2019年版 高機能包装材料市場の展望と戦略
軟包装はこれまで、基材、バリア層、シーラント層など各種フィルムの高機能化と、これら複数の材料を組み合わせるコンバーティングにより多種多様な機能を持つ包装材料を実現してきました。しかし、近年の海洋プラスチック問題に端を発する世界規模での環境問題意識の高まりや、フードロス削減、人手不足解消などの社会的要請が強まる中で、ユーザーサイドでは包装の設計・構成そのものを見直す動きも出て来ています。包材メーカーにはバリアや易開封といった従来からある性能の向上に加え、薄肉化やモノマテリアル化、レトルトと冷凍・低温輸送対応の両立など、市場とユーザーの要請に応える製品の開発と提案をいかに進めて行けるかが問われています。
今回の調査では、各種パウチやラベル用シュリンクフィルムなどの軟包装と、そこに使用される基材、シーラントフィルム、バリアフィルムなどの高機能包装材料にフォーカスし、高機能包装材料の現状と新たな製品の開発動向に加え、参入メーカー各社の展望と戦略など、最新の状況を分析・考察しました。
調査資料詳細データ
調査目的:国内の包装及び包装材料メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査し、さらに周辺調査を行うことで、高機能包装材料市場における現状と今後の動向の把握を目的とする。
調査対象:軟包装及びその原反(OPPフィルム、PETフィルム、ONyフィルム)、バリア材料(透明蒸着フィルム、アルミ蒸着フィルム、EVOH 系フィルム、共押出多層フィルム)、シーラントフィルム(L-LDPEフィルム、CPPフィルム、イージーピールフィルム)、ラベル用シュリンクフィルム
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2019年1月~2019年3月
- 環境、フードロス削減、人手不足解消、社会的要請に対する包装材料の解とは?
- 社会構成や消費者のライフスタイルの変化の中で包材の新たな価値が問われる
- 食品工場の工程削減で厨房での作業などを軽減する業務用包材で人手不足解消を
- 容器の減量・減容化で軟包装を環境配慮につなげる考えは過去のものに、モノマテリアル化、バイオ・再生ぷらなどサスティナブルへの貢献が軟包装の課題
- レトルトパウチ
コンビニPB惣菜は簡単・便利で小さく破棄できる電子レンジ用自動通蒸パウヂが拡大、DNPと凸版印刷が総合力を武器にシェアを分けあう - 透明蒸着フィルム
PETフィルムメーカーの原反工場火災の影響によるPETベース品の供給不足で2018年以降の成長率はやや鈍化傾向に
凸版印刷の北米に続き東洋紡がインドネシアで生産開始 - アルミ蒸着フィルム
価格競争の中で原反から蒸着までを手掛けるメーカーが安定した販売量を確保 - 共押出多層バリアフィルム
柔軟性、耐衝撃性と1枚使いによる工程削減メリットが評価される - OPPフィルム
鮮度保持、食品のログライフ化、省力化などユーザーの課題解決に繋がるグレード開発・提案が進展 - PETフィルム
米・デュポンの日本市場への再参入、東洋紡の海外生産開始など市場に新たな変化の兆し現れる。 - シーラントフィルム
L-LDPEはパウチ入り惣菜の成長と冷チル化による流通の普及で食品向けの需要は堅調 - CPPフィルム
食品向けはレトルト食品の成長で安定的に推移 - イージーピールフィルム
環境配慮えの関心高まりの中でA-PET容器向けが成長 - ラベル用シュリンクギルム
薄肉化と仕上がりの美しさを実現するハイブリッドスチレンが成長
第1章 高機能包装材料市場の展望と戦略
第2章 包装材料市場の動向
第3章 有力包装材料メーカーの展望と戦略
調査結果のポイント
第1章 高機能包装材料市場の展望と戦略
環境対応、フードロス削減、人手不足解消
社会的要請に対する包装材料の解とは?
社会構成や消費者のライフスタイルの変化の中で包材の新たな価値が問われる
食品工場の工程削減や厨房での作業軽減などを実現する業務用包材で人手不足解消を
容器の減量・減容化で軟包装を環境配慮につなげる考えは過去のものに
モノマテリアル化、バイオ・再生プラ使用などサスティナブルへの貢献が軟包材の価値
第2章 包装材料市場の動向
1.パウチ包装
1.レトルトパウチ
レトルト食品の2017年生産量は180g入り換算で20億個を超える規模に
コンビニPB惣菜では簡単・便利で小さく廃棄できる電子レンジ用自動通蒸パウチが
拡大DNPと凸版印刷がコンバーターとしての総合力を武器にシェアを分け合う
(表)コンビニ別電子レンジ対応主要レトルトパウチ食品一覧
(表)カレーメーカー各社の電子レンジ対応主要レトルトパウチ食品一覧
2.口栓付パウチ
口栓付パウチの市場規模は6億袋、主力のゼリー飲料に加え
調味料、アルコール飲料などでも定着
2.バリア包装材料
1.透明蒸着フィルム
三菱ケミカルの原反工場火災の影響によるPETベース品の供給不足で
2018年以降の透明蒸着フィルム成長率はやや鈍化傾向に
(図・表)透明蒸着フィルム 市場規模推移
凸版印刷の北米に続き、東洋紡がインドネシアで透明蒸着フィルム生産を開始
ASEANでのバリア包材市場拡大に備えた海外拠点強化も進展
(図)透明蒸着フィルム輸出量推移
(図)透明蒸着フィルム 輸出量に占める各社の位置づけ
非食品向けではQDディスプレイ部材バリア層のスタンダード材料に
(表)透明蒸着フィルム 用途別市場規模推移
三菱ケミカルの減少分を凸版、DNP、東洋紡が取り込みシェアアップ
アルミナ蒸着で展開する各社のシェアは大きな変化見られず
(表)透明蒸着フィルム メーカー別販売量推移
(表)透明蒸着フィルム(PETベース) メーカー別シェア推移
(表)透明蒸着フィルム(ONyベース) メーカー別シェア推移
2.アルミ蒸着フィルム
価格競争の中で原反から蒸着までを手掛けるメーカーが安定した販売量を確保
(表)アルミ蒸着フィルム 市場規模推移
(表)アルミ蒸着フィルム 市場規模及びメーカーシェア推移
(表)アルミ蒸着フィルム メーカー別販売量推移
3.EVOHフィルム
冷蔵庫断熱板、穀物保存バッグ、ミルクパウチ、土壌燻蒸シートなど
中国及び新興国での新たな需要掘り起しが進展
4.共押出多層バリアフィルム
柔軟性、耐衝撃性と1枚使いによる工程削減メリットが評価され
透明蒸着と棲み分ける
(図・表) 共押出多層ONyフィルム タイプ別市場規模推移
(表)共押出多層ONyフィルム メーカー別販売量推移
3.基材フィルム
1.OPPフィルム
鮮度保持やバリア性能による食品のロングライフ化、
強シール性による省力化など
ユーザーの課題解決につながるグレード開発・提案が進展
(図・表)OPPフィルム 出荷実績推移
(表)OPPフィルムメーカー 生産体制概要
(表)OPPフィルム出荷実績及び メーカーシェア推移(全体)
(表)OPPフィルム出荷実績及び メーカーシェア推移(食品用)
(表)メーカー各社のOPPフィルム分野別需要動向(2017年)
(表)メーカー各社のOPPフィルム分野別需要動向(2018年)
(表)OPPフィルム 出荷実績・メーカーシェア推移
2.PETフィルム
米・デュポンの日本市場への再参入、
東洋紡の海外生産開始など市場に新たな変化の兆し現れる
(表) PETフィルムメーカー 生産体制
(表) 包装用PETフィイルム 参入メーカー各社の販売量推移
リサイクルPET使用、重金属フリーなど環境に配慮した差別化に注目
3.ONyフィルム
パウチ入り食品の拡大やインバウンド需要により安定的な成長が続く
(図・表)ONyフィルム・共押出多層ONyフィルム 市場規模推移
(表)ONyフィルム 主要メーカー生産体制
(表)ONyフィルム メーカー別出荷量推移(単層)
4.シーラントフィルム
1.L-LDPEフィルム
パウチ入り惣菜の成長と冷チルによる流通の普及で食品向けの需要は堅調
詰替えパウチに代表される非食品向けは需要一巡で横ばい傾向続く
(表)L-LDPEフィルム 市場規模推移
(表)L-LDPEフィルム主要メーカー 生産体制
トップの三井化学東セロはフル生産で販売量伸びず、早期の増設が課題に
2位フタムラ化学、3位東洋紡がパウチ入りチルド惣菜を想定したグレードを伸ばす
(表)L-LDPEフィルム メーカーシェア推移
2.CPPフィルム
食品向けはレトルト食品の成長で安定的に推移
生産能力は各社フルキャパも市場成熟の中で設備投資決断の決め手を欠く状況に
(表)CPPフィルム 出荷実績推移
(表)CPPフィルムメーカー 生産体制概要
(表)CPPフィルム出荷実績及び メーカーシェア推移(全体)
(表)CPPフィルム出荷実績及び メーカーシェア推移(食品用)
(表)CPPフィルム 出荷実績・メーカーシェア推移
3.イージーピールフィルム
三井化学東セロが一つ抜け出し、ジェイフィルム、DICが拮抗
CVSカウンターコーヒー向け需要はジェイフィルムが確保
(表)イージーピールフィルム 市場規模推移
(表)CVSカウンターコーヒー用カップ使用量推移(アイスコーヒー用)
(表)イージーピールフィルム メーカー別出荷量推移
環境配慮への関心高まりの中でA-PET容器向けが成長
PETフィルムで実績のある米・デュポンが国内市場進出へ
5.ラベル用シュリンクフィルム
PETボトル用で一時懸念されたロールラベル化も中身とサイズによる棲み分けへ
薄肉化と仕上がりの美しさを実現するハイブリッドスチレンが成長
(図・表)シュリンクフィルム市場規模推移(ラベル用)
(表)シュリンクフィルムメーカー出荷量推移(ラベル用)
上位2社は海外生産による現地需要の取り込みで事業拡大を図る
人手不足解消、環境配慮につなげる提案への取組みも進展
(表)国内シュリンクフィルムメーカー 主な海外生産拠点
(表)シュリンクフィルム出荷実績・メーカーシェア推移(ラベル用)
第3章 有力包装材料メーカーの展望と戦略
大日本印刷株式会社
環境配慮、生活向上、革新機能を軸に生活者の視線で独自の包装材料を展開
バイオ、モノマテリアルなど環境配慮パッケージを
GREEN PACKAGINGとしてブランド化
従来の「環境対応」から、より主体的な「環境配慮ソリューション」の提案を進める
電子レンジ加熱、調理・洗い物の手間削減、易開封など
生活者の利便性を向上する多様なパウチ包材を投入
透明蒸着フィルム「IB-FILM」は包装材料に加え産業用途が順調に成長
薬効成分や香気成分の吸着を防ぎ内容物の品質を維持する低吸着包材、
アウトガスの不快な臭気を吸着するにおい吸着包材など
独自の機能性包材での展開も推進
凸版印刷株式会社
コンバーターとしての総合力を結集し
環境負荷を削減したサステナブルパッケージの開発を推進
国内拠点の増強に加え、インドネシア、タイで現地大手包材メーカーとの提携など
拡大が期待される海外市場での展開を強化
「GL BARRIER」はOPPベース品、紙ベース品など
従来にない新たな製品を開発・投入
モノマテリアル化、プラスチック使用削減など環境配慮ニーズをつかむ
電子レンジ対応のレトルト対応パウチ「蒸できシリーズ」
カレーやコンビニPB惣菜向け需要を取り込み年間2ケタ成長
フードロス削減につながる撥液機能、
デジタル印刷対応可能なレトルト対応パウチなど
利便性向上、商品差別化につながる商品開発を推進
「エアホールドパウチ」は食品や産業資材など幅広い用途展開が進展
旺盛な需要拡大が続くボトルドパウチ、2018年度は充填能力がフル稼働の状態に
メカニカルリサイクルPETを使用したラミネート包材がエコマークを取得
水性印刷と無溶剤ラミの組み合わせなどCO2・VOC排出削減にも積極的に取り組む
株式会社サンエー化研
イージーピールをコアとした機能性包材での展開に強み
電子レンジ包材「レンジDo!」は食の簡便化ニーズを受けて成長
大手家庭用品メーカーと共同でB to Cでの展開も始まる
多種多様な容器に対応した易開封蓋材「サンシール」は年間500t程度の販売量を維持
エア緩衝材を応用した災害時用エアマットなど社会貢献につながる製品もラインナップ
東洋紡株式会社
環境配慮、省力化など包材をソリューションにつなげる提案を推進
ASEAN地域での高機能包材市場の立ち上がりと拡大する国内需要に応えるべく
インドネシアで現地メーカーとの合弁による生産拠点を設置
OPPフィルム
チャック付スタンディングパウチ向けの高耐熱・高剛性タイプの拡大に期待
シーラント用ではCPPとL-LDPEを用途・ニーズに合わせて提案
パウチ入り惣菜など冷チル輸送の普及でL-LDPEの需要が堅調
ONyは基材とシーラントのワンストップ提案営業で差別化
透明蒸着フィルムはインドネシア拠点の稼働で海外需要取り込みが期待される
包装用PETフィルムは再生樹脂使用、重金属フリーなど環境配慮グレードの提案を強化
シュリンクフィルムは人手不足解消・省力化ニーズに応える縦収縮タイプが成長
三菱ケミカル株式会社
内容物の長期保存化、バイオマス原料使用など
フードロス、環境配慮に貢献する製品を提供
共押出多層フィルムはタイに新たな生産拠点を建設、海外顧客対応を強化
ナイロン系フィルムでは共押出ガスバリアフィルム「スーパーニール」が堅調
透明蒸着フィルム「テックバリア」
原反PETフィルム拠点のストップによる供給不安で2018年の動向は不透明な状態に
シュリンクフィルムではユーザーの環境配慮ニーズに合致する
ポリ乳酸使用の「PLABIO」の成長に期待
三井化学東セロ株式会社
国内外の拠点はフル稼働が続く、さらなる需要拡大のため
生産能力増強に向けた検討を開始
OPPでは防曇、バリアコートなど付加価値グレードへのシフトを進める
PVDCコートによる透明・ハイバリアフィルム「Vバリア」を開発
透明蒸着フィルム「マックスバリア」とともにニーズに最適な提案を推進
CPPフィルムはレトルトパウチ食品の拡大とともに食品向けが堅調
イージーオープンフィルムは安定的な伸びを示す
L-LDPEフィルムは国内外の拠点でフル稼働の状態に
一般品のみでなく特殊耐熱グレードの成長に期待
東レフィルム加工株式会社
福島事業所の増設で国内の蒸着フィルム生産能力倍増へ
日本、タイ、マレーシアの3極で生産最適化を推進
透明蒸着フィルム「バリアロックス」は食の簡便化による電子レンジ対応ニーズ拡大で
レトルト・ハイバリアグレードが成長
アルミ蒸着フィルムは市場成熟の中でも安定した需要を確保
株式会社麗光
生産拠点のS&Bを実施、より効率のよい生産体制を確保
フードロス問題解決につながるレトルト対応の
超ハイバリア・ゲルボ改良品「AX-R」を投入
アルミ蒸着フィルムはPETベース品が比較的堅調
ユニチカ株式会社
フードロス削減の世界的な潮流に応え
ナイロンフィルムでは世界最高水準のバリアグレードを展開
2020年11月稼働予定でインドネシアに新規ライン増設
日本、アジアに加え欧米市場開拓に拍車かける
「エンブレム」はインバウンド需要の後押しもありプレーン品、バリア品ともに堅調
ボイル・レトルト食品向けで「エンブレムHG」が大幅成長示す
共押出多層、ナノコンポジットコートなどニーズに合わせたバリアグレードを提案
PETフィルムではアンダーコートレス、易カットなど
利便性を向上した差別化グレードに注力
フタムラ化学株式会社
ニーズを着実に捉え、きめ細かく対応する独自製品を供給
国内外6拠点で包装用フィルムを生産、
マレーシア、米英など生産のグローバル化も進む
シェアトップのOPPは安定供給と海外拠点を活用したコスト競争力に強み
通気性フィルム、バリアフィルムなど付加価値グレードの提案も積極的に進める
CPPは高透明グレードがモノマテリアル化ニーズを捉える
一軸延伸の直線カットフィルムは単体包装用ヒートシールグレードを投入
L-LDPEフィルムはスタンディングパウチに適したコシ・耐熱アップグレードを提案
PETフィルムは年間2~3%の成長率を示す
興人フィルム&ケミカルズ株式会社
チューブラー法の特性を活かした高性能フィルムで差別化
PBTフィルムなど新たな開発品の提案も推進
PO系シュリンクフィルム販売量は横ばいを維持
ONy「ボニール」はKコート品が好調
チューブラー法による世界初のOPBT「ボブレット」、
冷チル対応や減量化効果が評価され
コンビニ包材を中心に引き合いが拡大
グンゼ株式会社
環境対応、フードロス削減、人手不足解消などの要望に対し
包装材料でのソリューション提供を実現する差異化製品に強み
国内外の生産拠点はフル稼働状態に、成長するASEANを始めとする
海外市場での需要を押さえるべくベトナムにシュリンクフィルムの新拠点建設を進める
シュリンクフィルムは薄肉・高強度のハイブリッドスチレンへとシフト
仕上がりの美しさと乾熱加熱対応など差異化ポイントをアピールし拡販進める
OPPは鮮度保持や自動包装に対応する防曇強シールグレードが成長
ナイロンフィルムでは耐寒・耐ピンホールグレードが好調
PET/Ny共押出品はドライラミ代替ニーズを確保
株式会社クラレ
フードロス削減、省エネなど環境配慮ニーズに独自のハイバリア材料で対応
国内外で生産体制の最適化を進める
「エバール®」樹脂はアメリカ拠点の能力増強が完了
「クラリスタ®」はグレードの整理を行い戦略的にキャパを絞り込む
「エバール®」フィルム、フルキャパで販売量は横ばいで推移も
真空断熱板とバリアシーラントを中心に新たな需要取り込みを図る
「クラリスタ®」は高防湿グレードが食品以外の用途を取り込む
デンプン由来のバリアフィルム「PLANTIC®」は薄肉化の実現で用途開発が勢いづく
サン・トックス株式会社
コンビニ向けでの強みを活かしニーズを先取りした製品を投入
2017年のS&Bで生産性向上が実現、事業の高収益化を進める
OPPフィルムでは片面ヒートシールタイプ、防曇タイプが好調
CPPフィルムラミ用シーラントでは耐寒性、
密封性に優れた新タイプ「TP」の拡販を進める
DIC株式会社
食品、流通、外食産業の環境配慮を包装材料で後押し
樹脂配合や共押出の技術を基に高機能包材のラインナップを拡充
2019年に組織改革を実施、
包装材料を管轄するパッケージング&グラフィックセグメントは
2019年度の売上高4,600億円、営業利益202億円を見込む
「DIFAREN」全体販売量は微増傾向も輸出の拡大が期待される
蓋材のトップシール化でイージーピールは年間7~8%の成長率で推移
ポリ乳酸容器向けや防曇グレードなど環境配慮型製品を提案
梨地フィルムは和菓子以外の用途にも拡大、低吸着シーラントは着実に採用を増やす
デュポン株式会社
単なる「包装用PETフィルム」を超越した付加価値品の提案による
パッケージソングリューションを武器に市場攻勢をかける
60年に亘るPETフィルムの実績と知見を活かした技術力で
ニーズに合わせてカスタマイズしたヒートシール・イージーピールPETフィルムを提供
ホテル・外食産業などプロの調理場をターゲットとしたユニークな製品を投入
人手不足解消、食中毒防止、アレルギー対応の実現をアピールし拡販に注力
日本製紙株式会社
「紙でできることは紙で」をスローガンに、自社の技術・知見を活用し
環境配慮型パッケージの提供でユーザーのサスティナビリティに貢献
紙製バリア包材「シールドプラス」では環境配慮だけにとどまらず
パッケージ製造工程削減、デザインの差別化などのメリットを訴求
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