2020年版 資源リサイクルで注目される培土・土壌改良材・肥料・飼料の市場実態
当調査は、培土・土壌改良材・肥料・飼料市場参入企業に於ける、培土・土壌改良材・肥料・肥料事業の方向性と企業戦略、及び取扱商品の動向を調査・分析することにより、培土・土壌改良材・肥料・飼料市場を展望することを目的として実施した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象製品:
・培土・土壌改良材[稲作用培土、農業園芸用培土、緑化用土壌改良材、家庭園芸用培土、微生物資材]
・肥料[複合化成肥料、配合肥料、有機質肥料、単肥、液肥、その他]
・飼料[配合飼料、エコフィード飼料]
調査対象先:培土・土壌改良材・肥料市場参入企業(29社)
・培土・土壌改良材関連メーカー(5社)
・肥料関連メーカー・商社(20社)
・飼料関連メーカー・エコフィード事業者(4社)
・全国農業協同組合連合会、その他関連官公庁・協会
調査方法:直接面接取材と電話取材を実施
調査期間:2019年10月~2020年1月
肥料市場に関する調査を実施(2020年)
2019年度の肥料市場は前年度比97.2%の見込
~肥料銘柄の集約や入札方式の導入により、市場規模は減少で推移~
- 15年ぶりに「肥料取締法」が改正され、改革を迎える肥料業界
- JA全農が肥料の購買方式を抜本的に転換する中で、今後のメーカー動向とマーケットを展望
- 約700億円マーケットで安定期を迎える培土・土壌改良材市場を詳細レポート
- 国の政策の後押しもあり、拡大する食品残渣飼料(エコフィード)市場の動向を掲載
- 需要分野別の培土市場規模&メーカーシェア掲載
- 肥料市場は市場規模&メーカーシェア等全8市場掲載
- 被覆、ペースト、液肥等高付加価値肥料の市場展望
- 3,400億円肥料総市場の製品別市場将来予測
- 培土・肥料・飼料関連主要参入企業を個別掲載
第1章 培土・土壌改良材・肥料・飼料市場の注目動向
第2章 マーケットの現状分析と将来展望
第3章 エコフィードで拡大する飼料関連市場
第4章 有力参入企業の個別動向(29社)
調査要綱
第1章 培土・土壌改良材・肥料・飼料市場の注目動向
1.国内農業の現状
(1)農業総産出額と生産農業所得推移(1984、2012~2018年)
(2)農作物の作付面積推移(2012~2018年)
(3)農業就業人口の推移(2007~2018年)
(4)販売農家戸数の推移(1995~2019年)
(5)販売農家における農業生産関連事業に取り組んでいる割合(2019年)
(6)組織形態別農地所有適格法人(農業生産法人)数の推移(2008~2019年)
~農地所有適格法人(農業生産法人)数は19,000法人を突破~
(7)主要生産作物別農業生産法人構成比(2019年)
~米・麦作法人は2019年総数で8,314法人~
2.農林水産省における肥料政策
3.全農における培土の取扱い状況
4.全国的に拡大する堆肥市場
5.海洋プラスチック問題を巡る肥料業界の方向性
6.圃場の土作りにおいてもスマート農業技術が普及
7.注目のスタートアップ企業 ~株式会社ムスカ~
第2章 マーケットの現状分析と将来展望
1.培土・土壌改良材市場
(1)培土・土壌改良材のトータルマーケット
①市場概況と流通構造
②参入企業動向
③市場規模推移と予測(2013~2024年度)
④需要分野別市場構成比(2018年度)
⑤市場拡大要因と課題点
⑥トータルマーケットの将来展望
(2)稲作用培土
~農家の高齢化、作物多角化により、軽量化・高機能化ニーズが進む~
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(3)農業園芸用培土
~軽量培土など機能性培土が普及しており、需要は微増基調に推移~
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(4)家庭園芸用培土
~高品質・高級培土の開発、拡販により市場は漸増基調で推移~
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(5)緑化用土壌改良材
~オリンピック関連の緑化需要により市場は微増基調で推移~
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(6)微生物土壌改良材
~環境保全型農業への適合資材であるも市場は伸び悩んでいる~
①市場動向
②市場規模推移(VA菌根菌:2013~2018年度)
③参入企業の動向(VA菌根菌)
④今後の市場規模予測と見通し(VA菌根菌:2019~2024年度)
(7)政令指定土壌改良材(VA菌根菌除く)
①土壌改良材と市場動向
②市場規模推移(2011~2018年度)
③参入企業一覧
2.肥料市場
(1)肥料業界を取り巻く動向
①リン鉱石の輸入動向
②塩化カリの輸入動向
③肥料の輸入動向
④米生産費における肥料が占める割合
⑤15年ぶりに「肥料取締法」が改正
⑥参入企業における肥料取締法改正についての見解
⑦全農における肥料価格低減に向けた取組み
⑧肥料業界における物流問題
(2)肥料トータルマーケット
①市場概況と流通構造
②参入企業動向
③市場規模推移(2013~2018年度)
④製品分野別市場構成比(2018年度)
⑤需要分野別市場構成比(稲作用、園芸用、緑化用、家庭園芸用:2018年度)
⑥市場拡大要因と課題
⑦市場規模予測と市場見通し(2019~2024年度)
(3)複合化成肥料市場(高度、普通、NK、有機)
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と市場見通し(2019~2024年度)
(4)配合肥料市場
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(5)有機質肥料市場
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(6)単肥市場
①市場動向
②市場規模推移(2013~2018年度)
③メーカーシェア(2018年度)
④今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
(7)その他の肥料市場
①液体肥料
市場動向
市場規模推移(2013~2018年度)
メーカーシェア(2018年度)
今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
②コーティング肥料
市場動向
市場規模推移(2013~2018年度)
メーカーシェア(2018年度)
今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
③ペースト肥料市場
市場動向
市場規模推移(2013~2018年度)
メーカーシェア(2018年度)
今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
④植物活力剤
市場動向
市場規模推移(2013~2018年度)
メーカーシェア(2018年度)
今後の市場規模予測と見通し(2019~2024年度)
第3章 エコフィードで拡大する飼料関連市場
1.飼料トータルマーケット
(1)市場概況
(2)配合飼料に使用される原材料
(3)参入企業動向
(4)配合・混合飼料の出荷量推移(2005~2018年度)
(5)需要分野別市場構成比(2018年度)
2.エコフィード(食品循環境資源利用飼料)市場
(1)食品ロス削減推進法が施行
(2)成長する市場環境と市場概要
(3)食品残渣の特性
(4)食品残渣飼料化の処理方法
(5)食品残渣の発生と利活用の現状
(6)エコフィード製造事業者の動向
(7)エコフィードにおける現状の課題
第4章 有力参入企業の個別動向(29社)
≪培土・土壌改良材関連企業≫
イソライト工業(株)
~スポーツ大型イベントが終了、新たな仕掛けを模索し、拡販を図る~
住友林業緑化(株)
~住友林業緑化に統合、シナジー効果を図るも、道はまだ途上~
(株)刀川平和農園
~「良い土は栄える」の考えとともに、品目別栽培の良質園芸用培養土で顧客ニーズに対応~
日東粉化商事(株)
~土改としては伸び悩み、ゼオライトの特性を活かし研究開発を継続強化~
富士見工業(株)
~土づくりを原点とする、安全・安心で信頼される独自の有機農業を推進~
≪肥料関連企業≫
朝日工業(株)
~肥料取締法改正やスマート農業の進展が、肥料事業ビジネス拡大に追い風~
味の素ヘルシーサプライ(株)
~「味の素」から生まれる「機能性肥料」と日本発の発酵技術が世界で活躍~
エムシー・ファーティコム(株)
~機能性肥料を中心として地球環境との調和、安全性に深く配慮した商品開発の推進~
OATアグリオ(株)
~新たな「食糧増産技術(アグリテクノロジー)の開発により、農業技術革新に貢献する~
片倉コープアグリ(株)
~地域特性や多様なニーズに応える製品開発・製造・販売を通じて「稔り豊かな未来」に貢献する~
(株)コスモトレードアンドサービス
~ALAの持つ唯一無二の「環境性能」を活かして農業と園芸分野への肥料展開~
サンアグロ(株)
~「世界中の作物をサンアグロの肥料で育てたい」と願う、肥料づくりのリーディングカンパニー~
ジェイカムアグリ(株)
~「作物の生育にあった肥効」と「環境への負荷軽減」を実現するコーティング肥料の普及拡大~
住友化学(株)
~総合的に農業生産を支援するトータルソリューションプロバイダー(TSP)型事業を展開~
(株)生科研
~生育コントロール技術を基本とした中嶋農法による安全で美味しい農産物づくりへの貢献~
清和肥料工業(株)
~商社機能を有する数少ない肥料メーカーとして、農産物の高品質化と省力化に貢献~
セントラル化成(株)
~「省力」肥料は堅調ながらも、他商品が足踏み、省力をテーマに今後も成長を図る~
ダン化学(株)
~日本初の魚肉エキスを始めとする有機入り液体肥料や養液栽培用肥料の開発と普及~
中部飼料(株)
~飼料分野のノウハウの肥料分野への活用が課題~
デンカ(株)
~2019年よりバイオスティミュラント市場に本格参入~
日東エフシー(株)
~地球環境保護に有効な技術研究により、食の安全や未来に貢献する肥料開発に取り組む~
日本肥糧(株)
~「腐植と微生物の日本肥糧」として健康な作物の安定生産と環境保全型農業に貢献~
(株)ハイポネックスジャパン
~園芸資材のブランド力、商品開発力を武器に園芸関連製品の開発を推進する~
三井物産アグロビジネス(株)
~国内農業の発展に寄与し、食の安心・安定供給を実現する総合アグロビジネス企業を志向~
三菱商事アグリサービス(株)
~肥料原料の安定供給、肥料の販売を通じて、日本の農業の活性化に貢献~
≪飼料関連企業≫
(株)アルフォ
~配合飼料原料「アルフォミール」を展開、第2飼料化センター稼働で受入量増~
静岡油化工業(株)
~乾燥オカラ事業を展開、安全性、有用性の認知浸透に取り組む~
(株)日本フードエコロジーセンター
~フードエコロジーファームが本格稼働、リキッド発酵飼料による循環型ビジネスを志向~
フィード・ワン(株)
~2020年4月に北九州畜産工場が竣工予定、製造能力40万t/年のAB工場建設~
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マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。