2020年版 定置用蓄電池(ESS)市場の現状と将来展望

脱原発・脱石炭の低炭素社会への移行に再生エネルギー導入が拡大しており、電力系統の安定化の為に、定置用蓄電池(ESS)は「必要不可欠な存在」である。また、FIT価格の下落や電気料金の上昇を背景にESS需要は増加傾向にある。
本調査レポートでは、住宅用、企業・業務用、電力系統などの設置先・需要分野別の市場やリチウムイオン電池、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、レドックスフロー電池、NAS電池といった複数の電池種類の市場における国内・外の最新情報をまとめてある。また、今後の予測を行うことを目的とした。

発刊日
2020/08/31
体裁
A4 / 231頁
資料コード
C62110400
PDFサイズ
15.9MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査対象:日本及び海外の定置用蓄電池(ESS)関連メーカー24社の蓄電池、並びに蓄電システム製品。
本レポートでは設置先・需要分野として、①住宅用、②電力系統用、③企業・業務用、④その他(携帯電話基地局、産業用UPS、鉄道等)に導入される蓄電池(ESS)を対象とする。
調査方法:直接面談取材をベースに、文献調査を併用。
調査期間:2020年4月~2020年8月

調査結果サマリー
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定置用蓄電池(ESS)世界市場に関する調査を実施(2020年)
2026年の定置用蓄電池(ESS)世界出荷容量を120,666MWhと予測
~再生可能エネルギーの導入拡大に伴う電力系統用ESSの需要増加が更に加速化する見通し~

資料ポイント
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  • 主要国における定置用蓄電池(ESS)の政策、需要動向
    ・米国、欧州、日本、韓国、中国、オーストラリア、インド
  • 定置用蓄電池(ESS)の設置先・需要分野別市場動向
    ・住宅用、企業・業務用、電力系統用等、携帯電話基地局など
  • 電池種別の定置用蓄電池(ESS)市場動向
    ・リチウムイオン電池、鉛蓄電池、ニッケル水素電池、レドックスフロー電池、NAS電池
  • 定置用蓄電池(ESS)関連プレーヤーの最新動向と戦略の徹底分析
    ・Samsung SDI、LG Chem、SK Innovation、Kokam、LS Electric、Hyosung、EVE、CATL、BYD、Prudent Energy、Guoxuan、Sungrow、Fluence、GSユアサ、東芝、FDK、住友電気工業、エリーパワー、日本電気、日立化成、日本ガイシ、シャープ、エジソンパワー、ニチコン
  • 前回版との違い
    ・インドの政策及びESS需要動向を追加
    ・オーストラリアの住宅用ESS設置推移を追加

資料概要
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第1章 定置用蓄電池(ESS)市場の展望
第2章 定置用蓄電池(ESS)市場の現状と将来展望
第3章 定置用蓄電池(ESS)関連プレーヤーの動向と戦略

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 定置用蓄電池(ESS)市場の展望

定置用蓄電池(ESS)市場の展望
 再生エネルギー普及拡大に伴いESSの重要性は増々増大
 表.定置用蓄電池(ESS)の設置先・需要分野別市場規模推移
 (世界市場、容量ベース)
 表.定置用蓄電池(ESS)の設置先・需要分野別市場規模推移
 (世界市場、金額ベース)
 系統の安定化に向け、ESSは「必要不可欠な存在」自ら製品競争力差別化を確保していくべき
 表.電池種別のスペック及び用途の比較(参考値)
 xEV市場の成長と共に、LiBが圧倒的なプレゼンスを発揮
 他の電池種は特性を生かせる用途へ集中が必要 

第2章 定置用蓄電池(ESS)市場の現状と将来展望

1.ESS市場を取り巻く環境
 表.主要国におけるESS関連政策
 1-1. 日本
  (1) 政策動向
   ①ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(以下、ZEH)支援事業
   表.「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」の
   住宅における補助対象要件と補助金額
   表.「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」の
   集合住宅・コミュニティにおける補助対象要件と補助金額
   ②自立・分散型エネルギー設備の導入推進事業
   表.「自立・分散型エネルギー設備等導入推進事業」の概要
   ③バーチャルパワープラント(以下、VPP)構築実証事業の補助金
   表.「VPP構築実証事業費補助金」事業の内容と補助事業要件
  (2) 需要動向
   「卒FIT」対象家庭を中心に住宅用ESSの出荷が増加傾向
   表.蓄電システムの出荷実績(2015~2019年上期)
   電力系統用と企業・業務用ESS市場は伸び悩む
 1-2. 欧州
  (1) 政策動向
   ①ドイツ
   ②フランス
   ③イギリス
  (2) 需要動向
   ドイツとイギリス、イタリアを中心に周波数調整用ESSの導入が拡大
   図.EU国家におけるESSプロジェクト(LiB)累積容量
   電気代の削減を目的に住宅用ESSが増加傾向
   図.欧州の家庭用電気代(2019年下期時点)
 1-3. 米国
  (1) 米国連邦政府の政策動向
   表.RPS義務比率及び目標年度
   ①Production Tax Credit
   ②Investment Tax Credit
   表.Investment Tax Creditの年度別・技術別投資税控除比率
   ③Modified Accelerated Cost-Recovery System
   図.ESS費用回収期間
  (2) 米国の主要州政府の政策動向
   ①カリフォルニア州
   ア)ESS設置義務化
   表.カリフォルニア州電力3社のESS義務設置目標
   イ)Self-Generation Incentive Program
   表.カリフォルニア州のESS向けインセンティブ
   ②マサチューセッツ州
   ア)Energy Storage Initiative
   イ)2019~2021 Three-Year Energy Efficiency Plan
   ウ)Solar Massachusetts Renewable Target
   表.マサチューセッツ州の太陽光発電システム併設ESS向けインセンティブ
   ③ニューヨーク州
   ア)ESS設置義務化
   イ)Energy Storage Market Acceleration Incentives
   表.Retail Storage Incentive
   表.Bulk Storage Incentive
  (3) 需要動向
   2019年ESS設置規模523MW/1,113MWh、90%以上がLiB使用
   表.米国における電池種別のESSプロジェクト容量(累計)
   表.米国における電池種別ESSプロジェクトの主要プロバイダー
   電力の安定供給と電気代の削減を目的に住宅用と企業・業務用ESS市場は堅調に推移
   住宅用ESSはTeslaのPowerwall 2とLG化学のRESU 10Hの存在感が高い
   図.住宅用のESSブランドニーズ(需要と供給)
 1-4. 韓国
  (1) 政策動向
   表.韓国の「第2次エネルギー基本計画」と「第3次エネルギー基本計画」の比較
   ①公共機関のESS設置義務化
   表.公共機関の契約電力容量ごとのESS設置義務化期限
   ②エネルギー節約施設に対する税額控除
   ③新・再エネ供給義務化制度(RPS)と供給認証書制度(REC)
   表.年度別の新・再エネ供給義務比率
   表.再エネ併設ESSに与えられるREC制度の認定係数
   ④ RPS固定価格契約の入札制度
   ⑤ 小型太陽光固定価格の契約制度(韓国型FIT制度)
   表.「RPS固定価格入札契約」と「小型太陽光固定価格契約の買入制度」の比較
   ⑥ ESS電気料金割引制度及び再エネ併設ESSの電気料金追加割引制度
   表.ESSの電気料金割引制度及び再エネ併設ESSの電気料金追加割引制度
  (2) 需要動向
   ESS火災事故やESS支援策の縮小・終了によりESS市場の先行きは不透明
   表.ESSの設置推移及び火災事故件数
   住宅向け需要はほぼゼロ、企業・業務用や電力系統の再エネ連携ESSが主流
 1-5. 中国
  (1) 政策動向
   表.中国の非化石エネルギー発電設備容量目標(2020年まで)
   ① エネルギー貯蔵技術と産業発展の促進に関する指導意見
   ② 電気化学エネルギー貯蔵の健全かつ秩序のある発展の促進に関する指導意見
  (2) 需要動向
   再エネ発電の導入拡大に伴いESSの累積設置規模は1.7GW超
   図.中国の風力発電容量推移(2018~2019年、累積)
   2020年から通信基地局向けLFP電池搭載ESSの急激な拡大を見込む
 1-6. オーストラリア
  (1) 政策動向
  (2) 需要動向
   再エネ導入の加速化に伴い、電力系統用ESSの設置が増加
   表.2019年のオーストラリアの再エネ発電構成
   表.オーストラリア州別、全体発電量に対する再エネ発電比率
   住宅用ESSの規模は2018年259MWhから2019年233MWhへ
   図.オーストラリアの住宅用ESS設置推移(2016~2019年)
 1-7. インド
  (1) 政策動向
   表.再エネ(太陽光発電及び風力発電)の設置現状(2020年4月末)
   ①Renewable Purchase Obligation
   表.再エネの年度別の義務発電量
   ②Renewable Energy Certificate
  (2) 需要動向
   ESS産業は再エネの普及に連動し需要増に繋がる見通し
2. 設置先・需要分野別定置用蓄電池(ESS)市場
 2-1. 住宅用ESS市場
  (1) 市場規模推移
   FIT単価の下落、電気料金の上昇等で自家消費需要によるESSの普及は更に加速化
   表.住宅用ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.住宅用ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.主要国別の住宅用ESS市場シェア推移(容量ベース)
  (2) 電池種別比率
   鉛蓄電池の需要は減少し、LiBへのシフト
   図.住宅用ESS電池種別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
  (3) プレーヤー動向
   国境を超え、メーカーの競争は益々激化
 2-2. 企業・業務用ESS市場
  (1) 市場規模推移
   市場を主導していた韓国の需要減少、COVID-19の影響による市場低迷が続く
   2021年からは市場回復が期待され、2026年は2020年比10倍の規模を予測
   表.企業・業務用ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.企業・業務用ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.主要国別の企業・業務用ESS市場シェア推移(容量ベース)
  (2) 電池種別比率
   オフィスのBCP対策から電力大口需要家向けまで採用が広がり、LiBが9割以上に成長
   図.企業・業務用ESS電池種別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
  (3) プレーヤー動向
   オフィス等BCP対策向けと大口電力需要家向けではESSプレーヤーの顔ぶれが異なる
 2-3. 電力系統関連ESS市場
  (1) 市場規模推移
   再エネの導入拡大に伴い、系統安定化用途の需要が増加
   表.電力系統関連ESSの設置先・需要分野別の主要用途
   表.電力系統関連ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.電力系統関連ESS市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.主要国別の電力系統関連ESS市場シェア推移(容量ベース)
   ① 電力系統の制御・安定化
   ② 発電電力の制御及び電力の負荷平準化発電電力の平準化
   表.主要国におけるマイクログリッド導入目的
  (2) 電池種別比率
   短周期変動向けをメインに先行したLiBが8割以上の圧倒的シェアを獲得
   長周期変動向けはRFとNAS電池がシェアを両分
   図.電力系統関連ESS電池種別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
  (3) プレーヤー動向
   サムスンSDIとLG化学が市場をリード
3. 電池種別定置用蓄電池(ESS)市場
 3-1. 定置用LiB
  (1) 電池特性・開発動向
   表.LiB正極材の比較
  (2) 市場動向
   2020年はCOVID-19の影響下でも、前年比微減に留まる
   2021年以降は2020年の延期分や再エネ向け需要増で80%台の成長率で推移
   表.定置用LiB市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.定置用LiB市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   表.LiB全体市場における韓国ESS市場(企業・業務用及び電力系統用)規模推移
   表.定置用LiB の設置先・需要分野別の容量ベース(世界市場、容量)
   図.定置用LiB 設置先・需要分野別の容量ベース構成比(世界市場、容量)
   図.定置用LiBの設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
  (3) 主要プレーヤー動向
   韓国のNCM電池と中国のLFP電池が市場を主導
   kWh級からMWhまで、主力分野が分かれる
   表.LiB搭載ESSを取り扱う主要プレーヤーの事業領域および主な納入設置先
 3-2. 定置用鉛蓄電池
  (1) 電池特性・開発動向
  (2) 市場動向/プレーヤー動向
   携帯電話基地局向けやUPS用途が9割以上を占め、今後はLiBへのシフトが進む見通し
   表.定置用鉛蓄電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.定置用鉛蓄電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   表.定置用鉛蓄電池の設置先・需要分野別推移(世界市場、容量ベース)
   図.定置用鉛蓄電池の設置先・需要分野別構成比(世界市場、容量ベース)
   図.定置用鉛蓄電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
 3-3. 定置用ニッケル水素電池
  (1) 電池特性・開発動向
   大容量ニッケル水素電池で先行した川崎重工業に加え
   FDKは2022年の製品化に向け「水素空気二次電池」と「ニッケル亜鉛電池」を開発
   図.川崎重工業の「ギガセル」の構造
   表.川崎重工業の「ギガセル」の仕様
   表.トヨタ自動車の使用済みニッケル水素電池のリユース蓄電池
  (2) 市場動向
   携帯電話基地局やUPSなど向けが9割以上を占める
   価格が足かせとなり、市場の急激な成長は当面難しい
   表.定置用ニッケル水素電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.定置用ニッケル水素電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.定置用ニッケル水素電池の設置先・需要分野別構成比率推移
   (世界市場、容量ベース)
 3-4. レドックスフロー電池市場
  (1) 電池特性・開発動向
   バナジウムの代替材料によりコストダウンが間もなく実現
   図.レドックスフロー電池の原理
   図.レドックスフロー電池の構成
  (2) 市場動向
   2020年はCOVID-19やバナジウム相場高騰により需要が伸び悩む
   2021年以降は市場回復や材料費削減により、電力系統向け需要拡大が期待される
   表.レドックスフロー電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.レドックスフロー電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.レドックスフロー電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)
  (3) 主要プレーヤー動向
   各メーカーは電力系統向けの需要拡大に伴い、コスト削減の工夫が続く
 3-5. NAS電池市場
  (1) 電池特性・開発動向
   日本ガイシがナトリウム二次電池の実用化に先行
   図.NAS電池セルの内部構造(左)、単電池(中)、βアルミナ管(右)
   図.NAS電池の動作原理図
   図.NAS電池の単電池(左)、モジュール(中)、システム(右)
   ナトリウム塩化ニッケル電池やナトリウムイオン電池が注目を浴びる
   図.FZSONICK社のナトリウム塩化ニッケル電池の単電池(左)とモジュール(右)
   表.ナトリウムイオン電池の材料
  (2) 市場動向/プレーヤー動向
   広い使用温度幅の特性を要する中東や欧州などの電力系統向け需要が期待される
   表.NAS電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.NAS電池市場規模推移(世界市場、容量・金額ベース)
   図.NAS電池の設置先・需要分野別構成比率推移(世界市場、容量ベース)

第3章 定置用蓄電池(ESS)関連プレーヤーの動向と戦略

サムスンSDI株式会社(Samsung SDI Co., Ltd.)
 エネルギー密度と安全性を強化、顧客ニーズに最適化した製品で更なるESS事業拡大を図る
 1. ESS事業概要
  表.サムスンSDIのESS関連事業領域および主要納入先
  表.ESS事業の関係会社
 2.製品ラインアップ
  ESS向けには中大型の角形NCMセルの供給が多い円筒型NCAセルのニーズが増え、
  生産の割合を拡大
  2019年10月からの生産分に関しては「特殊消化システム」と
  「火災発生3段階防御システム」を適用
  表.家庭用/通信用電池ラインアップ
  表.電力/商業用電池ラインアップ
  表.UPS用電池ラインアップ
 3.生産体制
  2020年以降の需要拡大を見据え、設備増強を検討
  ハンガリーのグドゥ工場はESS向けのLiB生産を拡大する方向
  表.ESSに用いられるLiBの生産拠点及び生産能力
  韓国のESS火災事故による出荷低迷、安全性強化で信頼性回復
  図.火災発生3段階防御システム
  図.Battery Module火災遮断装置
 4.出荷動向
  2020年COVID‐19によるESS出荷低迷の中、
  累積設置・受注実績20GWh以上と、依然として業界での強いプレゼンスを維持
  表.サムスンSDIのESS用LiB出荷規模推移
  表.ESS関連事業活動内容

株式会社LG化学(LG Chem, Ltd.)
 世界主要メーカーとパートナーシップを締結し事業強化へ
 1.ESS事業概要
  表.LG化学のESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  スプリンクラータイプの火災防止システムを導入
  表.住宅用ESS「RESU」の製品ラインアップ
 3.生産体制
  数年以内にESS用LiB生産能力を10GWhまで拡大
  表.ESS用LiBの生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  2019年7月時点の電力系統用ESSの納入実績は、累積で7.5GWh
  表.電力系統用ESSの納入実績

Kokam 株式会社/ソーラーエッジテクノロジー(Kokam Co.,Ltd.)
 セル生産から自社ブランドの蓄電システムまで幅広く展開
 1.ESS事業概要
  表.KokamのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  LTOとNCMを融合した「NANOバッテリ」で更なる長寿命・高効率化を図る
  図.Battery Packの仕様
 3.生産体制
  2023年、新工場稼働により生産能力を2GWh増強へ
  表.LiBの生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  米国や欧州市場向けのESS出荷が増加傾向

SKイノベーション株式会社(SK Innovation Co.,Ltd.)
 エネルギー密度を向上させた製品で再跳躍を準備
 1.ESS事業概要
  表.SKIのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ/生産体制
  2021年の量産化に向け、国内外3工業の生産ラインを整える
  表.ESS用LiBの生産拠点及び生産能力
 3.出荷動向
  ハイニッケルセルの開発に成功、2021年の製品化を目指す
  2021年から北米・EU・日本市場を中心に電力系統用ESS事業を展開

LSエレクトリック株式会社(LS ELECTRIC Co., Ltd.)
 One Stop Turn-key Service提供で顧客利便性を高める
 1.ESS事業概要
  2020年4月、スマートエネルギー企業への跳躍を目指し、LSエレクトリックに社名変更
  表.LSのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  太陽光連係用と企業・業務用の大型ESSに注力
  表.Modular Scalable PCS製品ラインアップ
  表.EnGatherの構成
 3.生産体制
  韓国・米国の生産拠点に加え、中国での生産体制を整える
  表.ESS関連の生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  韓国ESS火災事故・COVID‐19による業績低迷、北米を中心にESS事業を拡大して行く表.ESS納入事例

HYOSUNG重工業株式会社(Hyosung Heavy Industries Corporation)
 ESS国策プロジェクトの遂行を基にESS事業を拡大
 1.ESS事業概要
  2020年のCOVID‐19や韓国政府のESS支援策縮小・終了により業績は低迷
  表.ヒョスンのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  表.E‐PACKの仕様
  表.E‐PACKの 構成図
 3.生産体制
  表.ESS関連の生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  様々な分野おいてグローバルで累積2,000MWh以上のESS設置実績
  図.ESS設置実績

株式会社GSユアサ
 カスタマイズしたコーディネートで 電力系統用ESS事業の拡大を図る
 1.ESS事業概要
  表.GSユアサのESS関連事業領域、主な納入先
  表.電池事業の関係会社
 2.製品ラインアップ
  通信基地局向けは鉛蓄電池からLiBへシフトが進む
  2019年6月、IoTを活用した蓄電池監視装置「DATAWINDOW‐S」を発売
  表.産業用LiBモジュールラインアップ
  表.LiB搭載ESS製品ラインアップ
  表.蓄電池付き防災型太陽光発電システム
 3.生産体制
  COVID-19による景気低迷の中でも堅実な成長を見込む
  表.産業用LiB生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  系統安定化用途の大容量ESS設置工事の開始で出荷の大幅増を期待
  表.ESS納入事例

株式会社東芝
 SCiBTMの特長を生かせる産業用と系統安定化用ESSを主軸に展開
 1.ESS事業概要
  表.東芝のESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  LiBセルのエネルギー密度を更に高めるため、
  NTOの負極材を使った次世代SCiBTMの開発を進める
  表.SCiBTMセルのラインアップ
  表.定置・産業用SCiBTMモジュールのラインアップ
  表.SCiBTMを用いた公共・産業用及び大規模蓄電システムのラインアップ
  缶型やラミネート型セルの弱点を補う新たなセル構造SUS‐CUPを生産
  図.SCiB™外装材の特性比較
  図.SUS-CUPの構造
  表.SUS-CUPを採用した蓄電池
 3.生産体制
  2020年10月稼働を目途に横浜事業所にLiB新工場を建設生産能力は現状の約5割増へ
  表.SCiBTMの生産産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  用途別では鉛蓄電池からの置き換えが増加、UPS・港湾クレーン、鉄道などの需要は増加へ
  工場・ビル向け、電力系統向けは出荷が伸び悩む
  表.電力系統用ESSの納入事例

ニチコン株式会社
 IoT、V2Hの機能強化、家庭用を中心にエネルギーソリューションを提供
 1.ESS事業概要
  表.ニチコンのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  世界で初めてV2Hシステム機能を有するトライブリット蓄電システムを発売
  表.家庭用蓄電システムの製品一覧
 3.生産体制
  2020年、約420MWhの生産体制の整備を完了
  表.ESSの生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向

シャープエネルギーソリューション株式会社
 IoT機能を強化したエネルギーソリューションを提供
 1.ESS事業概要
  表.シャープのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  IoT機能を強化した蓄電システムで家庭を中心にESSを展開
  表.クラウド蓄電池システムに用いられる蓄電池本体の仕様
 3.生産体制
  海外から正極材を調達し、日本国内OEM先でESSを製造
 4.出荷動向
  住宅用ESSの設置需要が増加し、順調な出荷増が続く

株式会社エジソンパワー
 産業用蓄電池におけるノウハウを活かし顧客のニーズに合致するESSを提案
 1.ESS事業概要
  表.エジソンパワーのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  表.ESS製品ラインアップ
  表.EPESS製品仕様
 3.生産体制
  日本国内生産により、安全かつ安定的な供給が可能
  表.ESS生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  企業・業務用10~100kWhの中規模ESSがメイン

日立化成株式会社/昭和電工株式会社
 海外企業との提携で欧州・東南アジア市場におけるシェア拡大を図る
 1.ESS事業概要
  2020年4月28日付けで、昭和電工株式会社の連結子会社化
  表.日立化成のESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  太陽光・風力発電の変動抑制、電力負荷平準化用に「LLシリーズ」を展開
  表.サイクル用制御弁式据置鉛蓄電池「LLシリーズ」の仕様
  表.産業用LiB「CH75」の仕様
 3.生産体制
  海外有数の産業用鉛蓄電池メーカーを買収し、事業拡大の拠点を築く
  表.ESS及び蓄電池関係の生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  欧州・東南アジアを深堀し、ESS事業拡大を図る

エリーパワー株式会社
 安全性を最優先に考えた住宅用及び企業・業務用ESSの販売に注力
 1.ESS事業概要
  表.エリーパワーのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  安全性と品質に優れたMade in Japanの電池を生産
  表.LiBセルの仕様
  テュフ・ラインランド策定の厳しい試験をクリア世界で初めてTUV‐S電池セル認証を取得
  表.ESS製品ラインアップ
 3.生産体制
  滋賀県の新工場建設により、生産能力を引き上げる
  表.LiB生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  日本において初めて秒単位での制御可能をVPPプロジェクトで実証
  太陽光連携や非連携モデルとも堅調に成長

日本ガイシ株式会社
 ドイツの総合化学メーカーと販売提携を結び、海外市場を開拓
 1.ESS事業概要
  表.ESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  NAS電池は「パッケージタイプ」と「コンテナタイプ」で対応
  図.パッケージタイプ(左)とコンテナタイプ(右)のNAS電池
  表.パッケージタイプのNAS電池ユニット
  表.コンテナタイプのNAS電池ユニット
  亜鉛二次電池(ZNB®)が蓄電池分野で世界初のUL検証マークを取得
 3.生産体制
  表.NAS電池及びESSの生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  再エネ発電の導入拡大を受け、電力系統関連の大型案件が増加する見通し
  表.NAS電池の設置実績

住友電気工業株式会社
 RF電池とLiB蓄電池で多角的な蓄電ソリューションの拡充を推進
 1.ESS事業概要
  表.住友電工のESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  プラント型 ・コンテナ型RF電池で設置スペースのコンパクト化
  短~長周期の用途に対応ソリューションを提供
  図.プラント型(左)とコンテナ型(右)RF電池
  表.コンテナ型RF電池商品ラインアップ
  世界初、チタン・マンガン系電解液を用いたレドックスフロー電池を開発
  業界最小・最軽量クラスの一体型家庭用蓄電システム
  表.家庭用LiB蓄電システム「POWER DEPOⅢ」の仕様
 3.生産体制
  表.蓄電池及びESSの生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  RF電池は実証設備としての納入がメイン、製品改良でコストダウンを図る
  表.RF電池納入事例

FDK株式会社
 次世代電池の開発により高容量化・低コストを実現
 1.ESS事業概要
  表.FDKのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  「FPSSシリーズ」は2019年に生産終了
  高安全性と幅広い使用温度範囲の特性を生かせるアプリケーションに注力
  表.ESS製品ラインアップ
  「水素空気二次電池」と「ニッケル亜鉛電池」を開発、2022年の製品化を目指す
 3.生産体制
  表.蓄電池及びESSの生産拠点及び生産能力
 4.出荷動向
  データーセンター向けなどのUPSの出荷がメイン

日本電気株式会社
 ソリューションプロバイダーとしてグローバル事業を強化
 1.ESS事業概要
  表.NECのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  中・大型蓄電池を中心としたESSの事業展開
  表.ALM®シリーズ製品ラインアップ
  表.DSS®シリーズ製品ラインアップ
  表.GSS®シリーズ製品ラインアップ
 3.生産体制
  表.ESSの生産拠点及び生産品目
 4.出荷動向
  2020年はグローバルで累積1,000MWh以上の中・大型ESSを導入見込み

比亜迪股份有限公司(BYD Company Limited)
 米国、英国市場における電力系統用ESS事業を拡大していく
 1.ESS事業概要
  表.BYDのESS関連の事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ/生産体制
  表.LiBの生産拠点及び生産能力推移
 3.出荷動向
  ESS納入実績750MWh以上、海外展開を強化していく
  表.BYDのESS納入事例

寧徳時代新能源科技股份有限公司(Contemporary Amperex Technology Ltd,CATL)
 更なるLFP正極材のエネルギー密度向上を図る
 1.ESS事業概要
  表.CATLのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ/生産体制
  「UL9540A」を取得、LFPのエネルギー密度向上を図る
  表.LiB生産拠点及び生産能力推移
 3.出荷動向
  海外向けのESSが出荷増へ

惠州億緯鋰能股份有限公司(EVE Energy Co., Ltd.)
 中国と海外で携帯電話基地局向けESSの需要が高まる
 1.ESS事業概要
  表.EVE EnergyのESS関連事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ
  LFPをメインとしたグローバル市場向けにESS事業を展開
  表.角形LFPセル仕様
  表.住宅用ESS「Alpha Smile 5」向け電池仕様
 3.生産体制
  2024年にLiB生産能力を88.5GWhまで引き上げる
  表.LiBの生産拠点及び生産能力推移
 4.出荷動向
  2020年ESS及びESS用LiBの売上は約112百万ドルを見込む
  表.地域別の主な納入先
  表.主な電力系統用ESSの納入実績

陽光電源股份有限公司(Sungrow Power Supply Co., Ltd.)
 太陽光発電用インバーターを軸としESS事業を展開
 1.ESS事業概要
  表.SungrowのESS関連事業領域、主な納入先
 2.生産体制/出荷動向
  電力系統用、企業・業務用を中心に太陽光連携ESSを拡大
  表.ESS納入事例

合肥国軒高科動力能源有限公司(Hefei Guoxuan High-tech Power Energy Co., Ltd.)
 安全性の高いLFPセルで海外向け電力系統用ESSの拡販を狙う
 1.ESS事業概要
  表.合肥国軒のESS関連の事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ/生産体制
  2020年、中国拠点のLiB生産能力は29GWhになる見込み
  表.LiBの生産拠点及び生産能力推移
 3.出荷動向

北京普能世紀科技有限公司(Prudent Energy Inc.)
 VRF電池により海外市場を中心に電力系統用ESSシェアを拡大
 1.ESS事業概要
  表.普能のESS関連の事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ/生産体制
  2020年のESS生産能力を100MWhから、2022年500MWhまで引き上げる
  表.RF電池の生産拠点及び生産能力
 3.出荷動向
  2019年までのESS出荷実績は累積で30MWh以上

フルエンス・エナジー(Fluence Energy)
 ソフトウェア(AES)とハードウェア(ジーメンス)を統合した技術力で、ESSの大規模のプロジェクトに注力
 1.ESS事業概要
  2020年7月時点、2,100MW以上のプロジェクトへ参加
  表.フルエンスのESS関連の事業領域、主な納入先
 2.製品ラインアップ/生産体制
  標準化したESS製品により事業展開
  表.ESS製品のラインアップ
 3.出荷動向
  ESSの主な設置先・需要先は、電力系統用が約90%、企業・業務用が10%
  オーストラリアのビクトリア州の電力需給の25%をカバー

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