2022年版 栄養剤・流動食・栄養補給食品(経口・経管)に関する市場動向調査
医療財政の増大、国民の医療費負担増、病院の倒産・廃業、病床数の減少、病院区分の変更、介護保険改正と病院の食事費改定、NSTの設置と栄養療法の見直し、嚥下食や咀嚼困難者食の普及・拡大、PEG栄養の評価と変化、NST加算、新型コロナウイルス感染症への対応など、『栄養剤、流動食、栄養補給食品』を取り巻く市場環境は変化しています。
そのような中、栄養剤・流動食・栄養補給食品メーカーは、腎不全・肝機能障害・免疫賦活・慢性呼吸器不全などの病態別製品やPEG専用製品、ソフトバッグ化、容器形状の工夫、微量元素や食物繊維の添加、味や食感の改良、固さの調整、補食対応、高カロリータイプ、高タンパクタイプ、加水タイプなどの製品開発を進めています。また、栄養士資格者によるサポート体制の整備、在宅マーケットや健常者の栄養補給を想定した流通対策、NSTへの販促強化、ドラッグストア店頭配置による一般流通への注力、自社HPや専門ネット通販の活用、製造ラインの増・新設、製造の受委託強化、海外展開、在宅医療サービス企業や食品宅配業、医薬品卸や全病食卸などとの提携を進めています。
その結果、メーカー間の販売競争は激しさを増しており、特定製品のシェア拡大、上位メーカーへの寡占化が進行しています。また、競争激化や得意分野への事業領域集中から市場撤退や事業統合するメーカーも出ています。一方、栄養補給食品においては新規参入も見られ、活発な製品改廃も相俟って市場は変化しています。
本企画では、周辺環境が変化する中、新製品の市場投入や価格競争の激化により激動期にある『栄養剤、流動食、栄養補給食品』について、市場動向、企業戦略、将来見通しなどを総合的、多面的に調査・分析しました。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:国内における栄養剤・流動食・栄養補給食品メーカーの製品取扱い動向、市場戦略等を調査、分析することで、当該市場の現状と今後の見通しを行うことを当調査の目的とする。
調査対象製品:
①栄養剤(総合栄養剤:医薬品)
②流動食(総合栄養流動食、及び病態に合わせた組成の流動食で濃厚流動食ともいう:食品)
③栄養補給食品(流動食の関連製品で、流動食に組成は近いが栄養素や栄養価の補完に特化した製品:食品)
調査対象企業:栄養剤・流動食・栄養補給食品メーカー
調査方法:専門研究員による直接面接調査と電話等による間接調査を実施。
調査期間:2021年10月~2021年12月
栄養剤、流動食、栄養補給食品に関する調査を実施(2021年)
2020年度の栄養剤・流動食・栄養補給食品市場規模は前年度比2.8%増の1,452億円
栄養剤・流動食・栄養補給食品メーカーは、在宅高齢者の増加を背景として、在宅市場、ONS(経口的栄養補助)に注力
前回版との違い:本年は新型コロナウイルス感染症が当該市場にどの様に影響を与えているかについて分析します
調査のポイント
第Ⅰ章 市場分析編
第Ⅱ章 個別企業実態調査編(16社)
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