2017 次世代モビリティ市場の最新動向と将来展望
本調査レポートでは、今後の規格創設も議論される超小型モビリティ認定制度の対象車両を含む、次世代モビリティ(電動トライク、電動ミニカー、2人乗り小型EV)市場の現状と今後を調査した。
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調査資料詳細データ
調査目的:次世代モビリティの市場動向を明らかにするとともに、開発動向や規制動向を踏まえ、今後の市場展望を俯瞰する
調査対象:本稿で定義する次世代モビリティの技術・市場動向
調査対象先:次世代モビリティメーカ、関連サービス事業者 等
調査方法:面談取材、電話取材、文献調査 等
調査期間:2016年10月~2017年3月
- 2016年の次世代モビリティの国内市場は、約1,100台と推計
・電動トライク、電動ミニカー、2人乗り小型EVを対象として調査を実施
・現時点で市販化されているのは電動トライク、電動ミニカーのみのため、市場は限定的。今後は2人乗り小型EVの規格創設等により、市場拡大が期待される
・日本の次世代モビリティに類する市場として欧州Lクラス(L2e、L5e、L6e、L7e)市場を主要国別に調査。欧州全体では2016年で約6.6万台と推計。
・また、中国ではLSEV(Low Speed Electric Vehicle)市場を類似市場として調査。中国では近年LSEVの基準策定に関する議論も活発化しており、市場も急激に成長中
・その他、アジア各国でも日系メーカ等による小型EVや電動トライクの市場拡大が期待される - 2020年に規格創設と仮定すると、2025年に8,000台まで国内市場が拡大と予測
・今後の市場は超小型モビリティの規格化(2人乗り小型EV市販化)に左右される
・規格化が遅れれば2人乗り小型EVの普及が遅れるため、早期の規格化が期待される
・一方で、規格化の歴史が長い欧州でも市場は限定的
・そのため、まずは業務用途(運搬等)を中心に導入が進み、徐々に普及が進むと予測
・量産効果を得るためには市場拡大が鍵であり、各社の戦略に注目が集まる
第1章 次世代モビリティの概況
第2章 地域別次世代モビリティ市場の現状
第3章 次世代モビリティの技術動向と将来展望
第4章 主要次世代モビリティメーカの最新動向
■掲載内容
調査結果のポイント
第1章 次世代モビリティの概況
1-1.次世代モビリティの定義
1-2.次世代モビリティが求められる背景
1-3.既存車両との比較
1-4.次世代モビリティ普及の課題と今後
第2章 地域別次世代モビリティ市場の現状
2-1.日本
2-1-1.次世代モビリティの法令上の位置づけと概要
2-1-2.次世代モビリティの導入状況
2-2.欧州
2-2-1.欧州における小型自動車の法令上の位置づけと概要
2-2-2.欧州における小型自動車の導入状況
2-2-3.欧州主要国の現状
2-3.中国
2-3-1.中国における小型自動車の法令上の位置づけと概要
2-3-2.中国における小型自動車の導入状況
2-4.その他地域
2-4-1.北米
2-4-2.アジア地域
第3章 次世代モビリティの技術動向と将来展望
3-1.次世代モビリティに用いられる技術
3-1-1.日系メーカで販売・開発される次世代モビリティ
3-1-2.次世代モビリティで採用される技術
3-2.次世代モビリティの課題と可能性
3-2-1.車両特性における課題と可能性
3-2-2.用途における課題と可能性
3-2-3.規制緩和における課題と可能性
3-2-4.自動運転技術の導入可能性
3-3.日本における次世代モビリティ普及予測
3-3-1.規格創設のタイミング
3-3-2.国内市場予測
3-3-3.次世代モビリティの今後
第4章 主要次世代モビリティメーカの最新動向
4-1.主要日系メーカの最新動向
4-1-1.トヨタ自動車株式会社
4-1-2.トヨタ車体株式会社
4-1-3.日産自動車株式会社
4-1-4.本田技研工業株式会社
4-1-5.株式会社フォー・リンク・システムズ(株式会社エクスマキナ)
4-1-6.株式会社rimOnO
4-1-7.NTN株式会社
4-1-8.株式会社HTM-Japan
4-1-9.ヤマハ発動機株式会社
4-1-10.株式会社デンソー
4-1-11.株式会社FOMM
4-1-12.有限会社タケオカ自動車工芸
4-1-13.株式会社光岡自動車
4-1-14.株式会社日本エレクトライク
4-1-15.渦潮電機株式会社(BEMAC)
4-1-16.株式会社プロッツァ
4-1-17.テラモーターズ株式会社
4-1-18.その他の参入事業者の取組み
4-2.主要欧州メーカの最新動向
4-2-1.Renault(フランス)
4-2-2.AIXAM(フランス)
4-2-3.Ligier Group(フランス)
4-2-4.Automobiles Chatenet(フランス)
4-2-5.Secma Automobile(フランス)
4-2-6.Bellier Automobiles(フランス)
4-2-7.Piaggio Group(イタリア)
4-2-8.その他の参入事業者の取組み
4-3.主要中国LSEVメーカの最新動向
4-3-1.時風集団(Shifeng Group)
4-3-2.御捷集団(YOGOMO)
4-3-3.比徳文控股份有限公司(BYVIN)
4-3-4.山東麗馳新能源汽車有限公司(LICHI)
4-3-5.宝雅集団(Baoya Group)
4-3-6.山東唐駿欧鈴汽車製造有限公司(Shandong Tangjun Ouling Automobile Manufacture)
4-3-7.深圳市陸地方舟新能源電動車集団有限公司(Green Wheel EV)
図表目次
第1章 次世代モビリティの概況
図1-1 自動車のエネルギ消費効率の比較
図1-2 次世代モビリティの位置づけイメージ
表1-1 電動モビリティの種類と調査対象
第2章 地域別次世代モビリティ市場の現状
図2-1 日本の次世代モビリティ市場の推計(電動トライク、電動ミニカー)
図2-2 「超小型モビリティの利活用に関する実証実験」における実証地域
図2-3 欧州マイクロカー市場(三輪:L2e、L5e、小型四輪:L6e、L7e)
図2-4 ロンドンのCongestion Charge Zone
図2-5 ロンドンのLEZ
図2-6 イギリスのマイクロカー市場
図2-7 Brecon Beacons国立公園で運用されるTwizy
図2-8 ドイツのマイクロカー市場
図2-9 「Visio.M」で開発された「MUTE」(左)と「CITY eTAXI」(右)
図2-10 フランスのマイクロカー市場
図2-11 「Twizy Delivery Concept」
図2-12 イタリアのマイクロカー市場
図2-13 「Bee-Green Mobility Sharing」で投入されたTwizy
図2-14 山東省におけるLSEVの生産台数
図2-15 インドの三輪車販売台数および生産台数
図2-16 フィリピンの三輪車販売台数
図2-17 タイの三輪車新規登録および登録台数
表2-1 CEV補助金対象車(2015年度と2016年度の比較)
表2-2 トライクに関する定義(道路交通法施行規則)
表2-3 日本国内で販売される電動トライク
表2-4 電動ミニカーの法令上の定義
表2-5 主な電動ミニカーのモデル
表2-6 超小型モビリティへの基準緩和項目
表2-7 超小型モビリティに関する道路運送車両の保安基準等の基準緩和項目
表2-8 主な2人乗り小型EVのモデル
表2-9 日本の次世代モビリティ市場の推計(電動トライク、電動ミニカー)
表2-10 「超小型モビリティの利活用に関する実証実験」における利用車両
表2-11 国土交通省「超小型モビリティの導入促進事業」採択事業一覧
表2-12 欧州のLクラスにおけるカテゴリ区分
表2-13 欧州のLクラスにおけるカテゴリ区分(L1e~L5e)
表2-14 欧州のLクラスにおけるカテゴリ区分(L6e~L7e)
表2-15 EU共通の自動車免許制度
表2-16 欧州マイクロカー市場(三輪:L2e、L5e、小型四輪:L6e、L7e)
表2-17 イギリスのマイクロカー市場
表2-18 ドイツのマイクロカー市場
表2-19 フランスのマイクロカー市場
表2-20 イタリアのマイクロカー市場
表2-21 中国の免許制度
表2-22 LSEVに関連する中国各地方政府の動き・政策
表2-23 山東省におけるLSEVの生産台数
表2-24 「山東省小型電動車生産企業準入条件」を満たした参入企業と推計生産台数
表2-25 「FMVSS 500」による性能要件
表2-26 米国各州のLSVに対する通行規制
表2-27 インドの三輪車販売台数および生産台数
表2-28 フィリピンの三輪車販売台数
表2-29 タイの三輪車新規登録および登録台数
第3章 次世代モビリティの技術動向と将来展望
図3-1 次世代モビリティで採用されるインホイールモータ
図3-2 空きスペースを活用した「i-Road」の駐車
図3-3 大分県姫島で活用される「NMC」と沖縄県宮古島で活用される「MC-β」
図3-4 郵便業務に活用される「コムス」と熊本県で訪問介護に活用される「MC-β」
図3-5 大手町駅付近の路上駐車スペース
図3-6 秋田県で自動運転バスとして初の公道走行を達成した「ロボットシャトル」
図3-7 限定されたエリアでの自動運転機能を搭載した超小型EV活用イメージ
図3-8 国土交通省の普及イメージ
図3-9 日本自動車工業会が示すロードマップ(TYPE-A)
図3-10 日本自動車工業会が示すロードマップ(TYPE-B)
図3-11 日本自動車工業会が示すロードマップ(TYPE-C)
図3-12 次世代モビリティの国内市場予測
表3-1 日系メーカで販売・開発される主な次世代モビリティ
表3-2 本調査で得られた次世代モビリティが求められる背景
表3-3 日本自動車工業会による超小型モビリティの分類
表3-4 各分類の仕様地域別ベネフィットと課題
表3-5 想定される次世代モビリティの用途
表3-6 既存車両の制度比較
表3-7 次世代モビリティの国内市場予測
表3-8 超小型モビリティの潜在的な需要
第4章 主要次世代モビリティメーカの最新動向
図4-1 豊田市で実証中の「Ha:mo」と大手町での路上駐車スペース
図4-2 「日産ニューモビリティコンセプト」利用した主な実証事業
図4-3 太陽光発電と蓄電池を組み合わせた充電ステーション
図4-4 NTNのマルチドライビング・システム
図4-5 デンソーのピコグリッドシステム
図4-6 「E-TukTuk」
表4-1 「i-Road」車両スペック
表4-2 トヨタの「i-Road」および「Ha:mo」関連動向
表4-3 「コムス」車両スペック
表4-4 「日産ニューモビリティコンセプト」車両スペック
表4-5 「MC-β」車両スペック
表4-6 「エクスマキナ」車両スペック
表4-7 「rimOnO」車両スペック
表4-8 NTNの2人乗り小型EVに関する取組み
表4-9 実証事業用車両のスペック
表4-10 実証事業用車両および「Q’mo」のスペック
表4-11 「こむぎっちカー」車両スペック
表4-12 電動トライクの車両スペック
表4-13 「実証事業用車両」の車両スペック
表4-14 「FOMM Concept One」車両スペック
表4-15 「Milieu R」、「T-10」の車両スペック
表4-16 「Lala」、「Rookie」の車両スペック
表4-17 「Like-T3」車両スペック
表4-18 「エレクトライク」車両スペック
表4-19 「68VM」車両スペック
表4-20 「Pecolo」車両スペック
表4-21 「R6」、「Y4-Alfa」の車両スペック
表4-22 スズキ「Q-Concept」、ダイハツ「PICO」の車両スペック
表4-23 「Twizy」の車両スペック
表4-24 「Twizy」バッテリ月額リース費用
表4-25 「Twizy」を使った主なカーシェアリング・実証事業
表4-26 「e-City」、「e-Coupé」車両スペック
表4-27 「JS 50」、「Due」の車両スペック
表4-28 「FLEX」、「Pulse」の車両スペック
表4-29 「EZ10」の車両スペック
表4-30 主な「EZ10」の実証プロジェクト
表4-31 「CH26」、「CH30」の車両スペック
表4-32 「Sporteevo Coupé」、「PICK-UP」の車両スペック
表4-33 「Fun Quad」、「Fun Extr’m」の車両スペック
表4-34 「Fun Lander」、「F 440 DCI」の車両スペック
表4-35 「B8」の車両スペック
表4-36 「Docker」の車両スペック
表4-37 「MP3-LT」、「MP3-Yourban」車両スペック
表4-38 「MP3-Hybrid」、「NT-3」車両スペック
表4-39 「Nils」、「Urban Concept」の車両スペック
表4-40 「VéLV」、「the RAKe」の車両スペック
表4-41 「ZERO CITY」、「Microlino」の車両スペック
表4-42 「D207」、「D301」車両スペック
表4-43 「D306」、「D501」車両スペック
表4-44 「御捷A280」、「御捷Qシリーズ」車両スペック
表4-45 「御捷E330」、「御捷S325」車両スペック
表4-46 「雷丁D50」、「雷丁D80」車両スペック
表4-47 「雷丁小王子」、「雷丁小騎士」車両スペック
表4-48 「比徳文M3」、「比徳文M6」車両スペック
表4-49 「吉瑞280」、「麗馳V5」車両スペック
表4-50 「麗馳E9」、「麗馳福瑞」車両スペック
表4-51 「雅貝」、「雅睿」車両スペック
表4-52 「雅琪」、「都市梦e」車両スペック
表4-53 「唐駿天使」、「唐駿王子」車両スペック
表4-54 「唐駿欧嘉」、「唐駿微面」車両スペック
表4-55 「陸地方舟 V5S」、「陸地方舟 JEV」車両スペック
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