2016年版 バイオプラスチックの市場動向と需要実態

バイオプラスチック市場では、昨今の原油安の状況が市場に大きな影を落としており、その先行きは不透明なのが実態である。ただ一方で、国際社会が早急に取り組まなければならない課題として、温室効果ガス削減の重要性が増しており、その有効な手段のひとつとして、バイオマスプラスチックへ切り換えようとする動きが根強く進行している事実もある。こうした状況を踏まえ、今回本調査レポートでは、特にエンドユーザーへの調査に重点を置き、利用状況やバイオプラスチックへの関心度などを把握することで、バイオプラスチックの需要実態や将来性を明らかにした。

発刊日
2016/09/30
体裁
A4 / 359頁
資料コード
C58114200
PDFサイズ
5.6MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:バイオマスプラスチック、生分解性プラスチックの需要動向を調査・分析することによって、今後の市場性を予測する。当該調査によってバイオプラスチック関連業界各位の経営戦略に寄与すること目的とする。
調査対象:生分解性プラスチック、植物原料由来プラスチック原料メーカー、エンドユーザー
調査方法:直接取材、電話取材、および郵送アンケート
調査期間:2016年4月~2016年9月

資料ポイント
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  • 原料メーカーの動向を中心に詳細分析、市場の変化と今後の方向性を探る
  • バイオプラスチック市場の行方を主要樹脂別に予測
  • エンドユーザーの採用意欲や関心度を徹底調査、需要実態や将来性を明らかに
  • エンドユーザーの採用状況や関心度などについての調査個表も掲載
  • その他、主要樹脂別の市場規模、メーカー別国内出荷量と生産体制、等の各種調査データも掲載

資料概要
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第1章 バイオプラスチック市場の展望と戦略
第2章 原料メーカーの動向
第3章 バイオプラスチックの普及シナリオ
第4章 有力エンドユーザーの需要実態
第5章 エンドユーザー調査個表

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章 バイオプラスチック市場の展望と戦略

バイオプラスチックの市場動向
  <図>バイオプラスチック 国内市場規模推移
  <図>「地球温暖化対策計画」におけるバイオマスプラスチック国内出荷量の目標値
  <図>バイオPET国内市場規模推移
  <図>バイオPE国内市場規模推移
  <図>ポリ乳酸国内市場規模推移
  <図>生分解性プラスチック 国内市場規模推移
  <図>バイオプラスチック国内市場 種類別勢力推移
・樹脂別に見たメーカー勢力図
  <表>ポリ乳酸 国別輸入量・金額・単価推移
  <表>バイオプラスチック市場 メーカー別 国内出荷量と生産体制
  <表>バイオプラスチック メーカー別 国内需要分野と動向
・その他新規バイオプラスチック
  <表>主要バイオマスプラスチック 参入企業一覧

第2章 原料メーカーの動向

ブラスケム
  2011年からバイオPEを世界市場に供給、日本・アジアは豊田通商と双日プラが開拓
豊田通商
  世界市場は過去2年間成長鈍化、原油価格の急落で新規開拓にブレーキ
ネイチャーワークス
  ドル高や競合樹脂の台頭も響き、2015年出荷量は伸び悩む
三菱化学
  バイオPBSいよいよ始動、デュラビオは独自機能に高い評価
アルケマ
  ボスティック買収で業容はさらに拡大、アジア市場の開拓を進める
BASF
  優れた物性活かし柔軟性フィルムで強み、欧州などでの成功事例を日本で活かす
デュポン
  「2020年サステナビリティ・ゴール」実現に向け、バイオプラでも技術革新を追求
三井化学
  インド工場稼働と汎用グレード投入で、2016年バイオポリオール生産量は500t目指す
ノバモント
  イタリアに続きフランスもレジ袋規制強化、「マタービー」の世界販売量は右肩上がり
東洋紡
  高耐熱性や低吸水性、耐薬品性を武器に、SMT関連、自動車部品に採用進む
海正生物材料
  ポリ乳酸「レヴォダ」は中国で需要拡大、設備増強を機に本格的な成長期へ
三菱ガス化学
  他のPAにない特長を活かして顧客開拓、植物原料由来はオプションのひとつ
ユニチカ
  テラマック、キャストロン、ゼコット上市、樹脂から製品まで幅広く展開
カネカ
  優れた生分解性と加工性を武器に「アオニレックス」ならではの用途開拓
ダイセルポリマー
  EPEAT対応なども見据え、OA機器部品を中心に用途開拓
  <表>素材別グリーンプラマーク取得製品一覧
  <表>バイオマスプラマーク取得製品一覧

第3章 バイオプラスチックの普及シナリオ

バイオプラスチック需要予測
<表>バイオプラスチック 市場規模予測(品種別)
バイオPE需要予測
バイオPET需要予測
ポリ乳酸需要予測
その他バイオプラ需要予測

第4章 有力エンドユーザーの需要実態

エンドユーザーの採用動機から浮かび上がる大口有望ターゲット

小売店、レジャー施設、流通
  レジ袋へのバイオPE採用が拡大する一方、PLA製青果物パックは縮小局面
  イオン、ローソン、ユニー、サークルKサンクス、ファミリーマート、
  イトーヨーカ堂、オリエンタルランド、全国農業協同組合連合会(JA全農)

飲料・食品メーカー
  サントリー食品インターナショナル
  「2R+B」戦略の一つとして、ラベル、ボトル、キャップにバイオプラ採用
  アサヒ飲料
  軽量化に環境対策の軸足を置きつつ、ラベル、ボトル、キャップに植物由来素材

その他飲料・食品メーカー
  PLA製シュリンクラベルに続き、バイオPET、バイオPEも実用化
  コカ・コーラ、キリンビバレッジ、味の素/味の素冷凍食品、J-オイルミルズ、
  UCC上島珈琲、森永乳業/森永製菓、キッコーマン

アパレルメーカー
  ミドリ安全
  グリーン購入法適合商品/エコマーク商品、23品種113アイテムを展開

その他アパレルメーカー
  スポーツウェアや体育着などにもバイオPET繊維の採用始まる
  アシックス、管公学生服

生活・日用品・医薬品メーカー
  容器本体や詰替え容器にバイオPEを採用する動き
  資生堂、花王、ちふれ化粧品、ジャパンゲートウェイ、コーセー、
  第一三共ヘルスケア、武田薬品工業

家電・電子機器メーカー
  日本電気(NEC)
  2017年度末までに全ての主要製品にバイオプラスチックを採用予定
  リコー
  中長期的視点からバイオプラを積極採用、ポリ乳酸主体に広く可能性を探る

その他家電・電子機器メーカー
  石油系樹脂を上回る機能を持つバイオプラスチックを採用する方向へ
  富士ゼロックス、シャープ

自動車メーカー
  マツダとスズキが三菱化学「デュラビオ」を採用
  マツダ、スズキ、トヨタ自動車、三菱自動車、本田技研工業、日産自動車

第5章 エンドユーザー調査個表

エンドユーザーアンケート集計結果

<調査個表>
アサヒ飲料、アシックス、味の素、イオンフォレスト、イトーヨーカ堂、伊藤園、
小田急電鉄、オンワード商事、カシオ計算機、川崎重工業、キッコーマンビジネスサービス、
キリンビバレッジ、クラシエフーズ、コーコス信岡、菅公学生服、サンエス、
サントリー食品インターナショナル、島根県農業協同組合、J-オイルミルズ、
ジェイ・エム・エス、住江織物、住商モンブラン、全国農業協同組合連合会、
全国農業協同組合連合会 高知県本部、大建工業、ダイニック、大丸松坂屋、
タカラトミー、チクマ、ちふれ化粧品、中央化学、中外製薬、天満屋ストア、東海理化、
トップ、ナカダ産業、ナカバヤシ、西川リビング、ニチバン、ニチレイ、ニッシン、
日清オイリオグループ、ニベア花王、日本電気(NEC)、
パナソニック エコソリューションズ社、パラマウントベッド、阪急阪神百貨店、
日立マクセル、フクビ化学工業、富士通、プジョー・シトロエン・ジャポン、
ポッカサッポロフード&ビバレッジ、マツダ、ミズノ、ミツバ、三菱UFJニコス、
ミドリ安全、ユニー、リケンテクノス、リコー、LIHIT LAB.、ローソン、YKK AP

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