2017年版 フューネラルビジネスの実態と将来展望
葬儀を執り行うフューネラルビジネスは法的規制がない市場であり、特段に初期投資を必要としないことから、新規参入が比較的容易な市場である。高齢化の進展でフューネラルビジネスが成長産業であるとの認識から、異業種からの参入も進み、市場の競争は激化している。また、孤独死の増加、家族構成の縮小化、地域共同体の弱体化、共同住宅居住者増加などの生活環境に関する変化、終活ブームに代表される死に対する国民意識の変化などから、利用者のフューネラルビジネスに関するニーズは葬儀の運営だけではなく、葬儀の事前・事後を含むライフエンディングに関わる幅広いニーズへと拡大している。
本調査レポートでは、激変するフューネラルビジネス市場の現状を調査分析し、将来を展望することを目的とした。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:フューネラルビジネス市場
調査対象先:フューネラルビジネス関連事業者
調査方法:直接面接調査、電話調査および店頭調査
調査期間:2017年8月~2017年10月
- フューネラルビジネス市場推移(2007~2016年)を調査
- フューネラルビジネス市場予測(2017~2021年)を掲載
- 異業種からの参入事業者の動向を調査
- 有力事業者の戦略を徹底分析
- 消費者の葬儀に対する考え方の変化を分析
- 葬儀件数の増加の中での今後の事業者あり方、方向性のヒントを提言
- 有力関連事業者の事例研究を掲載(17社)
第Ⅰ章 フューネラルビジネスの全貌
第Ⅱ章 フューネラルビジネスの分類別動向
第Ⅲ章 有力事業者の戦略分析
第Ⅳ章 消費者の葬儀に関する意識調査分析
第Ⅴ章 有力事業者の事例研究
■掲載内容
調査結果のポイント
第Ⅰ章 フューネラルビジネスの全貌
1.人口環境
1)高齢者人口推移(2000~2016年)
2)高齢者人口予測(2020~2060年)
3)死亡者数推移(2000~2016年)
4)都道府県別死亡者数推移(2000~2016年)
5)都道県別死亡率推移(2000~2016年)
2.フューネラルビジネスの概況
1)フューネラルビジネス市場の対象範囲
2)対象商品群の概況
3)葬儀単価の動向
3.フューネラルビジネス市場規模推移(2007~2016年)
4.フューネラルビジネス参入事業者の概況
1)参入事業者の状況
2)事業者類型別概況
3)新規事業者の動向
5.フューネラルビジネス市場のシェア状況
1)フューネラルビジネス市場の事業者シェア(2016年)
2)フューネラルビジネス市場の事業者売上ランキング上位34社(2014~2016年)
6.フューネラルビジネス市場におけるトレンド
1)葬儀スタイルの多様化によって低価格化が進展
2)フューネラルビジネス事業者のIT化が進展
3)フューネラルビジネス事業者のプロモーション戦略とブランディング戦略が活発化
4)人材不足を背景に人材ビジネスが活発化
7.フューネラルビジネス市場予測
1)死亡者数の将来予測(2020~2060年)
2)フューネラルビジネス市場規模予測(2017~2021年)
8.フューネラルビジネス市場の今後のポイント
1)葬儀から終活への拡がり
2)セカンドライフ支援サービスの充実を企図したビジネスモデルの変革
9.フューネラルビジネス事業者の今後の発展へ向けたマーケティング戦略
1)終活関連情報ビジネスの積極的参画による顧客囲い込みとビジネス領域の拡大
2)フューネラルビジネスからセカンドライフビジネスへのパラダイムチェンジ
第Ⅱ章 フューネラルビジネスの分類別動向
1.会館葬
1)市場概況
2)2016年会館葬市場規模
3)会館葬の将来展望
2.自宅葬
1)市場概況
2)自宅葬の将来展望
3.関連業界の動向:墓石・仏壇
1)市場概況
2)2016年墓石市場規模
3)2016年仏壇市場規模
4.関連業界の動向:供花・花環・花祭壇
1)市場概況
2)2016年葬儀花市場規模
5.関連業界の動向:フューネラルギフト
1)市場概況
2)2016年フューネラルギフト市場規模
3)フューネラルギフトの将来展望
第Ⅲ章 有力事業者の戦略分析
1.有力事業者のビジネスモデル分類
2.全体動向
3.受注動向
4.受注における課題
5.営業活動動向
6.商品開発動向
7.周辺商品動向
8.会館開発動向
9.人材育成動向
10.異業種参入に対する見解
第Ⅳ章 消費者の葬儀に関する意識調査分析
調査概要
調査結果まとめ
1.葬儀実施に当たっての相談相手
2.葬儀について知りたい事項
3.葬儀の依頼先
4.葬儀費用の決め方
5.葬儀費用の妥当性
6.葬儀をして困ったこと
7.望ましい葬儀の形
8.今後の葬儀のあり方
9.家族葬について
10.自然葬・樹木葬について
11.直葬について
第Ⅴ章 有力事業者の事例研究
イオンライフ、公益社(燦ホールディングス)、コープこうべ、
コープライフサービス、こころネット、サン・ライフ、
JA中央セレモニー、ティア、ニチリョク、はせがわ、花智、
日比谷花壇、ビューティ花壇、平安レイサービス、八木研、
ユー花園、霊園・墓石のヤシロ
このレポートの関連情報やさらに詳しい情報についての調査を検討したい
矢野経済研究所では、
個別のクライアント様からの調査も承っております
マーケティングや経営課題の抽出、リサーチの企画設計・実施、調査結果に基づく具体的な戦略立案・実行支援に至るまで、課題解決に向けた全ての段階において、クライアント企業をトータルでサポート致します。