2015年版 食品の通信販売市場
消費者の生活スタイルの変化に伴い、スーパーやCVSに続く食品の購入先として成長過程にあり、かつ、更なる成長が期待されているのが通販である。多くの食品メーカーでは、通販売上高の拡大が至上命題となっているものの、従来の流通戦略やコスト構造とは異なるビジネスであることから、まだ発展途上であるのが現状である。本調査レポートは、‘低単価高頻度購入型’という消費特性を考慮し、食品に特化した通信販売市場、及び、食品関連企業の通販事業への取り組み実態を調査し、まとめたものである。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:食品通販市場を広く調査・収録することによって、当該市場に関するマーケティング戦略作成のための基礎資料とする。
調査対象:通信販売事業者、食品関連企業、生協、食品小売事業者、食品卸、等
調査方法:アンケート調査、電話取材、関連統計の集計・分析を実施した。
調査期間:2015年6月~2015年8月
- 食品業界は、少子高齢化に伴う人口の減少や価格志向の強まりを受けて、総市場が緩やかな縮小基調にあるが、通信販売に関しては、大手ショッピングサイトにおいて食品の取扱強化が進んでおり、ネット通販を中心に大きな拡大が見られる
- 店舗ルートへの卸売を中心とする食品メーカーにおいても、通販事業の育成・拡大が重要課題となっているが、従来の流通経路やコスト構造とは大きく異なるビジネスであることから、発展途上にあると見られる
- 本調査レポートでは‘低単価高頻度購入型’という食品の消費特性を考慮し、食品業界を取り巻く通販市場の現状を広く把握した上で、製品カテゴリ別・チャネル別の市場動向を調査分析した
- また、食品メーカーを対象に通販事業への取り組み状況を調査し、傾向を纏めた
第Ⅰ章 食品通販市場の概況
第Ⅱ章 食品通販の製品分野別動向
第Ⅲ章 食品通販のチャネル別動向
第Ⅳ章 食品関連企業の通販展開動向調査(アンケート調査)
第Ⅴ章 主要企業の食品通販動向(個票)
■掲載内容
第Ⅰ章 食品通販市場の概況
1.食品の総市場の概況
(1)食品産業を取り巻く環境
(2)食品の総市場規模推移(2010~2014年度)
・食品総市場市場規模推移(2010~2014年度)
・製品別の市場規模推移(2010~2014年度)
2.食品通販の市場規模推移
・食品通販の市場規模推移(2010~2014年度)
・食品通販の市場規模と通販率の推移(2010~2014年度)
3.注目の市場動向
(1)通販を巡る異業種間提携
(2)オムニチャネル化の進行
①セブン&アイホールディングス
②楽天
③ヨドバシカメラ
④千趣会・J.フロントリテイリング
(3)物流の状況
①ヤマトホールディングス
②SGホールディングス
(4)再配達削減に向けた取り組み
(5)フルフィルメントサービス
①アマゾンジャパン
②オイシックス
③鈴与
(6)C&CP(Click&Collect Point)
(7)機能性表示食品制度
(8)モバイルへの対応
(9)海外展開の動向
4.食品通販の市場規模予測(2015~2019年度)
・食品通販チャネル別市場規模予測(2015~2019年度)
第Ⅱ章 食品通販の製品分野別動向
1.製品分野別市場規模
・製品別市場規模の推移(2010~2014年度)
・製品別市場構成比の推移(2010~2014年度)
・製品別通販率の推移(2010~2014年度)
・食品通販のカテゴリ別概況(生鮮食品/米/酒類/飲料/菓子類/健康食品)
2.各カテゴリの動向
(1)生鮮食品
・市場規模推移(2010~2014年度)
・主要企業の動向(オイシックス/らでぃっしゅぼーや)
・注目の動向
(2)米
・市場規模推移(2010~2014年度)
・注目の動向
(3)酒類
・市場規模推移(2010~2014年度)
・注目の動向
(4)飲料
・市場規模推移(2010~2014年度)
・注目の動向
(5)菓子類
・市場規模推移(2010~2014年度)
・注目の動向
(6)健康食品
・市場規模推移(2010~2014年度)
・注目の動向
(7)その他
①介護食品
第Ⅲ章 食品通販のチャネル別動向
1.チャネル別市場規模
・食品通販チャネル別市場規模推移(2011~2014年度)
・食品通販チャネル別市場規模構成比の推移(2011~2014年度)
2.各チャネルの分析
(1)ショッピングサイト
・主要ECサイトの流通総額推移(2011~2014年度)
・ショッピングサイト(食品)の市場規模推移(2011~2014年度)
・ショッピングサイト(食品)の市場シェア(2014年度)
・主要ECサイトの食品構成比(2014年度)
①出店・出品施策
②プロモーション施策
③物流対策
(2)生協
・生協の供給高推移(2011~2014年度)
・生協の市場規模推移(2011~2014年度)
(3)自然派食品宅配
・自然派食品宅配の市場規模推移(2011~2014年度)
・自然派食品宅配の市場シェア(2014年度)
①オイシックス
②らでぃっしゅぼーや
(4)ネットスーパー
・ネットスーパーの市場規模推移(2011~2014年度)
・主要企業の動向
(5)メーカー直販
・メーカー直販の市場規模推移(2011~2014年度)
・主要企業の動向
(6)卸問屋の動向
(7)その他の動向
第Ⅳ章 食品関連企業の通販展開動向調査(アンケート調査)
調査要綱(回答企業属性、調査期間、調査方法、質問項目)
1.食品通販の展開状況
2.食品通販の事業規模
3.食品通販の事業展開体制
4.食品通販における製品の展開状況
5.食品通販の展開方法・媒体
6.食品通販の注文方法
7.食品通販の決済方法
8.食品通販の平均受注単価
9.食品通販の配送料
10.食品通販の物流体制
11.食品通販を展開したことによる効果
12.食品通販における課題
13.販促方法・使用している販促ツール
14.食品通販の海外展開について
第Ⅴ章 主要企業の食品通販動向(個票)
掲載内容:会社概要、業績推移、通販全体の動向、食品通販の動向
アスクル、アマゾンジャパン、オイシックス、ヤフー、
ヨドバシカメラ、楽天、らでぃっしゅぼーや
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。