血液分析装置は長らく生化学自動分析装置がその中心であり、装置の完全自動化、連続化、リアルタイム化の開発など高機能・多様化が進んでいます。患者サービスの向上により生き残りを図る病院では、血液検査室のマルチ装置化による効率的な運用や迅速化を目指し、緊急用やベッドサイド等の簡易型機種への需要が拡大しています。また、医療施設の統廃合や検査の合理化のため、検査センターへの外注委託や院内受託（FMS）、病院内のブランチラボの増加、病院間における検査機能の分担・集中化など様々な動きがみられています。近年では腫瘍マーカー、心不全マーカー、敗血症マーカー等、特定の項目に対する検査ニーズが生まれており、試薬・機器メーカーは項目と連動した製品を展開しています。
2020年は新型コロナウイルス感染症拡大により、関連検査項目として血液ガス、血球計数、血液凝固等の製品群が注目されており、市場動向の変化が予想されます。
このような状況の下、弊社では、臨床化学自動分析・血液検査装置、免疫血清検査装置など9品目分野の市場規模、販売動向、参入企業動向などの市場を全体的に把握・調査し、今後の市場見通しを展望いたします。
当該市場に関する貴社の事業戦略構築のための基礎資料として、本書を是非ともご活用賜りたくご案内申し上げます。貴社の当該マーケットにおけるマーケティング戦略立案のために、是非ご活用下さい。