2010年版 固体素子照明デバイス(LED&OLED)市場の現状と将来展望
次世代照明用デバイスとしてLEDは着実に市場浸透を進め、OLEDはそれに追いつき追い越す形を目指した開発が続けられております。この両者の主要企業の取り組みを調査することで、対既存光源と両者比較を合わせた市場規模を算出いたしました。LEDに関しては主要なパフォーマンス比較指標である発光効率や光束単価、OLEDについてもその現状に準じた指標を用いることといたしました。これに主要国における固体素子照明への普及促進施策などを加味し今後を展望いたしました。特にチップからの垂直事業化やLED蛍光灯に対するアプローチには主要プレイヤーの動向を掲載いたしました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:有力LEDメーカーとOLEDメーカーを中心にその現在動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで、固体素子照明デバイス(LED&OLED)の現状と今後の動向を詳細に把握することを目的とする。
調査対象:日系LEDメーカー、OLEDメーカーを中心とし、海外メーカー分も含めた出荷ベースの照明用途に使われる白色LEDと白色OLED。
調査方法:直接面接取材と周辺調査による
調査期間:2010年6月~8月
■本資料のポイント
- LEDメーカーとOLEDパネルメーカー及び一部材料や装置メーカー、さらに照明メーカーなどを加えた24社の取り組み実態を調査。
- LEDでは2013年の200lm/W、OLEDでは2015年までに150lm/Wの発光効率が商業ベースで達成されるか否かを明らかにいたしました。
- 既存光源から固体素子照明用光源への進展シナリオを描きました。
- 主要国における固体素子照明への普及施策を捉えました。
- 次世代固体素子照明デバイス市場(照明用LED&OLED)の2008年~2010年、2015年、2020年市場規模を算出しました。
■本資料の概要
第1章 固体素子照明デバイスの展望
第2章 照明用白色LED市場
第3章 照明用白色OLED市場
第4章 固体素子照明デバイス及び関連メーカーの動向
■掲載内容
第1章 固体素子照明デバイスの展望
5年内に雌雄決するLED、OLEDは来ず
固体素子照明デバイスのメジャープレーヤーとアンダーグラウンド、戦いの場は10年先
“全部入り”を捨てる、OLEDは直ちに市場プレーを
市場ポジション確保に向け、照明用白色LEDは時間限定陣取り合戦の幕開け
全方位で勝負できる力が将来のプレーチケット
弱者の垂直化より強者のバーチャル垂直化が優位に立つ
第2章 照明用白色LED市場
液晶テレビバックライト向けの2013年ピークに向け、成長は一直線
【表.白色LED世界市場規模】
2010年の対前年比売上2倍のメーカーも、白色LED日米欧シェアは欧米台頭へ
【表.白色LEDメーカーシェア(日米欧メーカー、2009年、2010年)】
市場成長ベースであるチップ生産能力は100億個/月オーバーに
【表.GaN系チップ生産能力ベースメーカーシェア(2009年,2010年,2015年、ワールドワイド)】
【表.GaN系チップ生産能力ベース国・地域別シェア(2009年,2010年,2015年)】
【表.近年のGaN系チップ生産能力増強動向】
注目の中国市場はチップ生産も含めて前へ、国産チップ採用比率も50%超え
【図.中国LED市場推移(2001~2010年見込み)】
【表.中国種類別(GaN系、四元系)LED市場(2006~2009年)】
【図.中国LED市場における種類別国内産チップ比率の推移(2006~2009年)】
照明用白色LE市場規模は1,000億円を高成長率で超える
【表.照明用白色LED世界市場規模 (2004~2010年)】
【図.照明用白色LED世界市場規模と対白色LED市場構成比(2004~2010年)】
演色性向上は複数蛍光体によるものに加え高効率複数チップパッケージも
GaN基板や酸化ガリウム基板など、次世代LEDは下地基板から進む
まだまだ多くの新規参入がみられるGaN系チップ生産 しかし、大電流駆動でも効率低下の少ないチップ生産が可能なプレーヤーは限られる
大電流高効率チップを搭載するパッケージのトレンドはセラミック平板+レンズモールド
蛍光灯も進化中、業界では蛍光灯器具100%インバータ化を推進
【図.直管蛍光灯器具(40W×2灯用)の消費電力と効率の推移】
【表.環状蛍光灯の定格寿命推移】
【図.電球形蛍光灯(60Wタイプ)の消費電力と定格寿命の推移】
「これ以上の性能より低価格が市場ニーズ」、等々特徴的な取り組みが続々の蛍光灯置換
【表.蛍光灯置換に向けた特徴的な取り組み】
LED照明の普及促進に向け国家レベルの施策も多方面で進む
【表.Energy StarにおけるLED電球の新光束基準(2010年8月末~)】
発光効率競争は近い将来終息へ
【図.発光効率の推移予測】
光束単価は1円/lm以下と電球形蛍光灯の背中が見え、蛍光灯の同桁圏に向かう
【表.各種光源比較】
【表.現在の光源別光束単価比較】
【図.現在の光源別光束単価比較】
【表.光束単価推移予測】
1兆円に臨む市場、特にここから5年の成長が著しい
【表.照明用途白色LED世界市場規模予測】
【表.照明用白色LED世界市場規模予測(既存光源種類別)】
第3章 照明用白色OLED市場
展示会を賑わすスペシャリティ照明からの離陸を目指す
【図.照明用OLED市場規模予測(2009~2010年、2015年2020年)】
2009年~2010年にサンプル的な出荷が始まり、市場開拓へ1歩踏み出す
【表.照明用OLED主要販売品と概要】
市場参入を狙うプレーヤーは現在プレーヤーの数倍
しかし、「予定」・「計画」・「志向」と今後の事業売却や撤退の可能性も
【表.照明用OLEDパネル事業参入(計画、志向含む)企業の近年動向】
OLED照明の表看板は「高分子・塗布・燐光」トリプルマッチのドリームデバイス 現在市場は別方式で進行中
【表.OLED発光材料と製法別照明用パネル市場化動向】
【表.白色OLEDの発光効率動向(蛍光材ベース、燐光材ベース)】
【表.低分子蒸着法と高分子塗布法の現在状況と可能性】
2017年白色OLED光束単価例でも既存光源とは三桁の差
【図.照明用白色LEDパネルの光束単価例(2010年、2012~2013年、2017年)】
国プロベースの技術進展可能性も、欧州を筆頭に初期技術項目がプロジェクトテーマ
【表.欧州FP7における照明用OLED関連主要4プロジェクト概要】
【表.OLED照明に関する進行中のNEDO事業概要】
【表.韓国におけるOLED照明関連プロジェクト概要】
メジャー照明メーカーのOLED進出は「じっくり着実に」、が基本路線
【表.OLEDとLEDの照明市場参入当初ターゲットと実際(見通し)比較】
第4章 固体素子照明デバイス及び関連メーカーの動向
アバゴ・テクノロジー(Avago Technologies,Inc.)
照明分野に複数製品シリーズを投入中、パワーLED3種に加えPLCCも
オプトエレクトロニクスおよびアナログインターフェース部品のリーディングカンパニー
【図.全社売上推移】
【図.四半期売上推移】
【図.2010年2Q市場別売上比率】
ミニハイパワーLEDシリーズは1W・3W両対応の位置付け、3W品ベースで多くのプロジェクトが進行中
【表.ミニハイパワーLED ASMT-Jx33シリーズ概要と外観】
0.5W/1W/3W共通パッケージのMoonstoneに加えLuxeonフットプリント互換品など、
照明用製品ラインナップの拡充が図られる
【図.ASMT-Ax3XハイパワーLEDとMoonstone外観】
足元ではRGBタイプのトップ3ベンダーを目指し、シリーズ拡充へ
アルファーデバイス株式会社(DOMINANT Semiconductors)
車載分野の実績をベースに液晶バックライト、照明など、応用範囲を拡大中
マラカ(マレーシア)でのLED事業を志し会社設立、継続的な競争力維持のためにラオスに新工場を建設
【図.ドミナントセミコンダクターズ企業概要】
テレビバックライト向けの増産で白色比率8割に
【図.ドミナントセミコンダクターズLEDシリーズ外観】
【図.LED生産個数推移】
【図.売上高推移】
アルファーデバイスのLED照明事業はOEMが軸足に、しかし、将来的には自社製品投入へ
オスラム・オプトセミコンダクターズ(OSRAM Opto Semiconductors)
ついにLED売上1,000億円が射程圏に、照明分野も成長著しい
ペナンにウエハ工場を新設し生産能力は2倍に増加
【図.LED売上推移(2004年9月期~2010年9月期)】
【図.需要分野別構成比率】
ジャンクション温度120℃で寿命6万時間を可能とするOSLONパッケージ
【表.主な照明用途白色LED製品の概要】
【図.主な照明用途白色LED製品の外観】
新チップ技術UX:3とOSLONパッケージの組み合わせは、効率+寿命のベストマッチ
既に受注は生産キャパをオーバー、照明分野で一番の熱源は中国
株式会社オプティレッド ジャパン
単なる価格破壊ではなく、市場ニーズに応え、かつビジネスを成立する価格を実現
2008年会社設立後、着実に市場対応を進め2010年春より拡大路線にギアチェンジ
【表.OPTILED JAPAN会社概要とOPTILEDグループ】
REAL TUBEはクリー製LEDパッケージを高密度配列、ムラのない均一の明るさを実現
【表.REAL TUBE仕様概要】
ついに市場価約半値の1本4,800円、価格リーダーシップ戦略で市場を活性化
革新且つ持続可能なビジネスモデルを志向、それに向けた体制は万全
【表.持続可能なビジネスモデルを支える体制】
【図.REALTUBE外観(Cree社ロゴ)】
大幅な価格改定の中での売上目標は実質的には高レベルだが、手応えあり
【表.2010年販売目標と足元動向~製品展開】
株式会社オプトワールド
データセンターへの導入実績は高い製品ポテンシャルの証
事業本格化によりデータセンターへの導入が増加中
【表.事業概要と主要製品】
低発熱高効率の超高輝度LEDモジュールとNTT唯一の性能認証を受けた専用電源により高いパフォーマンスを実現
【図.超高輝度LEDモジュール「オプトライン」外観】
【図.LEDグリッド照明「OFFICE-STAR®スクエアタイプ」外観】
【表.超高輝度LEDモジュール「オプトライン」仕様】
専用電源はさらなる高性能化へ向けバージョンアップ進行中
クリー(CREE,INC.)
チップとパッケージの両輪がフル回転、来期10億ドルオーバーは確実に
2010年6月期は対前期比150%オーバーの成長に
【表.LED事業売上高対全社売上比率推移(2006年6月期~2010年6月期)】
【図.LED事業売上高と対全社比率推移(2006年6月期~2010年6月期)】
【図.売上販売地域(国)比率(2006年6月期~2009年6月期)】
研究開発品の市場投入時間も短縮へ、208lm/W品の市場投入が待たれる
株式会社光波
チップからの垂直化で光ビジネスをグローバル展開
照明製品を主軸とした中期計画を進行中、2013年3月期では対全社売上シェア46%に
【図.製品別売上構成推移と計画(2008年3月期→2013年3月期計画)】
【図.LED応用製品売上構成推移と計画(2008年3月期→2013年3月期計画)】
【図.照明セグメントの対全社売上比(2010年3月期→2013年3月期計画)】
性能アップと新製品拡充が進む照明製品
【図.パワーシャイニングアイ外観と従来品との点灯状況比較】
【図.ボードライト910外観と点状取り付け状況】
酸化ガリウム基板LEDは市場化を見据えた局面に入り、新たな成長起点に
【図.酸化ガリウム単結晶基板外観】
「あかり塾」で光だけでなく“あかり”へのアプローチも
サンケン電気株式会社
デバイスから電源、灯具まで LEDトータルソリューション戦略を推進
バックライトや照明などに向け、着実に白色LED比率は上昇中
【表.LED売上高推移】
【図.LED売上高推移】
【図.需要分野構成比率(金額ベース)】
マルチチップモジュールは液晶バックライト、照明に向かう中で進化中
LEDトータルソリューション戦略で関連製品売上を2年間で3倍へ
【表.LEDトータルソリューション戦略概要】
【図.LEDトータルソリューション製品概観】
【図.LED関連製品売上アップイメージ】
JFEアドバンストライト株式会社/JFEエンジニアリング株式会社
LED照明事業は省エネソリューション、蛍光灯リサイクル事業とのシナジー発揮へ
トータル的な省エネソリューションに照明は外せない存在に
【図.JFEエンジニアリンググループ保有技術例】
補完から相互発展へ、新世紀光電と提携
初期製品はチューブとボール、今後は顧客ニーズを鑑み性能アップ、拡充へ
【表.JFEアドバンストチューブ基本仕様と仕様決定背景】
【図.JFEアドバンストチューブの照度実測値と発光スペクトル】
既に多くの引き合いを獲得、実験的な導入から本格的な導入ヘの道筋も明確に
シャープ株式会社
垂直化と液晶シナジーで大きく前進中
ウエハからの白色LED垂直事業化開始、チップ生産数は社内調達量の1/3に
高演色照明用LEDデバイスの新バリエーション「小銭」で摘要用途は拡大
【表.最近の照明用白色LED代表モデル仕様概要と外観】
高演色と狭色度範囲デバイスをベースとして
LED照明向けソリューション開発を展開
液晶事業とのシナジーは大きな強み、そのボリュームを活かす戦略
昭和電工株式会社
チップ性能面でトップを走りながら生産能力は1.7倍へ
赤外~紫外まで、全波長領域をカバーするLEDチップ事業
【図.LED事業領域】
ハイブリッドPPD法によるチップの結晶性は高次元で進化中
【図.従来MOCVD法とハイブリッドPPD法との結晶性比較】
【図.ハイブリッドPPD法によるGaN結晶性の推移】
青色LEDチップの生産数は1.7倍へ、市況に応じ更なる増産も
【表.青色LED生産能力増強の進展状況】
高い温度特性と信頼性をブラッシュアップし性能トップを走る
スタンレー電気株式会社
光のエキスパートとしてLEDパッケージと照明製品の両輪駆動で進行中
バックライトや照明などに向け、着実に白色LED比率は上昇中
【表.LED売上高推移】
【図.LED売上高推移】
【図.需要分野別構成比率(金額ベース)】
照明分野への取り組みは、パワーLEDはもちろんのこと多方面の最終製品まで展開
【表.照明用途白色LED(SCW16□3US)シリーズ概要】
“光”を扱う高い技術で照明へ
住友化学株式会社
高分子塗布型OLEDで材料からの垂直モデルを志向
ディスプレイと照明の両方に注力
CDTの買収、デバイス開発センター設置など、高分子OLED開発体制は着実に整う
【表.高分子LED開発経緯】
ケミカルコンパウンドメーカーであるがOLED事業は川下までを志向
星和電機株式会社
LED照明における垂直事業化を早期に実現、
チップ生産能力倍増や器具製品バリエーション拡充などで成長局面へ
LEDパッケージはより高信頼が求められる照明、車載にシフト
【図.LED事業売上推移(2004年3月期~2011年3月期見込み)】
【図.LED事業売上の製品区分大別】
GaN系チップ新工場を建設中、2011年1月稼動予定で生産能力は倍増に
【図.生産拠点概要(素子生産能力)】
赤色チップを加えた白色パッケージなど、高演色シリーズも複数ラインナップ
【図.高演色白色パッケージの発光スペクトル比較】
LED照明器具製品も急速にラインナップ拡充中
【図・照明器具製品の概観】
既に川上から川下までどの段階でのニーズにも応えられる体制が整う
東北デバイス株式会社
照明用OLEDパネルの受注開始で確かな手応えを獲得、足元では事業一時中断懸念も、
フォーカス分野を確定し早期量産化へ向かう
会社設立時から白色OLEDに特化、さらに2009年より照明にシフト
既に量産を視野に入れたタンデム型設備を導入済み、特性改善も進む
【表.第二期設備概要】
【表.主要製品特性(薄さ、輝度、半減期寿命)の改善予定】
受注を始めた照明用パネルには多数の引き合いが入る、
この貴重な情報全てを精査して今後のアプローチ先を定める
【図.パネル注文開始~今後のイメージ】
コンスタントな生産量を確保することでパネル価格も早期に1/5レベルに
豊田合成株式会社
好調のノートPC向けチップ&パッケージをベースに照明器具製品にも向かう
ノートPC向け売上は約3倍増、オプトエレクトロニクス製品売上も過去最高に
【図.オプトエレクトロニクス製品売上高推移】
【図.オプトエレクトロニクス製品需要分野構成比推移】
生産能力倍増に向けチップ増産体制も着々と
日亜化学工業株式会社
製品性能、価格対応力、生産能力、全ての面でさらに前へ
出荷数量は堅調推移も、金額ベースは足踏み中
【図.全社売上高推移】
【図.LED事業売上高推移】
【表.LED出荷数量推移】
豊富な製品シリーズと高いスペック、
投資面でも2010年度に1,000億円と抜かり無し
丸紅メタル株式会社/Novaled AG
OLED材料からデモサンプル、技術移転まで、OLED領域のトータルソリューションを提供
「Novaled PIN OLED Technology」をベースとした高パフォーマンス、豊富なデモサンプルも
【表.ノバレッドの事業とビジネス領域】
【図.「Novaled PIN Technology」イメージ】
【表.ノバレッドのOLEDデモパネルシリーズの概要】
丸紅メタルではルミレッズLEDチップのマーケット展開を活かし、ノバレッドのエージェントに
パナソニックセミコンダクターオプトデバイス株式会社
“ホモGaN”白色LEDは一定市場を確保し、成長局面へ
白色LEDをベースに安定的な成長が続く
【図.LED事業売上推移】
【図.2010年3月期売上の色区分と製品種類区分】
【表.生産拠点概要】
“ホモGaN”白色LED はカメラフラッシュでテイクオフ、これをベースに適用拡大へ
【表.LED事業における照明用注力製品】
成長分野のテレビバックライトと照明へ向け、自社製チップ競争力を磨く
パナソニック電工株式会社
LED照明の全域で事業フル加速中
2010年度内にアイテム数は1,100品番と業界トップクラス
1990年代にLED製品を市場投入し、常にLED照明市場の先頭を走り続ける
【表.LED製品主要ラインアップ】
ついにHf蛍光灯を効率面で凌駕、総合効率104.6lm/WのLEDベースライトを発売
【図.総合効率104.6lm/WのLEDベースライト ストレートタイプ外観】
【図.LEDベースライトとHf蛍光灯高出力型器具との効率比較】
製品開発コンセプトは「トリプルセービング」
LED一粒で60Wダウンライト相当の光束を持つ製品など、良質な空間演出を提供
「トレードオン」で省エネと快適の両立領域を目指しつつ価格市場要求に応える
足元での局地戦を制し、グローバル展開を進めて売上1,000億円へ
【図.LED照明事業の事業規模目標】
日立造船株式会社
大型基板対応OLED製造装置は照明用へも適用可能で新コンセプトへ発展
真空技術をベースにOLED製造装置へ、多くのメリットを持つ面蒸発源方式を採用
【表.面蒸発源方式の主な特長】
【図.面蒸発源の構成】
NEDOプロジェクトをベースに来春にはG6対応へ移行予定
【図.新コンセプト面蒸発源方式の構想図】
フジテック・インターナショナル株式会社
OLEDを単品技術でなく社会システムとして捉え「リン光灯」のビジネスモデルを考案、
投資効率の高い装置提供を目指し次世代光源の本流へ
LEDへの取り組みからOLEDへの独自アプローチを見出す
社会システムとしての「リン光灯」ビジネスモデル=次世代照明としてのOLEDのあり方
【図.「リン光灯」の構造図】
【図.「リン光灯」システムイメージ】
既に管内発光を実現、今後は管内全域への成膜→再利用プロセスの開発へ向かう
【表.「リン光灯」の開発状況(これまで~今後)】
【図.リン光灯の発光状況】
将来的にはOLEDの唯一の成功モデルに
Lumiotec株式会社
照明用OLEDの本格的な事業化に向け着実に前進中
検討進めるセカンドバージョンは製品組み込みを想定した「プロモデル」も
MPE(Multi Photon Emission)を用い、本格的な照明パネル事業へ
既に量産用リニア蒸発源方式インライン成膜装置による照明用パネルのサンプル出荷に移行
【図.大型リニア蒸発源方式インライン成膜装置概観と基板移動イメージ】
「デザインサンプルキット」により多くの顧客ニーズをキャッチ、
これらを次期バージョンに反映させながら量産へ
【表.Lumiotec照明用OLEDパネルのセカンドバージョン進化ポイントとスケジュール】
将来的には新規ラインで大幅な価格低減を見込む、その時点で一定の照明領域での事業確保
【表.現在~2017年頃までのパネル価格と対応生産ラインイメージ】
フィリップス・ルミレッズ・ライティング・カンパニー(Philips Lumileds Lighting Company)
進化を続けるLUXEONシリーズが全般照明分野を切り開く
高出力LEDの代名詞「LUXEON」をベースに全色チップをウエハレベルから製造
2010年12月期は売上倍増の勢い、白色の大型案件受注が相次ぐ
【図.LED売上高推移(2004年12月期~2010年12月期見込み)】
【図.LED売上種類大別】
LUXEON K2などを製造中止しLUXEONRebelに統括
さらにバージョンアップのLUXEON Rebel ESは今後バリエーション拡充へ
【図.LUXEON Rebel ES外観】
【図.LUXEON Rebel ES相対発光効率と温度】
全般照明分野への導入進む
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