2010年版 生化学向け研究用試薬に関する市場動向調査
生化学研究用試薬は、生化学、免疫学、分子生物学など様々な基礎研究から、医薬品、診断薬、化学品、農水産品などの産業領域における応用研究などきわめて広い分野で使用されており、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、糖、脂質、核酸などの生体部分そのものから免疫化学研究用、細胞生物研究用、培養研究用など様々な試薬を含んでいます。特に遺伝子、免疫細胞研究の発展は近年著しく、新規技術に伴う新しい試薬も数多く生まれてきています。このような状況の下、弊社では、今後需要の高まる「生化学向け研究用試薬」に焦点をあて、市場の最新注目動向をはじめ、全体、用途別分類それぞれの市場規模とメーカーシェア、ユーザーニーズへの対応などについて総合的、多角的に捉え、2014年度までの市場を展望、マーケットの可能性を提示いたしました。
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調査資料詳細データ
企画趣旨:生化学研究用試薬は、生化学、免疫学、分子生物学など様々な基礎研究から医薬品、診断薬、化学品、農水産品などの産業領域における応用研究などきわめて広い分野で使用されており、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、糖、脂質、核酸などの生体部分そのものから免疫化学研究用、細胞生物研究用、培養研究用など様々な試薬を含んでいます。特に遺伝子、免疫細胞研究の発展は近年著しく、新規技術に伴う新しい試薬も数多く生まれてきています。
このような状況の下、弊社では、今後需要の高まる「生化学研究用試薬」に焦点をあて、市場の最新注目動向をはじめ、全体、用途別分類それぞれの市場規模とメーカーシェア、ユーザーニーズへの対応などについて調査・分析を行います。さらに、参入企業の事業展開、今後の方向性などについて総合的、多角的に捉え、2014年度の市場を展望、マーケットの可能性を提示します。
調査方法:直接面接調査及び間接調査
調査期間:2010年6月~9月
■本資料のポイント
- 分野別市場規模を算出・予測(2009年度~2014年度予測)
掲載分野:遺伝子工学関連、電気泳動用、プロテオーム関連、細胞・組織培養関連、免疫・細胞研究用、その他 - 参入企業の動向を調査(15社掲載)
■本資料の概要
A 総論
B 市場分析編
C 参入企業動向編
■掲載内容
A 総論
1.生化学研究用試薬市場の現状と課題
(1)生化学研究用試薬市場の現状と注目動向
(2)生化学研究用試薬市場の課題
①バイオ予算の伸び悩み傾向
②臨床診断分野への参入
③価格競争による価格軟化傾向
④品質の安定化、再現性の確保
⑤研究者のニーズを汲み取った試薬
⑥取扱いメーカーの拡大(品揃えの充実化)
⑦M&A展開(事業移譲、企業合併)
⑧研究開発内容への即時的な対応
⑨子会社設立の動き
⑩Webベースの受発注の拡大
2.参入企業の製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.生化学研究用試薬市場の市場規模
(1)生化学研究用試薬市場の市場規模(2009年度~2011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①RNA関係の研究開発の活性化
②遺伝子導入試薬の開発と遺伝子治療への展開
③リアルタイムPCR用試薬の開発
④臨床市場に向けた研究開発
⑤応用分野に向けての研究開発
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.生化学研究用試薬市場の今後の見通し
(1)生化学研究用試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年度)
(2)生化学研究用試薬市場の展望
B 市場分析編
Ⅰ.遺伝子工学関連試薬市場
1.遺伝子工学関連試薬市場の現状と課題
(1)遺伝子工学関連試薬市場の現状と注目動向
①遺伝子組み換え用試薬
②DNA塩基配列解析用試薬(DNA構造解析用試薬)
③DNA増幅試薬(PCR法)
④DNA合成用試薬
⑤DNAチップ(DNAプローブ)
(2)遺伝子工学関連試薬市場の課題
①臨床検査・応用分野への拡大
②M&A展開の積極化
③搭載試料の種類の拡張とアプリケーション別の製品ラインアップの拡充(DNAチップ)
④コストダウン、簡易化
⑤技術提供(ライセンス供与)
⑥海外展開
2.参入企業と製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.遺伝子工学関連試薬市場の市場規模
(1)遺伝子工学関連試薬市場の市場規模(2009年度~20011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①RNAi、miRNA関連の研究用試薬、機器等の開発
②リアルタイムPCRシステム対応試薬
③遺伝子導入試薬の開発
④スピード化、再現性のアップ
⑤遺伝子増幅技術の開発とライセンス供与
⑥遺伝子導入の新手法とコストダウン化
⑦簡便・迅速に遺伝子解析ができる全自動装置
⑧遺伝子検査における簡易前処理技術の開発
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.遺伝子工学関連試薬市場の今後の見通し
(1)遺伝子工学関連試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年度)
(2)遺伝子工学関連試薬市場の展望
Ⅱ.電気泳動用試薬市場
1.電気泳動用試薬市場の現状と注目動向
(1)電気泳動用試薬市場の現状と注目動向
(2)電気泳動用試薬市場の課題
①タンパク質電気泳動試薬製品の充実
②デリバリー及び在庫管理の徹底
③タンパク質電気泳動の新しいシステム提案
2.参入企業と製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.電気泳動用試薬の市場規模
(1)電気泳動用試薬市場の市場規模(2009年度~2011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①全自動チップ電気泳動システム
②微量化、スピード化、再現性の向上
③タンパク質電気泳動システム
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.電気泳動用試薬市場の今後の見通し
(1)電気泳動用試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年度)
(2)電気泳動用試薬市場の展望
Ⅲ.プロテオーム関連試薬市場
1.プロテオーム関連試薬市場の現状と課題
(1)プロテオーム関連試薬市場の現状と注目動向
①アミノ酸自動分析用試薬
②アミノ酸配列分析用試薬
③ペプチド合成試薬
④蛍光修飾用試薬(ラベル化剤)
⑤その他
(2)プロテオーム関連試薬市場の課題
①応用分野への拡販
②民間企業への拡販
③タンパク質関連の精製、分析等の外注化
④アレルギーを引き起こす可能性のある特定タンパク質検出キット
2.参入企業と製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.プロテオーム関連試薬市場の市場規模
(1)プロテオーム関連試薬市場の市場規模(2009年度~2011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①プロテインチップの開発
②パーソナルプロテインチップの研究
③組替え植物によるタンパク質試薬生産の研究開発
④組み換えタンパク質の開発受託生産
⑤質量分析装置でタンパク質を解析する際に使う試薬開発
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.プロテオーム関連試薬市場の今後の見通し
(1)プロテオーム関連試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年度)
(2)プロテオーム関連試薬市場の展望
Ⅳ.細胞・組織培養関連試薬市場
1.細胞・組織培養関連試薬市場の現状と課題
(1)細胞・組織培養関連市場の現状と注目動向
・動物組織(細胞)培養用試薬
(2)細胞・組織培養関連試薬市場の課題
①大学研究室の開拓、拡販
②大量培養市場への拡販
③検査時間の短縮化
④BSEの影響を受けない試薬展開
⑤品揃えの充実
2.参入企業と製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.細胞・組織培養関連試薬市場の市場規模
(1)細胞・組織培養関連試薬市場の市場規模(2009年度~2011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①BSEの影響を受けない試薬開発
②ヒトiPS細胞の自動培養
③動物細胞を使った組織培養法
④培養した細胞を無傷で回収できる培養皿の開発
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.細胞・組織培養関連試薬市場の今後の見通し
(1)細胞・組織培養関連試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年)
(2)細胞・組織培養関連試薬市場の展望
Ⅴ.免疫・細胞研究用試薬市場
1.免疫・細胞研究用試薬市場の現状と課題
(1)免疫・細胞研究用試薬市場の現状と注目動向
①抗体・抗原
②免疫組織化学用試薬
③エンザイムイムノアッセイ(EIA)試薬
④サイトカイン
⑤細胞内カルシウム研究用試薬
⑥細胞情報伝達研究用試薬
⑦膜タンパク溶解剤
⑧その他
(2)免疫・細胞研究用試薬市場の課題
①品揃えの充実化(仕入先の開拓)
②製薬会社など民間企業への開拓
③リスク分散
④機器販売の強化
⑤自社ブランド品の強化
⑥受託・創薬支援サービスの強化(提案営業の強化)
⑦細胞研究分野の強化
⑧外資系企業の日本市場本格進出
2.参入企業と製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.免疫・細胞研究用試薬市場の市場規模
(1)免疫・細胞研究用試薬市場の市場規模(2009年度~2011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①抗体の品目数増強
②様々な用途に対応した抗体の開発
③抗体試薬事業への新規参入の動き
④新たな抗体産生法の研究
⑤新しい細胞蛍光標識法の開発
⑥抗体医薬を製造する過程で必要となる精製用分離剤
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.免疫・細胞研究用試薬市場の今後の見通し
(1)免疫・細胞研究用試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年度)
(2)免疫・細胞研究用試薬市場の展望
Ⅵ.その他生化学用試薬市場
1.その他生化学用試薬市場の現状と課題
(1)その他生化学用試薬市場の現状と注目動向
①糖鎖(工学)研究用試薬
②エンドトキシン検出試薬
③細胞融合用試薬
④その他
(2)その他生化学用試薬市場の課題
①医薬品や食品の製造工程の開拓
②医薬品メーカーへの積極的拡販
③品揃えの充実、用途の拡大
2.参入企業と製品動向
(1)参入企業動向
(2)主要製品動向
3.その他生化学用試薬市場の市場規模
(1)その他生化学用試薬市場の市場規模(2009年度~2011年度予測)
(2)企業別マーケットシェア(2009年度)
4.研究開発動向
①食品アレルギー物質測定試薬キットの開発
②糖質研究用の新しい試薬開発
③微量の試料で糖鎖構造を迅速に解析できるシステムの発売
④簡易型エンドトキシン測定システム
5.営業・マーケティング動向
6.流通構造
7.その他生化学用試薬市場の今後の見通し
(1)その他生化学用試薬市場の市場規模予測(2012年度~2014年度)
(2)その他生化学用試薬市場の展望
C 参入企業動向編
アフィメトリクス・ジャパン
イルミナ
栄研化学
関東化学
キアゲン
コスモ・バイオ
GEヘルスケア ジャパン
シグマ アルドリッチ ジャパン
タカラバイオ
日本ミリポア
バイオ・ラッド ラボラトリーズ
フナコシ
ライフテクノロジーズジャパン
ロシュ・ダイアグノスティックス
和光純薬工業
図表目次
<図表-1> 市場規模推移、生化学研究用試薬市場(2009年度~2011年度見通し)
<図表-2> 企業別マーケットシェア、生化学研究用試薬市場(2009年度)
<図表-3> 市場規模予測、生化学研究用試薬市場(2012年度~2014年度)
<図表-4> 市場規模推移、遺伝子工学関連試薬市場(2009年度~2011年度予測)
<図表-5> 企業別マーケットシェア、遺伝子工学関連試薬市場(2009年度)
<図表-6> 市場規模予測、遺伝子工学関連試薬市場(2012年度~2014年度)
<図表-7> 市場規模推移、電気泳動用試薬市場(2009年度~2011年度予測)
<図表-8> 企業別マーケットシェア、電気泳動用試薬市場(2009年度)
<図表-9> 市場規模予測、電気泳動用試薬市場(2012年度~2014年度)
<図表-10>市場規模推移、プロテオーム関連試薬市場(2009年度~2011年度予測)
<図表-11>企業別マーケットシェア、プロテオーム関連試薬市場(2009年度)
<図表-12>市場規模予測、プロテオーム関連試薬市場(2012年度~2014年度)
<図表-13>市場規模推移、細胞・組織培養関連試薬市場(2009年度~2011年度見通し)
<図表-14>企業別マーケットシェア、細胞・組織培養関連試薬市場(2009年度)
<図表-15>市場規模予測、細胞・組織培養関連試薬市場(2012年度~2014年度)
<図表-16>市場規模推移、免疫・細胞研究用試薬市場(2009年度~2011年度見予測)
<図表-17>企業別マーケットシェア、免疫・細胞研究用試薬市場(2009年度)
<図表-18>市場規模予測、免疫・細胞研究用試薬市場(2012年度~2014年度)
<図表-19>市場規模推移、その他生化学用試薬市場(2009年度~2011年度予測)
<図表-20>企業別マーケットシェア、その他生化学用試薬市場(2009年度)
<図表-21>市場規模予測、その他生化学用試薬市場(2012年度~2014年度)
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