2014年版 食品分析受託サービス・検査キットの市場実態と将来展望 ~「食の安全」と「食品表示の厳格化」を背景に拡大する市場~
本調査レポートでは、食品分析受託サービス企業や検査キットメーカーの動向を調査・分析することにより、食品分析市場の実態を明らかにするとともに、複雑化、高度化する食品の安全性確保に向けたユーザー企業の取り組みや課題をまとめた。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査目的:複雑化、高度化する食品分析市場において、国内外の食品安全性確保に注力する食品分析受託サービス企業を始めとして、食品検査キットメーカーや販売会社、ユーザー企業の動向を調査・分析することにより、安定した食品の原料調達・生産・流通・販売に不可欠な同市場の実態を明らかにするとともに、今後の市場性についての資料提供を当調査の目的とする。
調査対象:食品分析受託サービス企業・団体(16社・団体)/食品検査キットメーカー・販売会社(7社)/食品分析受託サービス・検査キットユーザー企業・団体(120社・団体)/その他、官公庁、関連団体、他
調査方法:直接面談調査および電話・アンケート調査を併用
調査期間:2014年6月~2014年10月
- 受託サービス+検査キットで食品分析市場を総合把握
- 食品分析受託サービス企業の動向を詳細に掲載
- 食品検査キット別の市場規模推移
- 主要ユーザー120社の食品安全への取り組みを掲載
- 参入23社・団体の個別実態
第Ⅰ章 食の安全・安心に関する行政動向
第Ⅱ章 食品分析受託サービス市場の動向
第Ⅲ章 食品検査キット市場の動向
第Ⅳ章 食品関連企業・団体の食品安全性への取り組み動向
第Ⅴ章 参入企業・団体の個別実態
■掲載内容
調査結果のポイント
第Ⅰ章 食の安全・安心に関する行政動向
1.健康志向の高まりと「食」の安全意識
2.日本の食中毒発生状況
(1)病因物質別食中毒発生状況(2008~2013年)
(2)原因食品別食中毒発生状況(2008~2013年)
(3)原因施設別食中毒発生状況(2008~2013年)
(4)食品の食中毒菌汚染実態調査結果の概要(厚生労働省)
3.行政動向
(1)日本の食品安全行政の概要
(2)厚生労働省関連動向
①食品中の放射性物質への対応
ア)基準値の設定
イ)検査結果
②輸入食品等における安全性確保の取り組み
ア)輸入食品の届出件数・検査数・違反件数推移(2004~2013年度)
イ)品目別検査件数構成比(2013年度)
ウ)モニタリング検査実施状況(2013年度:食品群別検査数・違反件数)
エ)主な検査命令対象品目および検査実績(2013年度)
オ)2014年度の輸入食品監視指導計画における品目別検査計画
③健康食品の安全性確保に関する取り組み
④厚生労働省における食品安全関係の重点事項
(3)農林水産省関連動向
①個別危害要因への対応(有害化学物質)
ア)カビ毒(アフラトキシン類)
イ)調理・加工などで生成するもの(アクリルアミド)
②農林水産省における食品安全関係の重点事項
(4)消費者庁関連動向
①食品表示制度の概要
ア)栄養成分表示の義務化
イ)アレルギー表示に係るルールの改善
②食品の機能性表示について
4.食品安全マネジメントシステムの現況と今後の方向性
(1)HACCP
(2)ISO22000からFSSC22000へ
(3)トレーサビリティ
(4)GMP(適正製造規範)
第Ⅱ章 食品分析受託サービス市場の動向
1.食品分析受託サービス市場のトピックス
(1)栄養成分・機能性食品分析
(2)遺伝子分析
2.参入企業の動向
(1)食品衛生法上の登録検査機関とその他の食品分析サービス企業
(2)食品分析受託サービス関連事業の概況
(3)食品分析関連事業で展開している検査項目と売上構成比
(4)ユーザーの需要動向
(5)現状における課題点
(6)今後の市場見通しと注力点
第Ⅲ章 食品検査キット市場の動向
1.簡易培地市場
(1)市場および参入企業の動向
(2)製品概要
(3)ユーザー動向
(4)現状の課題と今後の市場見通し
(5)市場規模推移(2013~2017年度、予測を含む)
2.カビ毒検査キット市場
(1)市場および参入企業の動向
(2)製品概要
(3)ユーザー動向
(4)現状の課題と今後の市場見通し
(5)市場規模推移(2013~2017年度、予測を含む)
3.食物アレルゲン検査キット市場
(1)市場および参入企業の動向
(2)製品概要
(3)ユーザー動向
(4)現状の課題と今後の市場見通し
(5)市場規模推移(2009~2017年度)
①市場規模推移(2009~2013年度)
②市場規模予測(2014~2017年度)
4.残留抗菌性物質検査キット(牛乳用)市場
(1)市場および参入企業の動向
(2)製品概要
(3)ユーザー動向
(4)現状の課題と今後の市場見通し
(5)市場規模推移(2013~2017年度、予測を含む)
5.ATPふき取り検査市場
(1)市場および参入企業の動向
(2)製品概要
(3)ユーザー動向
(4)現状の課題と今後の市場見通し
(5)市場規模推移(2013~2017年度、予測を含む)
第Ⅳ章 食品関連企業・団体の食品安全性への取り組み動向
回答属性
1.食の安全確保上、特に関心の高い項目
2.食品仕入・調達(原料含む)について
(1)食品仕入・調達(原料含む)上、食品の安全性を確保するために実施している取り組み
(2)食品仕入・調達(原料含む)上、食品の安全性を確保するために実施している取り組み概要
①原材料(農産物、畜水産物)の安全性を確保するために実施している取り組み
②仕入れ・調達に関する「加工食品」の安全性確保に向けた取り組み
(3)実施している食品検査(自社検査:第三者機関委託検査)の割合
3.食品分析検査への対応状況について
(1)食品分析検査への対応状況
(2)食品分析検査への分析項目別対応状況
(3)食品分析検査の実施上位検査項目
(4)食品分析検査の主な第三者機関
(5)今後の取り組み意向
(6)委託している第三者機関を選んだ理由
(7)年間の検体数と委託費
4.放射線測定について
(1)放射線検査している主な品目
(2)検査頻度
(3)検査体制
(4)検査機関名
5.食品簡易分析キットについて
(1)食中毒検査キットや、簡易培地などの迅速検査資材の利用の有無
(2)利用している食品簡易分析キット及び迅速検査法
(3)利用している食品簡易分析キット及び迅速検査法を利用する理由
(4)利用している食品簡易分析キットの不満点
(5)食品簡易キット・迅速検査法を利用しない理由
6.問題点等
アンケート回答企業
<食品メーカー>
株式会社あじかん、江崎グリコ株式会社、ヱスビー食品株式会社、奥本製粉株式会社、
カゴメ株式会社、カネハツ食品株式会社、株式会社京樽、ゴールドパック株式会社、
株式会社ジャンボンフーズ、東海漬物株式会社、東洋水産株式会社、ニチロ畜産株式会社、
日東富士製粉株式会社、日東ベスト株式会社、株式会社にんべん、
ハウスウェルネスフーズ株式会社、ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社、
マルカン酢株式会社、丸大食品株式会社、株式会社マルハ物産、丸美屋食品工業株式会社、
ミツカングループ、明治食品株式会社、森永製菓株式会社、焼津水産化学工業株式会社、
ヤマキ株式会社、六甲バター株式会社、食品メーカーA、食品メーカーB、
食品メーカーC、食品メーカーD
<商社・食品輸入業者>
石光商事株式会社、三昌物産株式会社、株式会社鈴商、住友商事株式会社、
株式會社大昌貿易行、株式会社富士商事、三井物産株式会社、モンテ物産株式会社、
株式会社吉田号
<農産物生産者団体>
あきた北農業協同組合、いび川農業協同組合、越後さんとう農業協同組合、
大分県農業協同組合、大阪北部農業協同組合、越智今治農業協同組合、
北檜山町農業協同組合、紀の里農業協同組合、JA市原市、JA水戸、鹿追町農業協同組合、
利根沼田農業協同組合、長野八ヶ岳農業協同組合、羽茂農業協同組合、吉田郡農業協同組合
<食品流通・量販店>
株式会社いなげや、エフコープ生活協同組合、株式会社関西スーパーマーケット、
株式会社キョーエイ、高知県生活協同組合連合会、こうち生活協同組合、
自然派くらぶ生活協同組合、生活協同組合 おかやまコープ、生活協同組合 しまね、
生活協同組合コープあいづ、生活協同組合コープあおもり、生活協同組合コープあきた、
生活協同組合コープえひめ、生活協同組合コープおおいた、生活協同組合コープぎふ、
生活協同組合コープみえ、生活協同組合コープみやざき、生活協同組合コープみらい、
生活協同組合とくしま生協、生活協同組合ララコープ、
生活協同組合連合会コープきんき事業連合、生活協同組合連合会コープ中国四国事業連合、
生活協同組合連合会東海コープ事業連合(旧 名古屋勤労市民生活協同組合)、
生活クラブ 生活協同組合、マックスバリュ東海株式会社、株式会社ヨークベニマル、
食品流通・量販店A、食品流通・量販店B、食品流通・量販店C
<外食>
おいしい環境づくり株式会社(株式会社ちよだ鮨)、株式会社王将フードサービス、
株式会社家族亭、沓間水産株式会社、株式会社神戸屋レストラン、株式会社シャノアール、
株式会社庄屋フードシステム、株式会社大庄、株式会社だん家、
チタカ・インターナショナル・フーズ株式会社、チムニー株式会社、株式会社どん、
株式会社なだ万、ニラックス株式会社、株式会社ファイブスター、株式会社フォーシーズ、
株式会社ホットランド、株式会社松屋フーズ、株式会社マルハンダイニング、
株式会社ライフフーズ、株式会社リンガーハット、
ロイヤル空港高速フードサービス株式会社、外食A、外食B、外食C
<給食>
株式会社魚国総本社、東京ビジネスサービス株式会社、株式会社ニッコクトラスト、
日精サービス株式会社、株式会社ヨシケイ滋賀、株式会社レパスト、給食A、給食B、
給食C、給食D、給食E
第Ⅴ章 参入企業・団体の個別実態
<食品分析受託サービス企業・団体>
イカリ消毒
~異物検査とクレーム対応指導が高評価を受け、受託件数が増加中~
エコプロ・リサーチ
~サスティナブルな社会・環境を創る測定・分析~
LSIメディエンス
~臨床検査で培った高度な分析技術で食の安全をサポート~
キューサイ分析研究所
~国内最大級の残留農薬一斉分析を展開~
くらし科学研究所
~食の安全は予防へとニーズが変化、コンサルテーション強化で売上維持を図る~
消費経済研究所
~食品衛生管理のコンサルティングニーズが一層増加~
食品分析開発センターSUNATEC
~ネットでの結果回答など、分析結果の短期納品を進める~
住化分析センター
~医薬で培った技術をベースに健康食品関連分析に注力~
日本食品分析センター
~高い技術力と信頼性で食品分析業界を牽引~
日本冷凍食品検査協会
~総合食品検査機関としてグローバル事業を強化~
ハウス食品分析テクノサービス
~食品メーカーとして、長年蓄積したノウハウを活用し、ユーザーの要望に応える~
BMLフード・サイエンス
~検査から品質管理の仕組みづくりまでサポートする総合コンサルティング企業~
ビジョンバイオ
~食品の虚偽表示が相次ぐ中、食品遺伝子検査(DNA鑑定)が急増~
日吉
~地元JAの受託を中心に分析からコンサルまで業務範囲を拡大~
ファルコライフサイエンス
~アレルギー検査の需要が急拡大~
ユーロフィン・フードアンドプロダクト・テスティング
~ユーロフィングループとしてグローバルに対応~
<食品検査キットメーカー・販売会社>
アヅマックス
~グローバル仕様の幅広い品揃えを誇る検査キットの総合商社~
キッコーマンバイオケミファ
~ATP+AMPふき取り検査のリーディングカンパニー~
JNC
~簡易培地(ドライタイプ)で微生物検査の裾野を広げる~
スリーエムヘルスケア
~食のグローバル化が追い風に「3M™ペトリフィルム™培地」の普及拡大~
日本ハム
~検査キット+受託検査で総合検査機関をめざす~
フォス・ジャパン
~世界トップシェアの生乳検査キットを販売~
森永生科学研究所
~食物アレルゲン検査で海外需要獲得へ~
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矢野経済研究所では、
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マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。