2017年版 車載タッチパネル・部材市場の現状と将来展望

車載タッチパネル(TP)は、マルチタッチ等の操作性に加え、大画面化対応、曲面・異形形状のデザイン性向上等の理由から、抵抗膜方式から静電容量方式への切り替えが加速している。ただし、車載用静電容量TPの需要拡大とともに参入メーカーの数が増えているほか、ディスプレイメーカー主導によるタッチ機能内蔵ディスプレイであるインセル・オンセルの製品化も進んでおり、車載TPメーカー間の競争は厳しさを増している。さらに、車載TPはタッチ機能のほか、ジェスチャーセンシングやハプティクス機能等の付加機能への関心度も高まっており、車載TPメーカーでは勝ち残るための事業戦略と製品開発力等が注目されている。

発刊日
2017/06/30
体裁
A4 / 163頁
資料コード
C59105700
PDFサイズ
3.9MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:車載タッチパネル及びタッチパネル部材メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、さらに周辺調査を行うことで、ワールドワイドの車載タッチパネル市場における現状と将来展望の把握を目的とする。
調査対象:車載用抵抗膜タッチパネル、車載用静電容量タッチパネル、タッチパネル部材(透明導電性フィルム、カバーレンズ(ガラス・プラスチック)、IC コントローラ、OCAなど)
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2017年4月~2017年6月

資料ポイント
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  • 訴求すべきは価格競争力よりも、技術革新に基づく新たな価値
    車載TPには新製品・新技術の開発余地あり
  • 2016年の車載TP市場は前年比113.1%の4,434万パネルを記録
    静電容量TPへの需要シフトが加速、2017年は市場全体の51.7%が静電容量化
  • ガラスセンサーは重量や価格などを背景に、OGS、PG2・GG2が需要拡大へ
  • 軽量化、異形・曲面対応等に有利なPFF(成形品含)の採用が拡大
    メタルメッシュ系PF2に加え、ITOベースのGF2・PF2(両面ITO)も登場
  • 2017年より車載用インセルが量産開始、オンセルも同年内に生産の予定
  • 大型化、高感度、異形・曲面対応等で、2017年夏にメタルメッシュ系TPも量産へ
  • 車載TPの大型化に対応した大画面向けドライバーICが上市
  • 成形品の品質安定化と安定調達のため、成形品メーカーとの協業が相次ぐ
  • ハプティクスや3Dジェスチャー等、「タッチ+α」の研究開発が次期成長の鍵
  • 反射低減による視認性向上のため、車載機器向けシリコーン系OCRが本格始動へ

資料概要
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第1章 車載タッチパネル・部材市場の現状と将来展望
第2章 車載タッチパネル・部材の技術動向
第3章 車載タッチパネル・部材メーカーの展望と戦略

リサーチ内容

■掲載内容

調査結果のポイント

第1章 車載タッチパネル・部材市場の現状と将来展望

ドライバーにワクワクをもたらすTPこそが究極のカタチ
技術を駆使して唯一無二の立ち位置を築け!
訴求すべきは価格競争力よりも、技術革新に基づく新たな価値
車載TPには新製品・新技術の開発余地あり
車載TPの大型化と異形・曲面対応への顧客ニーズが拡大
インセル・オンセルとアウトセルとの競合も始まる
  (図・表)車載TPの搭載率推移(2014年実績~2025年予測)
  (図)車載TPのインチ別市場構成比推移
  (図)車載タッチパネル・部材別技術トレンド

第2章 車載タッチパネル・部材の技術動向

2016年の車載TP市場は前年比113.1%の4,434万パネルを記録
静電容量TPへの需要シフトが加速、2017年には市場全体の51.7%が静電容量化
  (図・表)車載TP方式別市場規模予測
  (図・表)車載用抵抗膜TPタイプ(Glass/Film Sensor)別市場規模推移
  (図)抵抗膜方式車載TP構造別市場規模予測
  (図・表)車載用静電容量TPタイプ(Glass/Film Sensor/In・On-Cell)別市場規模推移
  (図・表)車載用静電容量TP構造別市場規模予測
F/Gの抵抗膜TPはカーオーディオや新興国向けでの提案が進む
  (表)車載用抵抗膜方式/静電容量方式TP各種
  (表)車載TPメーカーのタッチセンサーラインナップ状況(2017年6月時点)
ガラスセンサーはPG2・GG2、GGG、OGS(Sheet・Cell type)等が採用
重量や価格などを背景に、OGS、PG2・GG2が需要拡大へ
軽量化に加え、異形・曲面対応等のデザイン性向上に貢献できるPFF(成形品含)の採用が拡大
メタルメッシュ系PF2に加え、ITOベースのGF2・PF2(両面ITO)も登場
抵抗膜TP・静電容量TPともに車載用途では日系メーカーが市場をリード
アルプス電気、O-Film、GIS等TP大手の新規参入に加え中国ローカルの勢力拡大も加速
  (図・表)車載TPメーカー(合計)別シェア(2015年実績~2017年予測)
  (図・表)車載用抵抗膜TPメーカー別シェア(2015年実績~2017年予測)
  (図・表)車載用静電容量TPメーカー別シェア(2015年実績~2017年予測)
2017年よりJDIとLGDの車載用インセルが量産開始、Innoluxも同年内にオンセル生産を予定
TPメーカーは大型化と曲面対応でアウトセルならではのアドバンテージの確立を!
  (図)タッチ機能内蔵ディスプレイ構造
大型化、高感度、異形・曲面対応等で、2017年夏よりメタルメッシュ系TPも量産へ
信頼性確保等の技術完成度の向上が採用拡大の鍵に
  (表)車載用非ITO系TP概況
顧客の多様なニーズに対応すべく、カバーレンズの自社内加工への動きも
車載TPの大型化に対応した大画面向けドライバーICが上市
  (表)車載用TPの環境試験仕様
曲面カバーレンズと組み合わせたTPの曲面化が進展
成形品の品質安定化と安定調達のため、成形品メーカーとの協業が相次ぐ
  (表)車載TPメーカーと協力射出成形品メーカーの関係図
静電容量タッチスイッチとTPの融合系入力デバイスの開発が重要テーマに
ハプティクスや3Dジェスチャー等、「タッチ+α」の研究開発が次期成長の鍵

<車載タッチパネル用部材の技術動向>
①ITOガラス/ITOフィルム
  薄型化・曲面化ニーズに応え、薄肉ガラスを使った曲面ガラスセンサーの提案が進展
  ガラスorフィルムに拘らず、フレキシブルに対応できる体制作りが競争力強化に繋がる
    (表)主要車載TPメーカーのITOフィルム/ITOガラス調達先状況
②カバー市場(カバーガラス/樹脂カバー)
  素板ガラスから加工まで一貫展開するガラスメーカーに加え、TPメーカーもカバー市場に参入
  コストを重視し飛散防止フィルム等の光学フィルムを貼ったソーダライムガラスの採用が増加
  原反からHC、AGコートを手掛ける三菱ガス化学が車載用樹脂カバー市場で強みを発揮
  EnFlexは樹脂カバーの製造を自社内で完結できるトータルソリューション提案を強化
    (図)車載TP用樹脂カバーのサプライヤー図
  車載ディスプレイ及び車載TP用前面板市場はカバーガラスが70%、樹脂カバーが30%と推計
  曲面化への対応として、成形品と曲面ガラスの提案が進む
    (表)車載用カバー価格比較(2017年2Q時点)
③OCA/OCR市場
  反射低減による視認性向上のため、ダイレクトボンディング需要が拡大
  車載機器向けシリコーン系OCRが本格始動へ
    (表)車載用OCAフィルム・OCRメーカー一覧
  顧客ニーズに応え、ダイレクトボンディングを検討するTPメーカーが増加
  リスク低減に繋がる製品開発や技術サポート等が重要テーマに
④引出線材料市場
  デザイン性向上と低コストのため、MAMレスやAgペーストを使用したガラスセンサーが上市
  曲面TPに対応した、「成形加工対応導電性ペースト」等の開発が進む
    (表)車載用静電容量TPメーカーのセンサーラインナップと引出線形成方法
    (表)車載TP用部材別サプライヤー一覧
    (表)車載用TPサプライチェーン概況
    (表)主要車載用TPメーカーの生産拠点概要

第3章 車載タッチパネル・部材メーカーの展望と戦略

ホシデン株式会社
  組立モジュールビジネスに軸足を置いた展開で、
  車載用静電容量TPの需要取込みを一層強化
  2016年9月に中国・東莞工場で車載TPの後工程を開始
  需要動向と顧客の多様なニーズに対応可能なフレキシビリティな体制が強み
  パターニング済みガラスセンサーはAOEに加え、海外2社から調達
  2017年秋には、ベトナム工場も後工程の生産開始を予定
  2017年4月1日に車載営業統括部を新設、車載戦略部品として車載TPの営業強化に注力
  主力顧客と新規顧客の販売拡大などにより、2017年度の静電容量TPは480万枚を見込む
  新規案件に関しては、重量や厚み等が削減できるGG2・PG2、OGSの引き合いが増加中
  曲面対応と樹脂系カバーへの対応策として、フィルムセンサーの採用も検討
  車載TPの大型化を見据え、メタルメッシュやAgNW、CNTなどの採用も検討
  ダイレクトボンディングの自社対応について、主力顧客とともに検証していく考え

双葉電子工業株式会社
  G2に加え、OGS、GG・PG等の車載用静電容量TP拡販に注力
  車載用静電容量TPの需要拡大に応え、更なる生産能力の増強へ
  TPとカバーレンズとの貼合、加飾印刷、光学コーティング等、後工程ラインの強化も推進中
  車載用静電容量TPの需要拡大を受け、TPの売上高、出荷量ともに拡大傾向に
  車載TPの高付加価値を狙い、TPモジュールでの販売強化に注力
  厚み0.5mmでR800の曲面対応が可能なガラスセンサーを開発
  異形・曲面形状への対応策として、非ITO系フィルムセンサーの採用も検討中

パナソニック株式会社(オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 メカトロニクス事業部)
  自動車のタッチ応用分野の拡大を見据え、
  ディスプレイとの融合系入力デバイスの開発に注力
  フィルムセンサーを用いた車載用静電容量TPの展開を加速
  異形・曲面化とTPのサイズアップへの対応に加え、軽量化等が特徴
  静電容量TPへの需要シフトに伴い、車載用抵抗膜TPの販売が縮小傾向に
  車載用静電容量TP構造別売上構成比は、PFF60%(曲面形状含):GFF40%
  静電スイッチ等、TP以外の入力デバイスとしてタッチ応用分野が広がる
  ドライバーの視線移動発生や誤動作などを防ぐハプティクス機能に注目

日本航空電子工業株式会社
  2017年夏より大画面化対応と高感度、見栄え向上等を実現した
  メタルメッシュ系TPが量産化へ
  顧客ニーズと市場トレンドを先取りした製品開発と提案に注力
  車載TPの開発力とカバーレンズとの貼合技術等を武器に、技術優位性と高付加価値化を推進
  メタルメッシュ系TPの本格量産により、2018年度の売上高は再び二桁成長を見込む
  TPの性能向上と高付加価値のTPモジュール品での販売に重点を置く
  2016年9月よりMAMレス・ガラスセンサーを開発し量産開始
  メタルメッシュ系フィルムセンサーは大画面化、異形・曲面化、高感度等が特徴

富士通コンポーネント株式会社
  抵抗膜TPを軸足に置いた事業拡大と、静電容量TPの早期実用化に注力
  車載用途での抵抗膜TPの需要掘り起こしに注力
  2015年夏の設備増強でTP生産能力は800~900万枚/年まで拡大
  車載用抵抗膜TPは高耐環境性と軽荷重入力の4線式抵抗膜TPをラインナップ
  車載用静電容量TPは構造に拘ることなく、顧客ニーズに合わせたカスタム製品での展開を検討
  カーオーディオ等や新興国の現地自動車メーカー向けに車載用抵抗膜TPの提案を強化
  2016年度のTPの売上構成比は車載機器向け50%、FA機器向け20%、その他30%

株式会社翔栄
  デザイン性向上ニーズの高まりに対し、
  成形品を用いた車載用静電容量TPの展開を加速
  車載TPの一貫生産による開発力とタクトタイムの短縮、レスポンスの速さ等が強み
  2017年に静電容量TPの生産能力を120万枚強/月まで引き上げる計画
  同年秋にはカバーレンズの装飾印刷加工を開始する予定
  車載用静電容量TPの販売拡大に伴い、2017年度は再び100億円に回復する見込み
  2018年度の売上高は120億円を目標として掲げる
  成形品等のカバーレンズとガラスセンサーを貼合したTPモジュールとしての販売に注力
  デザイン性向上や成形性等の理由から、欧州系メーカーも樹脂カバーを求めるニーズが拡大
  成形品とガラスセンサーを貼合したF/Gの提案に注力
  車載TPの大型化に対して、当面の間はITOをベースに対処していく考え
  ダイレクトボンディングの需要増を見据え、自社内で行うことも検討

株式会社ミクロ技術研究所
  車載TPに加え、車載用カバーガラス事業のてこ入れを図る
  2016年夏より車載用カバーガラスの本格量産を開始
  車載用カバーガラスをTPに並ぶ事業の柱として育成してく考え
  厚木事業所は抵抗膜TPの生産を中止し、TPのR&D拠点として活用
  カバーガラスの化学強化、枠印刷、光学表面処理などを自社内で遂行できる体制を構築
  2017年度の車載TPの売上構成比は抵抗膜TPが35%、静電容量TPが65%
  TPモジュールに加え、カバーガラス単体での販売にも注力
  薄型ガラスセンサーの「aimic」で、薄型軽量化と曲面ニーズに対応
  「aimic」と曲面カバーガラスを組み合わせした製品提案にも注力
  大型化への対応と自社生産によるコストダウン等から、車載用メタルメッシュの展開も検討

日本写真印刷株式会社
  「IMD®」による成形品、タッチセンサー、TPモジュール等、
  全方位での車載TPの展開を加速
  「IMD®」の活用で、自動車メーカーのデザイン性向上に貢献
  海外拠点を活用した成形品の生産とF2センサーの展開等で、車載TPの競争力強化に注力
  加飾フィルム(転写箔)にAR・AG機能を付与した製品の開発を推進
  車載機器向けにF2(両面ITO)の展開に注力
  大型化・曲面化等への対応に加え、成形品との貼合や生産効率化のために非ITO系も検討
  地産地消への顧客ニーズに対応し、海外拠点を活用した車載TPの現地生産も

SJT CO.,LTD
  韓国唯一の車載用途に特化したTPメーカーとしての実績と信頼性を武器に、
  更なる売上拡大を目指す
  車載機器向け静電容量TPの展開を加速化
  2017年3Qより電子黒板向け大型TPの生産を開始する予定
  新規製品開発における技術サポートと、顧客への迅速なレスポンスの強化に注力
  2017年の抵抗膜TPの売上構成比は10%以下まで縮小する見込み
  2017年の車載用静電容量TPの出荷量は、前年と同様に50~60万枚を見込む
  車載TPの薄型化と高性能化の顧客ニーズに対応し、GF2の製品化に注力
  韓国国内のモルダーと共に、成形品を用いた曲面TPの開発に注力
  モアレ、光透過率、価格などの理由から、当面の間はITO系センサーの使用を継続する構え

群創光電股份有限公司(Innolux Corporation)
  2017年内に車載機器向けオンセルの量産を開始
  2014年より車載用静電容量方式TPの量産を開始
  TPとディスプレイを自社内で完結できる強みを活かし、車載TP市場のプレゼンス強化に注力
  車載用オンセルがグローバルTier1や自動車メーカーに採用
  曲面化ニーズに対応し、「Curve with Touch Display(R曲率=500mm)」を開発
  光学特性や安定した性能、生産プロセス等を考慮し、電極材料はITOをメインに使用
  TPとLCDの間はOCAフィルムを用い、全てダイレクトボンディングを推進

凸版印刷株式会社
  車載TPの大型化トレンドを見据え、Cu系タッチセンサーの提案に注力
  2018年~2019年の量産開始を目標に、車載向けCu系タッチセンサーの検証を推進
  Tier1やTier2、ディスプレイメーカーから単体品での引き合いが増加中
  車載TPでは全面黒化処理により、視認性向上と酸化防止を図る
  純正マーケット向けにPETフィルム以外の基材を使用した車載TP開発も進む

AGC旭硝子
  2017年4月より車載ディスプレイ用曲面ガラスの量産を開始
  素板ガラスの製造から化学強化、光学処理、装飾印刷等の加工まで全て自社内で展開
  車載用カバーガラスの一貫生産による多様な顧客ニーズへの対応と品質安定化などが強み
  高強度、質感、耐傷性、装飾性等のガラスならではの特徴を訴求し、更なる受注獲得を目指す

帝人株式会社
  車載用シート事業のプレゼンス強化に加え、
  車載用光学フィルムや射出成形品向け加飾フィルムの早期実用化を目指す
  「パンライトシート」と光学フィルムの組み合わせ提案に注力
  少量多品種に対応した柔軟な生産体制が強み
  HC、AG等の内製技術を活かした車載用加飾フィルムの開発が進む

穎華科技股份有限公司(EnFlex Corporation)
  原板から表面処理、印刷、穴空け加工までの一貫生産体制を強みに
  車載用プラスチックカバーにおける事業強化を促進
  2016年7月にENTIRE Holdingsとして再スタート
  車載用プラスチックカバーやIML用フィルム等を主力製品とするEnFlexを設立
  鎮工場は共押出シートから表面加工、印刷、ホール加工まで可能な一貫生産体制を構築
  品質管理と短納期対応、顧客の多様なデザイン設計に対しカスタマイズ対応等が強み
  車載用プラスチックカバーの出荷量は拡大傾向に
  拡散板等の共押出技術を活用し、低位相差やスモーク等の機能付きシートを開発
  軽量、割れ難さ、成形のし易さなどのプラスチックカバーならではのメリットを訴求
  自動車メーカーとTier1、車載TPメーカー等のサプライチェーン確立に注力

旭化成ワッカーシリコーン株式会社
  車載用途に重点を置いたシリコーン系OCR事業の展開を強化
  2019年~2020年に車載用途向けにシリコーン系OCRの量産開始予定
  車載用途向けシリコーン系OCRの引き合いが旺盛、車載用途分野における市場開拓に注力
  加熱硬化型・紫外線硬化型の「LUMISIL®」シリーズを展開
  耐熱性、耐候性、高透明性、印刷段差追従性、低収縮率による寸歩安定性などが強み
  ワッカーグループとしての関係強化で、シリコーン系OCRの拡販に注力

InkTec Co.,Ltd.(インクテック)
  車載TP用Agペーストの製品提案に加え、
  インモールド用Agペーストの早期製品化を目指す
  PE製造技術を活用し、EMIシールドや導電性接着剤等の新製品開発を推進
  車載TP及び静電容量タッチスイッチなどの車載用導電性ペーストの展開に注力
  車載用では高耐環境性と耐久性を強化した「TEC-PS-010」をラインナップ
  2017年3Q~4Qにサンプル出荷開始を目指し、インモールド用Agペーストの開発を推進

マイクロチップ・テクノロジー・ジャパン株式会社(Microchip Technology Japan)
  最大15″まで対応可能な車載TP用ICを販売開始
  3Dジェスチャーに加え、フォースタッチ、ハプティクス対応ICも開発中
  2016年5月にAtmelを買収、翌年1月にはマイクロチップの完全子会社として再スタート
  車載と産業機器向けに軸足を置いた市場展開に注力
  2017年4月に車載TPの大型化に対応した「maX1665T-A」を発表
  車載TPのサイズアップに対応し、更なる大型対応コントローラーICの開発も検討
  「maXTouch」に「MGC3140」を搭載した3Dジェスチャーのサンプルワークに注力
  「タッチ+α」の顧客ニーズとしてフォースタッチとハプティクス機能にも注目

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