2018年版 医薬品流通市場の将来展望
本調査レポートでは医薬品卸を取り巻く市場環境変化とそのゆくえ、さらにはその荒波を乗り切る医薬品卸に必要不可欠なものについて多角的に分析を試み、個別の企業にとって必要なことを取り上げました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:行政当局、製薬企業、医薬品卸、医療機関、薬局、学識経験者、業界紙関係者
調査方法:面接調査を基本として実施
調査期間:2017年4月~2018年7月
- 医薬品流通市場の今後の変化を予測
- 医薬品卸を取り巻く市場環境変化を分析
- 医薬品卸業界で生じている変化とその将来を分析
- 主要医薬品卸各社の現状と今後の見通し
第1章 人口オーナス時代に突入し、混迷の度を深めるわが国の社会保障制度
第2章 人口オーナス時代の医療界
第3章 新たなる環境への対応を求められる医薬品流通
Executive Summary
第1章 人口オーナス時代に突入し、混迷の度を深めるわが国の社会保障制度
人口オーナス時代には医療提供体制の見直しが不可欠に
人口減少は止められない
医療機関や薬局にとって人口減少は死活問題になる
2040年度の医療・介護給付費94兆円に
地域医療構想の推進によって『医療恐慌』を回避
2018年度の骨太の改革
社会保障費抑制の数値目標は明示せず
医薬品に関する部分については目新しさなし
変容する薬価制度
社会保障制度を持続させるために利用される薬価制度
いずれ薬価からの財源確保も困難になる時代が到来する
第2章 人口オーナス時代の医療界
プラスとなった2018年度診療報酬・介護報酬改定
診療報酬本体プラス改定
介護報酬もプラス改定に
4つの視点で診療報酬を改定
アウトカム評価の拡大
外来医療はかかりつけ医機能強化
オンライン診療の新設と今後の医療への影響
診療報酬・介護報酬の同時改定で強化される連携
注目の介護医療院は自宅と同様の扱いに
地域医療構想推進強化で変わる地域医療
重視すべきは病床数ではなく病床利用率
競争を意識した経営から連携を意識した経営への転換
地域包括ケアの中で存在感が高まる病院とは
地域において存在感が問われる薬局
調剤報酬改定はプラスとなったが
門前・敷地内薬局は厳しい評価に
地域社会に貢献するための薬局の質
地域医療における連携強化
ポリファーマシー対策強化を打ち出したものの
後発医薬品使用促進策の強化
大手調剤薬局チェーン締め付けの限界
厳冬期の製薬企業
有効な手段が打てない
過大な期待が望めない製薬業界
長期収載品維持戦略の終焉
製薬業界も人員削減時代に突入した
後発医薬品企業も独自の経営持続戦略が必要な時代に
武田薬品によるシャイアー買収は業界再編の口火となるのか
製薬企業はいつまで医薬品卸との関係を維持するのか
第3章 新たなる環境への対応を求められる医薬品流通
プラス改定の財源を生み出した平均乖離率
2000年以降での最大平均乖離率
現行の納入価交渉は進化しているといえるのか
医薬品流通市場を変革させるのは誰か
医薬品卸の格差
新たな勢力の参入を阻む壁の崩壊はあるのか
薬価制度の抜本改革に医薬品卸や業界はどう対応するのか
1社流通でのスズケン優位の状態は続くのか
配送体制見直しの可能性
国策としての流通改善ガイドラインは業界を大きく変革させることができるのか
業界再編の可能性
それぞれの経営持続の形が見え始めた医薬品卸各社
ヘルスケアコンソーシアム構想実現で荒海を乗り切ろうとする
アルフレッサホールディングス
新たなビジネスモデルの確立を目指すメディパルホールディングス
市場環境変化に戦略が対応できているのかスズケン
BCP対応力強化を図りつつ体質強化に取り組む東邦ホールディングス
地域コミュニティに貢献する会社を目指す
バイタルケーエスケー・ホールディングス
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