調査結果のポイント
第1章 高機能フィルム市場の展望
原反とコンバーティングの相乗作用が次のメインストリームを生み出す
川下ユーザーの生産調整で2022年の高機能フィルム市場の成長率は急激に鈍化
マイナス成長の悲観論も出るが、需要の裾野拡大で低迷の長期化は避けられる見通し
(図・表)主要な高機能フィルムの市場規模対前年増減率推移(2020年~2023年予測)
withコロナ化で停滞していた新製品開発・インフラ整備の再開が加速
ミリ波以上のスモールセル基材で高透明・低誘電フィルムの需要拡大に期待
ビヨンド5Gではフィルム単体ではなく加工・プロセスとの協業が不可欠に
Film to Film、Bottle to Filmが本格始動、フィルムの競争軸に「環境」が加わる
原反+加工の技術融合でバージンフィルムと戦える高付加価値なリサイクルフィルムを目指せ!
第2章 PETフィルム市場の徹底分析
(表)主要メーカーによる工業用PETフィルム販売量及びシェア推移
MLCCをターゲットとした設備投資が進展、2024年の主要8社の生産能力は144万t/年に
2022年は稼働率に懸念も副資材向け中心の増設で生産の柔軟性を確保
(表)参考資料:PETフィルム主要メーカー 生産体制
(図・表)主要メーカーによる地域別PETフィルム供給能力推移
2年連続のプラス成長から一転、2022年の市場規模は前年比99.4%と3年ぶりのマイナスに
光学用は前半の偏光板の好調で副資材向けがプラス成長をキープし前年比微増を見込む
(表)工業用PETフィルム 主要用途別需要量推移(主要8社合計)
(図)光学部材用PETフィルムの需要動向
(図・表)主要メーカーによる光学部材用PETフィルム市場規模推移
(図・表)主要メーカーによる光学副資材用PETフィルム市場規模推移
セットメーカーの生産調整と在庫拡大で2022年は粘着・離型、DFR向けが低調
MLCCリリースフィルムは微増をキープも、一般産業用全体は前年比微減の見込み
(図・表)主要メーカーによるMLCC離型用PETフィルム市場規模推移
(図・表)主要メーカーによる粘着・離型用PETフィルム市場規模推移
(MLCCリリース含む)
(図・表)主要メーカーによるDFR用PETフィルム市場規模推移
(図・表)主要メーカーによる電気・電子用PETフィルム市場規模推移
2021年のTAK、2020年~2024年の東洋紡、2023年の南亜と加工能力増強が続く
(表)主要PETフィルムメーカーの加工体制
2022年よりFilm to Filmリサイクルが本格始動、普及・拡大には回収スキーム構築が課題に
PETボトル由来のCPR原料使用の取組みが拡大
(表)工業用PETフィルムリサイクルの取組み
東レ株式会社
MLCCリリースフィルム、DFRへの注力に加え
PICASUS®、Ecouse®など他社にない製品・取組みで差別化
6ヵ国40万t/年弱の生産体制で各需要地のニーズに対応
半導体不足やコロナ禍の中でもほぼフル稼働を維持
2022年は下期以降に成長率鈍化の可能性あるも前半が堅調
通年では前年並みの需要量を維持する見込み
MLCC離型フィルム、DFRは2022年後半にユーザーの生産調整の影響が見込まれる
独自の延伸技術・特殊処理で表面突起をナノオーダーで調整したグレードを開発
PICASUS®の光波長・光指向性制御グレードの提案を推進
ディスプレイ関連向けの構成比は2025年頃には全体の30~40%まで拡大と期待
使用済PETフィルムをリサイクルしたEcouse®PETフィルムの採用が広がる
東洋紡株式会社
偏光板、MLCCの成長とともにPETフィルム販売量を拡大
ミドルエンドからハイエンドまで幅広い分野の需要を押さえる
犬山に続き宇都宮の新ライン稼働で2024年のPETフィルム能力は16.7万t/年まで拡大
シリコーンコート能力はオフライン、インライン合わせて13,500万㎡/月に達する見込み
主力の「コスモシャインSRF®」のフル稼働継続、光学用PETフィルム販売量は
2022年以降もコンスタントに前年比105%前後の拡大を見込む
リリースフィルムは「コスモピール®」がMLCC向けのハイエンド分野を押さえる
「ピューレックス®Ⅱ」はミドルエンドでオフラインコート品からの代替ニーズを取込み成長
PETボトル再生樹脂使用の合成紙「カミシャイン®」はFilm to Filmリサイクルの提案開始
廃棄物削減と循環型経済実現への貢献を強化
オンリーワン製品のPENフィルム「テオネックス®」は工業分野での採用を拡大
三菱ケミカル株式会社
光学関連、リリースフィルム、DFRなど高付加価値品での競争力に強み
インドネシアに続きドイツでの設備投資を実施、完了後は国内外で32万t/年弱体制確立
PETフィルムリサイクル設備の導入でサスティナブル化を推進
工業用での成長続くも国内拠点フル稼働で全体販売量は2021年以降横ばいを見込む
主力の光学用は部材向けが小型化並びに高精細化分野へとシフト
副資材向けは偏光板需要にリンクした動きを示す
一般産業用はMLCC、DFR向けが2020年から2021年にかけて成長
2022年は後半以降に生産調整の影響が予想される
山東・無錫に保有する加工設備は偏光板リリース向けでフル稼働続く
TORAY ADVANCED MATERIALS KOREA Inc.(東レ尖端素材株式会社)
光学用・一般産業用ともに主力を副資材向けへとシフト
加工設備の活用で付加価値の高いPETフィルム事業を展開
亀尾の製膜ライン、中国・南通の加工ライン稼働開始で能力増強は一段落
ユーザーからの供給要請にこたえるためさらなる増強も検討
急成長から一転、川下ユーザーの生産調整で2022年の成長率見込みは2%前後に縮小も
光学用副資材はTFNの稼働効果もあり前年比105%前後の順調な成長を予測
MLCCリリースフィルムの2022年の成長率は前年比一桁に留まる見込み
Film to Filmリサイクルは検討段階、品質やコストが課題に
SKC Co.,Ltd.(PETフィルム)
2022年10月より素材部門を切り離し、新会社「SKC未来素材」を設立
新たな株主の元で付加価値の高い事業展開を進める
株主変更後もPETフィルムの生産体制は変わらず
水原、鎮川、アメリカ、中国の4拠点での最適地生産を継続
2021年はスマホやTVなど最終製品好調の波を受けプラス成長も
2022年はユーザーの生産調整の波を受け前年比マイナスを見込む
一般産業用の主力用途であるMLCC離型はコンバーターへの原反供給に加え
SKC HT&Mと連携した原反~加工品までの一貫体制構築を目指す
PETボトル由来のPCR原料を使用したフィルムの供給を2021年より開始
まずは包装向けで実績を積み上げ、電気電子、光学ディスプレイへと用途拡大を目指す
Kolon Industries, Inc.(PETフィルム)
2022年は後半に川下市場での生産調整の影響が懸念されるも
通年では前年並みの販売量維持を見込む
韓国、インドネシア拠点でフルキャパでの生産続く
2022年は後半以降に主力グレードの需要停滞も前年並みの生産量を維持する見込み
包装用生産のインドネシアシフトで工業用の構成比が拡大
光学用は部材向け、副資材向け共に安定した販売量を確保
MLCCリリースフィルムは2022年にユーザーの生産調整で前年比横ばいを見込むも
2023年以降は再び成長基調に戻ると予測される
南亜塑膠股份有限公司(NAN YA PLASTICS CORPORATION)
2022年は中国ロックダウンの影響を受け販売量を落とす
2021年に新設した製膜ラインの量産稼働が始まる2023年の販売拡大を目指す
2020年、2021年の好調から一転、2022年は中国ロックダウンの影響を受け
MLCC、DFRなど主力の電子関連用途が不調、全体では前年実績から2桁マイナスを見込む
2021年は新規ライン稼働とMLCCリリースと偏光板保護セパの拡大で大幅成長
2022年はロックダウンに加えユーザーサイドの生産調整の煽り受け縮小を見込む
新科光電材料股份有限公司(SHINKONG MATERIALS TECHNOLOGY CO.,LTD.)
ウィンドウフィルム、リサイクル樹脂使用フィルムなど
自社の製膜技術を活かした独自グレードで差別化
生産ラインのフル稼働が続き、工業用、包装用を合わせた販売量は53,000tを維持
光学用では部材・副資材ともにグループ企業の友輝光電向けで出荷量を確保
一般産業用はウィンドウフィルムの縮小を保護・粘着向けがカバーしトータルでは成長
2021年末から使用済ボトル由来のrPETの製膜に着手、大手パソコンメーカーへの供給開始
第3章 注目される高機能フィルム市場の動向
1.フレキシブルディスプレイ関連フィルム
1.フレキシブルディスプレイ基板用フィルム
中小型のフレキシブルAMOLED基板ではPIワニスの採用がスタンダードに
最大手UBEがシェアを押さえる他、カネカ、PI先端素材なども提案を推進
TV、デジタルサイネージなどの大型用途向けではG6基板対応の広幅対応可能で
超耐熱・高寸法安定のPIフィルム「ゼノマックス®」が注目される
(表)フレキシブルディスプレイ基板用PIワニス・PIフィルムの主要メーカー一覧
2. Foldable端末カバーフィルム
2022年のFoldableスマホ市場規模は全体の1.3%に当たる1,800万台となる見込み
Appleの参入動向が注目されるが業界内では2025年以降との見方が優勢
(図)Foldable・Rollableスマートフォン市場規模予測
(表)Foldable・Rollable端末製品一覧
SDCに加えCSOTでもFoldable OLEDパネルにガラスカバー採用の動き
PIフィルムは「割れない」メリットが活かせるs-fold、slidableでの採用に期待
2022年のFoldableカバー用透明PIフィルム市場規模は30万㎡と当初予測よりやや低水準
原反価格は200$/㎡と3年間で1/3程度まで低下
(図・表)Foldable・Rollable端末カバー用透明PIフィルム市場規模
(図)Foldableスマートフォンカバーの構成
(表)Foldable端末のカバー用PIフィルムメーカーのHC処理状況
(表)透明PIフィルム価格動向
2022年時点で量産しているのはKOLON、SKCの韓国勢2社
2020年まで独占状態だったKOLONのシェアをSKCが猛追、2023年には両社拮抗と予測
(表)透明PIフィルム 主要メーカー各社の生産体制
2.5G~ビヨンド5G対応フィルム
5Gスマートフォンは2022年にスマホ全体の67%、2024年には90%を超える見込みも
現状では4G LTE兼用のNSAが主力、サブ6以上のSAの普及は2023年~2024年頃
(表)5G商用サービスの導入フェイズ
(図・表)スマートフォン世界市場(出荷台数)
(図・表)5Gスマートフォン出荷台数におけるサブ6以上対応機種の比率
ミリ波対応機種が5Gスマホの50%を超える2024年頃から
MPI、LCPなどの低誘電フィルム・FCCL需要の本格的な立ち上がりが期待される
(表)5Gスマートフォン出荷台数実績におけるミリ波対応機種の比率
(表)5Gスマートフォンで採用・サンプル供給実績のあるFPC材料
ビヨンド5GではMPI、LCPなど従来の低誘電フィルムより一桁低いDf0.001以下が必須に
フッ素系に加え、従来にない新材料開発や新たなプロセスの提案が活発化
空間の意匠・視認性を確保する透明スモールセルに注目集まる
透明性×低誘電特性の両立が次世代通信インフラ材料の決め手に
(表)FPC基板用低誘電材料 特性比較
PIフィルム 2022年は後半以降の市況に不透明感多く、通年での成長率は5%前後の見込み
2022年から2024年まで各社でライン増設を実施、2021年比で115%のキャパアップの予定
(表)PIフィルム 主要アプリケーション別市場規模推移(重量ベース)
(表)PIフィルム 主要アプリケーション別市場規模推移(面積ベース)
(表)主要PIフィルムメーカー 販売量推移(重量ベース)
(表)主要PIフィルムメーカー 販売量推移(面積ベース)
(表)PIフィルム主要メーカー各社の生産体制
LCPはミリ波以上の領域をターゲットにサンプルワークが続く
(表)LCPフィルム 主要メーカーの動向
3.MLCCリリースフィルム
2022年の市場規模は消費の冷え込みとユーザーの生産調整で前年比微増に止まる見込み
MLCCメーカーの投資意欲は高く、2023年以降は再び10%前後の成長が期待される
(図・表)MLCC用リリースフィルム 市場規模推移
2021年に31,000万㎡/月のキャパは2025年には39,500万㎡と、5年間で127%拡大
(表)主要リリースフィルムメーカー各社の生産体制
(図)主要リリースフィルムメーカー各社のMLCCリリースフィルム生産能力推移
基材となるPETフィルム需要は2021年に10万t/年を突破
超小型・高集積のハイエンドMLCCでは原反の表面平滑性が厳しく問われる
(図・表)MLCCリリースフィルム用原反(PETフィルム)市場規模推移
(表)MLCC用リリースフィルム価格動向
(図・表)MLCC用リリースフィルム原反(PETフィルム) メーカー別販売量推移
2021年にTFSを吸収した東洋紡が前年の5位+6位からトップに踊り出るも
上位3社はシェア20~21%で拮抗
(表)主要セラミックコンデンサーメーカーのリリースフィルム使用量推移
(図・表)MLCC用リリースフィルム メーカー別販売量推移
(表)主要MLCCリリースフィルムメーカーの原反調達体制
MLCCメーカーによる使用済リリースフィルムのリサイクルの取組みが始まる
原反メーカーの東レが独自のリサイクルフロー構築でFilm to Film を推進
(図・表)セラミックコンデンサーメーカーにおけるリリースフィルムメーカーシェア (2020年)
(図・表)セラミックコンデンサーメーカーにおけるリリースフィルムメーカーシェア (2021年)
(図・表)セラミックコンデンサーメーカーにおけるリリースフィルムメーカーシェア (2022年)
第4章 工業用高機能フィルムメーカーの展望と戦略
Kolon Industries, Inc.(PIフィルム)
Foldable端末初期から透明PIカバーを提案・供給するパイオニア
中華系スマホメーカー向け中心に採用実績を拡大
他社に先駆けて2019年から量産を開始し、まとまったボリュームの生産量を確保
中華系・米国系端末メーカーにCPIを供給
2020年20万㎡、2023年は25万㎡の販売を見込む
SKC Co.,Ltd.(PIフィルム)
2021年に大手端末メーカーのFoldableスマホカバーでの採用始まる
原反~加工の一貫体制で多様なニーズへの迅速な対応力に強み
2021年の採用開始以降、採用機種の拡大で販売量が成長
2022年には12万㎡の販売量確保の見込み
現在はIn Fold向けの50μm品が主流も
Out FoldやSlidable/Rollable向けに80μm品もラインナップし幅広いニーズに対応
ゼノマックスジャパン株式会社
超高耐熱・超低反りなど独自の性能が発揮される
フレキシブルミニLED基板、面状ヒーター絶縁体などの用途で評価が進展
フレキシブルディスプレイ基板ではガラスへの貼合・剥離などのプロセス技術を合わせて提案
薄肉、大型、フレキシブルなB to B用途での採用に期待
ミリ波~ビヨンド5Gの低誘電基板向けにフッ素複合素材のサンプルワークを継続
超高温での形状安定性を活かしたポリイミドヒーター絶縁体での用途開発が進展
PI Advanced Materials Co.,Ltd.(PI尖端素材)
FPC、GSなどの既存用途からCOF、OLED基板、バッテリー等
先端分野へのシフトを進め収益性向上に取り組む
2022年に筆頭株主変更も事業展開に大幅な変化は無い見込み
亀尾工場では2022年7月に新規ラインが稼働、2023年下期にはさらなる増設を予定
2021年はFPC向け、2022年は先端産業向けが好調で販売量2桁成長を見込む
先端産業を含むその他向けの構成比は2024年に重量ベースで29%、金額ベースで39%と予測
5G対応の低誘電グレード「FS」は2020年発売のサブ6対応スマホで採用実績あり
ミリ波領域向けの新グレードは2022年内の量産開始にむけサンプルワークの最終段階に
株式会社カネカ
ラミネートタイプの2層FCCL向けに熱融着可能な「ピクシオ」が成長
5G対応の低誘電グレードはサブ6向けで採用実績を確保
2022年度は前半が比較的好調、後半の見通し不透明も通年では前年比105%の成長を見込む
滋賀工場のFCCL試験設備を活用した銅箔とのラミ技術の提案・コンサルも実施
低誘電グレードはサブ6対応の「ピクシオSR」が徐々に販売量を伸ばす
ミリ波対応の「ピクシオIB」はスマホの次の用途に期待
東レ・デュポン株式会社
FPC、COFなど低誘電・低熱膨張係数が求められる用途での採用が拡大
2021年はCOF向けが急成長し全体の15%を占める規模まで拡大
FPC向けはコンスタントに年間5%前後の伸び率を維持
サブ6領域をターゲットとした低誘電グレード「カプトンLK」のサンプルワークを継続
超低線膨張グレード、極薄グレード、FFC用低誘電グレード等
特徴的な独自グレードでの展開にも注力
日鉄ケミカル&マテリアル株式会社
高屈曲、高耐屈折、低粗度銅箔との高密着など優れた品質で
2層FCCLのトップメーカーのポジションを堅持
スマホ端末、基地局アンテナをターゲットにミリ波対応の低誘電グレードを投入
フッ素基板並の低伝送損失を実現したビヨンド5G向けの次世代グレードの開発も推進
東レ株式会社(PPSフィルム)
オンリーワン製品であるPPSフィルム「トレリナ」で
ミリ波領域のインフラ分野での市場を開拓
独自の分子設計技術と粒子分散技術によりヘイズ1.9%の透明PPSを実現
Df0.002の低誘電正接と合わせて室内の景観を損なわない透明アンテナ基材向けに提案
デンカ株式会社
5G関連用途向けに低伝送損失の新材料を続々投入
CCL基板の柔軟性の付与と低誘電化を低コストで実現するLDMのサンプルワークを推進
FCCL絶縁用のLCPは独自の製膜方法による低反りとCu箔との密着強度で差別化
株式会社イオックス
ビヨンド5Gの高周波対応回路基板をターゲットに
無電解めっきプライマー活用の「メタロイド・ソリューション」を提案
高速・大容量通信向けFCCLの課題解決につながる
塗布型無電解めっきプライマー「メタロイド」を提案
基材と導電層に高密着し、伝送損失の少ない高平滑FCCLを実現
ミリ波対応のスモールセルや車載ヒーターなど幅広い用途に向けたサンプルワークを推進
プライマー層と黒化層の兼用によるコスト優位性や極微細配線可能な回路形成方式など
「メタロイド・ソリューション」ならではのメリットの提案に注力
三井化学東セロ株式会社
ニーズに最適化したフィルム設計と性能の提案力に強み
日系ユーザーを中心に安定した需要量を確保
リリースフィルムの需要拡大に対応すべく生産能力増強の検討を継続
2022年の販売量は生産調整の懸念から前年比横ばいを見込むも
2023年以降は5Gスマホ、車載電装品などの拡大に合わせて年間7%前後の成長を予測
高い性能・品質を実現する製品設計と加工技術で差別化
東洋紡株式会社(Beverage Bottles to Film-BB2F®)
飲料用PETボトル由来のPCR原料から軟包装用フィルムを再生
バージン品と同等品質・性能を実現し循環型経済実現に貢献
BB2F®ブランドのラインアップを拡充
2022年にはPCR原料使用の基材に透明蒸着を施した透明バリアフィルムの本格展開を開始
リサイクル性に優れた触媒の展開、CRによるラベル to ラベルなど
BB2F®にとどまらずフィルム事業のサスティナブル化を推進