:2006年度20.2万本、一般型/標準型は11.6万本まで縮小
企業別動向:エドワーズライフサイエンス付加機能型強化
心拍出量装置について
§15 血栓除去用カテーテル
市場概要
市場規模:2006年度6.1ポイントダウンの43,320本(経皮的血栓除去用除く)
企業別動向:エドワーズは市場縮小によりシェアアップ
経皮的血栓除去用カテーテル(Thrombolysis市場):2006年度5万本突破
§16 IVCフィルター
市場概要
市場規模:トータル市場は8,690セット(本)
下大静脈留置フィルターセット市場:2006年度5,700セット、2008年度ソリュウション参入
血管内血栓異物除去用留置カテーテル:2006年度で前年比550本増の2,990本
§17 (血管内)異物除去用セット
市場概要
市場動向:年間4,100本弱の市場に、「アンプラッツグーススネア」続伸
§18 極細内視鏡 細径内視鏡システム
極細経内視鏡
市場動向:2006年度ファイバーは1,949本市場
企業別動向:ファイバーテック2007年度1,700本計画
開発動向:細胞活動が観察できる内視鏡
ハンディタイプ内視鏡
市場動向:2006年度800本強
企業別動向:オリンパスの高シェア続く
§19 血管内超音波プローブ 超音波イーメジングカテーテル、アイバス
市場概要
市場規模:DES症例増で2006年度14.8万本、Coronary領域は14万本、
末梢分野が7,000本弱
企業別動向:BSJ圧倒的シェアの中、Volcano Therapeutics社製品は
2007年度4.5万本計画
§20 血圧モニタリングキット
市場概要
市場規模:2006年度123万セットも伸び率鈍化
企業別動向:エドワーズ、東レシェアアップ
§21 アンギオキット(アンジオキット)
市場概要
市場規模:2006年度アンギオキット/パックは67.7万キット
企業別動向:造影剤注入装置企業安定推移
§22 IABP Balloon(大動脈内バルーン)カテーテル
市場概要
市場規模:2006年度24,600本強、2007年度25,800本強と安定推移
企業別動向:エドワーズ47%強のシェアの中、TMP「TOKAI 7F-cler」などでシェア拡大
§23 体外循環用カニューレ
市場概要
市場規模:2006年度横ばい推移の25万本
企業別動向:上位3社は安定推移
§24 電極カテーテル/経皮的カテーテル心筋焼灼用カテーテル
電極カテーテル(体外式ペースメーカ用カテーテル電極)
市場概要
市場規模:2006年度トータル15.1万本弱、
心臓電気生理学的検査機能付加型は17.9ポイントアップの10万本強に
企業別動向:セント・ジュード・メディカル、
日本ライフライン続伸J&Jの「LASSO」も大幅アップ
カテーテルアブレーション市場
市場概要
市場規模:2006年度21,900本弱、症例数は2.1万例弱
企業別動向:ライフライン「アブレイズ」続伸、
J&J「Stokert J50」承認でアブレーションカテ大幅増計画
注目製品:RF心房細動手術装置:年間2,500例弱
§25 バルブロプラスティカテーテル
市場概要
市場規模:2006年度参入2社1,040本
§26 心臓関連注目製品
市場動向
・Off-Pumpは1.3万例弱、伸び率は鈍化傾向
・レーザー血管形成術
§27 フォーリーカテーテル
市場概要
市場規模:トータル市場は2.2ポイントダウンの1,010万本(セット)
企業別動向:メディコンはトレイキットでアップ実績、シリコンはクリエートが続伸
§28 尿管カテーテル
市場動向:年間38,000本(セット)前後の市場形成
企業別動向:エムシーメディカル2007年度大幅増計画
§29 尿管ステント(セット)
市場概要
市場規模:2006年度4.9ポイントアップの158,710セット
企業別動向:BSJシェアアップ、一般型の異物付着防止型は8.6万セットに
§30 尿道ステントセット BPH(前立腺肥大症)治療製品
市場概要
市場動向:トータル2,990本、永久留置型は620まで縮小
前立腺肥大症/前立腺癌について
§31 ネフロストミーカテーテル(セット)腎盂
市場概要
市場動向:年間症例数は2.4万例前後、単品カテーテルは11万本弱
§32 ネラトンチューブ
市場概要
市場動向:2006年度ネラトンカテーテル2,970万本、テルモ圧倒的シェアの中、トップも続伸
§33 BPH治療用メタリックステント
市場動向:年間600本前後
§34 気管内チューブ・気道確保チューブ
気管内チューブ
市場概要
市場規模:2006~2007年度245万本
企業別動向:上位2社伸び悩みの中、インターメド、東レメディカル続伸
分離肺手術用気管内チューブ:2006年度トータルで10万セット強
気道確保チューブ
市場規模:2006年度10万本突破
企業別動向:The Laryngeal Mask社のオール製品インターメドジャパンに移管、
東機貿自社製で販売開始
§35 気管切開用チューブ(カテーテル)
市場概要
市場規模:2006~2007年度150万本前後
企業別動向:国産2番手グループ実績アップ
経皮的気管切開市場:2006~2007年度1.1セット前後に
§36 サクションチューブ(吸引カテーテル)
市場動向:2006年度1億20百万本
閉鎖式サクションカテーテル市場:2006年度74万セット強
§37 硬膜外カテーテル
市場概要
市場規模:2006年度硬膜外カテーテルキットは141万キット、
カテーテル単体は30.5万本に縮小
企業別動向:上位企業キット製品は安定推移
§38 (コロナリー・バスキュラーを除く)各種メタリックステント
胆道用(胆管)メタリックステント(Biliary)
市場概要
市場規模:2006年度17,810セットとマイナス実績の中、経内視鏡は10,230セットにアップ
企業別動向:センチュリーメディカル「Niti-S胆管用ステント」シリーズ大幅増の中、
ゼオンメディカル「ZEO Stent Plus」、BSJは「Express」新製品上市
食道用(メタリック)ステント
市場規模:年間5,300本、2006年度よりBSJのみで市場形成
気管・気管支メタリックステント
市場規模:年間2,500~2,300本の推移
§39 (カテーテルアクセス)ポート・CAP
市場概要
市場規模:2006年度も静注化学療法で大幅増の71,500セット、静注用は75%弱に
企業別動向:メディコン続伸で65%弱のシェア、同社実績に対し静注用は95%に
動注用カテーテルはマイナス実績、静注用に期待
§40 ストマックチューブ(胃管カテーテル)
市場概要
市場動向:ストマックチューブ310万本、イレウスは8.1万本強に
§41 (超音波ガイド下)PTCDセット
市場概要
市場動向:2006年度5.9万セット、内瘻症例増加でマイナス実績続く
§42 ペグ・ガストロストミーカテーテルキット(セット)
市場概要
市場規模:2006年度造設用キットはマイナス実績の10万キット強、
交換用カテーテルは36.7万本に
企業別動向:メディコン高シェアの中、国産メーカー2番手クループが大幅増
§43 栄養カテーテル・EDチューブ
市場概要
市場動向:2006年度トータル375万本弱
§44 消化管バルーンカテーテル
市場概要
市場動向:2006年度23,000本強、BSJ圧倒的シェアの中、
メディコスヒラタ「エクリプスTTC」で上部消化管強化
§45 食道静脈瘤硬化療法セット、食道静脈瘤結紮術
市場概要
市場動向:2006年度EIS穿刺針は23万本強、EVLセットは4.36万セット
§46 シャントバルブ&ドレナージ(セット)
シャントバルブ
市場概要
市場規模:症例数はiNPH(突発性正常圧水頭症)の増加で1.4万例、可変式は1万例突破
企業別動向:圧可変式参入3社安定推移
脳外用ドレナージ
市場動向:開頭術の減少で微減推移
§47 子宮内圧測定用カテーテルセット(キット)
市場動向:年間2.4万本(セット)弱まで市場縮小
§48子宮・卵管用カテーテル
市場概要
市場規模:年間89,580本、卵管形成術用は1,400本弱
§49 シリコンドレーンチューブ
市場概要
市場動向:年間180万本弱、カネカメディックス圧倒的シェア続く
§50 中心静脈用カテーテル
市場概要
市場動向:2006年度トータルで163万本まで減少
(1)シングルルーメン(抗血栓性含む)Seldinger型は
安定推移もDirect Punctureはマイナス実績
(2)マルチルーメン(抗血栓性含む)は2006年度で54.2万本(セット)
(3)新生児・未熟児・中心静脈栄養カテーテル市場(PIC PICC市場)は
マイナス推移の7.2万セット、大人用は規模が小さいがプラス実績に
§51 温度センサー付カテーテル
市場概要
市場動向:2006年度トータル市場は58.4万本、直腸温が市場拡大
参考資料:深部体温計、膀胱・直腸・食道温モニタ
§52 ブラッドアクセス
市場概要
市場動向:2006年度微減の17.3万本強、シャーウッドシェアアップ
PARTⅢ 参入企業分析
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