2021年版 POCT市場の展望
POCTとはpoint of care testingの略で、「診療・看護などの医療現場での臨床検査」のこと。和名では『臨床現場即時検査』とされる。POCTは注目度こそ高いものの、本領域にフォーカスした市場実態などはあまり明確になっていない。矢野経済研究所では、主要33社の関連製品の売上規模(国内向け)を個別に調査しPOCT市場規模把握の基礎とした。とくに対象を10製品群に大別、それぞれの市場規模、メーカーシェアなどを推定し、参入企業動向、今後の当該ビジネスの方向性などについて分析した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:
・臨床検査は、疾病予防、疾病臨床診断、治療効果判定などの様々な分野で行われる。検査検体は血液、尿、便、咽頭拭い液、その他各種体液など。
・POCTは point of care testing の略で「診療・看護などの医療現場での臨床検査」のこと。和名では『臨床現場即時検査』などとされる。
・POCT事業参入企業への調査を行い、当該市場実態の把握および今後の方向性を明らかにすることを目的とする。
調査対象:
・検体検査分野のPOCT製品
・基本的にPOCT機として認識される以下の10製品群
・①グルコース分析装置 ②HbA1c分析装置 ③生化学分析装置 ④血液ガス分析装置
⑤血球計数装置 ⑥血液凝固測定装置 ⑦イムノクロマト法臨床検査キット
⑧免疫測定装置 ⑨尿試験紙 ⑩遺伝子検査装置
・検査薬、機器の両方を含む市場として把握。
・本グルコース分析装置では血糖自己測定器製品(SMBG)を対象外とする。
調査対象企業数:国内の POCT 製品展開企業33社
調査方法:研究員による直接取材、オンライン面接取材/文献調査、その他データ収集
調査期間:2021年6月~2021年8月
POCT市場に関する調査を実施(2021年)
2020年度のPOCT市場は前年度比1.7%増の1,107億円
~一般的な検査全般は低調も、新型コロナウイルス関連検査で押し上げの構図~
- 糖尿病系(血糖、HbA1c)、生化学、血液ガス、血球計数、血液凝固、各種イムノクロマト品、免疫検査、尿試験紙、小型遺伝子検査装置などPOCTの分野別市場を分析
- 新型コロナウイルス抗原キット、遺伝子POCT市場動向など言及
- 2020年度国内市場規模推定および、今後の成長要因、ポイントを明示
- 主要企業33社の国内POCT事業規模推定および上位ランキングを掲載
- 主要企業33社のPOCT事業実態と今後の方向性を調査
- 主要POCT機器、新発売機器などを列挙
- 全国検体測定室(約2,000件)のリストを提示
- 前回版との違い
新型コロナウイルスのPOCT新市場動向を掲載
調査結果のポイント
第1章 POCT市場の展望
第2章 POCT主要分野別市場動向分析
第3章 主要POCT参入企業調査個表
第4章 関連資料
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