2019年版 定置用蓄電池(ESS)市場の現状と将来展望 ~鉛、LiB、ニッケル水素、レドックスフロー、NAS~
日本及び海外の定置用蓄電池(ESS)関連主要プレーヤー17社の現在の動向と今後の戦略を調査・分析し、更に周辺情報を加えることで世界の定置用蓄電池(ESS)市場における現状と将来展望を把握することを目的とした。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:日本及び海外の定置用蓄電池(ESS)関連メーカー17社の蓄電池、並びに蓄電システム製品。
設置先・需要分野として、①住宅用、②電力系統用、③企業・業務用、④携帯電話基地局に導入される蓄電池(ESS)を対象とする。
調査方法:直接面談取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2019年4月~2019年7月
定置用蓄電池(ESS)世界市場に関する調査を実施(2019年)
2025年の定置用蓄電池(Energy Storage System)世界出荷容量を69,892MWhと予測
~再生可能エネルギーの導入拡大に伴う電力系統用ESSの需要増加が成長を牽引する見通し~
- 定置用蓄電池(ESS)の設置先・需要分野別市場規模推移を算出(世界市場、容量・金額ベース:2017年~2025年予測)
- 定置用蓄電池(ESS)の電池種別市場規模推移を算出(世界市場、容量・金額ベース:2017年~2025年予測)
- 主要国における定置用蓄電池(ESS)関連政策と需要動向を掲載
- 主要プレーヤーにおける定置用蓄電池(ESS)関連動向を収録
Samsung SDI、LG Chem、LSIS、GSユアサ、東芝、日立化成、シャープ、オムロン、エリーパワー、エジソンパワー、日本ガイシ、住友電気工業、FDK、Sungrow Power Supply、EVE Energy、Shenzhen Pandpower、Dalian Rongke Power、等
第1章 定置用蓄電池(ESS)市場の展望
第2章 定置用蓄電池(ESS)市場の現状と将来展望
第3章 定置用蓄電池(ESS)関連プレーヤーの動向と戦略
調査結果のポイント
第1章 定置用蓄電池(ESS)市場の展望
定置用蓄電池(ESS)市場の展望
採用アプリケーションの拡大で本格的な立ち上がり期を迎える
表.定置用蓄電池(ESS)の設置先・需要分野別市場規模推移
(世界市場、容量・金額ベース)
経済合理性の成立はまだまだ
それでもESSは「行くしかない市場」
表.電池種別比較(参考値)
今後のESS市場はLiBの独壇場になる可能性高
他の電池種に求められるのは「選択と集中」
第2章 定置用蓄電池(ESS)市場の現状と将来展望
1.ESS市場を取り巻く環境
表.主要国におけるESS関連政策
1-1.日本
(1)政策動向
①災害時に活用可能な家庭用蓄電池システム導入促進事業費補助金
表.「災害時に活用可能な家庭用蓄電池システム導入促進事業費補助金」事業の
補助対象要件と補助金額及び補助上限額
②ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等による住宅における低炭素化促進事業
表.「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等による住宅における
低炭素化促進事業」のESS向け補助対象要件と補助金額
③地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業
表.「地域の防災・減災と低炭素化を同時実現する
自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業」の概要
④需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築実証事業費補助金
表.「需要家側エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント構築
実証事業費補助金」事業の内容と補助事業要件
(2)需要動向
2018年度以降は卒FIT家庭を対象に住宅用ESSの販売が大幅に増加
図.FITを卒業する住宅用太陽光発電の年別推移
電力系統用と企業・業務用ESS市場は伸び悩む
1-2.欧州
(1)政策動向
①ドイツ
②フランス
③イギリス
(2)需要動向
ドイツとイギリスを中心に周波数調整用ESSの導入が拡大
電気代の削減を目的に太陽光発電システムとESSを併設する住宅が増加傾向に
図.欧州の家庭用電気代(2018年下期時点)
1-3.米国
(1)米国連邦政府の政策動向
①Investment Tax Credit
表.年度別・技術別投資税控除比率
②Modified Accelerated Cost-Recovery System
図.ESS費用回収期間
(2)米国の主要州政府の政策動向
①カリフォルニア州
ア)ESS設置義務化
表.カリフォルニア州電力3社のESS義務設置目標
イ)Self-Generation Incentive Program
表.カリフォルニア州のESS向けインセンティブ
②マサチューセッツ州
ア)Energy Storage Initiative
イ)2019~2021 Three-Year Energy Efficiency Plan
ウ)Solar Massachusetts Renewable Target
表.マサチューセッツ州の太陽光発電システム併設ESS向けインセンティブ
③ニューヨーク州
ア)ESS設置義務化
イ)Energy Storage Market Acceleration Incentives
表.Retail Storage Incentive
表.Bulk Storage Incentive
(3)需要動向
FERC Order 841が電力事業者のESS活用ビジネスモデルの構築を加速化
電力の安定供給と電気代の削減を目的に住宅用と企業・業務用ESS市場は堅調に推移
1-4.韓国
(1)政策動向
①公共機関のESS設置義務化
表.公共機関の契約電力容量ごとのESS設置義務化期限
②エネルギー節約施設に対する税額控除
③再エネ供給認証書加重値の付与
表.再エネ併設ESSに与えられる再エネ供給認証書加重値
④固定価格契約入札制度
⑤小型太陽光固定価格契約買入制度
表.固定価格契約入札制度と韓国型FIT制度の比較
⑥再エネ併設ESS向け電気料金追加割引制度
表.再エネ併設ESS向け電気料金追加割引制度
⑦ESS電気料金割引制度
表.ESS電気料金割引制度
(2)需要動向
強力な政府支援策の恩恵を受け、2017~2018年にかけてESSの導入が急増
牽引役は再エネ連係用と企業・業務用ESS
表.韓国におけるESS火災事故件数
1-5.中国
(1)政策動向
①エネルギー貯蔵技術と産業発展の促進に関する指導意見
②電気化学エネルギー貯蔵の健全かつ秩序のある発展の促進に関する指導意見
(2)需要動向
電力系統向け実証プロジェクトが依然メイン
再エネ発電の導入拡大に伴いESSの累積設置規模は1GW超え
1-6.オーストラリア
(1)政策動向
(2)需要動向
再エネ発電の出力変動や系統電力の安定化に向けて電力系統用ESSの導入が拡大
電力小売価格の引き上げが小型ESSの設置拡大を牽引
図.オーストラリアの平均住宅用電力小売価格推移
2.設置先・需要分野別定置用蓄電池(ESS)市場
2-1.住宅用ESS市場
(1)市場規模推移
2018年はついに1GWh超
FIT単価の下落、電気料金の上昇等で普及は更に加速化
図表.住宅用ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.主要国別の住宅用ESS市場シェア推移(容量ベース)
(2)電池種別比率
一部で鉛蓄電池の採用が続くも、LiBへのシフトが著しい
図.住宅用ESS電池種別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
(3)プレーヤー動向
参入メーカーの増加で競争は益々激化
2-2.企業・業務用ESS市場
(1)市場規模推移
コストダウンによる経済合理性の成立で2025年は2019年比4倍の規模を予測
図表.企業・業務用ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.主要国別の企業・業務用ESS市場シェア推移(容量ベース)
(2)電池種別比率
性能面、容量面、コンパクトさなどの点で優位性を有するLiBの採用が9割
図.企業・業務用ESS電池種別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
(3)プレーヤー動向
オフィス等BCP対策向けと大口電力需要家向けではプレーヤーの顔ぶれが異なる
2-3.電力系統関連ESS市場
(1)市場規模推移
再エネの導入拡大に伴い、2020年以降は爆発的成長が見込まれる
表.電力系統関連ESSの設置先・需要分野別利用目的
図表.電力系統関連ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.主要国別の電力系統関連ESS市場シェア推移(容量ベース)
①電力系統の制御・安定化
②発電電力の平準化
表.主要国におけるマイクログリッド導入目的
(2)電池種別比率
短周期変動向けをメインに先行したLiBが8割以上の圧倒的シェアを獲得
長周期変動向けはレドックスフローとNAS電池がシェアを両分
図.電力系統関連ESS電池種別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
(3)プレーヤー動向
韓国の大手LiBメーカーが市場をリード
3.電池種別定置用蓄電池(ESS)市場
3-1.定置用LiB
(1)電池特性・開発動向
(2)市場動向
2019年は韓国における火災事故による市場低迷を背景に前年比で小幅増にとどまる
2020年以降は再エネの導入拡大に伴うESS需要増を受け、30%台の成長率で推移
図表.定置用LiB市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.定置用LiBの設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
(3)主要プレーヤー動向
ESS市場で最も注目されているLiB
LiB搭載ESSを手掛けるプレーヤーの顔ぶれも豪華
表.LiB搭載ESSを取り扱う主要プレーヤーの事業領域および主な納入設置先
3-2.定置用鉛蓄電池
(1)電池特性・開発動向
(2)市場動向/プレーヤー動向
通信規格の世代交代により携帯電話基地局向け出荷が順調に拡大
図表.定置用鉛蓄電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.定置用鉛蓄電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
3-3.定置用ニッケル水素電池
(1)電池特性・開発動向
大容量ニッケル水素電池「ギガセル」で先行した川崎重工業に加え
FDKも大容量の「メガトワイセル」を開発
図.川崎重工業の「ギガセル」の構造
表.川崎重工業の「ギガセル」とFDKの「メガトワイセル」の仕様比較
表.トヨタ自動車の使用済みニッケル水素電池のリユース蓄電池
(2)市場動向
携帯電話基地局やデータセンターのサーバーなど向けに採用が拡大
価格が足かせとなり、市場の大幅成長は当面難しい
図表.定置用ニッケル水素電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.定置用ニッケル水素電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
3-4.レドックスフロー電池市場
(1)電池特性・開発動向
普及の足かせは高い初期コスト、コストダウンに向けた取り組みが活発化
図.レドックスフロー電池の原理
図.レドックスフロー電池の構成
(2)市場動向
2019年は中国における大型実証プロジェクト向け出荷が市場を牽引
2020年以降も電力系統向けでビジネスチャンスが拡がる見通し
図表.レドックスフロー電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.レドックスフロー電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
(3)主要プレーヤー動向
電力系統向け需要増を受け、プレーヤー各社の動きも活発化
3-5.NAS電池市場
(1)電池特性・開発動向
ナトリウム二次電池市場では日本ガイシのNAS電池が先行
図.NAS電池セルの内部構造(左)、単電池(中)、βアルミナ管(右)
図.NAS電池の動作原理図
図.NAS電池の単電池(左)、モジュール(中)、システム(右)
ナトリウム塩化ニッケル電池やナトリウムイオン電池の研究開発も注目を浴びる
図.FZSONICK社のナトリウム塩化ニッケル電池の単電池(左)とモジュール(右)
表.ナトリウムイオン電池用材料
(2)市場動向/プレーヤー動向
国内外における再エネの導入拡大を受け、電力系統向けの注力度が高まる
図表.NAS電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
図.NAS電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
第3章 定置用蓄電池(ESS)関連プレーヤーの動向と戦略
サムスンSDI株式会社(Samsung SDI Co., Ltd.)
価格競争力と安全性の強化、
顧客ニーズに最適化された製品で更なるESS事業拡大を図る
1.ESS事業概要
表.サムスンSDIのESS関連事業領域、主な納入先
2.製品ラインアップ
パートナー企業との協業をベースに幅広い製品ラインアップを展開
表.電力/商業用電池ラインアップ
表.UPS用電池ラインアップ
表.家庭用/通信用電池ラインアップ
3.生産体制
韓国、中国、ハンガリーでESSに用いられる中大型の角形セルと円筒形セルを生産
表.ESSに用いられるLiBの生産拠点及び生産能力
4.出荷動向
ESS市場の立ち上がり時期から早期に取り組み、
累積設置実績10GWh以上と業界内で強いプレゼンスを確立
株式会社LG化学(LG Chem, Ltd.)
世界有数のパートナー企業との協業をベースにESS事業を拡大
1.ESS事業概要
表.LG化学のESS関連事業領域、主な納入先
表.主要納入先向け生産品目
2.製品ラインアップ
幅広い製品ラインアップで顧客ニーズに柔軟に対応
表.住宅用ESS「RESU」製品ラインアップ
3.生産体制
2020年にESS用LiB生産能力を10GWhに拡大
表.ESS用LiB生産拠点及び生産能力
4.出荷動向
2019年は上期における韓国向け出荷中断が悪材料として働くも、
下期以降は需要の回復を期待
表.ESS用LiB事業の売上高推移
LS産電株式会社(LSIS Co., Ltd.)
世界トップの大型ESS納入実績を確保し、ESS事業拡大を本格推進
1.ESS事業概要
表.LS産電のESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
太陽光連係用と企業・業務用の大型ESSに注力
表.Modular Scalable PCS製品ラインアップ
3.出荷動向
2019年第1四半期は韓国におけるESS火災事故の影響で業績が低迷するも
同年第4四半期からは受注が回復する見込み
表.ESS納入事例(LS産電)
株式会社GSユアサ
従来の主要納入先に加え、電力系統用ESS事業の拡大を図る
1.ESS事業概要
表.GSユアサのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
顧客ニーズに合わせて鉛蓄電池とLiBを両方提案可能なスタンスを維持
表.産業用LiB生産拠点及び生産能力
表.産業用LiBモジュールラインアップ
表.LiB搭載ESS製品ラインアップ
表.蓄電池付き防災型太陽光発電システム
3.出荷動向
今は企業・業務用ESSの出荷拡大が牽引役
2020年は系統安定化用途の大容量ESS設置工事の開始で出荷の大幅増を期待
表.ESS納入事例
株式会社東芝
SCiBTMの特長を生かせる産業用と系統安定化用ESSを主軸に展開
1.ESS事業概要
表.東芝のESS関連事業領域、主な納入先
2.製品ラインアップ
定置・産業用SCiBTMモジュールとシステムで電力系統用と産業用ESS市場を狙う
表.SCiBTMセルラインアップ
表.定置・産業用SCiBTMモジュールラインアップ
表.SCiBTMを用いた公共・産業用及び大規模蓄電システムラインアップ
3.生産体制
2020年10月稼働を目途に横浜事業所にLiB新工場を建設
表.SCiBTM生産拠点及び生産能力
4.出荷動向
産業機器向け出荷増が牽引役
表.電力系統用ESS納入事例
日立化成株式会社
海外有数の産業用鉛蓄電池メーカーを買収し、事業拡大の橋頭堡を築く
1.ESS事業概要
表.日立化成のESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
再エネの導入拡大に伴うESS需要増に対応すべく、新製品の開発に取り組む
表.生産拠点及び生産能力
表.サイクル用制御弁式据置鉛蓄電池「LLシリーズ」の仕様
表.産業用LiB「CH75」の仕様
3.出荷動向
イタリアとタイの産業用鉛蓄電池メーカーを子会社化し、
海外向け販売が順調に増加
シャープ株式会社
太陽光発電システムや家電メーカーとしての強みを生かした
エネルギーソリューションを提案
1.ESS事業概要
表.シャープのESS関連事業領域、主な納入先
2.製品ラインアップ
顧客の電気使用量や設置場所に合わせて最適な蓄電池タイプを提案
表.クラウド蓄電池システムに用いられる蓄電池本体の仕様
3.出荷動向
FIT卒業への対策として住宅用ESSの設置需要が増加し、順調な出荷増が続く
オムロン株式会社
太陽光パワーコンディショナと蓄電システムの両立で事業間シナジーを創出
1.ESS事業概要
表.オムロンのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
ハイブリッド蓄電システムの他にフレキシブル蓄電システムも上市し、
顧客からの多様なニーズに柔軟に対応
表.オムロンの蓄電池ユニットの仕様
3.出荷動向
住宅用及び法人用ESSの販売に注力
エリーパワー株式会社
安全性を最優先に考えた住宅用及び企業・業務用ESSの販売に注力
1.ESS事業概要
表.エリーパワーのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
小容量の住宅用と企業・業務用ESSに注力
表.ESS生産拠点及び生産能力
表.LiBセルの仕様
3.出荷動向
近年は企業・業務用ESSの出荷が順調に拡大
株式会社エジソンパワー
産業用ESS分野で長年培ってきたノウハウを生かし、
顧客ニーズに合わせた最適なカスタム対応を実現
1.ESS事業概要
表.エジソンパワーのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
5~10kWhクラスのESSがメイン
表.ESS製品ラインアップ
3.出荷動向
2018年度は災害による停電事故で非常用バックアップ電源の販売が増加
日本ガイシ株式会社
「選択と集中」で確実に勝てる市場を絞って事業を展開
1.ESS事業概要
表.日本ガイシのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
NAS電池は「パッケージタイプ」と「コンテナタイプ」で対応
2020年以降の事業化を目途に亜鉛二次電池を開発中
図.パッケージタイプ(左)とコンテナタイプ(右)のNAS電池
表.パッケージタイプのNAS電池ユニット
表.コンテナタイプのNAS電池ユニット
3.出荷動向
再エネ発電の導入拡大を受け、電力系統関連の大型案件が増加する見通し
長時間用途蓄電池への需要が本格的に立ち上がるまでは時間がかかる
表.NAS電池売上高推移
住友電気工業株式会社
RF電池とLiB蓄電池で多角的蓄電ソリューションの拡充を推進
1.ESS事業概要
表.住友電工のESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
コンテナ型RF電池で短~長周期用途に対応
バナジウム電解液に代わるチタン・マンガン系電解液を開発
図.プラント型(左)とコンテナ型(右)RF電池
表.コンテナ型RF電池商品ラインアップ
表.家庭用LiB蓄電システム「POWER DEPOⅢ」の仕様
3.出荷動向
依然として実証設備としての納入がメイン
販売拡大に向けた最優先課題はシステムのコストダウン
表.RF電池納入事例
FDK株式会社
高安全性と幅広い使用温度範囲特性を生かせるアプリケーションに注力
1.ESS事業概要
表.FDKのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
2017年2月に大容量ニッケル水素蓄電池の「メガトワイセル」を開発
一方で「FPSSシリーズ」の生産は2019年末に終了予定
表.ESS製品ラインアップ
表.「メガトワイセル」の基本仕様
3.出荷動向
サーバーやATM向けバックアップ電源の出荷がメイン
陽光電源股份有限公司(Sungrow Power Supply Co., Ltd.)
サムスンSDIとの協力をベースにESS事業を展開
1.ESS事業概要
表.SungrowのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/出荷動向
電力系統用、住宅用、企業・業務用ESSの納入実績あり
ESS向けには角形NCMセルを採用
表.ESS納入事例
惠州億緯鋰能股份有限公司(EVE Energy Co., Ltd.)
住宅と携帯電話基地局向けESSを中心に事業を展開
1.ESS事業概要
表.EVE EnergyのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
携帯電話基地局向けバックアップ電源から電力系統用ESSまで
幅広くラインアップ
表.LiB生産拠点及び生産能力推移
表.角型LFPセル仕様
表.住宅用ESS「Alpha Smile 5」向け電池仕様
3.出荷動向
パートナー企業との協業を通じて更なる市場開拓を目指す
表.地域別の主な納入先
表.主な電力系統用ESS納入実績
深圳市普蘭徳儲能技術有限公司(Shenzhen Pandpower Co., Ltd.)
EVの使用済みLiBをESSとしてリユースする事業を展開
1.ESS事業概要
表.PANDのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
使用済み電池のリユースの他、新電池を採用したESS製品もラインアップ
図.EVの使用済みLiBリユース技術
表.角型LFPセルで組み立てたモジュールラインアップ(リユース電池)
表.角型LFPセルで組み立てたモジュールラインアップ(新電池)
表.住宅用ESS「P-Box Home ESS」の仕様
3.出荷動向
リユース可能な使用済み電池量の不足により出荷量は
年間50MWh程度にとどまる
大連融科儲能技術発展有限公司(Dalian Rongke Power Co., Ltd.)
コンパクト化した製品ラインアップで多様な顧客ニーズに対応
1.ESS事業概要
表.Rongke PowerのESS関連事業領域、主な納入先
2.生産体制/製品ラインアップ
主要材料から蓄電システムの生産まで手掛ける
表.VRF電池生産拠点及び生産能力
図.コンテナ型VRF電池
表.コンテナ型VRF電池製品ラインアップ
表.ReFlexTMの放電性能
表.ReFlexTMの仕様
3.出荷動向
世界最大規模の200MW/800MWhのVRF電池設置プロジェクトに参画
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