2010年版 先端UPS市場の現状と展望

UPSはこれまで鉛蓄電池が主流でしたが、今後はリチウムイオン電池の採用が期待され、小型軽量化が進む見通しです。本調査レポートでは、瞬低補償装置と無停電電源装置をUPS市場とし、技術動向や需要動向についてまとめました。特に瞬低補償装置では、キャパシタ式が主流となっており、大容量化と補償時間の延長が進んでUPSの領域に入りつつあります。UPSも大型データセンタによる大容量化と分散化電源による小容量化が同時に進行し、需要が二極化しつつあります。2007年に発刊した資料の改訂版として、技術革新により高機能化が進むUPS市場を把握いただくべく企画いたしました。

発刊日
2010/10/12
体裁
A4 / 153頁
資料コード
C52300800
PDFサイズ
6.0MB
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調査資料詳細データ

調査概要
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調査目的:UPS(瞬低補償装置)を対象に、その市場実態、技術開発、参入メーカの取り組み実態、課題・問題点等を把握し、将来の市場規模や技術動向を展望する。
調査対象:UPS(瞬低補償装置を含む)を生産するもしくは販売を行い、国内市場に参入しているメーカ等
調査方法:直接面接取材を中心に、電話ヒアリング、周辺取材も併用した。尚公表されている資料やデータ、研究成果、社内データ・資料等も参考にしている。
調査期間:2010年7月~10月
 

リサーチ内容

■本資料のポイント

  • UPS市場規模を算出。(2008年度~2013年度予測)
  • 容量別市場規模、需要分野別市場規模を算出。
  • 需要分野別の動向、技術動向をレポート。 【対象分野】情報サービス/金融/医療/報道・放送/通信/その他
  • 参入企業13社の動向を分析。

■本資料の概要

第1章 先端UPS市場の現状
第2章 先端UPS市場の需要分野別実態
第3章 先端UPSメーカの取り組み実態
第4章 先端UPS市場の将来展望

■掲載内容

第1章 先端UPS市場の現状

1.UPSの構成と方式
2.UPSは鉛蓄電池式が主流。各種方式がある瞬低補償装置
3.参入メーカ一覧
4.市場規模推移
  (1) 2009年度は容量が大きいほど落ち込み大。2010年度は回復する総市場規模
  (2) APCが高シェアを維持する1kVA未満帯UPSのメーカシェア
  (3) 情報系とFA系に強いメーカが入り混じる1kVA以上10kVA未満帯メーカシェア
  (4) 金額ベースで総合力のあるメーカが上位にくる10kVA以上帯メーカシェア
  (5) 高圧帯に強いメーカが金額シェア上位にくる瞬低補償装置

第2章 先端UPS市場の需要分野別実態

1.需要分野別市場規模推移
  (1) 情報サービス向けが全体の3/4を占める数量ベース
  (2) その他と情報サービスの構成比が高い金額ベース
2.情報サービス向け市場
  (1) 金額では大容量品のウェイトが高まる情報サービス向け市場規模推移
  (2) APCが圧倒的な強さをみせる情報サービス向けメーカシェア
3.金融向けUPS市場
  (1) 小さいながらも無視できない金融向け市場規模
  (2) 三菱電機と富士電機システムズが中心となる金融向けメーカシェア推移
4.医療向けUPS市場
  (1) 数量では10kVA未満、金額では10kVA以上が中心となる医療向け市場規模推移
  (2) 三菱電機、富士電機システムズが中心となる医療向けメーカシェア推移
5.報道・放送向けUPS市場
  (1) 変動はあるものの比較的安定した需要がある報道・放送向け市場規模推移
  (2) 10kVA以上ではGSユアサの強さが目立つ報道・放送向けメーカシェア推移
6.通信向けUPS市場
  (1) 数量金額とも2010年度に拡大する通信向け市場規模推移
  (2) 10kVA以上でGSユアサが急伸する通信向けメーカシェア推移
7.その他向けUPS市場
  (1) 2009年度に大容量ほど金額ベースで落ち込んだその他向け市場規模推移
  (2) どの容量帯でも三菱電機と富士電機システムズが強いその他向けメーカシェア推移

第3章 先端UPSメーカの取り組み実態

1.(株)エーピーシージャパン
  (1) コンピュータやITシステムに要求される周辺機器の一つとしてUPSを品揃え
  (2) 拡大する10kVA以上のUPS。2010年度は2008年度を上回る出荷金額に
  (3) 情報処理システムニーズに対応しつつ、大容量UPSで新規需要分野開拓にも積極的
2.オムロン(株)
  (1) PCの周辺機器からスタートし、現在もPCサーバ向けが中心のUPS事業
  (2) 1kVA未満帯で情報サービス向けが中心。1kVA以上に力を入れ2010年度は回復
  (3) 限られた市場規模の中で、1kVA以上に注力し事業拡大を目指す
3.山洋電気(株)
  (1) 1~200kVAを中心にフルラインナップ。ニッケル水素電池採用の製品もある
  (2) 2010年度は回復基調にはあるが、10kVA以上で回復が遅れる
  (3) 将来はUPSのコア技術を生かし、新分野への進出を目指す
4.(株)ジーエス・ユアサ グループ
  (1) グループ内の2社で棲み分けるUPSの展開
  (2) 変動が激しい出荷実績。2010年度は売上高拡大の見込み先
  (3) 低消費電力の要求が強まり、UPSの分散配置と小型化に期待
5.(株)指月電機製作所
  (1) キャパシタの応用手段としてUPS市場に参入し、瞬低補償装置に特化
  (2) 2010年度まで大きく落ち込む出荷実績。FA分野で設備投資が激減
  (3) 需要が低迷する中で、新需要の開拓により事業拡大を目指す
6.(株)東芝 社会システム社
  (1) 大容量に特化し4シリーズを品揃え。電源システムの構成機器として位置付け
  (2) 2009年度は前年対比50%減の出荷金額。2010年度は緩やかに回復
  (3) 2010年4月にスマートファシリティ事業統括部を新設。システム提案を強化
7.(株)東芝 電力システム社
  (1) 原子力の核融合コイル技術を生かして瞬低用SMESを商品化
  (2) 10MVAクラスの大容量瞬低用に特化。技術開発の余地はまだ多い
  (3) 当面は現仕様で展開。同時に小型化や海外需要対応、低価格化を進める
8.東芝三菱電機産業システム(株)
  (1) 小容量から大容量までを品揃え、瞬低も製品化
  (2) 産業用途向けの需要低迷で、数量、金額共に減少避けられず
  (3) 産業分野に特化し機能重視を柱に、需要回復に期待
9.日新電機(株)
  (1) 大容量の瞬低補償装置に特化し、直列型不足電圧補償方式を採用
  (2) 2009年度以降は出荷減少。大規模工場の案件減少が主因
  (3) 有効策が見出せない低価格化。瞬低事業は次のステップに向けて正念場にある
10.富士電機システムズ(株)
  (1) 2010年からTDKラムダを吸収したことで、小容量から大容量まで自社でカバー
  (2) 幅広い展開に加えTDKラムダ分の上乗せを図る2010年度の出荷実績見込み
  (3) 世界初のLiC搭載の大容量瞬低を製品化
  (4) TDKラムダとの統合により、その経営資源を生かすことが事業拡大のポイント
11.三菱電機(株)
  (1) フルラインアップの品揃えを誇るが、容量帯で担当部署を分け生産も別
  (2) 2009年度数量金額共に大きく落ち込むが、2010年度は持ち直す
  (3) FA向けに特化する小容量UPS事業。強みの出る需要分野に展開を集約
12.(株)明電舎
  (1) 電力変換装置の一つとしてUPS・瞬低があり、大容量に特化する
  (2) 減少傾向が続く出荷高推移。2010年度は回復の兆し未だ見えず
  (3) 検討が進むUPS 用蓄電媒体。自動車向け量産に期待するも、特性の違いに注目
13.(株)ユタカ電機製作所
  (1) 小容量帯に絞った品揃え。小型軽量化や電池期待寿命の長さで差別化
  (2) 出荷は2009年度上期が底で、下期からは持ち直す。2010年度は回復傾向にある
  (3) UPS市場全体の成長を上回る伸びを目指す。新技術と大容量化がポイント

第4章 先端UPS市場の将来展望

1.蓄電媒体別技術/価格展望
  (1) 当面は低価格化に注目が集まるリチウムイオン電池
  (2) リチウムイオン電池との差別化が問われるニッケル水素電池
  (3) 価格、性能共に優位性が活かせないキャパシタ。LiCは評価が未定
  (4) 低価格化が課題のSMES。小型化と低価格化で瞬低用途開拓
  (5) まずは実用化が望まれる超電導フライホイール。価格はその後
2.UPS・瞬低補償装置における技術動向
  (1) 当面は新規蓄電媒体の採用がポイント。電池価格と採用メリットがカギとなるUPS
  (2) リチウムイオンキャパシタの評価次第の瞬低補償装置
3.UPS市場規模予測

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