2018年版 自販機ビジネスの現状と将来展望
清涼飲料メーカーにとって自販機は収益源の一つとして重要な位置づけにあるものの、設置ロケーションが飽和状態である事から、従来のスキームは通用しなくなり、各メーカーとも量から質への転換を見せている。手売りチャネルとの価格面でのハンデを克服するため、自販機専用商品や専用キャンペーンなども数多く行われている。また、単なる置物としての自販機から社会インフラとしての自販機へと進化させるため、スマホと連動した取り組みなども増えている。
本調査レポートでは、自販機市場を取り巻く状況を参入企業別(自販機メーカー、オペレーター、中身商品メーカー)、中味商品別、ロケーション別など多面的に分析し、関連企業各社の戦略を取材する事で各社の今後の方向性、マーケットの方向性を分析した。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:中身商品メーカー(飲料、食品)、自販機オペレーター、自販機メーカー、その他関連企業を調査対象とした。また、併せて関連団体・省庁への調査も行った。
調査方法:直接面接取材、アンケート調査、電話取材を実施した。
調査期間:2017年10月~2017年12月
- 量から質へ方向転換を行った自販機市場における次の一手は?
- 自販機の急速なIT化が進んでいる。スマホをキーとして消費者をつなぐ取り組みの成否は?
- 自販機の魅力を高めていくため、飲料メーカー各社が自販機専用商品の開発に注力している。消費者を惹きつける商品のポイントは?
- 有力ロケーション動向、自販機モデル別動向も解説。飽和状態の自販機ビジネスにおける、ロケーション開拓の次の狙い目はどこか?
- 自販機メーカー、オペレーター主要企業、中身商品メーカーに面接取材。生き残りをかけた戦いが熾烈に。各社の戦略を徹底分析。
第Ⅰ章 自販機ビジネスの全体動向
第Ⅱ章 自販機ビジネスに関わる飲料・食品市場の動向
第Ⅲ章 自販機ビジネスの流通段階別動向
第Ⅳ章 商品形態別動向
第Ⅴ章 有力ロケーションの動向
第Ⅵ章 有力企業の動向
■掲載内容
調査結果のポイント
第Ⅰ章 自販機ビジネスの全体動向
1.自販機市場の全体動向
(1)自販機ビジネスの全体動向
◆自販機の年間普及台数推移と今後の予測(2010年~2018年)
◆自販機の年間自販金額推移と今後の予測(2010年~2018年)
(2)飲料自販機の市場動向
(3)酒・ビール自販機の市場動向
(4)菓子・食品自販機の市場動向
(5)その他の自販機の市場動向
2.自販機ビジネスに影響を及ぼす諸要因
(1)自販機市場の内部要因
①プラス要因
②マイナス要因
(2)自販機市場の外部要因
①プラス要因
②マイナス要因
3.自販機ビジネスに関するトピック
(1)ネットワーク対応自販機の動向
●ネットワーク対応自販機の取り組み状況
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
③オペレーター
④自販機メーカー
(2)電子マネー対応自販機の動向
●電子マネー対応自販機の取り組み状況
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
③オペレーター
④自販機メーカー
(3)省エネ対応・環境対応型自販機の動向
●省エネ対応・環境対応型自販機の取り組み状況
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
③オペレーター
④自販機メーカー
(4)社会貢献型自販機の動向
●自販機における社会貢献活動への取り組み
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
③オペレーター
④自販機メーカー
(5)自販機専用商品の開発動向
●自販機専用商品の取り組み
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
(6)自販機コンビニの動向
(7)インバウンド需要獲得に向けた取り組み
●インバウンド需要獲得に向けた取り組み
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
③オペレーター
④自販機メーカー
(8)人手不足解消に向けた取り組み
●インバウンド需要獲得に向けた取り組み
①清涼飲料メーカー
②菓子・食品メーカー
③オペレーター
④自販機メーカー
4.自販機ビジネスの将来展望
(1)市場の課題・問題点
(2)自販機ビジネスの今後の展望
第Ⅱ章 自販機ビジネスに関わる飲料・食品市場の動向
1.飲料市場の動向
(1)飲料市場の全体動向
(2)飲料市場の販売チャネル別構成比
2.菓子・食品市場の動向
(1)アイスクリーム・冷菓市場の全体動向
(2)スナック菓子市場の全体動向
(3)チョコレート市場の全体動向
(4)チューインガム市場の全体動向
(5)キャンディ・キャラメル市場の全体動向
(6)パン市場の全体動向
(7)冷凍食品市場の全体動向
第Ⅲ章 自販機ビジネスの流通段階別動向
1.自販機ビジネスの全体流通動向
(1)流通チャネルの構造把握
(2)利益構造・特徴
2.自販機メーカーの動向
(1)自販機メーカーの全体動向
◆自販機の年間出荷台数推移と今後の予測(2010年~2018年)
◆自販機の年間出荷金額推移と今後の予測(2010年~2018年)
(2)自販機メーカーの販売戦略
①業態別販売動向
②販売戦略
③価格戦略
④開発動向
(3)自販機メーカーの海外展開状況
●自販機メーカーの海外展開状況
(4)自販機メーカーの今後の展望
3.オペレーターの動向
(1)自販機オペレーターの全体動向
(2)オペレーターの自販機展開台数別シェア(2016年末現在)
◆専業オペレーター自販機展開台数ランキング(2016年末現在)
(3)オペレーターの販売戦略
①ロケーション動向・戦略
②新規ロケーション開拓動向・開拓方針
③ロケーション別商品動向、品揃え戦略
④低価格自販機への対応
⑤自販機販売の活性化に向けた取り組み
(4)オペレーターの今後の展望
オペレーター一覧
4.中身商品メーカーの動向
(1)中身商品メーカーの全体動向
①飲料
◆自販機展開台数別メーカーシェア(2016年末現在)
②菓子・食品
(2)中身商品メーカーの販売戦略
①飲料
ⅰ.ロケーション動向・戦略
ⅱ.新規ロケーション開拓動向・開拓方針
ⅲ.ロケーション別商品動向、品揃え戦略
ⅳ.自販機販売の活性化に向けた取り組み
②菓子・食品
ⅰ.ロケーション動向・戦略
ⅱ.新規ロケーション開拓動向・開拓方針
ⅲ.ロケーション別商品動向、品揃え戦略
ⅳ.自販機販売の活性化に向けた取り組み
(3)中身商品メーカーの今後の展望
①飲料
②菓子・食品
第Ⅳ章 商品形態別動向
1.自販機のモデル別動向
(1)缶・PETボトル自販機
(2)カップ式自販機
(3)紙パック自販機
(4)菓子・食品自販機
(5)アイスクリーム自販機
2.有力中身商品動向
(1)コーラ飲料
(2)その他炭酸飲料
(3)コーヒー飲料
(4)日本茶飲料
(5)ミネラルウォーター
(6)スポーツ・機能性飲料
第Ⅴ章 有力ロケーションの動向
1.有力ロケーションの動向
(1)交通チャネル
(2)職域
(3)学校
(4)パチンコホール
(5)スポーツ関連施設
①フィットネスクラブ・スポーツクラブ
②テニスクラブ
③フットサルコート
④クライミングジム
(6)レジャー施設
①テーマパーク・遊園地
②アミューズメント施設
③ボウリング場
(7)温浴施設
(8)都市ホテル
2.ロケーション別構成比
(1)インドア・アウトドアロケーション別自販機台数構成比
(2)設置ロケーション別自販機台数構成比
3.有力ロケーションの今後
第Ⅵ章 有力企業の動向
【自販機メーカー】
サンデンホールディングス(株)
富士電機(株)
【自販機オペレーター】
アシード(株)
(株)アペックス
(株)ウエックス
エースター(株)
大蔵屋商事(株)
北関東ペプシコーラ販売(株)
(株)コスモフーズ
(株)サンコー
サントリービバレッジサービス(株)
(株)サン・ベンディング東北
(株)ジャパンビバレッジホールディングス
(株)チェリオ中部
(株)八洋
(株)ユカ
【中身商品メーカー】
≪飲料メーカー≫
アサヒ飲料(株)(アサヒ飲料販売(株))
(株)伊藤園
大塚製薬(株)/大塚食品(株)(大塚ウエルネスベンディング(株))
キリンビバレッジ(株)(キリンビバレッジバリューベンダー(株))
コカ・コーラ ボトラーズジャパン(株)(コカ・コーライーストジャパン(株)/コカ・コーラウエスト(株))
サントリーフーズ(株)(サントリービバレッジソリューション(株))
ダイドードリンコ(株)
ポッカサッポロフード&ビバレッジ(株)
(株)明治
森永乳業(株)
≪菓子・食品メーカー≫
江崎グリコ(株)
(株)コモ
東洋水産(株)
(株)ニチレイフーズ
ロッテ商事(株)
【その他】
(株)JR東日本ウォータービジネス
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