2020年版 給食市場の展望と戦略
給食市場(事業所対面給食、弁当給食〔高齢者向け在宅配食サービス含む〕、病院給食、高齢者施設給食等、学校給食、幼稚園・保育所給食)における、市場の現状と方向性、及び参入企業の事業戦略を調査・分析することで、2024年の給食市場を展望することを目的として実施した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象市場:日本国内の給食6市場
・事業所対面給食
・弁当給食(事業所弁当給食、在宅配食サービス)
・病院給食(病院、診療所)
・高齢者施設給食(特養、老健、有料老人ホーム)
・学校給食
・幼稚園・保育所給食
調査対象企業:給食サービス企業33社(詳細は目次参照)
調査方法:直接面接調査と電話による間接調査、及び各種統計資料、各種協会・団体資料の収集、分析
調査期間:2020年4月~2020年7月
給食市場に関する調査を実施(2020年)
高齢者施設、学校、幼稚園・保育所向けの給食が市場を牽引し、2019年度の給食市場規模は前年度比0.4%増の4兆7,940億円
~2020年度は新型コロナウイルスの影響で、多くの分野でマイナス成長を予測~
- 2024年の給食市場は4兆8,300億円
- 高齢化と人手不足が給食市場に影響
- 事業所対面給食はコロナ禍で喫食者が減少
- 弁当給食は昼食の多様化で苦戦
- 在宅高齢者の栄養ガイドラインが実装化
- 在宅配食は冷凍弁当形態に拡大
- 高齢者施設給食が施設増で拡大
- メディカル給食の外部委託は曲がり角に
- 学校給食の民間委託が急進展
- 追い風吹く幼稚園・保育所給食
- 人手不足が完全調理メニューを後押し
- 注目集める有力33社を研究
- 給食企業515社名鑑を掲載
- 前回版との違いとして、コロナ禍の企業対応を特集
第Ⅰ章 注目業界動向
第Ⅱ章 マーケットの現状分析と展望
第Ⅲ章 有力給食サービス企業の市場戦略分析
第Ⅳ章 有力給食サービス企業の個別実態(33社)
調査のポイント
1.市場動向
2.企業動向
3.展望と課題
第Ⅰ章 注目業界動向
1.変貌する4兆7,940億円の給食市場
2.給食施設数の増減傾向と市場背景
3.給食企業における新型コロナの影響とアフターコロナ
4.事業ポートフォリオを見直す動き
5.注目集める学校給食、幼稚園・保育所給食
6.注目集める配食サービス、上位でシェア65%
7.人手不足で「完全調理メニュー」が普及
8.追い風受けるCKと新調理
9.病院、特養、老健における防災食品(備蓄食)の使用実態
10.在宅高齢者の栄養管理と日本栄養支援配食事業協議会
11.コロナ禍における給食事業者への行政支援
第Ⅱ章 マーケットの現状分析と展望
1.全体市場(2015~2019年度)~高齢者、学校、保育所が市場を牽引
1)給食の総市場規模推移(2015~2019年度)~前年比100.4%の4兆7,940億円
2)給食の分野別市場構成比(2019年度)~高齢者施設給食等が2割を超える
3)給食の地域別市場構成比(2019年度)~関東が32.5%で最大
4)給食サービス企業シェア(2019年度)~上位20社で24%
5)給食市場の拡大要因と阻害要因~慢性的な人手不足、加工食品によるソリューション
6)今後の市場見通し~産業構造と人口構成が給食市場に影響
7)給食の総市場規模予測(2020~2024年度) ~新型コロナが市場拡大に影響
2.事業所対面給食~新型コロナの影響を直接受ける
1)市場動向
2)参入企業動向
3)市場規模推移(2015~2019年度)
4)現状の問題点と課題
5)今後の市場見通し
6)市場規模予測(2020~2024年度)
3.弁当給食~事業所向けの減少を高齢者向けがカバー
1)市場動向
2)参入企業動向
3)市場規模推移(2015~2019度)
4)現状の問題点と課題
5)今後の市場見通し
6)市場規模予測(2020~2024年度)
4.病院給食~病床数減少の中、委託率は上昇
1)市場動向
2)参入企業動向
3)市場規模推移(2015~2019年度)
4)現状の問題点と課題
5)今後の市場見通し
6)市場規模予測(2020~2024年度)
5.高齢者施設給食~市場規模は堅調に推移
1)市場動向
2)参入企業動向
3)市場規模推移(2015~2019年度)
4)現状の問題点と課題
5)今後の市場見通し
6)市場規模予測(2020~2024年度)
6.学校給食~民間委託率が50%を超える
1)市場動向
2)参入企業動向
3)市場規模推移(2015~2019年度)
4)現状の問題点と課題
5)今後の市場見通し
6)市場規模予測(2020~2024年度)
7.幼稚園・保育所給食~新設需要で保育所が注目集める
1)市場動向
2)参入企業動向
3)市場規模推移(2015~2019年度)
4)現状の問題点と課題
5)今後の市場見通し
6)市場規模予測(2020~2024年度)
第Ⅲ章 有力給食サービス企業の市場戦略分析
1.調理加工方法(新調理、CK、完調品の導入など)
2.栄養管理とメニュー開発
3.食材調達(購買システム)、物流対策
4.営業状況(新規営業、注力地域・ユーザーなど)
5.鮮度維持・安全管理対策
6.人材の採用と育成(学卒や技能実習生の採用、人手不足対策など)
7.今後の市場戦略
第Ⅳ章 有力給食サービス企業の個別実態(33社)
あおもりコープフーズ
~第二次中期事業計画の最終年度に単年度黒字化~
一冨士フードサービス
~学校、幼稚園は継続伸長、病院、高齢者福祉施設も堅調推移~
イフスコヘルスケア
~病院、障がい者福祉施設、保育所が堅調推移~
魚国総本社
~2019年度は堅調、2020年度はコロナの影響でコスト増の可能性~
エームサービス
~健康経営支援やアスリート支援など広く健康増進に取り組む~
クックデリ
~高齢者施設向けの調理済み冷凍食材を全国に配送~
グリーンハウス
~一歩進んだ健康貢献でグローバル企業のニーズをつかむ~
シダックス
~専門2社が給食事業を展開~
シニアライフクリエイト
~高齢者専門、地域密着型配食サービスで差別化~
シルバーライフ
~個人&施設向けの冷凍商材拡充でさらなる成長へ~
SOMPOケアフーズ
~グループ介護施設給食を固め、今期は外販を拡大~
玉子屋
~世界も注目するビジネスモデルを構築~
東洋食品
~学校給食の専門企業、ニーズに幅広く応える~
東洋食品フードサービス
~介護施設にクックフリーズの完全調理品をデリバリー~
ナリコマエンタープライズ
~九州に5つ目のCKを設置、供給体制充実と営業深耕を図る~
日米クック
~九州デリバリーセンター開設、スピーディーな対応と効率化に繋げる~
ニッコクトラスト
~学校給食が業績を牽引~
日清医療食品
~ヘルスケアフードファクトリー関東が2022年5月に操業~
日本ゼネラルフード
~次の50年を見据え研究開発設備など拡充~
ノンピ
~イノベーションを創出する社食&ランチケータリング~
はーと&はあとライフサポート
~地域の「栄養」を守る、食事療法サービスを提供~
ハーベスト
~高齢者施設給食が堅調~
フジ産業
~トヨタ生産方式を基礎とした運営改善プログラムを構築~
富士産業
~専門性を訴求し大型の急性期病院を積極受託~
ベスト
~学校給食や在宅配食など、地元の食需要を取り込む~
ミールケア
~食育と給食道で世界へ発信、新規事業を強化中~
みやぎ保健企画
~東北から北関東まで、クックチルで食事提供~
メーキュー
~学校給食中心にコロナウイルスが影響~
メフォス
~学校・保育所給食が引き続き伸長~
幼稚園給食
~保育所10ヶ所、幼稚園「認定こども園」23ヶ所で園内調理~
LEOC
~AI活用のメニュー提案システム”Lappy®”を展開~
レパスト
~本社のバックアップで支店の人材を育成、地方の受託先を開拓~
ワタミ
~容器リサイクルでSDGsに貢献する配食のリーディングカンパニー~
第Ⅴ章 全国給食サービス企業名鑑(515社)
企業簡易個表
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