2016年版 子供市場総合マーケティング年鑑
本調査レポートは、子供に関連するマーケットを体系的に捉え、市場の将来性を検証するための総合資料として企画した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:本調査は、子供に関わる商品・サービスの各マーケットにスポットを当て、企業及び消費者ベースの調査とマクロデータの分析から市場の現状と今後を探ることを目的とした。
調査対象:子供に関する下記市場をセグメントごとに解説した。調査対象エリアは国内市場とする。
娯楽用品・レジャー/教育サービス・用品/食品/衣料品・身の回り品/日用品・生活雑貨/ベビー・子供用サービス
調査対象企業(詳細情報掲載企業):保育・学童/教育/製造・小売/サービス
調査方法:直接面接取材。FAX・電話・Eメール取材/弊社刊行の各種マーケットレポートのデータ引用/ウェブによる消費者アンケート実施/各企業の決算関連資料収集/各企業のプレスリリース資料収集/官公庁・自治体・業界団体が発表する各調査結果の収集/各報道情報の収集
調査期間:2016年4月~2016年6月
- 子供関連の各種ビジネス・市場を網羅した総合マーケティング資料
- 各種子供向けビジネスの動向と参入事業者の戦略を徹底解説
- 拡大する「保育関連サービス」市場の豊富な取材データ、解説を掲載
- 3~9歳の子を持つ母親に対するアンケート調査を実施、子供関連サービスに対する親の意向を詳細調査
Ⅰ.総論
Ⅱ.子供関連主要企業の戦略
Ⅲ.子供関連市場分野別の動向
Ⅳ.3~9歳の子供を持つお母さんへのアンケート調査
Ⅴ.子供関連ビジネス展開企業リスト
■掲載内容
調査結果のポイント
Ⅰ.総論
1.子供関連市場の動向
(1)子供向け用品流通市場の動向
専門量販店の動向
子供商品の購入はSCが主流も、スマホを中心にネット通販も増加
(2)ベビー・子供向けネット通販の動向
全体の75%がネット通販を利用、活用サイトは「楽天」「アマゾン」の2強体制に
(3)キャラクター商品の動向
「妖怪ウォッチ」「アナ雪」は引き続き高い人気を維持するもポイントはいずれも減少
2.子供を取り巻く市場環境
(1)子供人口の推移
①子供(15歳未満)人口の推移
15歳未満の子供人口は33年連続で減少
子供人口は2050年に半減となる見通し
②出生数・婚姻数の推移
2015年の出生数は4千人増の100.8万人、5年ぶりに増加に転じる
③幼稚園児・小学生・中学生・高校生数の推移
施設数、生徒数の減少さらに進む、施設当たりの生徒数は小学校・高校で増加
(2)子供に関する消費支出の動向
前年から一転――子供関連支出は減少項目が増加項目上回る、教育費は増加に
(3)子供のライフスタイルの変化
①食生活、健康面
②こづかい額
長期的な減少トレンドも、15年は低学年で大幅増に転じる
③海外渡航者数
人数そのものは減少基調も全体に占める子供の渡航者割合はさらに拡大
Ⅱ.子供関連主要企業の戦略
1.保育・学童分野
コンビウィズ株式会社
株式会社キッズベースキャンプ
サクセスホールディングス株式会社
株式会社JPホールディングス
株式会社小学館集英社プロダクション
テンプスタッフ・ウィッシュ株式会社
長谷川キッズライフ株式会社
株式会社パソナフォスター
ピジョンハーツ株式会社
株式会社ベネッセスタイルケア
株式会社ポピンズ
2.教育分野
有限会社キッズインターナショナル
株式会社明光ネットワークジャパン
ヤマハ株式会社(ヤマハ英語教室)
株式会社やる気スイッチグループホールディングス
3.製造・小売分野
株式会社西松屋チェーン
日本トイザらス株式会社
三起商行株式会社
4.サービス分野
株式会社イオンファンタジー
株式会社カンドゥージャパン
KCJ GROUP株式会社
株式会社ボーネルンド
Ⅲ.子供関連市場分野別の動向
1.娯楽用品・レジャー
(1)玩具
①市場規模推移
②市場動向
玩具各ジャンルの概況
大手2大メーカー動向 ~バンダイ、タカラトミー~
(2)家庭用ゲーム
①市場規模推移
②市場動向
●ハード・ソフトとも厳しい市場環境続く
●ハードメーカーはスマートフォン対応が加速、新たなプラットフォームづくりも
●ソフトメーカーはユーザーの遊び方の変化に沿ったマーケティングを強化
●IPの他分野への活用が拡大
●縮小する国内市場の穴埋めを海外市場でカバーする動き、規制緩和の中国に注目集まる
●現状と今後の見通し
(3)子供向け出版物
①市場規模推移
・児童書(書籍)
・少年・少女向けコミック誌・コミックス
・児童向け雑誌(コミック関連除く)
②市場動向
・児童書(書籍)
絵本人気や学習漫画で児童書は前年増
絵本はロングセラーが続く、新刊もヒット作が登場
・少年・少女向けコミック誌・コミックス
少年向け・少女向けとも大幅減
電子コミックスが市場拡大
・児童向け雑誌(コミック関連除く)
少子化の影響を強く受け、長期低迷続く
(4)子供向けビデオ・DVD
①市場規模推移
②市場動向
2015年はビッグヒットがなく、市場は低迷
ブルーレイ対応ソフトの普及さらに進む
(5)子供向けスポーツ用品
①市場規模推移
②市場動向
2015年のスポーツ用品総市場は成長を持続、
市場のキーワードは “円安”、“インバウンド”、“スニーカーブーム”
子供・ファミリー層向けマーケットの動向
(6)子供・ファミリー向け劇場用映画
①市場規模推移
②市場動向
邦画はアニメ映画が主流で、東宝がヒットを連発
(7)遊園地・テーマパーク
①市場規模推移
②市場動向
東京ディズニーリゾートは入場者数が微減、売上高も僅かながら2期連続減少
USJ5年連続入場者増、過去最高の入場者を2015年度も達成
都心部以外は厳しい経営環境、名古屋のレゴランドの集客は?
(8)ゲームセンター・アミューズメント施設
①市場規模推移
②市場動向
各社の動向
(9)インドアプレイグラウンド
①市場規模推移
②市場動向
ナムコ参入
有力事業者の展開動向
2.教育サービス・用品
(1)学習塾・予備校
①市場規模推移
②市場動向
高効率、個別対応の映像授業サービスで引き続き拡大
タブレット端末を活用した学習サービスの事例
異業種事業者の参入で市場への影響あり
保育+教育のサービスの高まりに合わせた塾事業社による学童保育事業への展開
合併・吸収・提携が続く教育市場の状況
教育関連支出は「増やしたい」親多し
(2)私立幼稚園
①市場規模推移
②市場動向
教育機能に預かり保育機能を付加し園児の取り込みを強化
施設当たりの園児数は減少トレンドも大規模園は増加維持
認定こども園数が急増し私立幼稚園比率は減少、都道府県間格差も拡がる
ペースは減速も依然として増加基調で拡大~認定こども園の設置状況
2015年度より幼稚園の保育料一部引き下げ~2020年度の幼児教育無償化に向けた動きが始動
(3)幼児英才教育市場
①全体動向
②市場動向
・幼児受験教育市場
・幼児知育教育市場
(4)私立中学校
①市場規模推移
②市場動向
安定人気は難関校への合格実績のある中学校、大学付属、共学、新校舎も人気に
中高一貫校では高校での生徒募集を取りやめるところも
私立中学は首都圏と近畿圏に偏在
競争率は低下傾向も、安価で実績づくりも進む公立一貫校は人気に
科学やグローバルなど特色ある学校づくり進む
(5)幼児・子供英会話教室
①市場規模推移
②市場動向
英語教育の強化、早期前倒しに向けた国の動きが市場拡大の強力な追い風に
さまざまな参入事業者が増えて競争は激化
語学・外国語会話の習い事需要は縮小
(6)子供向け習い事教室
①市場規模推移
②市場動向
教養系習い事月謝は減少、全体に占める割合も5割を切る状態続く~家計調査
子供の学習費は減少トレンドも2014年は伸長
習い事は未就学児⇒していない、小1~小3年生⇒2つ以上がそれぞれ過半数を占める
ボリュームゾーンは6,000~8,000円、小1~小3女児の平均費用は上昇
習い事トップ「水泳」の人気は健在、習う子供が増え約4割に
お稽古・習い事市場におけるプレイヤー動向
子供向け習い事の新勢力「プログラミング」に注目集まる
(7)幼児・学生向け通信教育
①市場規模推移
②市場動向
幼児向け・学生向け通信教育はベネッセの新規会員減少のため縮小止まらない
学生向け通信講座は次世代型のWebサービスが主流に
(8)学習参考書
①市場規模推移
②市場動向
脱ゆとり効果一巡、教科書の厚さは増したが参考書の市場は活性化せず
ゆとり教育からの脱却で、教育にも貧富の格差が
中学生向けボカロで覚えるシリーズ好調。マンガやキャラクター付参考書も
(9)学童文具
①市場規模推移
②市場動向
・鉛筆
・消しゴム
・学習帳
(10)学習机・椅子
①市場規模推移
②市場動向
シンプルタイプの人気が継続、リビング学習需要に対応した商品も続々登場
(11)ランドセル
①市場規模推移
②市場動向
3.食品
(1)粉ミルク
①市場規模推移
母乳育児が推奨されるも、働く母親の増加で粉ミルク需要は拡大
輸入規制強化で中国から“日本製”粉ミルク消えるも、訪日中国人増え人気が回復
②市場動向
成分による差別化が行えないなか、参入各社は容器の改善など利便性向上商品を投入
主要チャネルは専門店&DgSも、ECチャネルが急速に拡大中
プロモーション活動は病産院中心に展開、WebやSNSを活用した販促も
市場成長の鍵握る“フォローアップミルクの利用期間延長” 森永は5歳までを対象とした
新カテゴリー「グローイングアップミルク」を訴求
哺乳瓶の消毒や調乳が不要な「液体ミルク」、震災時利用を機に国内流通への期待高まる
(2)ベビーフード
①市場規模推移
②市場動向
市場全体は2.9%のプラス成長、ウエットタイプへのシフト進む
ベビー飲料は7.5%減、主力の「清涼飲料」が2桁減でマイナス成長続く
離乳完了期の“後ろ倒し月齢”に焦点をあてた商品、おやつ領域の商品が増加
(3)菓子・デザート
①市場規模推移
②市場動向
菓子の支出金額は69,775円、70,000円台に近づく
推定生産数量・推定生産金額・推定小売金額すべてで増加基調続く
菓子・デザート動向 ~トレンドスイーツは焼きたてチーズタルト~
玩具菓子動向~2015年度は前年市場を席巻した2大ブーム終焉の反動で3.3%減~
流通菓子動向~価格訴求と品質訴求の二極化進む~
4.衣料品・身の回り品
(1)子供・ベビー服
①市場規模推移
②市場動向
専門店のシェアがさらに拡大、ネット販売も自前ショップ開設などの動きが活発化
前年好調だったベビー服が20.8%の大幅減、全体支出は再び減少に転じる
有力事業者の動向――ブランディングやECを強化する動きが活発化
(2)学生服
①市場規模推移
②市場動向
世帯支出、購入数量は男女とも長期低迷も平均単価は上昇基調
共同開発や萌え系キャラによる販促…有力メーカーの生き残りをかけた試行錯誤続く
(3)ベビーシューズ・子供靴
①市場規模推移
②市場動向
ベビーでは「機能性シューズ」、子供では「走行強化タイプ」が市場をけん引
各社の動向
(4)子供用眼鏡・コンタクトレンズ
①市場規模推移
②市場動向
品質重視の傾向強まる一方、価格は二極化の動き
ユーザー動向
5.日用品・生活雑貨
(1)ベビー用紙おむつ
①市場規模推移
②市場動向
ユニ・チャームが豊富な品揃えと総合力に対し、中国人気の花王が逆転
(2)ベビーカー
①市場規模推移
②市場動向
海外勢含めユニークな商品も登場
高機能・高額商品の販売好調
(3)ベビーベッド・子供用寝具
①市場規模推移
②市場動向
・ベビーベッド
・子供用寝具
(4)チャイルドシート
①市場規模推移
②市場動向
2015年チャイルドシート装着率8年連続向上
ボルボ、新型チャイルドシート
有力企業の動向
(5)幼児・子供用自転車
①市場規模推移
②市場動向
道路交通法改正で環境変化は?
パパチャリ登場
ジュニア向けもファッショナブルに
6.ベビー・子供用サービス
(1)保育園・託児所
①市場規模推移
②市場動向
企業立保育所の加速度的な増大続く
施設開設を阻む保育士確保問題、潜在保育士は70万人以上
子ども・子育て支援新制度がスタート、3歳未満の預け先の選択肢が拡大
自治体の運営委託ニーズ拡大に合わせ、公立園の民営化案件獲得に向けた動きが活発化
(2)ベビーシッター
①市場規模推移
②市場動向
保育事業者大手でもシッター事業への対応さまざま、撤退する事業者も
シッター募集サイトを活用したトラブルが多発
家事やお稽古にも対応した付加価値型サービスが続々と登場
ベビーシッター事業者の成長要因は託児事業の拡大
子育て支援制度による支援がサービス需要を引き出す可能性も
(3)学童保育
①市場規模推移
②市場動向
2015年は524施設増え2万2,608設数に、民設民営クラブは4,000施設を突破
2015年4月からは改正児童福祉法により学童の対象が小6までに拡大
民間学童の動向 ~習い事付学童が普及・拡大、プレスクール併設による未就学児からの囲い込みも進む
参入各社の動向(電鉄系) ~沿線を利用した駅型学童を展開
参入各社の動向(教育系) ~保育園を併設した施設展開やコンテンツビジネスも
参入各社の動向(学習塾系) ~学習ノウハウを最大限活用し需要取り込みを拡大
参入各社の動向(スポーツクラブ系) ~学習メニュー充実化に向け他社との提携進む
(4)プリスクール
①市場規模推移
②市場動向
子どもの早期教育を国が後押し、マーケットの強力な追い風に
英語教育の早期化を受けて需要は拡大
プリスクール参入事業者の動向
(5)家事代行サービス
①市場規模推移
②市場動向
(6)子供写真館
①市場規模推移
②市場動向
小規模事業者は全国で散見されるも、スタジオアリスとキタムラが市場を占有
早撮りキャンペーンなどにより記念日に集中するサービス需要の平準化
“第3世代型”への店舗リニューアルをほぼ完了 ~スタジオアリス
七五三撮影、写真付き年賀状の需要取り込み強化 ~キタムラ
(7)子供向けスポーツ教室・スポーツクラブ
①市場規模推移
②市場動向
スポーツ月謝は月謝類全体を上回る伸び率で推移、2015年は9,394円に
東京オリンピック開催決定に合わせ、選手育成プログラムを拡充する事業社が増加
学童保育+習い事で保護者ニーズに対応
大手フィットネスにおける子供向けスポーツスクールの展開状況
(8)ベビー用品レンタルサービス
①市場規模推移
②市場動向
意外なものまでレンタル品が広がっている
(9)子供向け携帯電話
①市場規模推移
・子供向け移動電話通信(子供向け携帯電話)
・子供の移動電話通信(全体)
②市場動向
小学校高学年以上を対象とした子供向けスマートフォンが登場
弊社アンケート調査結果より 携帯電話・スマートフォンともに保有率は上昇
(10)子供向け防犯用品・サービス
①市場規模推移
②市場動向
大都市ほど子ども被害の犯罪に対する不安は高い
スマホの普及でフィルタリング利用数の減少が続く
フィルタリングの整備進むもインターネットを通じたトラブルは増加
出会い系サイト被害が拡大
Ⅳ.3~9歳の子供を持つお母さんへのアンケート調査
1.調査概要
(1)調査の目的
(2)調査概要
(3)回答者の属性
(4)末子の性年齢による属性区分について
2.結果の詳細
(1)育児で参考にする情報源
(2)子育てにおける注意点・関心事
(3)子供の所有物
(4)子供の習い事
①習い事の有無
②習い事の種類
③利用しているスクール
④習い事の費用
(5)子ども向け教育サービスの選択要因
(6)将来的な教育スタンス
(7)子供向け商品の購入場所
①靴・洋服
②玩具
③文房具
(8)よく利用する専門店・量販店
①靴・洋服
②玩具
③文房具
(9)よく利用するインターネットサイト
(10)インターネットサイトで購入時の1回の支出
①靴・洋服
②玩具
③文房具
(11)プレゼントの贈呈者
①誕生日
②クリスマス
③お正月(お年玉)
(12)キャラクターについて
①キャラクター商品の購入
②子供が好きなキャラクター
(13)子供向けサービスの利用
(14)今後の子供関連支出
(15)あると良い子供向け・子育て支援向けの商品・サービス(自由回答)
Ⅴ.子供関連ビジネス展開企業リスト
1.ベビー・子供用品・サービス・食品
2.玩具・ゲーム・アミューズメント
3.教育・出版
4.ベビー服・子供服
5.キャラクター・通販
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