2024 従業員エンゲージメント市場
2023年3月決算以降、有価証券報告書などでの人的資本開示が義務化され、「従業員エンゲージメント」という言葉の認知が企業やHR関連のサービス提供事業者において広がり、関連サービスの市場も広がる余地が出てきている。その一方で、従業員エンゲージメント向上にアプローチする切り口が多様化しており、市場には従業員エンゲージメント向上につながると謳うサービス・ツールが多数存在、導入側の企業はどのサービス・ツールを導入し、どのように活用すると成果につながるのかわかりにくくなりつつあるのが課題である。また企業は離職防止、組織の生産性向上、人材獲得といった目の前の課題に向けて対策を検討しており、従業員エンゲージメントや各サービスの提供する価値がそれらにどうつながっていくかの啓発もまだまだ必要な段階である。広義では近年注目されるリスキリングやウェルビーイングといったキーワードも関連しており、注目される市場であるが、本資料では、こうした「従業員エンゲージメント」にかかわる企業や市場の動き、課題をとりまとめている。
調査資料詳細データ
調査目的:本レポートでは、日本国内における従業員エンゲージメントに関しての調査を行い、下記を明らかにすることを目的とした。
①従業員エンゲージメント市場の現状と将来展望
②従業員エンゲージメント関連の企業動向
③従業員エンゲージメント関連のプロダクト動向
調査対象:本レポートでは、日本国内において従業員エンゲージメント向上に関わるプロダクト、サービスを展開している企業を調査対象とした。
①従業員エンゲージメント診断・サーベイツール/サービス
②心理的安全性、ウェルビーイングサーベイツール/サービス
③1on1 運用支援ツール/サービス
④タレントマネジメントシステム
⑤オンライン社内報ツール/サービス
⑥その他組織変革ツール/サービス
⑦データ分析ツール/サービス
調査方法:
①弊社研究員による面接取材、電話取材
②公的データ収集などの文献調査
③アンケート調査
調査・編集期間:2024年4月~2024年6月
従業員エンゲージメント市場に関する調査を実施(2024年)
2023年の従業員エンゲージメント診断・サーベイクラウドの市場規模は、前年比135.8%の91億円
~人的資本の情報開示義務化によりスコア化需要が拡大も、今後問われるのは可視化以上の価値提供~
- マーケットトレンドを読み解く情報が満載!
・人的資本情報開示義務化で企業の診断・クラウドサーベイへの注目高まる
・1on1の認知が広がる一方、コミュニケーションの課題は複雑化
・タレマネシステムのスキル管理機能強化の動きが本格化、目指すは適材適所
・企業の課題「離職防止」に従業員エンゲージメントでどうアプローチするか - 前回版との違い
・サーベイ、タレントマネジメント等の関連業界で展開する企業個票を新たに追加
・2023年~2024年の最新動向を掲載
調査結果のポイント
第1章 従業員エンゲージメント市場の現状と展望
第2章 分野別従業員エンゲージメントサービスの動向
第3章 注目サービス事業者の取り組み
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