2016 インドネシアの健康食品・サプリメント市場における企業のハラール戦略
成長市場として注目されているASEAN市場の総人口(6.5億人)の37%をムスリム人口が占め、インドネシアはその約9割(2.1億人、人口センサス2010)を占める。そのインドネシアでは生産年齢人口の増加、所得の増加に伴い、消費市場が拡大している。
インドネシアの健康食品・サプリメント市場は過去5年間連続二桁で成長が続く有望市場として注目されている。また、2014年10月に制定されたハラール製品保証法により、今後、インドネシアはハラール認証を前提とした市場として変貌を遂げることになる。現在インドネシアは2019年の完全ハラール認証義務化に向けて動き始めている。
ハラール認証義務化に向けた過渡期のインドネシアにおける企業のハラール認証対応と戦略を調査分析することで、企業活動におけるハラール認証の意義について理解を深めることを目的とした。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:ハラール認証義務化に向けた過渡期のインドネシアにおける企業のハラール認証対応と戦略を調査分析することで、企業活動におけるハラール認証の意義について理解を深めることを目的とする。
調査対象
・製造企業、輸入/卸売業者、小売業者(薬局、ドラックストア等)
・ハラール認証機関(LPPOMMUI)
・国家食品医薬品監督庁(BPOM)、宗教省
・インドネシア健康サプリメント事業者協会(APSKI)
調査期間:2016年6月~2016年8月
- インドネシアの健康食品・サプリメントおよびハラール製品の市場規模及び成長性とその背景をカテゴリー別、形状別、機能別、販売チャネル別で明らかにする
- 主要企業のハラール認証対応状況、企業の考え方と今後の戦略、その背景、今後の方向性について解説
- 主要プレイヤーリストを掲載(取引先候補、パートナー候補リストとして最適)
- ハラール製品保証法(2014年10月制定)の概要、今後のインドネシアのハラール認証義務化のスケジュールと進捗状況、今後のハラール認証体制の変更点、新体制について解説
Ⅰ.市場の概要
Ⅱ.健康食品・サプリメントの代表的な商品とその「ハラール」認証状況
Ⅲ.主要参入企業のプロフィール・製品動向・ハラール対応状況
Ⅳ.企業の「ハラール」戦略
V.健康食品・サプリメントおよび「ハラール」にかかわる法令・規制
■掲載内容
調査概要
インドネシアの健康食品・サプリメントの分類と定義
Ⅰ.市場の概要
1.インドネシアの健康食品・サプリメント市場の現状と今後
(1)市場の特徴
(2)ハラール認証義務化の進捗状況
(3)ハラール健康食品・サプリメントの可能性
・インドネシアが有望ムスリム消費国である理由
・ムスリム市場が有望な理由
2.市場規模と成長性・その背景
(1)全体の市場規模と成長性
(2)ハラール認証市場の規模と成長性
(3)カテゴリー別市場規模と成長性とハラール認証市場
(4)形状別市場規模と成長性とハラール認証市場
(5)機能別市場規模と成長性とハラール認証市場
(6)販売チャネル別市場規模と成長性とハラール認証市場
3.主要参入企業とマーケットシェア・ハラール認証取得状況
(1)主要企業のマーケットシェア
(2)主要企業のハラール認証取得状況
4.業界構造・流通チャネル
(1)業界構造(市場俯瞰図)
(2)流通チャネル
5.キープレイヤーリスト
(1)製造業者とハラール認証取得状況
(2)主要輸入販売業者
(3)日本製品の輸入販売業者
(4)国内ディストリビューター
(5)ドラックストア・薬局・スーパー/ミニマーケット・オンライストア
Ⅱ.健康食品・サプリメントの代表的な商品とその「ハラール」認証状況
1.乳児用ミルク、幼児用ミルク、医療用の乳児用ミルク
2.乳幼児用食品
3.医療用特定ダイエット食品
4.痩身・体重減量のためのダイエット食品
5.ダイエット食品
6.食品サプリメント
Ⅲ.主要参入企業のプロフィール・製品動向・ハラール対応状況
1.製造業者
Kalbe Farma
Taisho Pharmaceutical Indonesia
Merck
Tempo Scan Pacific
Darya-Varia Laboratoria
2.マルチレベルマーケティング
NU SKIN Indonesia
3.ディストリビューター
Abad Dua Satu Makmur
Enseval Putera Megatrading(Kalbe Farma グループ)
Fortune Star Indonesia
Ⅳ.企業の「ハラール」戦略
1.これまでの企業の「ハラール」対応状況と今後の「ハラール」対応
2.「ハラール」対応事例(企業および製品名とハラール対応内容)
3.日本製サプリメントの「ハラール」認証状況
V.健康食品・サプリメントおよび「ハラール」にかかわる法令・規制
1.所管官庁
BPOMの組織図
宗教省の組織図
2.関連法令とその内容
(1)健康食品・サプリメントの定義、登録条件等の規則
(2)栄養成分表示、アルコール含有、豚由来成分表示の義務化、効用・効果の表示に関する規則
(3)その他(法規では明確化されていない要件)
(4)サプリメントの輸入についての規則
(5)今後のハラール認証義務化に向けた関連法
3.今後のインドネシアのハラール認証体制について
(1)ハラール認証義務化のスケジュール(2016年~2019年)
(2)今後のハラール認証における新体制(予定)(2019年~)
【参考】PP(政府法令)ドラフト概要(2016年4月現在)
関連セミナー
2018年6月28日開催セミナーのアーカイブを視聴できます。(有料)『インドネシアのハラール認証の取得ポイント』
『ハラールとは』
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