2009年版 太陽電池市場の現状と将来展望~総集編~
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本調査レポートは2009年に弊社が作成した以下の既刊レポート「2009年版 太陽電池市場の現状と将来展望~セル・モジュール、装置編」(2009年8月発刊)、「2009年版 高機能フィルム市場の展望と戦略」(2009年7月発刊)、「2009年版 太陽電池市場の現状と将来展望~部材編」(2009年12月発刊)から抜粋、一部加筆修正いたしました。太陽電池市場について、俯瞰的に把握いただけます。
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調査資料詳細データ
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本資料は2009年に弊社が作成した以下の既刊レポートから抜粋、一部加筆修正したものとなります。そのため、太陽電池の需要等に対する見方が章それぞれによって若干異なる場合がございます。また、本文中の企業名や団体名などは発刊当時の名称で統一しているほか、設備増強や販売見込みなどについても発刊時の状況のままとしております。
2009年版 高機能フィルム市場の展望と戦略
2009年版 太陽電池市場の現状と将来展望~セル・モジュール、装置編~
2009年版 太陽電池市場の現状と将来展望~部材編~
第1章 太陽電池市場の現状と将来展望
「何台売れば成り立つか、そんな甘い経営は絶対にしない」
マーケットの様相が一変も、来るべくしてきた転換期
日を追う毎に回復傾向、「2010, Boom year ?!」との声も浮上
ポリシリコン価格の急落などを背景に薄膜Si太陽電池は苦戦
描けるか、次のストーリー
技術がなければ戦えない、規模がなければ生き残れない
問われる覚悟、試されるロールモデル
第2章 太陽電池セル・モジュール市場の動向と展望
[2-1] 結晶Si太陽電池市場の展望
需要に停滞感も、2009年見込みは計画値ベースで6.7GW
価格競争が激化、セル価格は2.0USD/Wを下回る
2009年のキャパは主要メーカーのみで6.8GW/年、2010年は10GW/年へ
セル生産量のトップ10はアジア勢がほとんど
2010年以降は日系メーカーの巻き返しも
高効率セルの開発・投入が活発化、次は単結晶20%、多結晶18%がターゲット
バックコンタクト、表面テクスチャに加え、N-Typeセルの実用化が浮上
既存のセル・モジュール技術では、ウエハの薄型化は180μmが限界との声
[2-2] 薄膜Si太陽電池市場の展望
突きつけられる「First Solar越え」、立ち遅れるタンデム、未知数のトリプル
タンデムで先行する日系メーカー、本格化する各社の設備投資
ドイツに加え、台湾、中国で相次いで立ち上がるターンキーメーカー
タンデム量産もスタート、高まるOerlikonの評価
好調First Solarは2009年にも1GW/年体制を構築
薄膜Si太陽電池の生産量は計画値で2009年808MWも
上期(1月~6月)は苦戦で、500MW前後の可能性
[2-3] 化合物系(CIS・CIGS)太陽電池市場の展望
2009年の生産能力は世界規模で500MW/年へ拡大
ガラス基板型に続き、フレキシブル型の量産化が近づく
メーカーそれぞれが独自に材料、製法を選択し、量産技術の検証が進む
[2-4] 有機系太陽電池市場の展望
1.色素増感太陽電池市場
英・G24 Innovationsがフレキシブル型DSCで商業生産をスタート
本格的なDSC市場の立ち上げには、発電用にこだわらない早期の実用化が重要に
グレッツェルセルをベースとした小面積セルで高効率化が進む
フィルム型DSCではペクセル社がオンリーワン技術の開発力で市場をリード
実用化に向けた耐久性の確保や大面積化技術も着実に進展
2. 有機薄膜太陽電池
フラーレンの発見や導電性高分子の開発、
バルクヘテロ接合の導入などにより研究開発が活発化
2009年には高効率セルの開発が相次ぎ、住友化学が6.5%の変換効率を達成
第3章 太陽電池製造装置市場の動向と展望
[3-1] 結晶Si太陽電池製造装置市場の展望
1. インゴット製造装置市場
2008年は前年比150%近い伸長率で推移
今後もアジア地域がインゴット製造装置の一大市場を形成へ
インゴットの大型化や育成時間の短縮化に加え
多結晶Siインゴットの品質向上が次世代技術開発の重要テーマに
2. ウエハ製造装置市場
ウエハ製造プロセスでもターンキーソリューションでの展開が増加傾向
単体機の性能底上げがベストソリューションの提供につながる
ウエハの薄型化と歩留まり向上の両立化は
製造プロセス技術にまで踏み込んだ研究開発が必須に
[3-2] 薄膜Si太陽電池製造装置市場の展望
ターンキーソリューションを展開する主要装置メーカーの売上高は2008年に急伸
2009年7月にアルバックがµc-Si用PECVD装置を開発
先行するOerlikon Solarの一貫ラインでは、2008年12月にタンデム型の量産化がスタート
エッジデリーションプロセスでレーザ装置の需要が拡大傾向
結晶Si太陽電池向けなど、新たなプロセスでの適用の可能性も高まる
[3-3] 太陽電池モジュール製造装置市場の展望
2008年の市場規模は前年比75%増の336億円に拡大
2011年を見据えた製販体制の拡充や製造コストのさらなる削減が不可欠に
ラミネート装置では真空時の温度均一性と処理時間の短縮化
セル配線装置では高効率化セルへの対応が進む
第4章 主力部材市場の動向と展望
[2-1] 多結晶Si市場の展望
2008年秋以降の大幅な価格下落を受け、設備投資計画を見直す動きも
2009年の市場規模は70,000t強、伸び率鈍化も前年は上回る見通し
強まる「買い手市場」の様相、シーメンス法代替は仕切り直し
FBR法に加え、亜鉛還元法によるポリシリコンが市場導入へ
トクヤマVLD法を含め、待たれる次世代プロセスの本格稼働
[2-2] インゴット・ウエハ市場の展望
(1)多結晶Siインゴット・ウエハ市場
ポリシリコンメーカー、セルメーカーが入り乱れ、競争過熱
LDK、RECがGWステージ、Renesola、Solarworldも追撃
2009年は価格下落により金額ベースで前年割れ
「売れば赤字」、インゴット・ウエハメーカーの戦略見直しが相次ぐ
(2)単結晶Siインゴット・ウエハ市場
住宅用など変換効率に優れる単結晶Si太陽電池の注目度がアップ
REC、Solargiga、三洋電機とインゴット・ウエハでの投資も活発化
(3)ソーワイヤ市場
夏場からの需要回復により、2009年の市場規模は前年を上回る
ウエハ加工は遊離砥粒から固定砥粒へシフトの兆しも
[2-3] 封止材市場の展望
(1)太陽電池封止市場
太陽光発電市場の急拡大とモジュール価格低下の中で
新たな材料、サプライヤーの検討が始まる
新規参入メーカー各社の製品が市場投入される2010年以降は価格競争も本格化
(2)PVBフィルム市場
積水化学がPVAの安定調達先確保を狙いセラニーズ買収に動く
第3の用途として太陽電池・封止材が浮上
両面ガラス構造の薄膜Si系を中心に需要本格化の兆し
[2-4] バックシート市場の展望
所謂「スペインバブル」の影響で2008年~2009年見込み需要は大きく変動
モジュールメーカーの部材コスト削減によりバックシート価格も急速に低下
従来の素材・構成の見直しと材料・素材まで遡った開発が必須に
[2-5] 表面保護材市場の展望
(1)カバーガラス市場
2009年は成長率が大幅に鈍化、金額ベースでは前年を下回る見込み
中国メーカーが台頭、マーケットによっては低価格化が顕著に
変換効率の向上を狙い、ARコート品の採用が本格化の兆し
(2)透明導電膜(TCO:Transparent Conductive Oxide)付きガラス
コストダウンを目的に白板から青板への変更を検討するユーザーも
市場規模は好調CdTeが牽引し拡大基調
今後はユーザー自製による「はだか化」の影響が徐々に波及との見方も
[2-6] アルミフレーム市場の展望
アルミフレームは輸入品が増加傾向
絶縁性の向上などを目的に、塩ビの採用が検討される
[2-7] スパッタリングターゲット市場の展望
(1)薄膜Si太陽電池向けターゲット
需要が回復基調に転じ、2009年のZnO系ターゲット市場は前年を上回る勢い
2010年は持続的成長へ移行することが期待される
ターキーソリューションがターゲット市場の「台風の目」に
国内メーカーは「すり合わせ技術」の活用が求められる
(2)CIGS太陽電池向けターゲット
2009年のCu-Gaターゲット市場は前年並みで着地の見込み
日立金属がMoターゲットの本格出荷を開始、住友化学や出光興産は新規参入を狙う
[2-8] 色素増感太陽電池部材市場
部材メーカーの参入が水面下で増加傾向、DSC市場がにわかに活気付く
[1]金属酸化物半導体材料および製法
酸化チタン、酸化亜鉛の両材料を進化させる研究開発が進展
[2]増感色素
酸化チタン電極ではRu系色素Z991で12.3%
インドリン系色素D205で9.5%の変換効率を達成
近赤外線領域を吸収するスクアアリリウム色素、ヘプタメチンシアニン色素を岐阜大学が開発し
無色透明DSCの実用化の道を開く
[3]電解質
東京大学がナノサイズの層状粘土鉱物(ナノクレイ)を添加した電解質を発表
総研化学では導電性ポリマー「ベラゾールTM」を用いた完全固体型DSCの開発に成功
[4]封止材
スリーボンドの光硬化型樹脂が封止材のスタンダードとして頭一つリード
[5]対向電極
導電性ポリマーを中心としたPt代替の取り組みが進む
[6]電極基板材料
新日鐵化学・九州工業大学のグループがTCOガラスを不要とする立体電極の開発に取り組む
(1)ガラス
(2)フィルム
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