2012年版 定置用(ESS)蓄電池市場の現状と将来展望 ~鉛、リチウムイオン、ニッケル水素、レドックスフロー、NAS~
3.11東日本大震災以降、震災時などにおける非常用電力需要が高まる傾向にある。2011年夏以降は各電池メーカー/システムベンダーから家庭用、業務用蓄電製品の上市が相次いでおり、平成23年度第三次補正予算における補助金交付といった政策も後押しするような環境にある。一方で電池製品は、鉛電池、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、NAS電池、レドックスフロー電池といった複数の候補が手を挙げている。本調査レポートでは蓄電池市場において、「いつ、どれぐらいの規模で、どんな製品が、どんな市場を」を形成していくのかについて、背景やストーリなどを明らかにしつつ、市場規模推移に対する予測を行った。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:国内の主要定置用(ESS)蓄電池関連メーカー19社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで国内の定置用(ESS)蓄電池市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:国内定置用(ESS)蓄電池関連メーカー(19社)の蓄電池、並びに蓄電システム製品
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2012年7月~2012年10月
■本資料のポイント
- 補助金等終了までに「最適スペック」、「最適価格」を掴むべし
- ESSの「あるべき姿」は未だ暗中模索の状態 ユーザーと共に構築するシステムこそがイントロダクション
- 鉛電池
UPS向けをメインに一定の市場規模を有するもジリ貧の傾向
新規市場のシステム案件増加に向け、一段上のポジションを目指せ - LIB
補助金制度が追い風になるも、依然コスト面に課題
セルの使い分けで「松竹梅」ラインナップを取り揃えるのも有意の策 - ニッケル水素電池
高Cレート特性に強み
鉄道システムをはじめ、ピークシフト、電力系統安定化への展開進む - レドックスフロー電池
今後2~3年の間に事業本格化へ
原料調達ルートや電解液加工技術が低コスト化への鍵 - Na-S電池
火災事故を契機に安全対策とコスト削減に一段と注力
大きな潜在需要が見込める海外市場への注力を強める - NAS電池、レドックスフロー電池の同項については弊社定期刊行物Yano E plus2012年9月号、10月号より一部抜粋
■本資料の概要
第一章 定置用(ESS)蓄電池市場の展望
第二章 定置用(ESS)蓄電池市場
第三章 定置用(ESS)蓄電池関連メーカーの動向と戦略
■掲載内容
第一章 定置用(ESS)蓄電池市場の展望
ESSの「あるべき姿」は暗中模索状態
ユーザーと共に構築するシステムこそイントロダクション
2015年度は126万kWh、2020年度はその9倍近くまで市場成長の可能性
補助金、推進基金政策による後押し、既設蓄電池の入れ替え等で
業務用蓄電は2013年度以降も伸びを維持
一般家庭用蓄電地はハウスメーカーのセット販売で伸張
急速充電システムは地方自治体の助成制度が追い風に
確実に拡大方向にあるも、長期的見通しが難しい蓄電池市場
この数年でユーザーと共に「最適スペック」、「最適価格」を掴むべし
【表】:定置用(ESS)蓄電池市場 需要分野別 市場規模推移(容量・国内市場)
【グラフ】:グリッド用(系統安定用途)電池別構成比率推移(容量ベース 2012年度見込、2020年度予測)
【グラフ】:ピークシフト/ピークカット・バックアップ蓄電(業務用)
電池別構成比率推移(容量ベース 2012年度見込、2020年度予測)
【グラフ】:ピークシフト/ピークカット・バックアップ蓄電(一般家庭用)
電池別構成比率推移(容量ベース 2012年度見込、2020年度予測)
【グラフ】:UPS(業務用)電池別構成比率推移(容量ベース 2012年度見込、2020年度予測)
【グラフ】:UPS(インフラ用)電池別構成比率推移(容量ベース 2012年度見込、2020年度予測)
【グラフ】:蓄電池搭載電動自動車充電システム電池別構成比率推移(容量ベース 2012年度見込、2020年度予測)
【表】:参考資料 定置用(ESS)蓄電池主要プレーヤー一覧(取扱い電池種類、ターゲット市場)
第二章 定置用(ESS)蓄電池市場
鉛電池市場
新規市場の需要取り込みを目指し、各社でサイクルユース向け鉛電池の上市、開発が進む
UPS向けは依然市場の9割を占めるもジリ貧化の傾向
新規市場への採用拡大に向けた取組みで今後の成長に繋ぐ
定置用蓄電向けでは成熟製品にあらず、むしろこれからが鉛電池にとって革新の時
【表】:鉛電池の種類
【表】:鉛電池メーカー サイクルユース向け長寿命鉛電池の取組み状況
【グラフ】:定置用(ESS)蓄電池向け 鉛電池 需要分野別市場規模推移(容量ベース 2010~2015年度予測)
【グラフ】:定置用(ESS)蓄電池向け 鉛電池 需要分野別市場規模推移(金額 2010~2015年度予測)
LIB市場
新規定置用蓄電市場の本命、今後の市場成長を見込み、多くのプレーヤーが参入 競争激化の方向へ
ハウスメーカーの販売強化により2012年度は一般家庭向けLIB蓄電システムが急成長の見込み
年度の後半にかけ、補助金制度による追い風に期待
グリーンニューディール基金の執行を牽引役に、2014~2015年度にかけては
業務用蓄電地システム市場が存在感を高める
非常用インフラを兼ねるLIB搭載の充電器システムが公共施設向けで採用拡大
LIBの使い分けで蓄電製品の「松竹梅」ラインナップを取り揃えるのも有意の策
足元の蓄電ニーズを取り逃せば、補助金後の成長は無い
【表】:LIB搭載定置用蓄電池 主要プレーヤー/取り扱い製品の主なターゲット需要分野一覧
【グラフ】:定置用(ESS)蓄電池向け LIB 需要分野別市場規模推移(容量ベース 2010~2015年度予測)
【グラフ】:定置用(ESS)蓄電池向け LIB 需要分野別市場規模推移(金額 2010~2015年度予測)
ニッケル水素電池市場
川崎重工業の「ギガセル」が放熱性に優れ、高Cレート特性を実現する独自構造で製品化に先行
川崎重工業は系統電力向けへの展開を視野に、足元では鉄道システム向けに注力
トヨタ自動車はハイブリッド車使用済み電池転用の実証実験を開始
2012年度は省エネ効果等で鉄道システム向けをメインに数億円の市場規模
2015年度は2012年度比で2~4倍程度に成長
レドックスフロー電池市場
自然エネルギー発電の積極導入機運が追い風
早期に複数プレーヤーが集う展開も
NEDO「ムーンライト計画(1978~1992年)を経て、2001年に世界初本格的実用システムの開発に成功
近年はバナジウム系電解液が主流
大容量蓄電池として多くのメリットがあるが、設置スペースは比較的大きい
バナジウム関連コストが半数近い状況、原料調達ルートや電解液加工技術が低コスト化への鍵
再生可能エネルギー発電の系統連系・安定化に向けた住友電気工業の参入で大きく市場拡大へ
【図】:レドックスフロー電池の基本構成図
【表】:レドックスフローの主要構成部材、特徴、課題、研究開発経緯
【グラフ】:レドックスフロー電池 市場規模推移と予測(世界市場金額ベース:2011~2020年度予測)
【グラフ】:レドックスフロー電池 WW市場規模予測の用途分野大別(金額ベース)
Na-S電池市場
日本ガイシが実用化に成功し商標登録され定着
常温作動型Na-S電池開発を目指す取組みも始まる
様々なブレークスルーを経て2003年から本格実用化開始
火災事故を契機に安全対策とコスト削減は一段と注力される方向に
NAS電池市場は以前より大型案件に依存
今後は大きな潜在需要が見込める海外市場への注力を強める
【図】:NAS電池の50kWモジュールとシステム外観
【表】:ナトリウム-硫黄電池の主要構成部材、特徴、課題、研究開発経緯
【グラフ】:日本ガイシのNAS電池 売上推移と予測(世界市場 金額ベース 2008~2015年度予測)
【グラフ】:NAS電池の稼動中相容量に占める海外比率(2011年8月)
第三章 定置用(ESS)蓄電池関連メーカーの動向と戦略
株式会社GSユアサ
新規LIBセルの開発で定置用蓄電池市場への提案を加速
主力事業は依然鉛蓄電池、中長期成長分野としてLIBに注力
【表】:GSユアサ 定置用蓄電(鉛電池・LIB)出荷推移(金額・国内市場)
LIBでは世界最大級の生産体制を構築
【表】:GSユアサ 鉛電池関連生産拠点一覧
【表】:GSユアサ LIB関連生産拠点一覧
LIBセルは高性能化を実現した車載用セル「LEV50N」を開発
鉛電池ではサイクル寿命を高めた新規セルの開発を推進中
電源装置ではピークシフト/ピークカット用途、長時間バックアップ用途向けに
LIB搭載製品を新たに提案
【表】:GSユアサ 定置用蓄電鉛電池 取扱いラインアップ/提案用途
【表】:GSユアサ 定置用蓄電LIB 製品一覧
鉛電池の出荷はセル・モジュール単位の外販、電源装置含め一定規模で推移
【表】:GSユアサ 定置用蓄電鉛電池出荷量推移(容量・国内市場)
【表】:GSユアサ 定置用蓄電鉛電池出荷量推移(金額・国内市場)
LIBはピークカット・防災対応蓄電システム、PV-EVシステム等の積極提案で成長続く
【表】:GSユアサ 定置用蓄電LIB出荷推移(容量・国内市場)
【表】:GSユアサ 定置用蓄電LIB出荷推移(金額・国内市場)
新神戸電機株式会社
目指すは総合蓄電デバイス・システムメーカー
4つの蓄電デバイス+日立グループのシナジーで定置用蓄電市場を開拓
長寿命鉛蓄電池「LLシリーズ」では風力用途で期待寿命17年を実現(LL-W形)
大規模風力発電(ウィンドファーム)への設置実績を有する
【表】:新神戸電機 LL-W形電池 仕様概要
【表】:市浦風力発電所 設備仕様
LIBセルでは高出力対応の円筒形をリリース予定、コスト低減に向けた取組みも進む
Seflaシステムを始めとする蓄電システムソリューションを拡充
【表】:新神戸電機 リチウムイオン電池システム(1時間供給タイプの一例)
【表】:新神戸電機 LL蓄電システム(鉛蓄電池)(4時間供給タイプの一例)
【表】:新神戸電機 小容量システム(小規模事業者向け)
LL形電池の生産能力を5割増強予定、LIBもセル生産設備の増強投資が順調に進む
【表】:新神戸電機 LIB/鉛蓄電池 生産拠点一覧
鉛蓄電池、LIB共にピークシフト/ピークカット・バックアップ用途向けが
今後の国内市場の牽引役となる見込み
【表】:新神戸電機 定置用蓄電 鉛蓄電池 出荷推移(容量・国内市場)
【表】:新神戸電機 定置用蓄電 鉛蓄電池 出荷推移(金額・国内市場)
【表】:新神戸電機 定置用蓄電 LIB 出荷推移(容量・国内市場)
【表】:新神戸電機 定置用蓄電 LIB 出荷推移(金額・国内市場)
古河電池株式会社
鉛電池を軸に新蓄電市場に向けた効率的なシステム提案を追求
スマートグリッド向けなど蓄電ビジネスの取組みを強化
【表】:古河電池 北九州スマートコミュニティ創造事業 蓄電システム
将来的には電池メーカーから電機メーカーへのステージアップによる事業拡大も視野に
サイクルユース専用「FCP-1000形」、キャパシタ一体型鉛電池「Ultra Battery」
産業用LIBなどの新製品を新規市場向けに提案
【表】:古河電池 サイクルユース向け蓄電池製品(鉛電池、LIB)
【表】:古河電池 生産拠点一覧
【表】:古河電池 定置用蓄電鉛電池出荷推移(容量・国内市場)
【表】:古河電池 定置用蓄電鉛電池出荷推移(金額・国内市場)
UPS定期メンテナンス需要の掘り起こしをメインに、ここ数年は前年度比微増で推移
2012年度以降はピークシフト/ピークカット用途向け等も徐々に立ち上がる見込み
株式会社 東芝
二次電池 SCiBTM、グループシナジーを武器に、幅広い蓄電ニーズに対応
社会インフラシステム社の発足により、インフラバッテリー事業を推進
【表】:東芝 社会インフラシステム社 取扱い蓄電関連製品
SCiBTMはLIBを超えるサイクル寿命、安全特性等に優位性、広範囲な定置用蓄電用途をカバー
【表】:SCiB セル・モジュール参考仕様
SCiBTMをベースに小規模~大規模までの定置用蓄電システム「スマートバッテリ」を提案
一般家庭用には大容量、高出力の系統連系蓄電システム「エネグーン」を新たにリリース
【表】:スマートバッテリ 基本仕様一覧
【表】:スマートバッテリ 各システムの特長
柏崎工場は2013年度以降、200万セルへ引き上げの予定
【表】:東芝 SCiB生産拠点一覧/能力推移
実証実験向けの大規模システム、エレベータの非常用電源、家庭用蓄電システム
提案の幅を広げ、今後も定置用蓄電向けSCiBTMの出荷を伸ばす
【表】:東芝 定置用蓄電システム向けSCiBの主な採用状況
日本電気株式会社
ICT技術とLIB事業のシナジーに強み
日産LEAF向けLIBでの採用に加え、今後は蓄電関連製品での更なる事業拡大を図る
大容量化・軽量化を実現する次世代マンガン系LIBを新たに発表
【表】:新規開発LIBセルと現行品との比較
2012年3月、家庭用蓄電システムの量産モデルを発表
車載用電池セルの技術応用等で競合他社を圧倒するコストパフォーマンス実現
【表】:家庭用蓄電システム「ESS-H-002006B」の主な仕様
定置用中型、大型蓄電システムで実証実験にも参画
【表】:NEC 法人向け蓄電システム
量産モデルの上市を受け、2012年度は大幅な出荷増となる見込み
ソニー株式会社
安全性、信頼性の高い蓄電ソリューションを提供
東京消防庁から蓄電システムの受注を獲得
HEMSとの組み合わせではエンターテイメント性を追求
分電盤接続型や操作性を向上させた業務用蓄電地の新シリーズ発表でラインナップを拡充
【表】:ソニー 蓄電用LIB製品一覧
LIB組み立て工程の海外移転でコスト競争力を強化
【表】:ソニー LIB関連生産拠点一覧
放送局やオフィス等のバックアップ用途でも導入実績
パナソニック株式会社
グループシナジーを活かした蓄電ソリューションを展開
パナソニック電工、三洋電機を含めた事業再編により、2012年1月より新体制へ移行
2011年~2012年で業務用、住宅用、公共産業用と蓄電製品ラインナップを積極的に拡充
【表】:パナソニック 蓄電システム製品概要一覧
セル生産では中国・蘇州工場が2012年7月より稼動、コスト競争力の強化を図る
【表】:パナソニック LIB生産拠点概要
独自開発の太陽光パネル「HITシリーズ」と蓄電池の組み合せで店舗への導入進む
エリーパワー株式会社
製品ラインナップ拡充で、提案領域を拡大
【表】:エリーパワー 株主構成
正極材にはリン酸鉄リチウムを採用、個別に国際安全認証を取得し製品の信頼性を更に向上
【表】:エリーパワー 大型LIBセル参考仕様
住宅用に最適化した「パワーイレ・プラス」を新たに上市
【表】:エリーパワー パワーイレ・プラス仕様一覧 PPS-11/PPS-20
業務用大型蓄電システムの納入実績を活かし
業務用ターゲットの蓄電システムも新たに上市予定
新工場の稼動を受け、2013年度には生産能力120万セル/年(約18万kWh)に
【表】:エリーパワー LIB生産拠点一覧
累積2,000台以上の販売実績、安全性・性能面の優位性にコスト競争力の強化が加わり
2012年度以降も引き続き大幅成長の見込み
株式会社IHI
標準化したLIBモジュールの量産を開始、公的機関での採用を獲得
東京消防庁に蓄電システムを納入
サプライチェーンの強化も進め、今後の更なる事業成長を目指す
A123SystemsのLIBセルをベースとするモジュール「MonoBlock」を標準ラインナップ
【表】:蓄電モジュールの参考仕様
2012年度から月産100台のプレ量産を開始、2013年度には年産10,000台まで増産予定
【表】:IHI Monoblock生産拠点・生産能力推移
足元は公共案件をメインターゲットに順調な出荷状況
【表】:IHI 定置用蓄電LIB出荷推移(国内市場)
エナックス株式会社
顧客が求める蓄電製品を最適ソリューションで提案
リン酸鉄リチウム採用のLIBで台湾PSI社と協業
企業のBCPに対応する移動型蓄電システム X-Battery PBACシリーズを新たにリリース
採用セル、システム設計の最適化で業界トップクラスのコストパフォーマンスを実現
【表】:エナックス 移動型蓄電システムX-Battery PBACシリーズ製品仕様
2012年度に国内外の生産拠点を増強、リサイクルシステムの構築にも着手済み
【表】:エナックス 生産拠点一覧
PBACシリーズの拡販により2012年度は前年度を大幅に上回る実績を見込む
【表】:エナックス 売上高推移
三菱重工業株式会社
多種多様な大型LIB蓄電システムの商品化と提案を促進
国内初のMW級コンテナ型LIB蓄電システムの開発を完了
2012年9月には大型カスタム蓄電池製造事業者としてSIIの認定を取得
定置用蓄電池向けには高容量タイプの大型LIBセルをラインナップ
【表】:三菱重工 P140電池及びP060電池の仕様
コンテナ型システムはグリッドシステム等の実証実験向けに納入実績
国内では非常時における仮設電源としてのニーズも
【表】:三菱重工 「ラック型蓄電システム」「コンテナ型蓄電システム」参考仕様
長崎造船所にて2010年より量産化実証工場が稼動
【表】:三菱重工業 LIB生産拠点
東日本大震災以降、国内では業務用にバックアップ専用用途の引合いが増加
古河機械金属株式会社
韓国MEGABESS社とのタッグで、MWhクラスの蓄電池市場に先手
自社のエンジニアリング力に加え、古河グループのサポート体制、販売網を活用
「BESS」は容量別に3クラスをラインナップ
2タイプのモジュールをベースに最適設計を実現
【表】:古河機械金属 「BESS」製品ラインナップ概要
【表】:古河機械金属 「BESS」搭載モジュール参考仕様
古河機械金属のノウハウで安全性を強化、競合他社の先を行くBMS技術に優位性
kWh単価では安全性とコストパフォーマンスの両立を実現
ニチコン株式会社
エネルギーマネージメントのノウハウを活かし、蓄電事業に新規参入
韓国Samsung SDIのLIBを採用、蓄電容量トップクラスの家庭用蓄電システムを発売
【表】:ニチコン ホーム・パワー・ステーション(家庭用蓄電システム)
業務用では電気二重層コンデンサとLIBの組み合わせ等、
案件内容に応じたカスタム対応で顧客ニーズに合致した蓄電システムを提案
【表】:ニチコン 蓄電池付充電器納入実績一覧
家庭用、業務用ともに引合いは好調、2012年度後半から2013年度以降にかけて出荷増を予測
株式会社正興電機製作所
家庭用蓄電システムのパイオニア
鉛電池からLIBまで蓄電池製品群を拡充
累計1,300台以上の販売実績、更なる事業拡大を目指し蓄電池関係の専門部隊を東京支社に移管
【表】:正興電機製作所 事業内容
市場のニーズ変化を捉えた鉛蓄電製品を新たにラインナップ
【表】:正興電機製作所 「エネ・パック」シリーズ製品仕様概略
2012年からは新たにEV用LIBの二次利用を想定した蓄電システムの製造も開始
【表】:正興電機製作所 EHB-240A020製品仕様
鉛電池蓄電システムは2011年度に急成長、2012年度以降は前年度比130%台の伸び
LIB蓄電システムも2011年度の立ち上がり以降、順調な成長を見込む
【表】:正興電機製作所 定置用蓄電鉛電池製品出荷推移(容量・国内市場)
【表】:正興電機製作所 定置用蓄電鉛電池製品出荷推移(金額・国内市場)
因幡電機産業株式会社
商社機能とメーカー機能の総合力で、蓄電池事業を推進
リン酸鉄リチウム採用のLIBを搭載した可搬型蓄電地「G-LiFeセーブ」
2012年9月に補助金対象の認証を取得
【表】:因幡電機産業 「G-LiFeセーブ」補助金対応製品仕様概略
2012年度は前年度比約4倍の出荷見込み
【表】:因幡電機産業 定置用LIB蓄電池システム出荷推移(国内市場)
JFEエンジニアリング株式会社
蓄電池搭載型急速充電器のパイオニア、充電スタンドの新たな価値を提案
「非常時の電源インフラ」と「急速充電インフラ」、1台で2つメリットを顧客に訴求
蓄電池搭載の急速充電器としては唯一、CHAdeMO規格に対応
市場環境の変化に対応すべく、筐体サイズ、コスト等を見直した新ラインナップを追加予定
【表】:JFEエンジニアリング 急速充電器「RAPIDAS」シリーズ製品概要
超急速充電器タイプでは8分で80%充電を実現
まずは商用車をターゲットに「RAPIDS」の優位性を将来の事業につなぐ実証実験を推進
コスモ石油との実証実験もスタート、2015年度を目処に国内で数百箇所の導入を目指す
川崎重工業株式会社
「ギガセル」の特性を活かした需要開拓が進む
鉄道車両、エネルギー・発電設備など、従来事業とのシナジーに強み
「ギガセル」は独自の「バイポーラ3D構造」を採用、今後はラインナップの最適化を推進
【表】:川崎重工業「ギガセル」参考仕様
低コスト化を目指す
【表】:川崎重工 ギガセル生産拠点
足元では鉄道向け蓄電システムが成長の牽引役、電力品質安定化用途への展開も進む
【表】:川崎重工「ギガセル」蓄電システム導入実績
住友電気工業株式会社
パワーシステム研究所の設立でレドックスフロー電池の研究開発体制も強化
MW級の大規模蓄電システムでの各種実証試験を経て2014年度から新たな事業展開へ
最大課題であるコストの改善を強力に推進、2015年頃にはトップクラスの価格優位性を目指す
日本ガイシ株式会社
2012年度下期よりNAS電池の新規生産を再開予定
2002年からNAS電池の事業化を開始
2011年9月には使用中総容量:30万5,000kWに達する
2012年度は海外案件が中心、今後は従来主力分野に加え電力供給系統向け等の需要を開拓
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