2021年版 宅配水市場の現状と将来展望 ~コロナ禍で成長力増す宅配水・POU市場~
2010年代以降成長が続く宅配水市場であるが、宅配業者の配送運賃引き上げが課題となる中、水を宅配する必要のない水道直結型サーバー(POU)や浄水器一体型サーバーが注目を集めつつあり、宅配水事業者においてもラインナップに加える動きが一部で見られるようになっている。また、2020年度はコロナ禍により在宅勤務が進んだことで個人向けの宅配水は好調となっているが、法人向けについては主に大企業向けでは水の使用量が減り、新規の開拓もやりにくい環境となっている。
市場を取り巻く環境が変化し、喫緊に解決すべき課題は山積しているものの、成長が続く有望市場であることに変わりはなく、この先のもう一段の成長を目指して主要企業を中心にハード・ソフト両面での様々な取り組みが推進されている。
本レポートでは、カテゴリー別、チャネル別の各社戦略を取材する事で、今後のマーケットの方向性を分析する。また、競合するミネラルウォーター市場の最新動向や炭酸水や宅配チャネル、POUや浄水器一体型サーバーといった注目カテゴリーにも焦点を当てると共に、消費者調査による消費者動向を加味することにより、当該市場を総合的に分析し、今後を予測する。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:宅配水市場を中心に関連市場も含め幅広く調査・収録することによって当該市場に関するマーケティング戦略作成のための基礎資料とする。
調査対象:宅配水市場(ウォーターサーバーとセットで供給されるミネラルウォーターで、宅配されるものを対象とする。ウォーターサーバーを利用しないタイプやペットボトルの宅配などは対象外とする。)
調査対象先:宅配水製造企業を調査対象とした。また、併せてインターネットによる消費者調査も実施した。
調査方法:直接面接取材、アンケート調査、電話取材を実施。インターネット消費者調査、HP/公開資料の編集
調査期間:2020年11月~2021年1月
宅配水市場に関する調査を実施(2021年)
引き続き成長が続く宅配水市場
~コロナ禍により、家庭用の水の使用量が増加~
- 宅配水市場は宅配料金の引き上げなどから、多くの企業が商品の値上げを余儀なくされ、参入企業各社は新たなビジネスモデルを模索している。新規顧客の獲得ペースが鈍化する中、いかに顧客を維持し生き残りを図るのか?各社の販売戦略、販促策、収益維持・拡大に向けた取り組み等を解説。
- メーカーシェアやリターナブル/ワンウェイ比率、個人顧客/法人顧客比率などの各種市場構成、参入各社の成長戦略を分析。
- 宅配水市場の課題、問題点を抽出し、さらなる成長に必要なカギを明確化。参入各社の方向性を探ることで、今後の市場展望を解説。
- 宅配水サービス参入事業者約70社(簡易個票含む)を掲載。各社の戦略、現状を詳説。
- 前回版との違い
・注目を集めつつあるPOU(水道直結型サーバー)及び浄水器一体型サーバーについて消費者調査を実施。認知度や使用率を明らかに!POU(水道直結型サーバー)及び浄水器一体型サーバーを扱っている企業の個票も掲載!市場動向もより詳細に分析!
・副商材としてよく使用される「インスタントスープ」「インスタントコーヒー」「レギュラーコーヒー」「紅茶」「緑茶」の市場規模・概況について掲載。また、コロナ禍により伸長している除菌関連の副商材についてもとり上げている。
第Ⅰ章 ウォータービジネスの概況
第Ⅱ章 宅配水市場
第Ⅲ章 水道直結型(POU)/給水型ウォーターサーバー
第Ⅳ章 有力参入企業の研究
調査結果のポイント
第Ⅰ章 ウォータービジネスの概況
1.飲料市場におけるウォータービジネスの位置づけ
(1) ウォータービジネスの市場概況
(2) 採水地別の動向
(3) ミネラルウォーターの1人当たり消費量
2.ウォータービジネスにおける注目動向
(1) ミネラルウォーター市場の動向
① ミネラルウォーター市場の概況
・参入企業動向
② ミネラルウォーター市場のメーカーシェア(2017~2019年度)
(2) 炭酸水市場の動向
① 炭酸水市場の概況
② チャネル別動向
③ メーカー別動向
④ 今後の課題と展望
(3) 浄水器・整水器市場の動向
① 浄水器・整水器市場の概況
② 浄水器タイプ別の市場動向
(4)通販チャネルにおけるミネラルウォーターの動向
① 通販事業者の動向
② 飲料メーカーの動向
(5) 副商材の動向~コロナ禍で伸長する除菌関連市場~
第Ⅱ章 宅配水市場
1.宅配水の市場動向
(1) 宅配水の市場概況
(2) 宅配水の製品動向
① リターナブル方式
② ワンウェイ方式
(3) 宅配水の参入企業動向
(4) 宅配水の市場規模推移(2013~2020年度見込み)
(5) 宅配水の市場構成比(2018年度/2019年度)
① メーカーシェア
② 販売容器別構成比(リターナブル方式、ワンウェイ方式)
③ チャネル別構成比(個人向け、法人向け)
2.宅配水参入企業の市場戦略
(1) 商品戦略
・主要参入企業の商品戦略
(2) サーバーに対する取り組み
・主要参入企業のサーバーに対する取り組み
(3) 営業戦略
・主要参入企業の営業戦略
(4) 販売促進策
・主要参入企業の販売促進策
(5) デリバリー動向
・主要参入企業のデリバリー動向
3.宅配水の利用実態
(1) 家庭内における飲用水の状況
(2) 宅配水利用者の宅配水利用状況
(3) 宅配水利用者の宅配水選択状況
(4) 宅配水の今後の利用意向
4.今後の宅配水の市場展望
(1) 宅配水市場の問題点と課題
(2) 宅配水市場の見通し
(3) 宅配水の市場規模予測(2021~2025年度)
・宅配水参入企業一覧
第Ⅲ章 水道直結型(POU)/給水型ウォーターサーバー
1. 水道直結型(POU)/ 給水型ウォーターサーバーの市場動向
(1) 水道直結型(POU)ウォーターサーバー
① 水道直結型(POU)ウォーターサーバーの市場概況
② 水道直結型(POU)ウォーターサーバーの市場規模推移
(2) 給水型ウォーターサーバーの市場概況
2. 水道直結型(POU)/ 給水型ウォーターサーバーの利用実態
(1) 水道直結型(POU)/給水型ウォーターサーバーの利用状況
(2) 水道直結型(POU)/給水型ウォーターサーバーの利用理由
(3) 水道直結型(POU)/給水型ウォーターサーバーの利用ブランド
3.今後の水道直結型(POU)/ 給水型ウォーターサーバーの市場展望
(1) 水道直結型(POU)/給水型ウォーターサーバー市場の問題点と課題
(2) 今後の市場の見通し
① 水道直結型(POU)ウォーターサーバー市場
② 給水型ウォーターサーバー市場
4.参入企業動向
(1) 簡易個票
① 水道直結型(POU)ウォーターサーバーを扱っている企業
② 給水型ウォーターサーバーを扱っている企業
③ POUと給水型ウォーターサーバーを扱っている企業
(2) 詳細個票
ウォータースタンド株式会社
株式会社Kirala
第Ⅳ章 有力参入企業の研究
【詳細個票】
アクアクララ株式会社
岩谷産業株式会社
株式会社ウォーターネット
株式会社オーケンウォーター
株式会社Kirala
株式会社コスモライフ
株式会社サイサン
株式会社サンエス
サントリー食品インターナショナル株式会社
株式会社JR東日本ウォータービジネス
大丸エナウィン株式会社
株式会社中京医薬品
株式会社トーエル
株式会社TOKAI
株式会社ナック
富士山の銘水株式会社
株式会社プレミアムウォーターホールディングス
株式会社マーキュロップ
株式会社ユニマットライフ
【簡易個票】
株式会社i・ライフソリューションズ
株式会社アクア富士天間
有限会社アクアポット
有限会社麻水
アルテッセ株式会社
株式会社いずみや
株式会社イングコーポレーション
ウォーターエナジー株式会社
ウォーターポイント株式会社
MCMのめぐみ株式会社
エルミック株式会社
株式会社オアシス
株式会社合馬天然水
株式会社オキシー
九州石油ガス株式会社
サーラの水株式会社
株式会社さららいと
山陰クボタ水道用材株式会社
サンウォーター株式会社
サン神戸ウォーターサプライ株式会社
ジェイウォーター株式会社
株式会社ジャパネットサービスイノベーション
株式会社白木屋
株式会社スナガ
スパーク株式会社
ゼオライト株式会社
仙代テック株式会社
双日新都市開発株式会社
株式会社ぞっこん四国
株式会社ダイオーズ
大和ライフネクスト株式会社
株式会社ダスキン
株式会社タナベエナジー
株式会社秩父源流水
株式会社ナチュレ
日本水資源工業株式会社
有限会社麦飯石の水
株式会社花立花
久本木材株式会社(ウォーター事業部)
富士観光開発株式会社
株式会社プロメディア
ヘルシーウォーター株式会社
穂積株式会社
株式会社マルエイ(おいしい水事業部)
株式会社ライフシード アクアリズム
株式会社両備エネシス
株式会社LOHASTYLE
ワンウェイウォーター株式会社
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