2020 FinTech市場の実態と展望 ~レンディングサービス編~

金融機関においては、次世代店舗への取組みが進み顧客との関わり方の変化が見られる。非対面・オンライン上での取引などデジタル化を推進するなかで、引き続きベンチャー企業との協業事例が増加する見通しである。
また、銀行サービスを銀行以外が提供する事例も増加しており、ソーシャルレンディングやスコアレンディングなど様々なレンディングサービスが台頭している。
銀行のFinTechに関する最新の取組みに加え、レンディングサービスの市場規模、実績を分析し、今後のあり方を考察する。

発刊日
2020/08/21
体裁
A4 / 173頁
資料コード
C62109800
PDFサイズ
4.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:本レポートでは、日本におけるFinTech の現状について、レンディングサービスを軸に調査し、動向や課題などの実態を把握するとともに、今後の市場動向を展望する。「金融機関」および「ITベンダー(SIer/クラウドベンダー)」については、FinTech 戦略、オープンAPI およびブロックチェーンの活用状況などについて調査した。
また、個人データの活用という観点で注目が集まる情報銀行についても調査した。
調査対象:本調査では、金融機関、ITベンダー、FinTech事業者(レンディングサービス提供企業、情報銀行関連事業者)を対象とし、計11 社へのヒアリングを実施した。
金融機関(5社)、ITベンダー(1社)、FinTech 事業者(レンディングサービス提供企業、情報銀行関連事業者)(5社)、合計11社
調査方法:直接面談取材、電話調査および文献調査など
調査期間:2020年5月~2020年7月

資料ポイント
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  • 銀行、SIer、ベンチャー企業(レンディング)の視点からFinTechの実態を把握
  • 銀行のAPI公開に伴う金融サービス拡充の可能性を考察
  • レンディングサービスの市場規模・内訳を算出
  • 前回版との違い
    各企業のウィズコロナ・アフターコロナにおける見解・戦略を記載

資料概要
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第1章 総論
第2章 金融機関の実態と取組み
第3章 レンディングサービス提供企業の 実態と取組み
第4章 個別企業の実態

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 総論

1.FinTechとは
2.FinTech市場概況
  2.1 FinTechに関連する法改正等の外的環境の変化
    (1)環境整備が急速に進む―法的、技術的、物理的環境
  2.2 レンディングサービスの概況
    (1)ソーシャルレンディング
    (2)オンライン(AI)融資
    (3)スコアレンディング
  2.3 API連携の推進状況
    (1)APIの概要
    ①APIとは
    ②公開範囲について
    (2)API公開に伴うメリット
    (3)API公開に伴う課題
    (4)金融機関、電子決済代行業者の対応状況
  2.4 金融機関の店舗削減およびデジタル化
    (1)既存金融機関の取組み
    (2)ベンダーによる支援ソリューションの動向
    (3)金融機関のデジタル化に関する今後の展望
  2.5 ブロックチェーンの活用状況
    (1)概要
    (2)既存システムとブロックチェーンのすみ分け
    ①データによる切り分け
    ②ビジネスの性質――クイックに立ち上げる必要性の可否
    (3)ブロックチェーンに関する取組み
    ①三菱UFJフィナンシャル・グループ
    ②みずほフィナンシャルグループ
    ③iBankマーケティング
    ④住信SBIネット銀行
    ⑤NTTデータ
    (4)普及における課題
3.市場規模
  3.1 レンディングサービス市場規模(2017~2020年)
4.主要ITベンダーの動向
5.情報銀行の台頭
  5.1 情報銀行の概要
  5.2 取組み事例
    ①NTTデータ
    ②DataSign
  5.3 普及における課題
6.将来展望
  6.1 レンディングサービス市場予測(2019年~2023年)
  6.2 レンディングサービスの市場展望

第2章 金融機関の実態と取組み

1.メガバンクの取組み状況
  1.1 FinTechに関する概況
  1.2 アフターコロナ/ウィズコロナにおける銀行の課題
  1.3 APIに関する取組み
2.地方銀行・第二地方銀行の取組み状況
  2.1 FinTechに関する概況
  2.2 アフターコロナ/ウィズコロナにおける銀行の課題
3.ネット専業銀行の取組み状況
  3.1 FinTechに関する概況
    ①概要
    ②動向――第二弾ネット銀行設立の動き
  3.2 取組み状況
    ①他社との協業
    ②自社単独
  3.3 APIに関する取組み
  3.4 新型コロナによる事業への影響
4.SBIホールディングスの「第4のメガバンク構想」
  4.1 概要
  4.2 地域金融機関への事業運営支援
    ①島根銀行とSBIグループの提携事例

第3章 レンディングサービス提供企業の 実態と取組み

1.ソーシャルレンディング
  1.1 ソーシャルレンディングの概要
    1.1.1 ソーシャルレンディングとは
    1.1.2 投資家の属性
    1.1.3 借り手の属性
  1.2 新型コロナによる事業への影響
    1.2.1 借手への影響
    1.2.2 投資家への影響
  1.3 主要参入事業者の強み
    1.3.1 SBIソーシャルレンディング
  1.4 ビジネスモデル
    1.4.1 SBIソーシャルレンディング
  1.5 営業・拡販方法
  1.6 市場規模推移と予測
    1.6.1 市場規模推移と予測(売上高ベース:2017年度~2023年度)
    1.6.2 融資残高推移
  1.7 主要事業者の考えるテクノロジー活用の可能性
    1.7.1 SBIソーシャルレンディング
  1.8 主要事業者の考える今後の方針
    1.8.1 SBIソーシャルレンディング
2.オンライン(AI)融資
  2.1 オンライン(AI)融資の概要
  2.2 主要参入事業者
  2.3 主要参入事業者の強み
    2.3.1 freee finance lab
    2.3.2 アルトア
  2.4 ビジネスモデル
    2.4.1 freee finance lab
    2.4.2 アルトア
  2.5 事業強化に向けた取組み
    2.5.1 freee finance lab
    2.5.2 アルトア
  2.6 ターゲット顧客
    2.6.1 freee finance lab
    2.6.2 アルトア
  2.7 市場規模
    2.7.1 市場規模推移と予測(売上高ベース:2017年度~2023年度予測)
    2.7.2 融資残高推移(2017年度~2023年度予測)
3.スコアレンディング
  3.1 スコアレンディングの概要
  3.2 主要参入事業者の強み
    3.2.1 J.Score
    3.2.2 LINE
  3.3 ビジネスモデル
    3.3.1 J.Score
    3.3.2 LINE
  3.4 事業強化に向けた取組み
    3.4.1 J.Score
    3.4.2 LINE
  3.5 ターゲット顧客
    3.5.1 J.Score
    3.5.2 LINE
  3.6 市場規模
    3.6.1 市場規模推移と予測(売上高ベース:2017年度~2023年度予測)
    3.6.2 融資残高推移(2017年度~2023年度予測)

第4章 個別企業の実態

1.三菱UFJフィナンシャル・グループ
2.みずほフィナンシャルグループ
3.iBankマーケティング
4.住信SBIネット銀行
5.GMOあおぞらネット銀行
6.NTTデータ
7.SBIソーシャルレンディング
8.freee finance lab
9.LINE(金融事業)
10.アルトア
11.DataSign

関連セミナー

2020年8月26日 開催セミナー『FinTech市場の実態と展望~コロナで活用が進むレンディングサービス~』のアーカイブを視聴できます。(有料)

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