2017年版 カテーテル&チューブ、IVR製品市場の中期予測と関連製品の徹底分析
本調査レポートでは、血管系診断用カテーテル、血管系・非血管系IVR製品、泌尿器科などの各科特有・汎用型カテーテル&チューブに、患者数、新技術動向、流通特性などの市場環境要因を加え、52項目(80区分)の2006~2016年度実績・2017年度見込みと2021年度までの市場予測、メーカーシェア、各社の販売政策、製品導入、今後の成長製品、分野別動向を分析。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:国内メーカー及び輸入製品の製造販売業、及び販売元
調査方法:面接取材とTEL取材併用
調査期間:2017年5月~2018年1月
- カテーテル・チューブ、IVR製品、及び関連製品52項目(77製品)の2006~2016年度(2017年度見込み値)数量、金額ベース市場規模分析と製造販売業/販売元シェア(国内ベース)
- 2017~2021年度までの中期予測
- 関連製品の相対性分析
- 注目製品の徹底分析
- 各企業別戦略と有力メーカー(総代理店)の動向分析
PARTⅠ 医療用ディスポーザブル製品の市場動向
PARTⅡ カテーテル&チューブ、IVR製品の品目別市場推移
PARTⅢ 参入企業分析
■掲載内容
調査要領
PARTⅠ 医療用ディスポーザブル製品の市場動向
カテーテル&IVR製品調査品目における市場推移
調査品目トータル市場
2016年度償還価格改定の影響がある中、特定製品での症例増や付加価値製品の販売数量拡大で3.8%アップの3,541億99百万円と、改定年度としてはこの10年間で最も高い伸び率、2017年度は4.6%アップの3,705億71百万円見込み
カテーテル&チューブ市場(56製品)
償還価格改定年度であったが、不整脈関連や高付加価値の血管内診断用カテーテル等、特定製品の市場拡大により、2016年度は7.4%アップの2,438億21百万円、2017年度も循環器系のアップで、5.8%アップの2,579億92百万円見込み
IVR製品市場
一部製品で大幅なアップも、償還価格改定により2016年度は0.3%アップの1,922億41百万円、2017年度は3.6%アップの1,991億70百万円見込みに
調査品目における金額ベース市場規模推移
調査品目における数量ベース市場規模推移
品目別マーケットリーダー
薬事工業生産動態統計
PARTⅡ カテーテル&チューブ、IVR製品の品目別市場推移
§1 PTCA市場 PTCAバルーン(POBA)、ガイディング・ガイドワイヤー、アクセサリー
PTCA Balloon
市場概要
市場規模:DEBタイプのアップもあり、
2016年度は1.7%アップ48.60万本(実質的な使用本数:40.88万本)、
2017年度 50.65万本見込み(同:42.04 万本見込み)
企業別動向:上位企業の伸び悩みや、営業部門統合による流通変更もある中、
オーバスネイチメディカルが2ケタ増、ニプロ再狭窄防止型は4万本超の実績
冠動脈狭窄部貫通用カテーテル市場:
新製品上市で2016年度115,250本、2017年度124,550本見込み、
朝日インテック「Caravel」「SASUKE」大幅増、日本ライフライン「GuideLine」も好調
経皮的血栓除去用カテーテル市場(Thrombolysis)、
血管内血栓異物除去用留置カテーテル(一般型)について
冠動脈ガイディングカテーテル
市場動向:2016年度31.87万本、2017年度32.81万本見込み
PTCAガイドワイヤー市場
市場動向:2016年度の46.99万本、2017年度は47.99万本見込み、
朝日インテックJセールスがシェア63.3%に
PTCAアクセサリー市場(インデフレーター、Yコネクター)
市場動向:インデフレーター21.06万ケ、2017年度:21.31万ケ見込み、
Yコネクターは50.10万ケ/セット、2017年度49.94万ケ(その他症例含む)
§2 Coronary Stent
市場概要
市場規模:2016年度出荷ベースで32.13万本(実質症例ベース:23.76万例)、
2017年度は33.12万本(同:24.28万例)見込み、
DESタイプは出荷ベースで2016年度31.06万本(2017年度:32.22万本見込み)
企業別動向:テルモ「Ultemaster」、BSJ「SYNERGY」が好調推移の中、
日本メドトロニックの「Resolute Onyx」上市や、
日本ライフライン:バイオトロニックジャパンのHybridタイプ「ORSIRO」の上市予定で、
2017~2018年度シェア変動の可能性
§3 特殊カテーテル(PTCRA・エキシマ・DCA)
市場概要
市場動向:2016年度13,821本、2017年度15,200本見込み、
後発のELCA、DCAも順調な実績に、メディキットは2018年度より本格参入予定
§4 PTAバルーンカテーテル
市場概要
市場規模:末梢血管Stent症例に加えて、シャントPTA、 Stent Graft症例の安定推移により、
2016年度30.77万本、2017年度31.94万本見込み、症例数は18.0~19.0万例
(Stent Graft含む)
企業別動向:高シェアのボストン・サイエンティフィックジャパンをはじめ、
上位5社がプラス実績、Abbott Vascular製品は2017年よりセンチュリーメディカルが販売
末梢血管用ガイディング、ガイドワイヤー市場:ガイディングはメディキットと
テルモが高シェア、ガイドワイヤーのPVD分野は朝日インテックの圧倒的シェア続く
§5 末梢血管用ステントセット・頸動脈用ステントセット
市場概要
市場規模:2016年度一部製品の流通量減により、4.5%アップの85,040本(推定症例数:60,675例)、
2017年度は88,130本(同:63,325例)見込み
企業別動向:Cardinal Health Japan(旧:J&Jコーディスジャパン)がNo1シェア維持、
BSJは「INNOVA」はSFAで一定のシェア確保の中、日本ゴアのStent Graft
「ゴアバイアバーンステントグラフト」、メディコン「Life Stent SOLO」(SFA)本格販売開始
§6 血管造影用カテーテル
市場概要
市場規模:2016年度トータルでは0.4%ダウンの198.12万本、2017年度200.89万本見込み、
CAGは151.90万本(2017年度:154.10万本見込み)、腹部32.1万本(同:32.24万本見込み)、
脳血管14.12万本(同:14.54万本見込み)
企業別動向:国産上位企業二極化実績の中、更なる寡占化が進む可能性
§7 血管造影用(バルーン)カテーテル
市場動向:2016年度24,035 本、2017年度は24,060本見込み
オクリュージョンカテーテル特殊型市場:2016年度31,600本、2017年度32,545本見込み、
製品実績二極化の中、東海メディカルプロダクツが2製品で45%以上のシェア
§8 マイクロカテーテル・ガイディング・ガイドワイヤー
市場概要
市場規模:脳血管領域での症例増と採用症例の多様化の中、
2016年度は償還価格改定で77億56百万円、2017年度81億34百万円見込み
企業別動向:マイクロカテーテルではトップシェアのテルモが続伸、
パイオラックスメディカルデバイスが2ケタ増、ガイディングカテーテル、
ガイドワイヤーでは朝日インテックがトップシェア
マイクロカテーテル(血管造影用マイクロカテーテル)
市場動向:2016年度188,950本(2017年度:199,235本見込み)、
腹部/その他領域はサポート・貫通タイプの1症例当たりの使用本数増で
158,800本、脳血管も症例数増で30,150本
肝悪性腫瘍RF/マイクロ波熱凝固療法:コヴィディエンジャパンが
シェアダウンも高シェア維持、メディコスヒラタの「VIVARF System」が
シェアアップの中、コヴィディエンジャパンは「Emprintアブレーションシステム」、
センチュリーメディカルが「StarBurst高周波アブレーションシステム」で参入、参入予定に
マイクロ用ガイディングカテーテル
市場動向:脳血管分野の安定した症例数で、2016年度27,098本、2017年度28,470本見込み、
朝日インテックJセールス、J&J、メディキット、グッドマンが高シェア
マイクロ用ガイドワイヤー(微細血管用)
市場動向:単品ベースでは121,390本(2017年度:121,600本見込み)、
朝日インテックJセールスが続伸
§9 塞栓用コイル/肝動脈塞栓材&デタッチャブルバルーンカテーテル
塞栓用コイル(エンボリコイル)・肝動脈塞栓材
市場概要
塞栓用コイル市場:2016年度トータル数量は28.28万本、
2017年度28.59万本見込み、脳外科分野:11.81万本、
腹部・末梢領域等:16.47万本、うち機械式を除くデタッチャブル型は
6.3%アップの15.15万本(2017年度:15.76万本見込み)
フローダイバーターシステム市場:「PIPELINE Flex」2016/10に販売開始、
初年度は150本(2017年度:750本見込み)、日本ストライカー、テルモも上市予定
コイル留置用ステント市場:2016年度 3,100本(2,870例)、
2017年度3,950 本(3,725例)見込み
脳血栓除去用デバイス:2016年度5,880セット(推定症例:5,495例)、
2017年度6,410セット(同:6,005例)見込み、
日本ストライカー「Trevo ProVue」のシェアアップ続く
企業別動向:デタッチャブル型は、日本ストライカー「Targetデタッチャブルコイル 」、
テルモ「AZUR」シリーズが続伸の中、
センチュリーメディカルが本格販売開始、Flow Diverterではコヴィディエンジャパンが先行
§10 血管造影用ガイドワイヤー
市場概要
市場規模:血管造影件数伸び悩みの中、2016年度161.97万本、2017年度159.25万本見込み
企業別動向:テルモが70%弱の圧倒的シェア維持、撤退企業がある一方、
ワイヤー大手の朝日インテックが参入予定
末梢血管用ガイドワイヤー(微細血管用):2016年度21.06万本、
2017年度21.70万本見込みの中、四肢用では朝日インテックJセールスが
圧倒的シェアを維持の中、2017年度よりアボット製品はセンチュリーメディカル経由での販売
§11 冠動脈造影用センサー付ガイドワイヤー
市場概要
市場動向:2016年度トータル市場は、前年比5,760本増の59,160本、
2017年度はアシスト・ジャパンの本格参入を含め、後発企業のアップ計画で、66,790本見込み
§12 シースイントロデューサーセット
市場概要
市場規模:血管造影件数が伸び悩む中、末梢血管、
電極カテーテル:EPS症例Sや遠位端可動型のアップで、
2016年度トータル市場は4.3%アップの231.19万本/セット、
2017年度239.17万本/セット見込み
参入企業動向:上位2社(テルモ、メディキット)が安定した実績で
高シェア維持、「大動脈用ステントグラフト用」では日本ゴアが圧倒的シェア、
「遠位端可動型」はS.J.M製品が高シェア維持も、新規参入、新製品上市が相次ぐ
§13 動脈圧測定用カテーテル(ウェッジ圧モニター)
市場概要
市場動向:2016年度16,655本、2017年度16,800本見込み、
ガデリウス・メディカルが高シェア維持で3/4の市場占有率
§14 サーモダイリューションカテーテル
市場概要
市場規模:2016年度は15.48万本、2017年度14.96万本見込みと右下がりの推移続く
企業別動向:右下がりのトレンドの中、エドワーズライフサイエンスが数量ベースで70%以上、
販売額では87%以上のシェア
§15 血栓除去用カテーテル
市場概要
市場動向:2016年度36,280本、2017年度35,370本見込み、
エドワーズライフサイエンス圧倒的シェアの中、
コスモテックのみ微増(経皮的血栓除去用カテーテル・脳血栓除去用除く)
経皮的血栓除去用カテーテル市場(Thrombolysis):2016年度60,986本、
2017年度61,606本見込み、カネカメディックス「Thrombuster」シリーズが
高シェア維持の中、他製品は二極化実績に
脳血栓除去用デバイス:2016年度5,880セット(推定症例:5,495例)、
2017年度6,410セット(同:6,005例)見込み、
日本ストライカー「Trevo ProVue」のシェアアップ続く
§16 下大静脈留置フィルターセット・血管内血栓異物除去用留置カテーテル
市場概要
市場規模:2016年度下大静脈留置フィルターセットは7,480セット(2017年度:7,370セット見込み)、
血管内血栓異物除去用留置カテーテル「一般型」は11,654本(同:12,250本見込み)、
「頸動脈ステント併用型」は11,510本/セット(同:12,110本/セット見込み)
企業別動向:下大静脈留置フィルターセットは「ギュンターチューリップ」
トップシェア、血管内血栓異物
除去用留置カテーテル:一般型では「FILTARAP」が圧倒的シェア、
「頚動脈用ステント併用型」はボストン・サイエンティフィック ジャパン:日本ストライカーが安定推移
§17 (血管内)異物除去用セット
市場概要
市場動向:2016年度14,990本、2017年度は15,745本見込み、
リード関連製品を加えたCook Japan(2事業部展開)とメディコスヒラタがアップ実績
§18 極細内視鏡 細径内視鏡システム
極細経内視鏡
市場動向:2016年度2,686本(血管内視鏡:2,071本)、
2017年度3,354本(血管内視鏡:2,822本)見込み、
ファイバーテック圧倒的シェアの中、血管内視鏡でJIMROが参入予定
参考資料:ハンディタイプ内視鏡
市場動向:2016年度950本、2017年度960本見込み、
摂食嚥下、PEGサポート等で、HOYAの圧倒的シェアが続く
§19 血管内超音波プローブ・心腔内超音波プローブ
市場概要
市場動向:血管内プローブは冠動脈、末梢を合わせ、
2016年度28.13万本、2017年度29.28万本見込み、
心腔内プローブは2016年度4.79万本、2017年度5.66万本見込み
企業別動向:ボストン・サイエンティフィックジャパンが冠動脈用IVUSで高シェア維持の中、
新製品投入のテルモが2017年度大幅増、
アシスト・ジャパンが冠動脈で新規参入、ICEはJ&Jの高シェア続く
参考資料:血管内光断層・光干渉断層診断システムは2016年度38,000本、
2017年度40,000本見込み、セント・ジュード・メディカル、テルモ共に順調な推移続く
§20 血圧モニタリングキット(血圧モニタ用キット)
市場概要
市場規模:2016年度175.44万キット、2017年度174.53万キット見込み
企業別動向:エドワーズライフサイエンスが安定した実績推移の中、
Argon Medical Devices製品はメリットメディカル・ジャパンに移管
§21 アンギオキット(アンジオキット)
市場概要
市場規模:2016年度アンギオキット/パックは137.05万セット、
2017年度は140.95万セット見込み
企業別動向:上位企業2社で70%弱のシェアの中、シーマンのシェアアップ続く、
Acist Medicalの自動造影剤注入装置は2017/6よりアシスト・ジャパンに移管
§22 IABP Balloon(大動脈内バルーン)カテーテル
市場概要
市場動向:IABPバルーンカテーテル2016年度25,123本、2017年度25,760見込みも、
循環補助用心内留置型ポンプカテーテルの一部影響でマイナス推移の可能性も、
コンソールは光センサータイプの新製品上市もあるが、予算化縮小の影響で
2016年度も225台、2017年度230台見込みにとどまる
企業別動向:ゲティンゲグループ・ジャパン(旧:Maquet Japan)が53%弱の
シェア維持も、2017年度はコンソールをシェア変動の可能性
§23 体外循環用カニューレ
市場概要
市場規模:主要開心術の二極化と補助循環症例アップの中、
2016年度は32.05万本、2017年度32.80万本見込み
企業別動向:泉工医科工業、日本メドトロニックの2社で70%のシェアに迫る
§24 電極カテーテル/経皮的カテーテル心筋焼灼用カテーテル
電極カテーテル (体外式ペースメーカ用カテーテル電極)
市場概要
市場規模:アブレーション症例増で、2016年度トータル本数は38.78万本
(2017年度:43.20万本見込み)、心臓電気生理学的検査機能付加型は
「温度センサー付」「除細動機能付き」の大幅増で33.63万本(同:37.91万本見込み)
企業別動向:心臓電気生理学的検査機能付加型参入の上位4社
(S.J.M、JLL、日本光電、J&J)、「除細動機能付き」「温度センサー付き」が
大幅増のJLLがNo1シェアに
カテーテルアブレーション市場
市場概要
市場規模:症例数と流通量の増加で、2016年度95,694本
(推定症例数:74,770例)、2017年度は109,130本(同:84,450例)見込み、
心房細動症例は2017年度68.8%の予想
企業別動向:J&JがNo1シェア維持の中、冷凍アブレーションがシェアアップ
§25 バルブロプラスティカテーテル
市場概要
市場動向:大動脈弁狭窄症の患者数増やTAVI:TAVR の症例増で、
新規参入・新製品導入が相次ぐ中、2016年度2,805本、2017年度は3,250本見込み
§26 心臓関連注目市場
Excimer Laser 血管形成術:「CVX-300」累積台数増で、
「エキシマレーザー血管形成用OSカテーテル」も順調な実績に
CABGにおけるOff-Pump市場
RF心房細動手術装置:年間6,900本(推定症例:6,200例)、
センチュリーメディカルの高シェア続く
・血管領域自動吻合器/血管縫合補助器具市場:両タイプとも2016年度はマイナス実績に
§27 フォーリーカテーテル(ラテックス・シリコーン)
市場概要
市場規模:2016年度トータル市場はシリコンタイプの大幅増で1,004.8万本/セット、
2017年度995.7万本/セット見込み、トレイキットは600万キット弱に
企業別動向:メディコンは「シルバーフォーリートレイキット」等
シリコンタイプ大幅増で50%強の高シェア維持の中、エフスリィー
「コンファウロシステムⅢ」、クリエートメディック
「オールシリコーンフォーリートレイキット」も続伸
§28 尿管カテーテル
市場動向:2016年度大幅減の23,500本、2017年度21,100本見込み、
Cook JapanとBSJのシェア高まる
§29 尿管ステント(セット)
市場概要
市場規模:2016年度7.4%アップの248,800セット、2017年度258,180セット見込み、
一般型異物付着防止型が3/4の割合に
企業別動向:BSJとメディコンで77%以上のシェアの中、
メディコンpHreeCOATで「一般型 異物付着防止型」区分でシェアアップ、
「外瘻用」ではBSJとタカイ医科がアップ
§30 尿道ステントセット BPH(前立腺肥大症)治療製品
市場概要
市場動向:一時留置型/長期留置型で2016年度1,000ケ、2017年度400ケ見込み、
2017/3で販売中止に
参考資料:前立腺肥大治療装置市場について
§31 ネフロストミーカテーテル(セット)腎盂
市場概要
市場動向:2016年度セットベースで20,400セット(2017年度:20,900セット見込み)、
単品カテーテルは252,400本(同:248,600本見込み)
§32 ネラトンチューブ
市場概要
市場動向:ネラトンカテーテル2016年度は5,983.1万本
(2017年度:6,008.0万本見込み)の中、上位寡占化進む。
自己導尿カテーテルは2016年度大幅増の169.86万本(同:180.5万本見込み)、
コロプラストが続伸
§33 BPH治療用メタリックステント
市場動向:2013年度以降市場形成せず
§34 気管内チューブ・気道確保チューブ
気管内チューブ
市場概要
市場規模:2016年度1.2%アップの310.69万本、2017年度317.18万本見込み、
2014年度以降は1~2%台の伸び率にとどまる
企業別動向:低成長の中、コヴィディエンジャパンと
日本メディカルネクストが安定した実績に
分離肺手術用気管内チューブ:2016年度105,330本/セット、
2017年度106,890本/セット見込み、上位2社高シェアもフラットな実績の中、
大研医器がアップ実績
気道確保チューブ
市場動向:2016年度10.6%アップの26.63万本、2017年度27.88万本見込み、
日本光電(インターサージカル)が続伸
§35 気管切開用チューブ(カテーテル)
市場概要
市場規模:2016年度170.4万本、2017年度171.6万本見込み
企業別動向:上位寡占化の中、コヴィディエン、高研とシリコン系メーカーの
アップ実績続く
経皮的気管切開市場:2016年度11,800セット、2017年度11,860セット見込みと、
ほぼフラットな推移が続く
§36 サクションチューブ(吸引カテーテル)
市場動向:2016年度3億1,988万本、2017年度3億2,992万本見込み、
年間1,000万本増加も販売額ではマイナス推移、ニプロとトップが続伸
閉鎖式サクションカテーテル市場:2016年度微増133.8万本、2017年度133.9万本見込み、
販売額では72時間タイプを強化するハリヤード・ヘルスケアが安定推移の中、
日本コヴィディエン取扱い製品はコヴィディエンジャパンに移管
§37 硬膜外カテーテル
市場概要
市場規模:硬膜外カテーテル単品・キット/セットで、2016年度は微増の
118.86万本/キット、2017年度:119.44万本/キット見込みにとどまる
企業別動向:有力企業の大きな伸びがない中、ビー・ブラウンエースクラップが安定推移
参考資料:(局所)麻酔針市場
§38 (コロナリー・バスキュラーを除く)各種メタリックステント
胆道用(胆管)メタリックステント(Biliary)
市場概要
市場規模:2016年度20,500本、2017年度は21,430本見込み、
経内視鏡タイプ安定した推移に
企業別動向:製造販売業移管や販売元移管、新製品上市がある中、
センチュリーメディカルが安定推移によりNo1シェアを維持、
BSJはM.I.Tech社取扱いでシェア回復
食道用(メタリック)ステント
市場動向:2016年度4,440本、2017年度4,470本見込み、
センチュリーメディカルNo1シェアも、ボストン・サイエンティフィックジャパンは
M.I.Tech社製品を加え、シェア回復
消化管用(メタリック)ステント
市場動向:胃十二指腸用で2016年度6,650本(2017年度:6,800本見込み)、
大腸用Stent 2016年度10,400本、2017年度は10,900本見込み、
センチュリーメディカルが両部位とも高シェアの中、
大腸ではボストン・サイエンティフィックジャパンが新製品、
日本ライフラインが新規参入
気管・気管支メタリックステント
市場動向:ボストン・サイエンティフィック・ジャパン「Ultraflex」
シリーズ独占市場に、シーマンがハイブリットタイプ「AERO」本格販売開始
§39 (カテーテルアクセス)ポート・CAP
市場概要
市場規模:2016年度マイナス実績の100,898ケ/セット、静脈用も90,000ケ/
セットにとどまる、2017年度は新製品のアップで110,401ケ/セット見込み
企業別動向:メディコン高シェア維持も、東レ、日本コヴィディエン、
テルモの新製品上市が相次いでいることでシェア変動
ヒューバー針について:2017年度はSafetyタイプが55%弱に
§40 ストマックチューブ(胃管カテーテル)
市場概要
市場動向:ストマックチューブは2016年度260.1万本(2017年度:261.0万本見込み)と
微増推移、日本コヴィディエンの圧倒的シェア続く、イレウス用ロングチューブは
7.7万本/セット前後にとどまる
§41 (超音波ガイド下)PTCDセット
市場概要
市場動向:2016年度41,200セット、2017年度40,200セット見込みと市場拡大せず
§42 ペグ・ガストロストミーカテーテルキット(セット)
市場概要
市場規模:造設用キット(PTEGを含む)は、2016年度6.72万キット、
2017年度6.40万キット見込み、交換用カテーテルは2016年度74.99万本、
2017年度74.55万本見込みにとどまる
企業別動向:市場縮小の中、交換用「バンパー型」では日本コヴィディエンが
40%弱のシェア維持、「バルーン型」では上位3社が安定推移
§43 栄養カテーテル・EDチューブ
市場概要
市場動向:栄養カテーテル2016年度マイナス実績の348.77万本
(2017年度:348.31万本見込み)、経腸栄養用:EDチューブは
2016年度4.3%アップの87.55万本(同:90.87万本見込み)
§44 消化管バルーンカテーテル
市場概要
市場動向:2016年度36,360本、2017年度38,030本見込み、BSJが高シェア維持も、
センチュリーメディカルが続伸、新規参入・新製品上市も相次ぐ
§45 食道静脈瘤硬化療法セット、食道静脈瘤結紮術
市場概要
市場動向:2016年度EIS穿刺針(局注針)は他症例使用を含め67.80万本
(2017年度:69.85万本見込み)、EVLは前年度のマイナス実績から
2016年度は3.41万セット(同:3.41万セット見込み)
§46 シャントバルブ&ドレナージ(セット)
シャントバルブ
市場概要
市場規模:2016年度15,960ユニット、2017年度16,100ユニット見込み、
圧可変式は14,425ユニット(2017年度:14,595ユニット見込み)、
iNPH症例数は2017年度で8,500例(矢野経済推計)
企業別動向:No1シェアのIntegra Japan:J&J が「CODMAN CERTAS Plus」で巻き返し
脳外用ドレナージ
市場動向:2016年度168,500セット・本・ケ(2017年度:169,200セット・本・ケ見込み)、
シラスコン脳外ドレナージ関連圧倒的シェア続く
§47 子宮内圧測定用カテーテルセット(キット)
市場動向:2016年度10,224本(キット)、2017年度9,850本(キット)見込み
§48子宮・卵管用カテーテル
市場概要
市場動向:2016年度は128,900本(2017年度:130,500本見込み)、
住友ベークライトがトップシェアキープも、ソフトメディカルが追い上げ、
フジメディカルが「H/Sカテーテル エリプトスフィア」販売開始
§49 シリコンドレーンチューブ
市場概要
市場動向:2016年度156.58万本(2017年度:155.89万本見込み)、
カネカメディックス「シラスコンシリーズ」が79%弱のシェア
§50 中心静脈用カテーテル
市場概要
市場動向:2016年度トータル本数微減の128.00万本/セット、
2017年度128.24万本/セット見込み
(1)シングルルーメン:2016年度マイナス実績の60.35万本/セット、
2017年度60.23万本/セット見込み、うちSeldingerタイプは31.13万本/セット
(2017年度:30.71万本/セット見込み)
(2)マルチルーメン:2016年度は67.64万本/セット、
2017年度68.01万本/セット見込み、Cook Japanが新タイプ販売開始
(3)新生児・未熟児・中心静脈栄養カテーテル市場(PIC・PICC市場):
未熟児・新生児タイプ6.65万本/セット(2017年度:6.64万本/セット)、
日本コヴィディエン圧倒的シェア、大人用PICCはメディコンが新製品を加え続伸している中、
テレフレックスが参入
§51 温度センサー付カテーテル
市場概要
市場動向:2016年度6.7万本増の144.0万本、2017年度5.7万本増の149.7万本見込み、
メディコンとコヴィディエンジャパン上位2社のシェアアップが続く
§52 ブラッドアクセス
市場概要
市場動向:2016年度本数ベースではマイナス実績の177,675本/セットも、
トリプル、カフ付がアップ、2017年度178,189本/セット見込み
PARTⅢ 参入企業分析
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