2015年版 医療流通市場の将来展望
大きく変化を続ける医療環境が今後どのようになり、そのような状況下で経営を持続することに苦悩する医薬品卸や医療材料卸の現状と、その変化のゆくえについてまとめた。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:医薬品卸、医療機器・材料卸、SPD 事業者、製薬企業、医療機関、薬局、学識経験者
調査方法:面接調査及び郵送によるアンケート調査を併用
調査期間:2014年5月~2014年11月
- 医薬品・医療機器・材料の流通に関与する医薬品卸や医療機器・材料卸は、医療制度改革の渦の中で経営持続の道筋を見出すため、さまざまな取り組みを行っている。本調査では、その状況と課題解決の提案を行う
- 医薬品卸や医療機器・材料卸の経営実態の調査を行い、下記を明らかにする
(1)卸経営を取り巻く市場環境変化
(2)卸経営の現状における課題
(3)今後の卸経営に影響を及ぼす要因
(4)今後の卸営業の変容
第1章 医療関連企業を取り巻く外部環境変化
第2章 「未妥結減算ルール」導入の成果
第3章 医薬品流通・卸の将来展望
第4章 医療機器・材料流通の現状と将来
■掲載内容
調査結果のポイント
第1章 医療関連企業を取り巻く外部環境変化
2025年までに市場は大きく変貌を遂げる
先を見通す目と変化を読み取る感性が求められる時代に
地域医療・介護総合確保推進法の施行にともなう変化
非営利ホールディングカンパニー型法人の市場への影響
業界に衝撃を与えた2014年の改定
消費税対策予算が盛り込まれプラス改定
方向性が大きく変化した調剤報酬改定
医療費の分配のあり方が変わる
急増する後発医薬品需要
後発医薬品使用が基本になる
さまざまな手段を用いて使用促進
最終的には業界再編
「恒久化」へのハードルが高い新薬創出加算制度
いつまで続くのか試行状態
最終的には政治決着か
消費税増税は医療提供体制にも変化を及ぼす
消費税10%増税は2017年4月に先送り
「仮需」への対応
軽減税率導入の可能性
与信管理強化の必要性
第2章 「未妥結減算ルール」導入の成果
「未妥結減算ルール」を新たに導入
憤慨する大手薬局チェーン、静観する病院
薬局チェーンの多くは将来、薬価差が縮小すると予想している
未妥結減算ルールへの医薬品卸の対応
第一ラウンドは医薬品卸の「売り負け」
「情流」を強化することが未妥結減算ルール対策になる
結果として毎年改定への道筋は付けられた
薬剤費抑制強化を推進する財務省
業界としてはどこまで反対姿勢を貫くことができるのか
第3章 医薬品流通・卸の将来展望
医薬品卸各社は厳しい市場環境を乗り切れるのか
今年度も厳しい状況になることを予感させた第1四半期決算
中間決算は軒並み“減収減益”
医薬品卸が上期決算結果を受けて言い始めた新薬創出加算品目問題
医薬品卸の営業は本当に弱体化したのか
気づきの必要性
これからの医薬品卸営業のあり方
MSとの関係強化を図れているのか
MRによる医薬品卸でのプレゼン効果
医薬品卸の病院部門の営業力を問う
新たな可能性を見出すことの必要性
行動することで明日が見える
自社のカラーを鮮明にし、顧客からの信頼を得る
本社内にショールームを開設
御社の売りは何ですか
さらなる進化
人間がいない
永遠に続く物流センターの進化
あいまいな対応で良いのか
医薬品卸の説明はファジー
大手医薬品卸4社の中期経営計画を考察する
Change the 卸 革新と創造
変革への挑戦 次なる頂を目指して
One Suzuken2016
全ては健康を願う人々のために 14-16
大手医薬品卸4社のポジショニング
メディセオ‐既存事業の革新と新規事業の創造を融合
アルフレッサ‐他社との一線を画した営業のあり方を構築
スズケン‐お得意様ニーズに対応した営業展開で経営体質強化
東邦‐イノベーションによって新たな医薬品卸像を構築
医薬品流通と経営革新
未来の医薬品流通の担い手は誰なのか
医薬品卸の未来のビジネスモデルに関する考察
未来を見据える
取り巻く市場環境は大きく変化している
「組織能力」の強化によって新時代の営業体制を構築
第4章 医療機器・材料流通の現状と将来
医療機器・材料業界の体質
医療機器・材料流通の特徴
悪化する卸の収益構造
構造的な課題を有するSPD
アスクル参入の衝撃
医療機器・材料卸の経営持続戦略
主要医療機器販売業者の業績推移一覧
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