リチウムイオン電池劣化診断機器/サービス市場の現状と展望

中古EVの残価価値、ESS運用の最適化等、注目度高まるLiB劣化診断業界動向を徹底分析

発刊日
2024/08/30
体裁
A4 / 129頁
資料コード
C66110900
PDFサイズ
13.5MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:リチウムイオン電池の劣化診断機器・サービスの事業化に向けた取り組みを進めている企業、研究機関の現在動向と今後の事業施策を調査することでリチウムイオン電池劣化診断機器・サービス市場の現状と今後の動向を把握することを目的とする。
調査対象:対象品目:本レポートでは下記を“リチウムイオン電池の劣化診断機器・サービス事業”対象とした。
・中古電気自動車(EV)に搭載されるリチウムイオン電池
・企業・業務用及び電力系統用定置型蓄電池(ESS)に搭載されるリチウムイオン電池
・その他民生小型機器向けに搭載されるリチウムイオン電池
調査方法:弊社専門調査員による直接面接取材をベースに、文献調査を併用。
調査・分析期間:2024年6月10日~2024年8月26日
その他:本レポートで用いられる「リユース」及び「リパーパス」の定義は下記の通り
リユース:電池パックをモジュール/セル単位に分解・選別し一次用途に再利用
リパーパス:電池パックを一次用途とは別の用途に利用

資料ポイント
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  • 各社開発のリチウムイオン電池劣化診断技術の診断ポイント等を網羅的に解説
  • EV用LiB劣化診断はEVリース等の商用ニーズから、ESS用LiBではリユースLiB活用時の初期診断、その後の最適運用化等がターゲット
  • 今後、立ち上がりが見込まれる劣化診断市場を上記利用シーン別の動向を踏まえ予測
  • 車載用LiB市場動向、ESS用LiB市場動向も収録

リサーチ内容

調査結果のポイント

第1章 リチウムイオン電池劣化診断機器/サービス市場の展望

EVの残価価値設定、ESSの最適運用、
実現ターゲットで異なる劣化診断ニーズとその役割
目指すべきは「診断価値」から「アプリケーション価値」への変換
高まりを見せる安全性診断技術の重要性

第2章 xEV市場、及び車載用LiB市場ESS用市場の現状と将来展望

xEV市場/車載用LiB市場の現状と将来展望
2-1-1.xEV市場動向
  (図・表) Aggressive(政策ベース)予測: 日本xEV生産台数推移
  (2023年~2025年、2030年、2035年)
  (表) Aggressive(政策ベース)予測: 日本xEVタイプ別生産台数推移
  (2023年、2030年、2035年)
  (図) Aggressive(政策ベース)予測: 日本におけるxEVタイプ別 車載用LiB市場規模予測
  (2023年見込、2030年予測、2035年予測)
  (図・表) Conservative(市場ベース)予測: 日本xEV生産台数推移
  (2023年~2025年、2030年、2035年)
  (表) Conservative(市場ベース)予測: 日本xEVタイプ別生産台数推移
  (2023年~2030年、2035年)
  (図) Conservative(市場ベース)予測:日本におけるxEVタイプ別 車載用LiB市場規模予測
  (2023年見込、2030年予測、2035年予測)
2-1-2.車載用LiB市場動向
  (表) Aggressive(政策ベース)予測: 日本における車載用LiB市場規模推移
  (2023年~2025年、2030年、2035年)
  (表) Aggressive(政策ベース)予測: 日本におけるxEVタイプ別
  車載用LiB市場規模推移(2023年、2030年、2035年)
  (図) Aggressive(政策ベース)予測: 日本におけるxEVタイプ別 車載用電池の市場構成比
  (2023年見込、2030年予測、2035年予測)
  (表) Conservative(市場ベース)予測: 日本における車載用LiB市場規模推移
  (2023年~2025年、2030年、2035年)
  (表) Conservative(市場ベース)予測:日本におけるxEVタイプ別 車載用LiB市場規模推移
  (2023年、2030年、2035年)
  (図) Conservative(政策ベース)予測:日本におけるxEVタイプ別 車載用電池の市場構成比
  (2023年見込、2030年予測、2035年予測)
 
使用済み車載用LiBの廃棄・回収量/リユース動向
2-2-1.リチウムイオン電池(車載用)の廃棄・回収量予測
  (図・表) 車載用LiB廃棄量予測(日本、重量ベース、2023~2025年、2030年)
  (表) 中古xEVの輸出台数の推移(2017~2022年)
  (表) ロシアとニュージーランドへのPHEV・BEV輸出台数の推移(2020~2022年)
 
2-2-2.リユースLiB動向
  (表) 車載用LiBリユース事例(アプリケーション/日本)
  【リビルド(交換用)バッテリー】
  【電動フォークリフト】
  【ゴルフカート】
  【PHEV、EV充電設備】
  【ESS(電力系統/業務用)】
 
定置用LiB市場の現状と将来展望
2-3-1.定置用LiB市場動向
  (図・表) 定置LiBの市場規模推移(日本、容量ベース、2023~2025年、2030年)
  (図・表) 定置LiB 用途別市場規模(日本、容量ベース、2023年、2030年)

第3章 リチウムイオン電池劣化メカニズム及び劣化診断技術の現状と課題

3-1.LiB劣化メカニズム
  3-1-1.リチウムイオン電池の仕組み
    (図) リチウムイオン電池の充放電の仕組み
  3-1-2.LiB劣化メカニズム
    (表) LiBの主な劣化機構
3-2.LiB劣化診断 技術動向
  ①交流インピーダンス法
    (表) リチウムイオン電池劣化診断技術の分類
    (表) 交流インピーダンス法の適用周波数帯と電池における測定対象抵抗
    (図) リチウムイオン電池のナイキスト図のイメージ
  ②矩形波インピーダンス法
  ③過渡的応答変換法
  ④微分曲線解析法(dQ/dV、dV/dQ法)
  ⑤充電曲線解析法
  ⑥差電圧法/過電圧法
    (図) 過渡的差電圧法の測定の概要
  ⑦機械学習(ビッグデータ解析)
  ⑧安全性診断技術
    (図) リチウム金属析出による表皮効果のイメージ
3-3.日本におけるLiB劣化診断 業界動向
  3-3-1.日本におけるLiB劣化診断業界動向
    (表) LiB劣化診断技術を手掛ける日系主要企業一覧
    (採用劣化診断技術/主なターゲット市場/取り組み状況)
    (図) LiBの健全性監視センサ(MaMoRiS®)の試作品
    (図) 蓄電池非破壊電流密度分布映像化装置で可視化した充電中のセル内部
3-4.海外(韓国、中国)におけるLiB劣化診断業界動向
  3-4-1.韓国におけるLiB劣化診断業界動向
    韓国では23年10月よりリユースLiBの安全性検査実施を義務化
    指定検査機関の拡充を推進
    (図・表) リユース対象となる使用済み電池 / 安全性検査の対象となる電気用品の品目
    (表) 韓国におけるリユースLiB検査機関 一覧(2024年6月時)
    PMGROW Co. Ltd.:ターゲット別で2種類の診断サービスを23年より開始
    24年には中古車オークション企業との業務提携を締結
    (図) Pmgrow社の沿革
    (表) Pmgrow社 「バッテリー認証サービス(プレミアム/クイック)」の概要
    SISPIA.,Ltd.:23年にリユースLiB事業への本格進出を発表
    (図) SISPIA社「エネルギー循環型性能評価装置」
    Dt&C Co., Ltd.:多様な分野での試験認証事業の実績に強み
    Mintech Co., Ltd:インピーダンス法を軸とする診断ソリューションを多岐に展開
    (図・表) MinTech社 バッテリー診断ソリューション
    (表) MinTech社 劣化診断技術を適用した新規事業の概要
    HCT Co., Ltd:各種試験・認証サービスに加え、バッテリー安全性試験体制の強化を推進
    増加傾向にある韓国のEV火災事故
    広範囲を対象に、高まる劣化診断・安全性検証技術の重要性
    (表) 韓国におけるEV火災事故件数(2018年~2024年8月)
  3-4-2.中国におけるLiB劣化診断業界動向
    中国ではLiBリユース・リサイクル企業による劣化診断関連の取り組み事例が中心
    (表) リチウムイオン電池 劣化診断/測定関連装置・設備を手掛ける中国企業事例)
    2023年よりNEVの安全性能検査規程に関する意見募集を実施

第4章 LiB劣化診断機器サービス市場の展望

4-1.EV用LiB向け劣化診断のニーズ状況と市場展望
  「残価価値の不透明さ」故のリスクを踏まえた価格設定の課題
  環境意識の高い大手企業向けを中心に展開するオートリース業界での導入が先行の向き
  (表)月額オートリース料金の事例
  一般ユーザー対象の整備向上等への導入は第二フェーズの位置づけ
4-2.ESS用LiB向け劣化診断のニーズ状況と市場展望
  リユースLiB活用によるESSシステム構築等で、高まる劣化診断技術の重要性
  (表)日本国内におけるリユースLiB活用のESS事例(2023年以降)
4-3.その他民生小型機器用LiB向け劣化診断のニーズ状況と市場展望
  従来の作業負担軽減を実現する迅速な容量診断技術が
  LiB搭載の小型機器レンタル業者の機器管理ソリューションに
4-4.LiB劣化診断機器/サービス市場規模予測(2023~2025年、2030年、2035年)
  EV用、ESS用が今後、市場の牽引役に立ち上がりはEV残価価値測定用途から
  (図・表)LiB劣化診断機器/サービス市場規模推移(日本、2023~2025年、2030年、2035年)
  (図)LiB劣化診断機器/サービス市場用途別内訳(2030年、2035年)

第5章 LiB劣化診断機器・サービス関連企業の動向と戦略

東洋システム株式会社
  独自の「初期特性モデル比較法®」で短時間での残存容量推定を実現
  EV残価測定等のニーズ増を見据え、実用化に向けた取り組みを引き続き推進
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  NCM811に強み、2023年出荷見込みは10万t弱まで拡大
  (図) バッテリー残存性能診断システム(BLDS®)フロー概要
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
大和製罐株式会社
  独自アルゴリズムによるWh単位での劣化診断シミュレーションに強み
  DER向けをメインターゲットに事業化を見据えた実証を推進
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) 過渡的差電圧と組電池容量(左)及び充放電効率(右)の線形関係
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
株式会社東芝/東芝エネルギーシステム株式会社
  高精度、且つ安全性診断にも対応する充電曲線解析法に強み
  目指すは搭載製品のパフォーマンス向上、アセット価値最大化への寄与
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) EVリユース電池を活用した蓄電システムの実証概要
  (図) EV電池劣化診断に関する実証概要
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
日置電機株式会社
  インピーダンス法を軸にLiBセル生産時から劣化診断まで
  一貫したトレサビリティデータ実現の可能性に強み
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  2023年、NCM出荷がLCO出荷を上回る
  (図・表) 日置電機 バッテリテスタ ラインナップ
  (図・表) 日置電機 バッテリインピーダンスメータ BT4560
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
ゴイク電池株式会社
  民生小型バッテリー(電池)向け劣化診断から事業化を先行
  EV向けは事業化の最適解を見据えコンソーシアム参画、独自実証を推進
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) ゴイク電池 EVアナライザー「EVA」
  (図) ゴイク電池 民生小型機器向け診断装置「Battery Artz」
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
MIRAI-LABO株式会社
  独自のバッテリー無瞬断技術(MBMS)を用いたリパーパスLiB製品を展開、
  品質保証付帯のリユースLiB流通プラットフォームを新たに構築
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) MIRAI-LABO  MBMS(マルチプルバッテリーマネジメントシステム)
  (図) 日本コインパーキングとのZEP実現に向けた共同実証試験のイメージ
  2. 劣化診断事業の今後の展望
  (図) MIRAI-LABOとオークネットが構想するバッテリー流通プラットフォーム
 
横河ソリューションサービス株式会社
  ESSのメンテナンス削減・実効容量向上に寄与する
  オンライン電池残量診断・セルバランス調整を独自診断技術で実現
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) 横河ソリューションサービスのオンライン電池残量診断・セルバランス
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
株式会社KRI
  20年に亘る中大型LiBセルの劣化診断知見に強み、高まるESS運用の
  最適化ニーズに向けて容量診断以上の付加価値提供を目指す
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) KRIの電池劣化診断サービス(一次劣化・二次劣化)
  (図) 広義のSOHを利用した診断・査定・運用技術とリユースセルの安全性評価
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
ヌヴォトン テクノロジージャパン株式会社
  EIS法によるインピーダンス測定のIC集積化に成功
  電池内部の状態推定技術でコスト低減、安全性確保等の幅広い価値を訴求
  (図) ヌヴォトン テクノロジージャパン バッテリー監視IC「KA84950UA」
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  (図) ヌヴォトン テクノロジージャパン 開発半導体チップと専用測定器の比較
  2. 劣化診断事業の今後の展望
 
株式会社コベルコ科研
  機械学習と従来物理モデルの融合で高精度な予測診断技術を構築
  複数のシミュレーションモデルで顧客の電池開発をサポート
  1. 劣化診断技術動向/事業動向
  2. 劣化診断事業の今後の展望

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