2014 業務用掃除ロボットの可能性と将来性

業務用掃除目的のサービスロボットを対象に参入企業の取り組み実態や開発動向、事業化プラン、需要展望を把握すると共に、それらをベースに業務用掃除ロボットの可能性を追求し、課題と将来性を考察した。

発刊日
2014/10/30
体裁
A4 / 126頁
資料コード
C56118100
PDFサイズ
3.0MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:業務用掃除目的のサービスロボットを対象に参入企業の取り組み実態や開発動向、事業化プラン、需要展望を把握すると共に、それらをベースに業務用掃除ロボットの可能性を追求し、課題と将来性を考察する。
調査対象:国内の業務用掃除ロボットメーカやその研究開発に取り組む企業、関連団体、関係省庁等
調査方法:直接面接取材による情報収集を中心に、電話ヒアリング、公表されている資料やデータ、文献、研究成果等を入手
調査期間:2014年8月~2014年10月

資料ポイント
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  • 業務用掃除作業を行うロボットのうち、製品化されている床面掃除ロボット、太陽光パネル掃除ロボット、煙突・焼却炉壁掃除ロボット、プール掃除ロボット、エアコン掃除ロボットにターゲットをあて、メーカの取り組み状況や市場の可能性を考察

資料概要
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第1章 業務用掃除ロボット市場の現状
第2章 タイプ別業務用掃除ロボットの製品動向
第3章 業務用掃除ロボット主要参入企業の取り組み実態
第4章 業務用掃除ロボットの可能性と将来性

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章 業務用掃除ロボット市場の現状

1.業務用掃除ロボットの種類と実用化レベル
2.業務用掃除ロボット参入企業
3.業務用掃除ロボットの市場規模
  (1)市場規模の絶対値はまだ小さいが、市場創造に向けて期待できる数量ベースの伸び
  (2)数量の伸びに支えられ金額でも市場は拡大。しかし、規模はまだ小さい

第2章 タイプ別業務用掃除ロボットの製品動向

1.床面掃除ロボット
  (1)参入時期と参入企業
  (2)掃き掃除と洗浄機能に分かれ、稼働時間2時間、掃除能力1000㎡/hが一つの目安
  (3)市場規模はごく小さい。ようやく市場創出に向けてスタート準備が整う2014年度
  (4)まだ判断材料が出揃っていない走路設定方式と付加機能。企業の狙いにより差
  (5)条件や使い方を細かく設定することでメリット。歴史が短く課題は出揃わず
2.太陽光パネル掃除ロボット
  (1)FITの施行とメガソーラの普及で製品化。2014年度に参入企業が出揃う
  (2)回転ブラシによる掃き出しは共通。洗浄水の有無や稼働時間、掃除能力に違い
  (3)2014年度に製品が出揃い、市場創造が始まる。市場規模はまだ小さい
  (4)軌道走行型と自律走行型が製品化。採用センサと付加機能はメーカで異なる
  (5)メガソーラを対象とする点は共通。課題抽出はこれからが本番
3.煙突・焼却炉壁掃除ロボット
  (1)参入企業は2社。実用化の歴史は長いが、展開は限定的
  (2)人手による作業の代替が主目的で、新しい手段の採用はない
  (3)合わせて累計10台強の出荷実績。量産規模にはなく、販売価格は割高感が強い
  (4)ロボットにセンシングや自律制御機能はない。あくまでも作業の代替に徹する
  (5)用途を限定し、進化もしない中で商品力は高まらない。高価格が最大の課題
4.プール掃除ロボット
  (1)国内外製品の5社が参入。1970年代からプール掃除機器事業が立ち上がる
  (2)メーカの考え方の違いが製品に反映しているプール掃除ロボットの能力
  (3)市場規模は500台前後。四柳、JCEO、新光産業が主力
  (4)走路設定ではコードのねじれ防止に違いを出す。センサの採用は少ない
  (5)プール専用品としては、新規需要は期待できない
5.エアコン掃除ロボット
  (1)パッケージエアコンに特化して1社のみが参入
  (2)人手によるよりも、緻密で大量の水で洗浄可能。洗浄効果に違いを追及
  (3)累計300台を超す出荷台数。しかし近年は出荷がなく、市場はできず
  (4)ロボットの条件は満たすが、高度な技術は追及せず。掃除効果に重点
  (5)知名度と効果を認識してもらうために大口ユーザ確保が最大課題

第3章 業務用掃除ロボット主要参入企業の取り組み実態

1.アマノ(株)
  (1)ティーチング方式による自律運転の床面洗浄ロボットを製品化
  (2)あえて万能性を追求せず、機能を限定。ユーザ評価の判断はこれから
  (3)当面は大型スーパーが主ターゲット。ニーズと反応を見て、改良と品揃え拡
2.昭和工業(株)
  (1)伸縮アームと回転ブラシユニットで煙突掃除を無人化。全自動運転も可能
  (2)機能や人への貢献で効果があるが、導入メリットが出るユーザは限定される
  (3)煙突掃除ロボットは期待と限界が共存。掃除ロボット全体の盛り上がりに期待
3.シンフォニアテクノロジー(株)
  (1)PVパネル掃除ロボットを製品化。中小からメガソーラを対象に、独自の性能を付与
  (2)機能と性能のバランスを見極め、メリットが出る価格を優先。2014年10月発売開始
  (3)細かな課題は残るが、使い方にもよる。機能や応用範囲拡大で発展の余地は大きい
4.太平電業(株)
  (1)昇降式足場とレール駆動で上下左右に移動。簡易な構造で焼却炉清掃を無人化
  (2)焼却炉壁清掃ロボットにとってマイナス要因が続く。現状は事業として未成立
  (3)潜在需要は大きく、労働力不足にも対応できる。しかし、そのための課題も山積
5.知能技術(株)
  (1)SA向けに2007年にトイレ床面掃除ロボットを完成。翌年には改良機も発表
  (2)機能は盛り込むが、運用面で課題解決に至らず。取り組み継続の難しさも表す
  (3)進む新型床面掃除ロボット開発。ステレオカメラとマーカによる区画認識と自律走行
6.日菱インテリジュンス(株)
  (1)複数のノズルから高圧洗浄水を大量に噴射し、人手以上の洗浄能力を実現
  (2)手作業に比べ確実に効果が出る。累計300台以上を出荷するが、近年は見られず
  (3)効果を重視するニーズは高まる。大手チェーン店で採用がカギとなるが、課題もある
7.フィグラ(株)
  (1)2009年より床面掃き掃除ロボットを製品化。自律走行による掃き掃除を行う
  (2)メリットの出しやすい箇所を前提に、最大公約数の機能と価格のバランスをとる
  (3)細かなニーズに対応し品数を増やすことが、事業拡大と市場拡大につながる
8.(株)四柳
  (1)2本のタッチセンサによるN型直進走行で、コードのねじれを防ぎ長時間自律走行
  (2)規模の大小はあるが、プール床面掃除ロボットとして市場は確立し事業は成立
  (3)このままでは需要量拡大は期待できず、用途開拓や付加価値の向上もしにくい
9.その他の企業
  (1)富士重工のロボット事業を継承するCYBERDYNE(株)
  (2)サービスロボットの一環として業務用掃除ロボットに注力のシャープ(株)
  (3)大学発ベンチャーとしてPVパネル掃除ロボットで海外市場を目指す(株)未来機械

第4章 業務用掃除ロボットの可能性と将来性

1.人手による作業が中心で、作業効率も悪い業務用掃除ロボットの対象市場
2.業務用掃除ロボットには、掃除能力とコストメリットが共通して求められる
3.二面性を合わせ持つ業務用掃除ロボットの効果と弊害。メーカの指導がポイント
4.使用条件の幅を広げることが業務用掃除ロボットの発展の可能性につながる
5.業務用掃除ロボットの需要量算出
  (1)用途に応じた品揃えの拡大で需要が広がる床面掃除ロボット
  (2)家庭用や海外向けで市場は拡大する太陽光パネル掃除ロボット
  (3)需要量は少ない煙突・焼却炉壁掃除ロボット
  (4)一定の普及レベルにあるプール掃除ロボット
  (5)効果と費用の評価次第となるエアコン掃除ロボット
6.業務用掃除ロボットの市場規模予測

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