2022年版 地域を活性化させるワーケーション市場の実態と展望
ワーケーション(workation)とは、仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語で、休暇を過ごす環境に滞在しながら仕事をする働き方全般を意味する(※)。世間では「遊んで、働く」というイメージが先行しているが、有給休暇取得や地方創生を促進するといった日本の社会課題を解決するツールとして独自の発展をしている。観光庁ではワーケーションには「日常にない気付きや学び、交流が得られ、新たな価値創出や地域・社会の課題に取り組むなどのきっかけになるといった効果」も期待されるとし、その普及を促進している。このような国家戦略の潮流に乗り、ステークホルダーとなる企業の動向も多岐に渡るようになっている。そのようなワーケーション市場の実態を、実施主体である「企業」目線からとらえ、その結果をもってワーケーション市場の普及・拡大、そしてワーケーションを用いた地方創生の活性化の一役を担うことを目指す。
※前回版「注目されるワーケーション市場の実態と展望~地方創生を促進するニューノーマルな働き方~」による定義
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:本稿はワーケーション市場についての調査を行い、下記を明らかにする。
(1)ワーケーション市場の実態と動向
(2)ワーケーションを推進する自治体の動向
(3)ワーケーション関連法人向けサービスに参入する企業の動向
(4)ワーケーションを実施する企業の意向
調査対象:本稿は下記ステークホルダーを調査対象とした(日本国内市場を対象)。
ワーケーションを推進する自治体、ワーケーション関連法人向けサービスに参入する企業(不動産業、旅行業、人材育成業)、ワーケーションを実施する企業。
自治体等6件、サービス参入企業5件、実施企業6件、アンケート回答企業214件 合計231件
調査方法:弊社研究員による直接面接取材、アンケート調査。文献調査、その他データ収集
調査期間:2022年4月~2022年7月
ワーケーション市場に関する調査を実施(2022年)
2021年度の国内ワーケーション市場規模を約700億円と見込む
~テレワーク普及でワーケーション実施者が増加、ニーズの顕在化が今後の市場成長のカギ~
前回版との違い
コロナ禍から2年が経ち、「ワーケーション」はリゾート地でテレワークをするだけでなく、国が、地域が、企業が、働き手が、それぞれの課題を解決する方法として「ワーケーション」に注目するムーブメントが起きている。そこで本稿では、“ソリューションとしてのワーケーションの実態”にも着目し、そこに生じるヒト・モノ・カネの動きを捉えることを試みた。
調査結果のポイント
第1章 ワーケーション市場の 実態と展望
第2章 自治体等の取組み・ 先進事例
第3章 ワーケーション関連 サービス事業者の 取組み・動向
第4章 企業のワーケーション 実施状況
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