2012年版 臨床検査市場の展望
臨床薬・機器市場は、感染症流行などの外的要因に左右されるものの、比較的堅調に推移している。2011年度はインフルエンザ迅速検査キットも前年度を上回り、安定感を維持する状況である。本調査レポートは、主要40社の事業を、臨床検査薬/検査機器、国内/海外に分け、分析を重ねている類例の少ない資料である。豊富な企業実態事例をはじめ、装置の新製品動向、伸長検査項目視点など、当該ビジネスとしての戦略策定に役立てるような構成を意識した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:臨床検査薬・機器関連の国内主要企業40社
調査方法:対象企業への直接面接取材・電話取材および、各種文献調査
調査期間:2012年6月~2012年9月
■本資料のポイント
- 国内主要40社をピックアップ。臨薬、機器、国内、海外等に分け市場分析
- 40社の事業規模ランキング。POCT有力企業の国内事業動向
- 主要37社の最新業績、事業概要、事業戦略などを掲載
- 分析装置の新製品動向、伸長検査項目など弊社視点でリスト化
- 病院、開業医、検査センター、海外など顧客筋のターゲット化が要諦
- 日本企業による免疫検査システムのグローバル展開も本格化
■本資料の概要
第1章 臨床検査市場の展望
第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望
第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望
第4章 関連分析資料
■掲載内容
第1章 臨床検査市場の展望
・装置・試薬とも海外企業へのOEM供給などグローバル戦略を強化
・(表)主要40社、2011年度臨床検査薬・機器事業売上一覧表
・(表)主要40社における主な検査分野、主力品
・(表)主要40社における成長・注力分野、他
・(表)臨床検査薬業界における最近の主な事業提携、MA事例など(2009~2012年)
・2011年度は震災影響等一部認められたが総じて堅調に推移
・(表)主要臨床検査薬・機器企業の国内売上高(2010年度、2011年度)、伸長率状況
・(図表)臨床検査薬・機器事業規模推移と予測(2010年度~2012年度)
・(表)検査分野と主要企業参入領域および当該事業規模の関係
・(表)臨床検査分野における100億円規模の注目ドメインと主な参入企業
・(表)日本臨床検査薬協会会員の体外診断薬 項目別売上金額推移(2008年度~2010年度)
・(図)体外診断薬の項目別売上比率(2010年度)[日本臨床検査薬協会データ]
・POCT関連は有望テーマ、異業種参入も本周辺に照準
・(図)医療機関と臨床検査センターの勢力関係
・(表)主なPOCT有力企業ランキング(2011年度)
・流通面での4大医薬品卸の影響力は大
・(図表)大手医薬品卸における診断薬・試薬の卸売高推移(2007~2011年度)
・(表)臨床検査薬・機器事業売上ランキング(2011年度)
・(表)臨床検査薬事業売上ランキング(2011年度)
・(表)臨床検査機器 他事業売上ランキング(2011年度)
・(表)臨床検査薬・機器事業海外売上ランキング(2011年度)
・(表)臨床検査薬・機器事業国内売上ランキング(2011年度)
第2章 注目臨床検査市場・分野等に関する展望
(1)生化学・免疫検査分野の事業トレンド
・生化学分野は試薬微量化影響あるも、HbA1c等を含め成長市場認識
・HbA1cは糖尿病指標のスタンダード、最大規模の検査項目
・中国市場なども意識した装置試薬一体ビジネス始動
・心不全マーカーのBNP、NT-proBNPが大型化
・インフルエンザ迅速検査キットではデンシトメトリー利用が焦点に
・(図表)インフルエンザ迅速検査キット主要参入企業、メーカーシェア(2011年度)、
市場規模推移(2007~2011年度)
・PCT、抗CCP抗体への参入増加、不妊治療分野ではホルモン系迅速検査ニーズ高い
・(表)ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
・(表)非ウイルス感染症分野の主なイムノクロマト法検査製品一覧
・(表)その他分野 主なイムノクロマト法検査製品一覧
(2)がん検診拡充に伴う事業トレンド
・子宮頸がん予防におけるHPV検査が進展の見通し
・(図表)性別にみたがん検診を受診した者の割合
・ABC検診の導入を自治体レベルで検討
(3)遺伝子検査拡充に伴う事業トレンド
・感染症関連遺伝子検査の方式は多様化。HPV検査は要注目
・体細胞変異検査では遺伝子、病理の両面からのアプローチが重要
・(表)遺伝子検査の分類および主な用途など
・ヒト遺伝子検査は臨床検査センターの関与範囲大
・(表)主な臨床検査薬・機器企業における遺伝子検査分野の主要製品、概要
(4)臨床検査関連装置の新製品動向から見る事業トレンド
・イムノクロマト法のデンシトメトリー装置など増加
・(表)主な臨床検査装置製造企業、装置販売企業、対象製品など
・POCT要素、開業医向けなどが大きなカテゴリーに
・(表)2007年~2012年に発売された主な臨床検査関連の装置
(5)規模、成長性を背景に注目される検査項目
・NT-proBNP、プロトロンビン時間、Dダイマーが規模、成長性で高い位置に
・KL-6、抗CCP抗体、BAPなども注視の項目に
・(表)平成23年社会医療診療行為別調査における検体検査主要項目の点数レンジと成長性の関係
・(表)特定企業による展開、成長性等を背景に注目される検査項目
第3章 主要臨床検査薬・機器企業の実態と展望
アークレイ(株)、アボットジャパン(株)、アルフレッサファーマ(株)、(株)医学生物学研究所、
(株)エイアンドティー、栄研化学(株)、オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス(株)、
大塚製薬(株)、(株)カイノス、関東化学(株)、協和メデックス(株)、極東製薬工業(株)、
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)、シスメックス(株)、
シスメックス・ビオメリュー(株)、(株)シノテスト、積水メディカル(株)、デンカ生研(株)、
東芝メディカルシステムズ(株)、東ソー(株)、日水製薬(株)、ニットーボーメディカル(株)、
日本光電工業(株)、日本電子(株)、日本ベクトン・ディッキンソン(株)、
バイオ・ラッド ラボラトリーズ(株)、日立化成工業(株)、(株)日立ハイテクノロジーズ、
ファディア(株)、富士フイルムメディカル(株)、ベックマン・コールター(株)、(株)堀場製作所、
(株)ミズホメディー、三菱化学メディエンス(株)、みらかホールディングス(株)、
ロシュ・ダイアグノスティックス(株)、和光純薬工業(株)
□企業個別表における掲載内容
・企業概要、業績推移(2009年度~2011年度)
・臨床検査薬・機器 事業規模の状況
・臨床検査薬・機器分野の事業概要
・臨床検査薬・機器分野の主要製品、新製品動向
・当該分野における他社との提携、アライアンス動向
・今後の事業戦略(重点領域・開発面・販売面など)
第4章 関連分析資料
・(表)平成23年「社会医療診療行為別調査」における主な検体検査実施状況、
平成22年分同調査との回数比較、大項目抽出
・(表)平成23年「社会医療診療行為別調査」における主な検体検査実施状況
平成22年分同調査との回数比較
・(表)体外診断薬の主な新承認品目一覧[2007年1月~2012年9月]
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