2019年版 パッケージ印刷市場の展望と戦略
本調査レポートでは、軟包装分野と紙器分野を取り上げて、その実態と将来展望をまとめた。印刷市場では、販売促進分野や出版分野での情勢の厳しさは本格化してきている一方で、パッケージ分野は生活必需品と関連性が高く、比較的需要が安定している市場として業界からも注目が集まっている。そのパッケージ印刷市場において、各市場・各需要分野の動向やコンバータの戦略を把握することで、今後の市場性を調査した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:国内のパッケージ印刷市場の実態と今後の方向性を調査・分析することによって、今後の市場性を予測する。当該調査によって関連業界各位の経営戦略に寄与することを目的とする。
調査対象:軟包装印刷コンバータ、アルミニウム加工箔メーカー、紙器印刷コンバータ及び関連メーカー
調査方法:直接面接取材、電話取材及び郵送アンケート
調査期間:2019年2月~2019年4月
パッケージ印刷市場に関する調査を実施(2019年)
2018年度のパッケージ印刷市場規模は前年度比0.9%増の1兆3,825億5,000万円の見込
~堅調な需要を追い風にパッケージ印刷市場の成長続く~
- 軟包装・紙器コンバーティングの市場規模を独自算出、各市場別の需要予測も掲載
- 各市場の近年の動向やその変動要因、今後の展望を徹底レポート
- 各市場の需要分野別の市場規模推移を算出、需要予測も掲載
- アルミ加工箔市場を徹底調査(市場規模、需要分野別の動向、参入メーカーシェアなど)
- 参入コンバータの事業動向・今後の戦略を詳細分析、新規掲載企業も前回版から増加
- 全国軟包装・紙器コンバータ約430社の売上高ランキング、調査小個表を掲載
第1章:パッケージ印刷市場の現状と展望
第2章:軟包装印刷市場の現状と展望
第3章:紙器印刷市場の現状と展望
第4章:全国パッケージ印刷コンバータの売上高ランキング、小個表
調査結果のポイント
第1章:パッケージ印刷市場の現状と展望
パッケージ印刷市場の拡大続く、2017年度も食品分野が堅調に推移し市場を牽引
18年度も0.9%増の見込み、19年度は増税影響小も伸び幅は縮小の予測
<図表>パッケージ印刷市場規模の推移
<図>対象分野別のパッケージ印刷市場規模の推移
軟包装分野の構成比が上昇傾向、需要分野別では食品が6~7割と高いウェート
<図>対象分野別の構成比推移
<図表>需要分野別の構成比(2017年度)
<図>対象分野別の需要分野構成比(2017年度)
“脱プラスチック”がパッケージ業界の潮目を変えるか
人手不足、働き方改革がもたらすインパクト、供給不安が顕在化
ユーザーにコミットした取り組みが新たな成長軌道を辿る第一歩に
<表>パッケージ印刷市場の需要分野別の需要予測
<図>パッケージ印刷市場の需要分野別の市場成長率
第2章:軟包装印刷市場の現状と展望
Ⅰ.軟包装印刷市場の現状と展望
食品分野の堅調な推移や他素材からの軟包装へのシフトを受け、市場規模は拡大傾向
2018年度も食品分野を中心に総じて需要は堅調、市場規模は増加の見込み
フィルム価格の転嫁が進まず、利益についてはここ1~2年厳しい推移に
<図表>軟包装印刷市場規模の推移
<図>訪日外国人旅行者数と旅行消費額の推移
<図>2008年~2018年の輸入ナフサ価格の推移
最大市場の食品分野が堅調推移、詰め替え用、シュリンクラベルも微増傾向
<図表>需要分野別の構成比(2017年度)
<図表>需要分野別の市場規模推移
食品分野
<図>食品分野における軟包装印刷市場規模の推移
<図>コンビニエンスストア主要7社の国内店舗数推移
<図>食品におけるカテゴリー別市場動向分布図(2017年度)
<図表>シュリンクラベルの市場規模推移
<図表>シュリンクラベルの需要分野別の構成比(2017年度)
日用品分野
<図>日用品分野における軟包装印刷市場規模の推移
<表>詰め替え用パウチの販売量シェア推移
医療・医薬品分野
<図>医療・医薬品分野における軟包装印刷市場規模の推移
その他分野
<図>犬・猫の飼育頭数推移
中国では環境規制強化で一時操業停止も、多くのコンバータは東南アジアに注力
“脱プラ”は現状影響なしも、環境負荷の低い代替素材の活用は視野に入れるべき
人手不足、働き方改革による供給力不足が顕在化、これが逆に変革の絶好の機会に
社会的ニーズの実現を果たす提案で、軟包装材の新たな価値の創出を
<図>OPP/CPPフィルム、グラビアインキの出荷量推移
Ⅱ.アルミニウム加工箔市場の現状と展望
2017年度アルミ加工箔市場規模は前年度比で微減
医薬品包材が微減も加工箔市場は横ばいに推移
<表>アルミ加工箔の主な用途先
<図>アルミ加工箔メーカー 食品・医薬品包材の売上高推移
<図>アルミ加工箔メーカー 食品・医薬品別の構成比推移
東洋アルミニウムが食品・医薬品分野ともにトップシェア獲得、
UACJ製箔G、昭和電工系列、三菱アルミニウム系列などが追う展開
<図>アルミ加工箔メーカー 相関図
<図表>アルミ加工箔メーカーグループ・系列別食品・医薬品包材の売上高、市場シェア
1.食品分野
ヨーグルトブームが一段落したことで市場は踊り場
<図>アルミ加工箔メーカー食品包材の売上高推移
<図表>アルミ加工箔メーカー別に見た食品包材の売上高、市場シェア
フィルムラミネート品の拡大にしたがって事業採算は低下の方向
自社技術の強みを活かせる用途への注力により価格競争を回避
2.医薬品分野
ジェネリック医薬品の需要が減少し、微減に推移
<図>アルミ加工箔メーカー医薬品包材の売上高推移
<図表>アルミ加工箔メーカー別にみた医薬品包材の売上高、市場シェア
<図>アルミ加工箔メーカーPTP包装向け売上高、市場シェア
<図>参考:アルミ箔需要部門別特殊分類出荷実績(構成比)
<図>参考:アルミ箔需要部門別特殊分類出荷実績推移(年度別)
主要軟包装コンバータの徹底分析
<フィルム印刷コンバータ>
1.大日本印刷
2.凸版印刷
3.藤森工業
4.大倉工業
5.富士特殊紙業
6.ジェイフィルム
7.東タイ
8.日新シール工業
9.精工
10.グンゼ包装システム
11.大和グラビヤ
12.北四国グラビア印刷
13.中京化学
14.大日本パックェージ
15.吉村
16.平野屋物産
<アルミニウム加工箔メーカー>
1.東洋アルミニウム
2.UACJ製箔
3.昭北ラミネート工業
4.エムエーパッケージング
5.ダイニック
6.メタルカラー
第3章:紙器印刷市場の現状と展望
紙器印刷市場の現状と展望
市場規模は微増ながらも2015年度から4年連続で拡大見込み
19年度は消費税増税の影響小も、
省包装化、コストダウン要請で前年度比減少と予想
<図表>紙器印刷市場規模の推移
<図>紙器用板紙の内需推移
食品は堅調、医薬品・化粧品は好調を持続
良好な消費活動に支えられるも、人口減、省包装化、軟包装化の3重苦は変わらず
<図表>需要分野別の市場規模推移
<図表>需要分野別の構成比(2017年度)
食品分野
<図>食品分野における紙器印刷市場規模の推移
<表>レトルト食品 国内生産量の推移
<表>アイスクリーム 形態別販売物量・金額推移
<表>チョコレート製品 国産・輸出入・消費量推移
飲料分野
<図>飲料分野における紙器印刷市場規模の推移
<図>ビール類課税数量の推移(大手5社)
<図>ビール類容器別構成比
医薬品分野
<図>医薬品分野における紙器印刷市場規模の推移
<図>ジェネリック医薬品 四半期シェア推移(数量ベース)
化粧品分野
<図>化粧品分野における紙器印刷市場規模の推移
<表>化粧品 生産・出荷・在庫 統計
日用品分野
<図>ティッシュ分野における紙器印刷市場規模の推移
<図>ラップカートン分野における紙器印刷市場規模の推移
<図>石鹸・洗剤分野における紙器印刷市場規模の推移
<図>粉末洗剤と液体洗剤の販売量推移
電機製品分野
<図>電機製品分野における紙器印刷市場規模の推移
マイクロフルートはG段主導で成長路線を堅持、
独自の機能性を魅力に、紙器素材としての評価が高まる
<図>マイクロフルート品市場規模の推移
F段
G段
<図>製品素材別に見た紙器印刷市場規模の推移
<図>製品素材別に見た構成比の推移
海外市場では大手コンバータがトータル提案の商材のひとつとして展開、
紙器専業コンバータではオカハシの健闘が光る
<図>印刷箱事業者の事業者数推移
主要紙器コンバータの徹底分析
1.大日本印刷
2.凸版印刷
3.朝日印刷
4.クラウン・パッケージ
5.レンゴー
6.古林紙工
7.ダイナパック
8.日本トーカンパッケージ
9.興和紡
10.精英堂印刷
11.オカハシ
12.大光印刷
13.丸福
第4章:全国パッケージ印刷コンバータの売上高ランキング、小個表
全国軟包装コンバータ245社の売上高ランキング
全国紙器コンバータ181社の売上高ランキング
全国軟包装コンバータ245の小個表
全国紙器コンバータ181社の小個表
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