2018年版 リチウムイオン電池部材市場の現状と将来展望 ~セパレーター編~

日本および韓国、中国、台湾有力リチウムイオン電池(以下LiB)用セパレーター10社の現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、更に周辺調査を加えることで世界LiB用セパレーター市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。

発刊日
2018/09/27
体裁
A4 / 117頁
資料コード
C60104000
PDFサイズ
6.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査対象:日系セパレーターメーカー:6社、韓国セパレーターメーカー:1社、中国セパレーターメーカー:2社、台湾セパレーターメーカー:1社
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2018年4月~2018年9月

資料ポイント
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  • 2018年版では中国xEV市場を中心に高容量化が進む車載用LiBの動向を踏まえ、日系メーカー、中国メーカーをはじめとするセパレーターメーカーの取り組み状況、セパレータートレンド等に着目
  • セパレーター市場価格動向を掲載
  • タイプ別(民生小型セル/中大型セル)LiB用セパレーター市場規模(2013~2020年予測)を算出
  • セパレーターコーティング比率世界市場規模推移(2013~2020年予測)を算出
  • 世界主要セパレーターメーカー生産能力一覧を掲載(2015~2018年計画)
  • 世界主要セパレーターメーカー各社の動向を掲載
  • 民生小型セル市場(2013~2020年予測、アプリケーション別)、車載用セル市場(2013~2020年、2025年、HEV、PHEV、EV別)の情報も併せて収録

資料概要
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第1章 民生小型LiB市場の現状と将来展望
第2章 車載用LiB市場の現状と将来展望
第3章 リチウムイオン電池セパレーター市場の現状と将来展望
第4章 セパレーターメーカーの動向と戦略

リサーチ内容

第1章 民生小型LiB市場の現状と将来展望

1.民生小型LiBアプリケーション別市場動向
  牽引役であったスマートフォン向けが前年割れに
  2017年は容量ベースで前年比101.8%、2018年も同等の成長率見込み
  (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(電池容量)
  (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(セル数)
  (図・表)民生小型LiB アプリケーション別 出荷推移(出荷金額:ドル)
  ノートPC向けは引き続きラミネートセルの比率が上昇傾向
  (表)ノートPC向けLiBセル トレンド推移
  (表)フィーチャーフォン向けLiBセル トレンド推移
  LCO価格高騰、サブアイテムの進展等を背景にスマホ向けの高容量志向は限定的に
  (表)スマートフォン向けLiBセル トレンド推移
  (表)タブレット端末向けLiBセル トレンド推移
  充電式製品比率の上昇、旧電池からの置き換え需要で電動工具向けは成長基調
  21700セルでの供給も開始
  (表)電動工具向けLiBセル トレンド推移
  (表)ウエアラブル端末向けLiBセル トレンド推移
  電動二輪向け需要は引き続き拡大傾向
  高容量化するバッテリーバンクがスマホの容量不足を解消
2.民生小型LiB セルタイプ別市場動向
  円筒形セルが動力用途向けに拡大傾向
  (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(電池容量)
  (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(セル数)
  (図・表)民生小型LiB 形状タイプ別 出荷推移(出荷金額:ドル)
3.民生小型LiBメーカーシェア推移
  能力増強と取捨選択、市況変化に応じて異なる各社の戦略
  (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(電池容量)
  (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(セル数)
  (表)民生小型LiB メーカーシェア推移(出荷金額:ドル)

第2章 車載用LiB市場の現状と将来展望

1.車載用LiB市場動向
  OEMの電動化戦略が本格化
  増強投資・製品開発とコスト削減の狭間で苦しむLiBメーカー
  (表)xEV用電池(Ni-MH、LiB)市場規模推移(容量:CY2013~CY2020、CY2025)
  (表)xEV用電池(Ni-MH、LiB)市場規模推移(金額:CY2013~CY2020、CY2025)
2.電池形状別車載用LiB 市場動向
  円筒形・ラミネート形、堅調な成長維持
  商用車メインから乗用車へと急速シフトの角形
  (表)現実予測:世界車載用LiBタイプ別市場規模推移(容量:CY2013~CY2020、CY2025)
3.車載用LiB 市場メーカーシェア動向
  トップ3で市場シェアの54.4%占める
  2018年、CATL、Panasonicの首位争いが激化
  (表)世界車載用LiB市場メーカーシェア推移(CY2014~CY2017)
  (図)世界車載用LiB市場メーカーシェア推移(CY2017)

第3章 リチウムイオン電池セパレーター市場の現状と将来展望

2020年は2017年比約2倍の規模へ。車載用セル需要が牽引役
1.LiB用セパレーター市場全体市場動向
  (図・表)LiBセパレーター 世界市場規模推移(2013年~2020年予測)
  中国勢は2021年以降の変化に備えよ
  日韓勢は付加価値による差別化が有意の策
2.セルサイズ別(民生小型セル、中大型セル)LiB用セパレーター動向
  車載向け・ESS向けは2020年で構成比8割近くまで上昇
  (図・表)LiB セパレーター セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
  世界市場規模推移(数量:2013年実績~2020年予測)
  (図・表)LiB セパレーター セルサイズ別(民生小型/中大型:車載、ESS)
  世界市場規模推移(金額:2013年実績~2020年予測)
3.LiB用セパレーター製品動向
  (民生小型セル、中大型セル/コーティング、コーティングレス)
  (表)LiB用セパレーターの「湿式」、「乾式」について
  民生ボリュームゾーンの最薄は5μmで一段落の様相
  車載向けは急速な湿式シフトの一方で乾式見直しの向きも
  (表)セパレーター需要分野別 トレンド(2018年上期)
  コーティングセパレーターでは接着性機能への注目度上昇の向き
  (表)参考資料:民生小型セル・中大型セル向け コーティングセパレーター構成例一覧
  (表)参考資料:世界主要セパレーターメーカー 製品ラインナップ状況一覧(2018年)
4.タイプ別(民生小型/中大型セル、コーティング/コーティングレス)
  LiB用セパレーター市場規模推移
  コーティング比率は引き続き上昇傾向
  中大型セル向けでは2017年で湿式比率が急上昇
  (表)LiBセパレーター 民生小型・中大型(車載・ESS)別 コーティング比率
  世界市場規模推移(数量:2013年~2020年予測)
5.セパレーター 市場価格動向
  中国では市場価格下落が加速
  (表)LiB用 セパレーター(民生小型、中大型セル向け)
  参考販売価格帯推移(2015~2018年上期)
6.LiB用セパレーター市場 メーカーシェア推移
  首位キープの旭化成、追い上げる東レ、迫る上海エナジー
  (表)LiB セパレーター世界市場規模 原反ベース メーカーシェア推移
  (数量:2014年~2017年)
  (表)LiB セパレーター世界市場規模 メーカーシェア推移(金額:2014年~2017年)
  (図)2017年 湿式セパレーターメーカーシェア(出荷数量ベース)
  (図)2017年 乾式セパレーターメーカーシェアー(出荷数量ベース)
  乾式トップは星源材質
  (表)参考資料:民生小型LiBセルメーカー/セパレーターメーカー
  サプライチェーン一覧(2017)
  (表)参考資料:中大型LiBセルメーカー/セパレーターメーカー
  サプライチェーン一覧(2017)
7.国別LiB用セパレーターシェア推移
  中国勢が国別シェア50%超え、日本勢は今後プレゼンス向上の可能性
  (図・表)LiBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移(数量:2014年~2017年)
  (図・表)LiBセパレーター世界市場規模 国別シェア推移(金額:2014年~2017年)
8.LiB用セパレーター主要メーカー生産能力推移
  日中韓の主要プレーヤーが能力増強を実施
  補助金後の中国業界再編、上位プレーヤーの技術動向をリスクとして注視
  (表)主要セパレーターメーカー 生産拠点・年間生産能力推移 一覧

第4章 セパレーターメーカーの動向と戦略

旭化成株式会社
  成長市場への攻めでトップポジション維持を目指す
  1.出荷動向
  「ハイポアTM」は民生、車載共に出荷増、「Celgard®」も前年超えで推移
  (表)旭化成 「ハイポアTM」 セパレーター 出荷数量/出荷金額
  (表)Polypore「Celgard®」 セパレーター出荷数量/出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  湿式、乾式共に増強予定、2020年には計11億㎡/年体制を計画
  (表)旭化成「ハイポアTM」、Polypore「Celgard®」セパレーター
  生産拠点/生産能力推移

東レ株式会社
  ハイエンドニーズへのきめ細かい対応力が成長の原動力
  1.出荷動向
  引き続き民生用セル向けメインも、車載用セル向けが徐々に比率Up
  (表)東レ セパレーター 出荷数量
  (表)東レ セパレーター 出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  2018年度末に6億5,000万㎡/年体制へ
  2020年頃を目処にワールドワイドでの更なる増強も計画
  (表)東レ 生産拠点/生産能力推移
  3.研究開発動向/製品動向
  最薄は3μm品を開発
  (表)東レ SETELATM製品ラインナップ(開発品含む)

SKイノベーション株式会社
  民生需要を押さえつつ、ワールドワイドでの車載向け供給拡大を狙う
  1.出荷動向
  2017年は引き続き民生小型セル向けメインで前年比微増推移
  2018年は車載向けも伸ばし前年比150%の成長見込み
  (表)SKI セパレーター出荷数量
  (表)SKI セパレーター出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  2018年、2019年と能力増強を推進2020年以降は海外への拠点進出も
  (表)SKI セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3.研究開発動向/製品動向
  (表)SKI セパレーター製品ラインアップ

上海恩捷新材料科技股份有限公司
(Shanghai Energy New Materials Technology Co., Ltd.)
  車載向けセルの高容量トレンドと共に大幅成長
  1.出荷動向
  2017年は前年比倍以上の出荷を実現、2018年も同等以上の成長率を見込む
  (表)上海恩捷 セパレーター出荷数量
  (表)上海恩捷 セパレーター出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  2020年末には2017年比で約3倍の生産能力体制構築を計画
  (表)上海恩捷 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3.研究開発動向/製品動向

深圳市星源材質科技股份有限公司
(Shenzhen Senior Technology Material Co., Ltd.)
  乾式と湿式、両輪での成長を目指す
  1.出荷動向
  引き続き乾式メインで前年を上回る出荷を実現、湿式比率も徐々に上昇
  (表)星源材質 セパレーター出荷数量
  (表)星源材質 セパレーター出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  設備投資は17年湿式新規、18年乾式追加
  (表)星源材質 セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3.研究開発動向/製品動向
  湿式5μm品の開発も推進

W-SCOPE株式会社
  ハイエンドニーズを取り込むべく、成長軸の転換を加速
  1.出荷動向
  日韓セルメーカー向けシフトを進め、前年並みの成長を維持
  (表)W-SCOPE セパレーター出荷数量
  (表)W-SCOPE セパレーター出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  2018年より忠州拠点が新たに稼動、コーティングラインの大幅拡張も推進
  (表)W-SCOPE セパレーター 生産拠点・生産能力推移
  3. 研究開発動向/製品動向
  (表)W-SCOPE セパレーター製品ラインアップ

宇部興産株式会社
(宇部マクセル株式会社)
  持続的成長実現に向けた体制強化を推進
  1.出荷動向
  コーティングセパレーター比率が50%超え見込み
  (表)宇部興産 セパレーター 出荷数量
  (表)宇部興産 セパレーター 出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  2020年には3億㎡/年規模への増強を計画
  (表)宇部興産グループ セパレーター 生産拠点
  3.研究開発動向/製品動向
  車載用セルの安全性と生産性に寄与する製品の開発に注力
  (表)宇部興産グループ セパレーター 製品ラインアップ

住友化学株式会社
  ハイニッケル系セルの更なる拡大を見据え、成長の第二フェーズへ向け前進
  1.出荷動向
  2連連続、前年比180%台で推移
  (表)住友化学 セパレーター出荷数量
  (表)住友化学 セパレーター出荷金額
  2.生産拠点/生産能力動向
  韓国拠点のコーティングラインは計画通り拡張中
  原反の能力増強については今後の市況次第
  (表)住友化学 セパレーター 生産拠点/生産能力推移
  3.研究開発動向/製品動向

明基材料(芜湖)有限公司(BeNQ Material Corp.)
  xEV市場の今後を見据え、乾式セパレーターの強みを訴求
  1.出荷動向
  2017年の車載用セル向けメインから、2018年は民生小型セル向け供給量も増加見込み
  2.生産拠点/生産能力動向
  2018年内にハイブリッドコートの生産体制構築を計画
  (表)BeNQ PP単層セパレーター 参考スペック値
  (表)BeNQ 乾式三層セパレーター 参考スペック値
  (表)BeNQ セラミックコーティング セパレーター 参考スペック値

帝人株式会社
  「高容量」と「安全性確保」の両立を求めるハイエンド需要に対応
  1.出荷動向
  引き続き民生小型セル向けに軸足、車載向けはサンプル評価を推進中
  製品構成比は無機フィラー含有タイプに大きくシフト
  2.生産拠点/生産能力動向
  2018年より6,000万㎡/年体制
  (表)帝人 セパレーター 生産拠点/生産能力推移
  3.研究開発動向/製品動向
  薄膜コートでも機能性を維持する高分子技術、塗工技術、カスタム対応力に強み
  独自のアラミド繊維を使用したアラミドコートタイプもサンプルワーク中
  (表)帝人 LIELSORT®(リエルソート) 製品ラインナップ

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