2022~2023年版 医療・衛生用品の市場実態と製品別需要動向
本調査レポートでは、治療材料、手術用品、介護用品等として最も一般的な医療・衛生用品を対象に、市場規模や参入企業動向、市場の将来性等を調査・分析致します。
市場動向は各製品によって状況が異なりますが、原材料価格・エネルギー価格高騰と製品価格への転嫁の他、外国為替(円安)のインパクト、コロナ禍の影響、物流2024年問題、医療従事者の働き方改革、医療機関および介護施設の経費節減、価格競争の激化と単価下落、高齢化需要と介護市場の拡大、在宅セルフメディケーション市場の拡大等の要因が、依然大きく影響しております。
地政学的リスクの増大や新型コロナウイルスパンデミックのインパクトや、素材転換・ディスポーザブル化の進展、高機能化、利用者の利便性向上、トータルコストの低減などの影響を捉えつつ、市場の現状と将来性を展望して参ります。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
企画趣旨:
本資料で取り上げる医療衛生用品 15 分野 26 品目は、主に治療材料、手術用品、介護用品などとして最も一般的なものです。この市場に対し、弊社では 1989 年から 2 年毎、計 16 回に亘りマーケティング資料を制作して参りました。第 17 回目にあたる今回におきましても、より現状の市場動向を反映する企画として資料制作を意図しています。
資料で取り上げる品目群は、天災や感染症の流行、為替変動、消費税率上昇などの社会的な事件、事象の影響を、より直接的に受ける品目であります。新型コロナウイルスの世界的パンデミックは、わが国においては 2023 年 5 月にウイルスの感染症法上の位置づけが 2 類から 5 類に変更され社会活動も平常を取り戻してきており、当資料が対象とする市場もコロナ禍前に回復の方向へと進みましたが、分野によってはコロナ禍の影響は猛烈でいまだ回復の途上というケースも見受けられます。また、この間ロシア-ウクライナ戦争にみるように地政学リスクが高まり、コロナ禍と相まって、資材やエネルギーなどのコスト高騰を招くなど、市場は言うに及ばず社会全体に対する経済的影響は非常に厳しいものとなっています。こうした中、市場は落ち着きを取り戻しつつも、新たな問題のほか従来から直面していた課題への対応が引き続き期待されております。
すなわち、品目群の需要形成要因は、引き続き下記の要因に総括されるものと考えられます。
- 感染症対策や医療事故防止需要
- 製品供給体制整備と輸入依存性
- 地域医療構想に即した病床機能再編
- 在宅セルフメディケーション市場の拡大
- 人口構成の変化に伴う高齢化需要と介護市場の拡大
- 医療・福祉介護分野での就労人口不足と働き方改革への対応
- 原材料価格高騰と価格への転嫁
- 高付加価値製品の展開と単価上昇
- 医療機関および介護施設の経費節減
このような環境下における 15 分野 26 品目の市場について、市場規模推移、参入企業動向、市場の将来性等の調査・分析に努めました。
何卒貴社のマーケティング戦略立案の資料としてご活用下さい。
調査対象品目:15 分野 26 品目
1.衛生用品 3 品(ガーゼ/脱脂綿/包帯)
2.絆創膏(固定テープ・巻絆創膏/救急絆創膏)
3.サージカルドレッシング
4.医療用縫合糸(吸収性縫合糸/非吸収性縫合糸)
5.キット製品
6.医療用覆い布(ドレープ)
7.医療用ガウン
8.不織布製品小物類
9.医療用シーツ
10.医療用マスク(市販向け/医家向け)
11.医療用手袋
12.整形外科関連製品(ギプス包帯/医療用サポーター)
13.ウェットティッシュ(医療衛生用)
14.大人用紙おむつ(パンツ型・テープレス式/パンツ型テープ式/フラット型/パッド型/軽失禁型)
15.滅菌包材
調査・編集期間:2023 年 9 月~2023 年 11 月
医療・衛生用品市場に関する調査を実施(2023年)
医療・衛生用品市場はコロナ禍前の市場トレンドを回復
~外部環境の変化による原材料・資材費、エネルギー価格、人件費などのコスト高騰から、わが国においても製品価格への転嫁が進行する見込み~
前回版との違い
・市場規模、企業シェアを推計・更新
・市場動向・企業動向などアップデート
Executive Summary 医療・衛生用品市場の概要
第1章 医療・衛生用品品目別の市場動向
第2章 医療・衛生用品主要メーカーの個別実態
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