2012年版 人工透析施設の運営動向調査
人工透析は患者の生命維持に欠かせない治療方法であり、また、生活習慣に起因する糖尿病性腎症などの患者数や高齢者人口の増加により透析患者数は、およそ30万人に達する勢いにあります。しかしながら、少子高齢化時代を迎えたわが国にとって、医療費抑制は喫緊の課題であり、その解決策として2年毎の改定では、診療報酬の引き下げや包括化が実施され、人工透析もその対象として例外ではありません。さらに、2011年は東日本大震災の影響により、自然災害や計画停電などの非常事態に対応しなければならない厳しい環境でもありました。
市場拡大の様相を呈している人工透析治療でありますが、病院事業を取り巻く経営環境は一層厳しくなっていることから、人工透析施設ではコスト低減に対するニーズが高くなっていると仮説しました。そのため今回、人工透析関連製品の使用状況や人工透析関連メーカーの評価に焦点をあて、人工透析施設を対象としたアンケート調査を実施し、集計・分析を行いました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:
装置(逆浸透装置(RO 装置)、自動粉末溶解装置、多人数用透析液供給装置、個人用透析装置、透析用監視装置)
機器・器具(透析器(ダイアライザー)、血液回路、留置針)
薬剤(透析液・透析剤、抗凝固薬)
調査方法:人工透析施設(関東・東海・関西エリア)へのアンケート調査(郵送留置法)
調査期間:2011年10月~2011年12月
■本資料のポイント
- 人工透析施設を対象に、人工透析関連製品の使用状況や血液透析の実施状況、メーカー別評価、営業マン評価、保守サービス体制評価、機種選定要因調査・メーカーに対する要望調査を実施。
- 透析施設に対してアンケートを実施。製品の導入状況や評価する点などに関して、客観的なデータ、意見が集約されており、利用者の「現場の声」が把握できます。
- アンケート内でのメーカー名(一部製品名)の回答上位3位までは、個別に「評価する点」を集計。支持される理由を分析します。
- 導入状況などの基本情報に加え、装置の「買換え理由」や、製品購入の「情報源」、「重視する点」なども質問項目に設定。営業戦略の一助となる情報収載を図っております。
- 調査対象製品【逆浸透装置、粉末剤溶解装置、多人数用透析液供給装置、個人用透析装置、透析用監視装置、ダイアライザー、血液回路、留置針、透析液・透析剤、抗凝固薬】
■本資料の概要
第1章 「人工透析施設の運営動向アンケート」分析編
第2章 「人工透析施設の運営動向アンケート」個別施設回答編
■掲載内容
第1章 「人工透析施設の運営動向アンケート」分析編
1.「人工透析施設の運営動向アンケート」集計・分析概要
2.回答属性(エリア別、1日あたりの治療件数別)
3.人工透析関連製品の使用状況
装置編
1)逆浸透装置
(1)使用している逆浸透装置の「メーカー名」
(2)使用している逆浸透装置の「保有台数」
(3)使用している逆浸透装置の「導入後の経過期間」
(4)使用している逆浸透装置の「購入決定要因」
(5)使用している逆浸透装置の「新規導入・買換え予定・リース予定」
(6)使用している逆浸透装置の「保守契約状況」
(7)使用している逆浸透装置メーカーの「評価」
2)粉末剤溶解装置
(1)使用している粉末剤溶解装置の「メーカー名」
(2)使用している粉末剤溶解装置の「保有台数」
(3)使用している粉末剤溶解装置の「導入後の経過期間」
(4)使用している粉末剤溶解装置の「購入決定要因」
(5)使用している粉末剤溶解装置の「新規導入・買換え予定・リース予定」
(6)使用している粉末剤溶解装置の「保守契約状況」
(7)使用している粉末剤溶解装置メーカーの「評価」
3)多人数用透析液供給装置
(1)使用している多人数用透析液供給装置の「メーカー名」
(2)使用している多人数用透析液供給装置の「保有台数」
(3)使用している多人数用透析液供給装置の「導入後の経過期間」
(4)使用している多人数用透析液供給装置の「購入決定要因」
(5)使用している多人数用透析液供給装置の「新規導入・買換え予定・リース予定」
(6)使用している多人数用透析液供給装置の「保守契約状況」
(7)使用している多人数用透析液供給装置メーカーの「評価」
4)個人用透析装置
(1)使用している個人用透析装置の「メーカー名」
(2)使用している個人用透析装置の「保有台数」
(3)使用している個人用透析装置の「導入後の経過期間」
(4)使用している個人用透析装置の「購入決定要因」
(5)使用している個人用透析装置の「新規導入・買換え予定・リース予定」
(6)使用している個人用透析装置の「保守契約状況」
(7)使用している個人用透析装置メーカーの「評価」
5)透析用監視装置
(1)使用している透析用監視装置の「メーカー名」
(2)使用している透析用監視装置の「保有台数」
(3)使用している透析用監視装置の「導入後の経過期間」
(4)使用している透析用監視装置の「購入決定要因」
(5)使用している透析用監視装置の「新規導入・買換え予定・リース予定」
(6)使用している透析用監視装置の「保守契約状況」
(7)使用している透析用監視装置メーカーの「評価」
機器編
6)ダイアライザー
(1)使用しているダイアライザーの「メーカー名」
(2)使用しているダイアライザーの「製品名」
(3)使用しているダイアライザーの「評価する点」
(4)使用しているダイアライザーの「評価する点(上位3製品)」
(5)使用しているダイアライザーメーカーの「評価」
7)血液回路
(1)使用している血液回路の「メーカー名」
(2)使用している血液回路の「評価する点」
(3)使用している血液回路の「評価する点(上位3社)」
8)留置針
(1)使用している留置針の「メーカー名」
(2)使用している留置針の「評価する点」
(3)使用している留置針の「評価する点(上位3社)」
薬剤編
9)透析液・透析剤
(1)使用している透析液・透析剤の「メーカー名」
(2)使用している透析液・透析剤の「製品名」
(3)使用している透析液・透析剤の「評価する点」
(4)使用している透析液・透析剤の「評価する点(上位3製品)」
10)抗凝固薬
(1)使用しているヘパリンの「メーカー名」
(2)使用しているヘパリンの「評価する点」
(3)使用しているヘパリンの「評価する点(上位2社)」
(4)使用している低分子ヘパリンの「メーカー名」
(5)使用している低分子ヘパリンの「評価する点」
(6)使用している低分子ヘパリンの「評価する点(上位2社)」
(7)使用しているメシル酸ナファモスタットの「メーカー名」
(8)使用しているメシル酸ナファモスタットの「評価する点」
(9)使用しているメシル酸ナファモスタットの「評価する点(上位2社)」
(10)使用しているアルガトロバンの「メーカー名」
(11)使用しているアルガトロバンの「評価する点」
(12)使用しているアルガトロバンの「評価する点(上位2社)」
共通編
4.人工透析関連製品の購入に関する事項
(1)人工透析関連の購入における「情報源」
(2)人工透析関連製品(透析装置、透析用監視装置など)の「購入決定に最も影響を与える人」
(3)人工透析関連製品(ダイアライザー、血液回路、留置針など)の「購入決定に最も影響を与える人」
(4)人工透析関連製品(透析液・透析剤、抗凝固薬など)の「購入決定に最も影響を与える人」
(5)人工透析関連製品(透析装置、透析用監視装置など)の購入において「重視している事項」
(6)人工透析関連製品(ダイアライザー、血液回路、留置針など)の購入において「重視している事項」
(7)人工透析関連製品(透析液・透析剤、抗凝固薬など)の購入において「重視している事項」
(8)患者獲得のために行っている「方策・サービス」
(9)メーカーへの「意見・要望」
5.人工透析施設の治療実績状況
(1)1日あたりの平均治療件数
(2)近年の血液透析患者の「増減傾向」
(3)血液透析患者の「原疾患」
(4)血液透析患者の「透析歴別の患者数」
6.人工透析施設の現状と将来展望
(1)オンラインHDFの実施状況
(2)オンラインHDFを行っていない理由
(3)在宅血液透析の実施状況
(4)在宅血液透析を行っていない理由
(5)在宅血液透析が日本で普及するために必要な事項
(6)腹膜透析の実施状況
(7)腹膜透析を行っていない理由
(8)東日本大震災後の透析に関する対応状況の変化
(9)今後の透析事業の見通し
第2章 「人工透析施設の運営動向アンケート」個別施設回答編
「人工透析施設の運営動向調査」アンケート原票
アンケート個別施設回答
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