2008年版 工業用フィルムコンバーター市場の展望と戦略
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調査資料詳細データ
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第1章 工業用フィルムコンバーター市場の展望
フィルムの多機能・複合化とトータルコスト削減のための
ソリューション提供がコンバーターの存在意義
韓国を始めとする海外勢は大ロット品を中心とした展開
日本コンバーターは「蓄積された技術」でニーズの進化に対応
企業の規模と強みに応じた「進み方」が重要に
第2章 工業用フィルムコンバーターの展望と戦略
株式会社麗光
マーケティング主導の開発で高機能フィルムの売上拡大を図る
2007年度売上高は包装材料・ラメ糸の伸びに伴い成長、2008年度は加飾材料の拡大に期待
高機能フィルム 主力の光学用途ではFPDに替わりタッチパネル関連のニーズが拡大
太陽電池部材向けバリアフィルムも引き合いが増加
新規設備投資は一段落 今後は現状の設備を活かした商品開発に注力
中井工業株式会社
競争力のある設備で+αの付加価値を見出し、新規用途開拓に励む
エレクトロニクス、光学関連分野向けの高機能フィルムを中心に売上を伸ばす
FPD関連に注力しつつ新規市場に向けた研究開発も行う
株式会社鈴寅
繊維加工で培ったスパッタ技術を活かし、変化する市場動向に対応
タッチパネル用ITOフィルムでトップクラスのシェア獲得を目指す
専用設備の導入によりフィルムへのスパッタ加工事業を強化
東山フィルム株式会社
徹底したニーズ志向でオリジナル展開を加速
付加価値の高い光学関連へのシフトにより2007年12月期の売上が大幅に拡大
離型フィルムの需要が増加しオリジナル製品が好調
ハードコートその他も含めてオリジナル売上比率50%を目指す
2007年6月、光学関連製品に特化した瑞浪工場が稼動開始
東洋クロス株式会社
コーティング、ケミカルエッチング、スリットの3体制で
フィルム加工事業の拡大を目指す
ケミカルエッチングでは両面処理、薄肉化、表面品位などの優位性を活かし拡販を進める
生産から販売まで一元管理のもと、目視による品質管理技術の蓄積で差別化を図る
2007年4月にケミカルエッチング設備増強
スリット加工でも成長に応じて広幅機の導入を視野に入れる
東洋包材株式会社
要求性能実現のための表面処理加工を幅広く展開
市場の変動に左右されない用途・分野の開拓を自社オリジナル製品の強化で
コーティング事業部門の実績拡大を図る
ハードコートでは塗膜の多機能化を推進し新たな用途開発を加速
粘着フィルムはLCDバックライト部材の統合、複合化の流れで需要拡大
独自の配合・分散技術を活かし+αの機能付与にも注力
技術力、品質管理体制、少量多品種生産への対応力は必須
2008年12月にテストコーターを導入予定
「超広幅化対応」よりも「新規用途開発」を強化
トーイン株式会社
ユーザーの「試作センター」として高い評価を受ける
印刷関連で培ったコーティング技術を活かした精密塗工事業が本格化
海外での事業展開も視野に入れ、市場の見極めと情報交換を積極的に行う
まずは小ロット・多品種対応を重視し事業の安定化を図る
北越パッケージ株式会社
コンバーターとして川上から川下まで手掛けられる総合力で勝負
受託コーティング事業で黒字化を達成、次は食品・環境分野で一石を投じる
脱気、シグナル、再封、蒸らし機能に特徴の電子レンジ用ガスベントシステムを開発
ニッパ株式会社
ユーザーが使用する粘着剤を変えることなく欠点を改善する
ノンキャリア粘着シートを開発、提案と拡販に取組む
海外市場向けの販売量が拡大、高品質を訴求ポイントに認知度向上
粘着剤に関するデータの蓄積により、適合性の最も高い離型フィルムを提案する
粘着関連製品も少量多品種の特殊品に特化
共同技研化学株式会社
様々な用途に応用され始めた分子勾配技術
量産を見込んだ設備増強も検討
分子勾配膜両面テープの販売量が前年比180%アップ
2008年10月期はさらに250%アップを見込み、売上高に貢献
アクリルゲルシート 光学関連での採用が始まる
光学関連と非光学関連のラインを完全に分離し、高効率化による生産能力アップを図る
タック化成株式会社
あらゆる角度から各市場に展開していくための技術を掘り起こす
オリジナル製品の成長を背景にフィルム加工事業の売上高が伸長
ユーザーが使用する粘着剤を変えることなく欠点を改善する
ノンキャリア粘着シートを開発、提案と拡販に取組む
ダイニック株式会社
蓄積された塗料のフォーミュレーション技術と
バリエーション豊かな基材の組み合わせで品質を作りこむ
ニッチ分野の需要確保と大口案件へのアプローチで売上増を見込む
高シェアを維持するオフセット印刷用フィルム「ALINDA」の
性能と用途展開を発展させた高透明印刷用フィルム「OZK」の拡販に注力
有機EL用水分ゲッターシート 販売量は増加傾向を示す一方で売上高はほぼ横ばい
フジコピアン株式会社
材料分析、処方設計、高精度塗工、設備開発、機構設計など
蓄積した技術を複合しオリジナル製品、光学系産業分野へ活かす
独自開発の表面処理を施した高せん断非粘着フィルム「FIXFILM®」は
工業用での実績が拡大
自社の技術力をアピールし新たな案件開拓につなげる
「コンバーター」としてのポジション確立に向け
人材の拡充も含めた開発体制の強化を図る
フジプレアム株式会社
「貼る」を極めるとともに、部材の垂直統合を視野に「塗る」にも着手
生産ラインの自動化でコスト競争力を強化
粘着コートも取り込むことで一貫生産に近づく
さらにコーティング技術の拡充を視野に入れる
株式会社きもと
ハードコートフィルム「KBフィルム」の新たな用途として
成型同時加飾関連市場に期待
パナック株式会社
保護フィルム+αの展開の中で各種機能性コートフィルムに参入
ハードコートフィルムから三次元加飾分野での展開をスタート
インサートモールド用フィルムは携帯電話、携帯音楽プレーヤー向けでの需要が立ち上がる
ユーザー、用途、使い方に応じニーズに最適な原反+塗剤の組合せを提案
日本ウェーブロック株式会社
メッキ代替の金属調加飾シート「スーパーテクミラー」
自動車の純正部品として採用される
自動車外装モール用テープの需要はある程度成熟
成型同時加飾対応のフィルム・シートの伸びが売上拡大を牽引
「スーパーテクミラーシート」 2003年よりトヨタの純正部品に採用される
「メッキ代替」を超える付加価値付与が課題に
株式会社松本製作所
海外よりも国内市場を重視し高品質な製品づくりをアピール
新素材の加工のための研究開発を推進、新規分野、顧客の開拓を目指す
ユーザーの要求を明確に理解し、高品質な製品を提供
プレゼン力強化で信頼関係を築き上げる
「自社一貫体制」で金型からのオーダーメイドに対応
MSR株式会社
最先端分野の「開発支援カンパニー」として存在価値を高める
迅速な対応で開発者の研究を加速させる
プラズマ表面処理 一からの技術蓄積で個別にカスタマイズが可能
岩谷産業との共同出資で中国でのスリット加工事業が拡大
大成ラミネーター株式会社
ユーザーの設備投資の活発化でラミネート機械販売事業が伸びる
機械販売が好調でラミネート受託加工が落ち込むものの、オリジナル製品が拡大
「ファーストグラファイトシート」の販売量が拡大、さらに用途展開が期待される
ラミネート加工事業売上高のうち、オリジナル製品全体では50%を占める
独自の製品展開で市場を広げる
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