2018年版 飲料市場の現状と展望
夏場の天候不順に悩まされながらも2017年度の飲料市場は微増での着地となった。2017年度はPETボトルコーヒーが注目を集めた一方で、近年は既存ブランドへの注力度合の高まりから、新領域でのヒット商品は出にくくなっており、これまでのボリューム重視の姿勢から収益を伴う拡大に向けた取り組みへ、メーカー各社が本格的に動き始めるなど、市場構造において抜本的な変化の兆しが見えてきている。
本調査レポートでは、飲料メーカー各社のカテゴリー別、チャネル別戦略を取材する事で今後の各社の方向性、マーケットの方向性を分析した。また、注目カテゴリーや企業に特に焦点を当て飲料市場の今後を予測した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:飲料市場を広く調査・収録することによって、当該市場に関するマーケティング戦略作成のための基礎資料とする。
調査対象:清涼飲料(RTD:Ready To Drink)市場及び参入企業を中心に、一部手入れ飲料(NonRTD)市場及び参入企業を対象とした。
調査方法:弊社専門調査員における直接面接取材、アンケート調査、電話取材を実施した。
調査期間:2018年5月~2018年7月
- 2017年度の清涼飲料市場の拡大要因、各社の取り組み動向、注目のトピックを詳説。飲料市場の今後の進むべき方向性を分析し、将来を予測。
- 近年は新領域でのヒット商品が少なくなり、既存ブランドの強化が目立つ中、注目を集める商品はどのような工夫を行っているのか。ヒット商品の背景を分析。
- 量より質への転換が図られる中、各社のチャネル戦略はどのように変化していくのか。存在感が高まる通販チャネルについても解説。
- 自販機におけるIT化が広がりを見せる。置物から社会インフラへの進化を目指す各社の取り組みを解説。
- 主要カテゴリーの市場動向、メーカーシェア、主要メーカーの商品動向を詳説。市場のトレンドが一目瞭然。新規カテゴリーも追加。
- 主要企業30社に直接面接取材。各社の市場戦略、商品動向を詳説。
第Ⅰ章 飲料市場の動向
第Ⅱ章 飲料カテゴリー別市場動向
第Ⅲ章 消費者動向分析
第Ⅳ章 有力飲料メーカーの動向
調査結果のポイント
第Ⅰ章 飲料市場の動向
1.飲料市場概況
(1)2017年度の飲料市場動向
①2017年度の飲料市場概況
②2017年度の主なトピックス
③有力企業の飲料売上高
◆有力企業の飲料売上高推移
(2)大手メーカーの動向
①コカ・コーラシステムの動向
ⅰ.2017年度概況
ⅱ.主要ボトラー動向
ⅲ.トピックス
②ビール系メーカーの動向
ⅰ.2017年度概況
ⅱ.参入企業動向
ⅲ.トピックス
③乳業系メーカーの動向
ⅰ.2017年度概況
ⅱ.参入企業動向
ⅲ.トピックス
④その他大手メーカーの動向
ⅰ.2017年度概況
ⅱ.参入企業動向
ⅲ.トピックス
(3)ヒット商品分析
①PETボトルコーヒー
ⅰ.市場動向
ⅱ.ヒット要因
ⅲ.波及効果
ⅳ.今後の展望と課題
②炭酸水
ⅰ.市場動向
ⅱ.ヒット要因
ⅲ.波及効果
ⅳ.今後の展望と課題
③透明飲料
ⅰ.市場動向
ⅱ.ヒット要因
ⅲ.波及効果
ⅳ.今後の展望と課題
(4)飲料市場の今後の見通し
①飲料市場の課題と問題点
②飲料市場の見通し
③市場規模予測(2018~2022年度)
2.流通チャネル別のメーカー戦略
(1)手売りチャネル
・主要メーカーの手売りチャネル戦略
(2)自販機チャネル
・主要メーカーの自動販チャネル戦略
(3)その他のチャネル
・主要メーカーのその他のチャネル戦略
(4)チャネル別市場規模
◆大手飲料メーカー自販機展開台数
◆主要メーカーの流通チャネル別構成比
3.飲料容器の動向
(1)2017年飲料容器動向
(2)容器別飲料市場の動向
①PETボトル
・市場概況
・ボトルtoボトル(B to B)の現状
②缶容器
・市場概況
・アルミ缶の市場動向
・ボトル缶の市場動向
・スチール缶の市場動向
③紙容器
・市場概況
・新型容器の普及拡大
・セブン&アイHDやキリンHDで導入推進、FSC・PEFC認証は「マスト」に
④チルドカップ
・チルドカップの動向
◆清涼飲料の容器別生産量とシェア(2017年)
◆企業別容器別構成比一覧
◆企業別容量別構成比一覧
4.注目すべき市場環境
(1)健康・機能性訴求に関する飲料市場の動向
(トクホ飲料、機能性表示食品)
・主要メーカーの健康・機能性に関する取り組み
(2)自販機チャネルを取り巻く市場環境とメーカーの対応策
①飲料自販機の市場動向
②ネットワーク対応自販機の動向
③自販機専用商品の開発動向
④自販機コンビニの動向
⑤インバウンド需要獲得に向けた取り組み
(3)通販チャネルの動向
・主要メーカーの通販チャネルに関する取り組み
(4)宅配水市場の動向
①宅配水の市場概況
②宅配水の市場規模推移(2010~2017年度見込み)
③宅配水の市場構成比(2015年度/2016年度)
ⅰ.メーカーシェア
ⅱ.販売容器別構成比(リターナブル方式、ワンウェイ方式)
ⅲ.販売チャネル別構成比(個人向け、法人向け)
④宅配水市場の問題点と課題
⑤宅配水市場の見通し
2017年1月~2018年5月のトピックス
2017年の主要飲料新製品一覧
第Ⅱ章 飲料カテゴリー別市場動向
1.炭酸飲料
(1)コーラ飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②コーラ飲料市場のメーカーシェア
(2)その他炭酸飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②その他炭酸飲料市場のメーカーシェア
2.果汁・野菜飲料
(1)天然果汁(100%果汁)飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②天然果汁(100%果汁)飲料市場のメーカーシェア
(2)果汁入り(果汁100%未満)飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②果汁入り(果汁100%未満)飲料市場のメーカーシェア
(3)野菜飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②野菜飲料市場のメーカーシェア
3.コーヒー飲料
(1)コーヒー飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②コーヒー飲料市場のメーカーシェア
4.茶系飲料
(1)紅茶飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②紅茶飲料市場のメーカーシェア
(2)日本茶飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②日本茶飲料市場のメーカーシェア
(3)ウーロン茶
①市場概況
≪参入企業動向≫
②ウーロン茶市場のメーカーシェア
5.ミネラルウォーター
(1)ミネラルウォーター
①市場概況
≪参入企業動向≫
②ミネラルウォーター市場のメーカーシェア
6.健康系飲料
(1)スポーツ・機能性飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②スポーツ・機能性飲料市場のメーカーシェア
(2)栄養飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②栄養飲料市場のメーカーシェア
7.乳系飲料
(1)飲用牛乳類
①市場概況
≪参入企業動向≫
②飲用牛乳類市場のメーカーシェア
(2)色物乳飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②色物乳飲料市場のメーカーシェア
(3)乳酸菌飲料
①市場概況
≪参入企業動向≫
②乳酸菌飲料市場のメーカーシェア
(4)ドリンクヨーグルト
①市場概況
≪参入企業動向≫
②ドリンクヨーグルト市場のメーカーシェア
(5)豆乳
①市場概況
≪参入企業動向≫
②豆乳市場のメーカーシェア
8.嗜好飲料
(1)レギュラーコーヒー
①市場概況
≪参入企業動向≫
②レギュラーコーヒー市場のメーカーシェア
(2)インスタントコーヒー
①市場概況
≪参入企業動向≫
②インスタントコーヒー市場のメーカーシェア
(3)ココア
①市場概況
≪参入企業動向≫
②ココア市場のメーカーシェア
第Ⅲ章 消費者動向分析
1.特定保健用食品、機能性表示食品に関する消費者の使用実態
・調査概要
(1)身体状態で気にしている点や改善したい症状について
(2)健康維持・増進や美容のために行っていること、心がけていること
(3)特定保健用食品の摂取状況
(4)接種経験のある特定保健用食品の種類
(5)『機能性表示食品』の認知状況
(6)『機能性表示食品』制度について認知している点
(7)『機能性表示食品』を摂取する際に期待される機能のうち、関心のあるもの
(8)『機能性表示食品』の摂取意向
(9)『機能性表示食品』であったら良いと思う食品の種類
(10)『機能性表示食品』を摂取したいと考える理由
(11)『機能性表示食品』を摂取したいと考えない理由
第Ⅳ章 有力飲料メーカーの動向
【企業研究編】
アサヒ飲料(株)、味の素AGF(株)、(株)伊藤園、江崎グリコ(株)、(株)えひめ飲料、大塚食品(株)、大塚製薬(株)、オハヨー乳業(株)、カゴメ(株)、キーコーヒー(株)、協同乳業(株)、キリンビバレッジ(株)、コカ・コーラ ボトラーズジャパンジャパン(株)、サンスター(株)、サントリーフーズ(株)、ダイドードリンコ(株)、タカナシ乳業(株)、(株)日本サンガリアベバレッジカンパニー、日本ルナ(株)、ネスレ日本(株)、ハウス食品グループ本社(株)(ハウスウェルネスフーズ(株))、北海道コカ・コーラボトリング(株)、ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)、三井農林(株)、(株)明治、森永乳業(株)、(株)ヤクルト本社、UCC上島珈琲(株)、雪印メグミルク(株)、ユニリ-バ・ジャパン・カスタマーマ-ケティング
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。