定期刊行物
ヤノニュース
昭和33年の創刊以来、百貨店、ショッピングセンター、各種小売業の調査・分析や、アパレル、ファッション、ジュエリー・アクセサリー、スポーツなどを中心に注目企業、成長市場を網羅した月刊調査レポート。
発刊要領
- 資料体裁:B5判約90~100ページ
- 商品形態:PDFファイル
- 発刊頻度:月1回発刊(年12回)
- 販売価格(1ヵ年):79,200円(税込) 本体価格 72,000円
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最新号
ヤノニュース 2011年2月号
●●● トピックス ●●●
業界レポート
●2011年大規模商業施設~郊外型SC隆盛時代から一転、主要ターミナル駅周辺大型施設開発が続く
ショッピングセンター(SC)はオープン数がピークだった2007年の後、オープン数そのものが減少しているが、もう1つの傾向として郊外立地の比率が減少し、中心商業地や周辺商業地でのオープン数の比率が上昇していることが挙げられる。その理由として改正大店法の影響が最も大きいが、その理由としては「大型SCの均質化」「買い物客の都市部への還流」が挙げられる。またわざわざ出かけなくても、自宅にいながらにして買い物ができるネットショッピングの人気も、郊外SC不振の理由でもあるといえる。わざわざ出かけなくても、安いものやプレミアム品が入手できる時代であるため、郊外SCに「わざわざ出かける」必要がなくなってきている。
郊外大型SCの人気に陰りがでる一方で、通勤帰りや買い物帰りなどに立ち寄りやすい、駅ナカや駅に直結した百貨店・ファッションビル等、都心型に来店客が戻りつつある。駅ナカ商業施設は、駅利用者に対し訴求力のある商品を拡充し、「有望消費チャネル」となった。いまや東京駅は「わざわざ駅ナカに買い物に来る」ほどの人気商業施設になっている。また若者から女性会社員を中心に支持されているファッションビルも、主としてターミナル駅付近に立地している。流行を先取りしたファッション、話題のショップなどが次々と導入され、しかも百貨店よりも価格帯は安いとあって、連日多くの人で賑わっている。活況な商業施設は都心部にシフトしてきている。
ただ郊外SCは不調であるが、アウトレットモールには寝強い人気がある。
本来は在庫処分の場であるべきアウトレットモールであるが、このように人気の商業施設として成長した理由は「飽きさせない店舗作り」にある。消費不況と言われ、百貨店や郊外SCを中心に不調な商業施設が多いのは、「顧客ニーズ」をしっかりと読み取っていないからではないだろうか。同質化した商業施設は、顧客を獲得することが難しくなっている。自社顧客の綿密な分析、そして顧客ニーズに合致した本来のMDが必要になっている。
注目企業分析
●業界初の販売手法で売場の鮮度維持と回転率を向上、古着ショップの(株)ドンドンアップ
毎週水曜日に値段が下がる「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」が話題
今再び古着が注目されている。展開企業の多くがリユース事業者である中で、アパレルショップからの転身の株式会社ドンドンアップ。アパレルショップでの経験、ノウハウを活かした商品の鮮度維持を重視したユニークな販売方法で業績を伸ばしている。その差別化戦略をレポートした。
●半径500m圏内シェア100%を目指す㈱ダイシン百貨店の成長戦略
目標は、地元住民の生活を総合的に支える地域インフラへの進化
百貨店は、特定の分野の商品だけを扱う「品目店」しかなかった時代に、品目を総合的に扱う「業態店」を開発することで小売の主役に踊り出し、1970年代にピークを迎えた。しかし、その後はショッピングセンターや専門店チェーン、ネット通販などの台頭を前にその役割は急速に低下。業界は激しい構造変化の波にさらされている。このような厳しい環境下、地域密着型百貨店として高齢者を狙った品揃えとサービスで利益を伸ばす株式会社ダイシン百貨店に取材、その好調な原因を分析した。
●腕時計専門・修理工房併設の時計店「株式会社オンタイム」
新たな成長を掲げ、新規チャネル・新規顧客層を開拓
昨今国内時計市場全体が厳しい状況にある中、若年層を中心としたファッションアイテムの一部としての腕時計ニーズの拡大を背景に低価格帯中心の「腕時計専門店・売場」がファッションビル、ショッピングセンター、駅ビルを中心に、各種生活・ファッション雑貨店、セレクトショップ、インテリアショップ等での展開を拡大している。今回その一角を担う腕時計専門店で、商品選びからアフターメンテナンス、修理まで一貫したサービスを提供し、消費者の支持を獲得した株式会社オンタイムについて様々な角度からその好調要因を考察した。
●●● 内容目次 ●●●
●商圏調査分析
注目商業施設の来店客評価調査 (シリーズ46) (4~15ページ)
□調査対象施設:ららぽーと新三郷
今回は2009年9月、埼玉県三郷市にオープンしたショッピングセンター(SC)「ららぽーと新三郷」を調査対象とした。JR武蔵野線・新三郷駅前の武蔵野操車場跡地の約51.1haを活用した、商業施設、戸建住宅、物流施設から構成される大規模複合開発「新三郷ららシティ」の中核となる商業施設である。ファストファッションの「H&M」が約600坪で埼玉県に初出店、他に「ZARA」や「AZUL by moussy」「URBAN RESEACH DOORS」などのファッションテナントが入店、エンターテイエントでは「ラウンドワンスタジアム」、「きかんしゃトーマス」の世界初となる屋内型テーマパーク「トーマスタウン」、見るだけでなく触れ合って遊べるよしもと遊べる水族館~ギョギョギョ! パニック~」などが入店している。
□調査概要
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査対象:ららぽーと新三郷を利用したことのある20~40代女性。居住地は埼玉県三郷市、吉川市、越谷市。
調査期間:2010年11月
有効サンプル数:117件
□調査内容
来店手段/かかる時間/来店回数/利用時間帯/施設への同行者/来店目的/施設でよく利用する専門店名/利用金額/当施設以外でよく利用する商業施設名・購入品目・利用理由/当該施設を利用するようになって利用しなくなった商業施設・専門店の有無及びその店名/当該施設の評価/不満点・改善点・満足している点/当該施設以外で最近利用し満足した施設の有無とその店名、理由 など
●商業施設追跡調査
注目商業施設の最新実績レポート(シリーズ34) (16~22ページ)
□事例:たまプラーザ テラス
東京急行電鉄株式会社は、田園都市線・たまプラーザ駅周辺開発の最終期として、2010年10月7日に「たまプラーザ テラス ゲートプラザ(3期)」を開業した。2005年11月に着工した、たまプラーザ駅周辺開発計画が同施設開業により完成し、1982年開業のノースプラザ(旧たまプラーザ東急SC)も含め、専門店139店舗と東急百貨店から構成される「たまプラーザ テラス」がグランドオープンした。
・首都圏有数のメメジャー路線、東急線
・駅と商業施設の建築的融合
・ターゲットとテナント構成
・キッズとママにうれしい商業施設
・たまプラーザ独自のプロモーション
・ネットで買えない「何か」
●商業施設分析
複合型商業施設の概況(シリーズ127) (23~27ページ)
□事例226:三越 銀座店
銀座三越は、2010年9月22日に増床オープンし、銀座・有楽町地区で最大規模の面積を持つ百貨店となった。近年、街や来街客がカジュアル化する銀座において、銀座三越は“プレミアムブランドが集積する、日本を代表する商業エリア「銀座」らしさ”にこだわった店作りを行なった。銀座らしい商品、サービス、そして銀座の街への貢献など、これらの取組みにより、同店は銀座の新しいランドマーク「マイデパートメントストア」として支持されるよう目指していく。
●注目企業分析 (28~47ページ)
①業界初の販売手法で売場の鮮度維持と回転率を向上、古着ショップの(株)ドンドンアップ
毎週水曜日に値段が下がる「ドンドンダウン オン ウェンズデイ」が話題
②半径500m圏内シェア100%を目指す㈱ダイシン百貨店の成長戦略
目標は、地元住民の生活を総合的に支える地域インフラへの進化
③腕時計専門・修理工房併設の時計店「株式会社オンタイム」
新たな成長を掲げ、新規チャネル・新規顧客層を開拓
●業界レポート (48~68ページ)
①2011年大規模商業施設の概況
郊外型SC隆盛時代から一転、主要ターミナル駅周辺大型施設開発が続く。
②ブライダル上場企業2社の動向
テイクアンドギヴ・ニーズは3年ぶりの新規出店を再開、ベストブライダルはブランディングに注力。
③エステティックサロン市場の動向
厳しい状況下にも、多様なニーズに応える新業態開発や、海外展開する企業が増加。高価格商品を品揃えする政策が奏功。
●スポーツネットワークデータ〔2010年11月期〕 (69~73ページ)
スポーツシューズブランドシェア動向
市場動向/ブランド動向(当月の数量ベースにおけるブランドシェア)/上位モデル
・ランニングシューズ
・サッカーシューズ
・バスケットボール
・テニスシューズ
・フィットネスシューズ
●商圏リサーチ (74~84ページ)
全国政令指定都市のエリア・マーケティング(シリーズ16) 北九州市
~商圏調査にみる地域特性の基礎データ
【北九州市の概要】
(1)北九州市の人口・世帯の状況
(2)北九州市鉄道利用及び道路交通状況
(3)商業及び商業集積地の状況
(4)北九州市の主な区画整理事業等
[データファイル] (85~95ページ)
◇月次データファイル
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