2017年版 容器市場の展望と戦略
本調査レポートでは、容器メーカーの現在の動向と今後の事業施策を徹底調査するとともに、各種容器の中味別、チャネル別等の需要動向を明らかにした。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:プラスチック軽量容器(PSP容器、A-PET容器、OPS容器、PPフィラー容器等)、PETボトル、金属缶(アルミ缶、スチール缶)、紙容器(紙カートン、紙カップ、紙器)、ガラスびん、チルドカップ、CVSカウンターコーヒー用カップ
調査方法:直接面接取材をベースに、文献調査を併用
調査期間:2017年11月~2017年12月
- ユーザーに新たな価値の提案を、ゲームチェンジャーへの転身もその1つに
- PETボトル:「クラフトボス」のヒットによりPETボトル入りコーヒー市場が立ち上がる
- 紙カートン:新型容器は日本製紙、DNPに続き、BFPKも参入。新型容器の普及は「2020年がデッドライン」という見方も
- 紙カップ:利益重視に転換しつつある紙カップ業界。体質強化の次は事業成長を実現する中味開拓の推進
- 飲料缶:2017年に大和製罐、2018年に東洋製罐がボトル缶ラインを新規稼働。2019年も新ライン稼働の可能性、ボトル缶の中味開拓が必須に
- ガラスびん:近年のプレミアムビール向け特需も2017年はブームの終息と共に急減。国内充填の海外ウイスキーの需要拡大、ウイスキーびん市場は再成長
- プラスチック軽量容器:レンジアップメニューの多様化が進み耐熱PSP容器が相次ぎ市場に投入される。原材料価格の変動により2018年は再生PET容器の位置づけが重要性を増す
第1章 容器市場の展望と戦略
第2章 プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略
第3章 PETボトルメーカーの展望と戦略
第4章 紙容器メーカーの展望と戦略
第5章 アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略
第6章 ガラスびんメーカーの展望と戦略
第7章 チルド飲料用カップ市場の展望と戦略
第8章 CVSカウンターコーヒー用カップ市場の展望と戦略
■掲載内容
調査結果のポイント
第1章 容器市場の展望と戦略
ユーザーに新たな価値の提案を、ゲームチェンジャーへの転身もその1つに
「明治おいしい牛乳(900ml)」は日本テトラパックのTBエッジにすべて統一
同製品向けではこれまでのビジネスモデルが通用せず
アルミ缶にAKB48の印刷を実現?IJPを使った「大ロット多品種」のポテンシャル
第2章 プラスチック軽量容器メーカーの展望と戦略
〔1〕PSP容器市場の展望
トレーが伸び悩むも、耐熱発泡容器の需要拡大で市場規模はプラス成長が続く
(表)PSP容器市場規模推移
(表)PSP容器メーカーの原反使用状況から見た用途別需要推移
(図・表)PSP容器メーカー原反使用状況からみたシェア推移
レンジアップメニューの多様化により、耐熱PSP容器が相次ぎ市場に投入される
潜在・休眠需要を掘り起こしながらカップ麺市場は好調を持続
PSPどんぶりの需要も堅調推移へ
PSP容器のリサイクル状況
〔2〕PP系軽量容器市場の展望
(1)PPフィラー入り単層容器、PP/PSアロイ容器
非耐熱用途で採用が拡大し、市場規模はプラス成長に転じる見通し
(表)PPF容器市場規模推移
(図・表)PPF容器メーカー別出荷量推移
耐熱用途ではCPET容器の市場投入が再び始まる
(2)発泡PP容器
他素材との競争激化により、2017年着地は前年並みの1.1万tへ
(表)発泡PP容器市場規模推移
(図・表)発泡PP容器メーカー別出荷量推移
(3)透明PP容器
中皿需要が底堅いも、OPET容器との競合により市場成長率が鈍化
(表)透明PP容器市場規模推移
(図・表)透明PP容器メーカー別出荷量推移
〔3〕PET系軽量容器市場
内容物に広がりをみせるも、非耐熱用途でOPS 容器の置き換えがほぼ一巡
市場規模は前年比3%台の成長率となる見通し
(表)PET系容器 市場規模推移
原材料価格の変動により、2018 年は再生PET 容器の位置づけが重要性を増す
エフピコは再生PET 原料5 万t の供給体制を整備
リスパックはもう一段の設備投資を計画へ
メーカー各社は強みとなる技術力を活かし、得意な領域での事業展開を推進
(図・表)PET系容器 メーカー別出荷量推移
〔4〕PS系軽量容器市場
(1)OPS容器
他素材への切り替えが進み市場規模はマイナス成長が続くも、2018年は減少率が縮小へ
(表)OPS容器市場規模推移
耐熱OPS容器では新たな水蒸気の排気構造の導入が始まる
(図・表)OPS容器メーカー別出荷量推移
(2)PS系ソリッド容器(真空・圧空)
3点式弁当容器が引き続き堅調、「MSD」は米飯用途で需要を取り込む
(表)PS系ソリッド容器市場規模推移
(図・表)PS系ソリッド容器 メーカー別出荷量推移
株式会社エフピコ
世界初の素材・シートを用いた「容器の力」で
新たなマーケットの創出とユーザーの課題解決を実現
オリジナル製品や新製品が伸長し、2017年3月期は売上高、利益ともに過去最高を更新
2017年10月に関東エコペット工場が稼働、リサイクル原料容器の拡販体制を整える
レンジメニューが通年の売り場に浸透し、MFP容器の需要拡大が続く
PET系容器では店舗の課題を解決する「OSA」「APユーズ」を製品化
OPET容器が温惣菜容器の蓋材として大きく伸長
透明PP容器は中皿としての需要が底堅く推移
障がい者雇用率ランキングで4年連続1位を獲得
中央化学株式会社
素材開発、包装技術、デザイン力を基礎とした
機能性容器への取り組みをさらに強化
2018年3月期第二四半期の予算未達を受け、収益構造組立ての見直しに取り組む
大阪の関西プレゼンテーションセンターのリニューアルが完了
北京雁栖中央化学の閉鎖に伴い中国事業を再編へ
ロングライフを可能とするガスバリア容器の採用が着実に進む
「C-PET 中皿」は日食優秀食品 機械・資材・素材賞を受賞
A-PET容器ではバージンPETから「C-APG」への切り替えが進展
発泡PP容器「SD」は前年並みも、耐熱PSP容器「おとは」の需要が急増
2017年1月に「エコマークアワード2016」の銀賞を受賞
シーピー化成株式会社
素材×機能×食シーンを突きつめた製品開発を推進
2018年2月期の売上高は前期比105%を計画
PSP弁当容器の販売が好調推移
A-PET容器ではワンプッシュオープン製品を拡充
嵌合性を追求し、大型のオードブル容器でテープレスを実現
耐熱容器では「BFハカマ」「BF恵味」などの主力シリーズが販売量を伸ばす
リスパック株式会社
業界に先駆けてバリュークリエイト製品を相次ぎ開発
旺盛な需要に対応すべく西日本エリアで新工場の建設を計画
A-PET容器では「キューブ」が需要を牽引
内容物の存在感を高める「Pure White」の売上も右肩上がりで推移
発泡PP容器は2018年に倍率3.5倍品の上市を計画
耐熱PSPシートの内製化に成功し「あったか」「ほんわか」を製品化
売れ筋の「饗膳」に続き、業界初となる3点式の寿司容器「饗盛」を市場に投入
デンカポリマー株式会社
デンカと共同開発した新素材と自社の成形加工技術を組み合わせ
高機能容器を相次ぎ製品化
「ユーガード」の優れた耐油性・耐酸性を活かした新シリーズ商品を市場に投入
「マイティガード」は蓋材としての供給をスタートさせる
チルド弁当容器「グルメ丼」をはじめ、耐熱PSP「ヒートフォーム」を用いたアイテムを拡充
成形技術の深耕により、嵌合機能の強化も図る
アテナ工業株式会社
クリエイティブな発想を独自技術で具現化
高機能容器を相次ぎ市場に投入する
耐熱容器の販売量が急増、2018年4月には建設中の成形工場が稼動へ
ホット飲料用のPP+紙容器「REVOCUPS」を米国の展示会で発表し
優れたリクローズ性が高い評価を受ける
「ラ・クッカー」「スクーマン」は売上への持続的な貢献を果たす
株式会社ギンポーパック
変化する消費者ニーズに高度な技術力と独自素材、提案力で対応
2017年11月に守屋工場でFSSC22000を取得し、品質保証体制をさらに強化
発泡PP容器「パルファイン」は新規採用の獲得により需要を維持
宅配弁当や冷凍食品向けでの採用を目指し、耐寒性の付与にも取り組む
A-PET容器との競争が激しさを増すも、OPS素材の深絞り容器の提案を強化
第3章 PETボトルメーカーの展望と戦略
PETボトル市場の展望
2017年のPETボトル市場はほぼ前年並みの市場推移
(表)PETボトル出荷量推移(飲料用:本数ベース)
「クラフトボス」のヒットによりPETボトル入りコーヒー市場が立ち上がる
(表)メーカー別プリフォーム及びPETボトル市場推移
(表)外販用プリフォーム需要量推移
キリンビール「Tap Marché」の3LボトルでDLC蒸着ボトルが採用
今後はビールケグ向けでのバリアボトル需要の創出に期待が集まる
(表)タイプ別バリアPETボトル市場推移
(表)バリアPETボトル概要及び出荷量推移
ナショナルソード2017により、中国における廃プラの輸入が大幅減の見込み
中国PET樹脂のAD課税実施により2018年のバージン価格はアップ、再生樹脂価格は?
(図・表)使用済みPETボトルの循環型リサイクル ボトルtoボトル(B to B)
(図・表)PETくず輸出量推移(2017年1~10月)
(図・表)国内再資源化と海外再資源化
(図・表)PETくず輸出量推移(2009年~2016年)
東洋製罐株式会社
グループ3社を統合した新会社メビウスパッケージングを設立
2018年4月に事業開始し「成長のための基礎固め」を実践
株式会社吉野工業所
耐熱を主体とするPETボトル事業の成長を目指す
2017年春にシリカ蒸着機及びDLC蒸着機を新設
多層ボトルは加温販売飲料向けに、シリカ蒸着ボトルはワイン向けに需要が増加
乾燥剤入りガラスびんと同等のバリア性と吸湿性能を有するMC容器を開発
医薬部外品向けに採用、今後も乾燥剤の誤飲を防ぐ容器として普及拡大を促進
PFXが食品調味料向けで浸透、小容量ボトルは30ml容量も開発
北海製罐株式会社
2017年はバリアPETボトルの出荷が増加
2017年に600ml容量のPETボトルを上市し、現在は茶系飲料で採用
2017年のPF出荷量は夏場の天候不順の影響等により前年を下回る見通し
三菱ケミカル株式会社
DLCコーティング技術を活かし、バリアボトルの新たなマーケット創出に注力
ワイン向け出荷は安定推移、日本酒向けは中小酒造からの問い合わせが増加
広口PETボトルを開発、金属缶やガラスびん、樹脂ボトルからの代替を推進
大日本印刷株式会社
PFの軽量化クラスや多層PFの進化など、PFメーカーならではの技術を深耕
2017年度のPF出荷量は前年度を上回る見通し
20g前後や業界最軽量クラスの14.6g品の需要が好調
「DNP機能性フィルム複合型PETボトル コンプレックスボトル」を開発
飲料、食品、非食品向けのマーケティングを幅広く展開
凸版印刷株式会社
「GL-C」の市場性と技術ニーズのマッチングポイントを模索
協栄産業株式会社
2018年を国内循環型リサイクルの元年と見定め、
高度なリサイクル技術やそれに基づく高品質なMR-PETをさらに推進
2017年より水洗浄フレークの調達が一部スタート
MR-PETは順調に拡大、耐熱ボトルやトレー向けなどにも採用が広がる
トレー向けではCO2削減への貢献がANAから高く評価
第4章 紙容器メーカーの展望と戦略
1.液体カートン・パック市場の展望
新型容器は日本製紙、DNPに続き、BFPKも参入
新型容器の普及は「2020年がデッドライン」という見方も
(図)紙カートンメーカー プロダクトライン(チルド流通)
(図)紙カートンメーカー プロダクトライン(常温流通)
(表)紙カートンメーカー別口栓付き紙カートン展開状況
「明治おいしい牛乳」は利益増、よつ葉乳業の牛乳は数量及び売上増
口栓付き紙容器は利便性が支持
(表)中味別紙カートン市場推移
(表)紙カートンメーカー出荷量推移(原紙ベース)
(表)紙カートンメーカー出荷量推移(個数ベース)
(表)紙カートンメーカー出荷量推移(牛乳・加工乳)
(表)口栓付き紙容器入り牛乳の概要
乳等省令対応の「内蓋なし口栓」、2018年が採用元年となるか?
セブン&アイHDやキリンHDで導入推進、FSC・PEFC認証は「マスト」に
(表)紙カートンメーカー出荷量推移(その他清涼飲料)
アルコール向けは底堅く推移
(表)紙カートンメーカー出荷量推移(アルコール)
(表)中味別紙カートン市場推移(2014年度)
(表)中味別紙カートン市場推移(2015年度)
(表)中味別紙カートン市場推移(2016年度)
(表)中味別紙カートン市場推移(2017年度見込み)
日本製紙株式会社
新型容器の拡販やテクニカルセンターの新設、最速枚葉印刷機の導入等により
ゲーブルトップ型紙カートンの価値向上を追求
2017年の「Pure-Pak® Curve」採用に続き、2018年も「Pure-Pak® Sense」等が採用見込み
テクニカルセンター稼働によりスピーディーな開発体制を強化
世界最速の枚葉印刷機により、新たな取り組みを加速化
2017年の紙カートン出荷は牛乳、果汁系飲料向けが堅調
2018年春には乳等省令対応の口栓で展開
フレキシブルな対応が可能なUP-Fシリーズに対し、多方面のユーザーから引き合い増加
2018年の出荷は2017年実績以上に伸ばす
ビーエフ&パッケージ株式会社
IPIと連携、2018年より新型容器を新たに加えビジネスを推進
紙カートンと紙器における部門間のクロスセリングが少しずつ実績を積み上げる
2015年のFSC認証に続き、2017年にはPEFC認証も取得
2017年度の牛乳向けは前年度を大きく下回る、2018年度は新型容器含め巻き返しを図る
石塚硝子株式会社
EPIとの連携を基軸にユーザーニーズに応える紙容器・充填機を販売
2017年7月にFSC森林認証とPEFC森林認証を取得
同年9月には福崎工場においてFSSC22000認証を取得
2017年よりストラエンソからも原紙を調達
I-7は2017年も採用、2018年には数台の販売を見込む
凸版印刷株式会社
あらゆるユーザーに対し「オルカット」をスタンダードカートンとして提案
2018年度の「オルカット」及び「トルキャップ」の採用ユーザー数は2017年度の3倍へ
2018年度のEP-PAK・GLは全体の70%弱に
「エアホールドパウチ」は食品向けの採用が開始、2018年度はさらに拡大へ
2017年度のカートカンはフルキャパ稼働により前年度並みの出荷量となる見込み
2017年度のボトルドパウチ出荷は前年度比115%、茶瓶からの代替など新たな内容物の開拓へ
大日本印刷株式会社
得意とする無菌充填及び殺菌技術を活かし、新型容器の普及拡大を追求
SIG社との協業により、清涼飲料向けにアセプティック容器の営業に注力
2017年4月に回すだけで中栓を同時に開栓する新キャップが採用となり、
2018年以降も積極的に提案活動を進める
2.紙カップ(コップ)市場の展望
利益重視に転換しつつある紙カップ業界
体質強化の次は事業成長を実現する中味開拓の推進
(表)用途別紙カップ出荷動向
(表)紙カップメーカー出荷量推移
飲料用はマニュアル向けが全体の70%に、自販機向けがさらに低下
(表)飲料用紙カップ出荷動向
紙容器入りヨーグルトはPETボトル入りヨーグルトと競合関係に
紙容器ならではの提案が必要に
(表)ヨーグルト用紙カップ出荷動向
(表)スープ・カップ麺用紙カップ出荷動向
(表)冷菓用 紙カップ出荷動向
(表)納豆用 紙カップ出荷動向
(表)デザート類用 紙カップ出荷動向
チルド弁当向けでは紙容器に加えプラ容器の提案も推進
ユーザーの求める容器の提案こそが重要に
(表)食品用その他用 紙カップ出荷動向
(表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2014年度)
(表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2015年度)
(表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2016年度)
(表)紙カップメーカー 用途別出荷量(2017年度見込み)
東罐興業株式会社
中食市場をターゲットとした次世代容器の開発を推進
厚木工場の新棟は2018年6月稼働、中食向け惣菜や弁当用紙容器などの生産を予定
紙スリーブとプラの複合容器「Tokan Dressカップ」を開発
株式会社日本デキシー
利益を研究開発に回し、ユーザーの事業拡大につながる紙カップの開発に注力
2017年度の売上高は160億円の達成を目指す
スムージー向けに紙カップ需要が増加
大日本印刷株式会社
カップスープ向け生産体制の見直しにより、2016年度以降も堅調に拡大
FSC認証紙に対するニーズ対応を見据え、安定供給体制を整備
凸版印刷株式会社
高付加価値な事業展開を推進
スナック向けから撤退、ヨーグルトやカップスープ向けでの展開を強化
「バリアUカップ」は新たな展開も模索しながらカップスープ向けでの需要創出へ
CNFコート紙カップはPET系バリアカップ並みの性能、価格の実現を目指す
3.紙器市場の展望
2016年の紙・板紙製品出荷
数量ベース微増、金額ベースは横ばい
(図)包装資材・容器 出荷金額・数量推移(2007~2016年)
(表)2012年~2016年包装資材・容器出荷数量原材料別統括表
(表)2012年~2016年包装資材・容器出荷金額原材料別統括表
2016年度紙器用板紙の国内出荷量は微増
食品向けは需要底堅く堅調
洗剤向けは構造的減少要因強まる
【需要分野別動向】
<食品分野>
(表)菓子推定生産数量及び金額
(表)冷凍食品の国内生産量
(表)即席めんの生産高推移
<飲料品分野>
(表)清涼飲料品目別生産量推移
(表)2016年清涼飲料生産量・生産者販売金額
<医薬品分野>
(表)医薬品生産金額推移
<化粧品分野>
(表)化粧品 生産・出荷・在庫統計
<石鹸・洗剤分野>
(表)洗浄剤等の家庭用製品 販売実績前年対比表
【紙器メーカー動向】
古林紙工
(表)需要業界別投入量調査結果(総括)
<調査対象期間:2016年1~12月(月平均国内出荷量)>
(表)紙器用板紙需要業界別投入量及び構成比推移(月平均)
(表)各需要業界における紙器用板紙の品種別構成比
第5章 アルミ缶・スチール缶メーカーの展望と戦略
1.アルミ缶・スチール缶市場の展望
東洋製罐GHDとホッカンHDの経営統合は延期状態から進展せず
(図・表)飲料用金属缶市場推移
(表)飲料缶(アルミ+スチール)メーカー別出荷量推移
(図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2015年)
(図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2016年)
(図)飲料缶メーカー別出荷シェア(2017年見込み)
2.アルミ缶市場の展望
ボトル缶入りブラックコーヒー市場の伸びが一段落、2017年のアルミ缶市場はほぼ前年並み
(図・表)中味別アルミ缶市場推移
(表)アルミ缶メーカー中味別出荷量推移
2017年の非炭酸飲料向けアルミ缶市場が前年割れとなる見通し
(表)アルコール飲料用アルミ缶メーカー別出荷量推移
(表)非炭酸飲料用アルミ缶メーカー別出荷量推移
(表)炭酸飲料用アルミ缶メーカー別出荷量推移
2017年に大和製罐、2018年に東洋製罐がボトル缶ラインを新規稼働
2019年も新ライン稼働の可能性、ボトル缶の中味開拓が必須に
(表)ボトル缶市場規模及びメーカー出荷量推移
(表)アルミ缶リサイクル推移
3.スチール缶市場の展望
缶コーヒー市場に連動し市場縮小が継続する一方、新たな中味開拓も徐々に進む
(図・表)飲料用スチール缶市場推移
(表)飲料用スチール缶メーカー出荷量推移
(図・表)スチール缶再資源化率の推移
東洋製罐株式会社
アルミボトル缶市場に参入、2018年1月から生産開始
大和製罐株式会社
ボトル缶の高付加価値化を追求し、ボトル缶市場の拡大につなぐ
38φニーズの増加に対応
2017年はアルコール飲料及び非炭酸飲料向けの出荷が好調
ボトル缶は2年連続で過去最高の販売量を更新、2017年も二桁増で成長が続く
WORCは既存採用先の対応を推進しながら、ゼリー・フードドリンク等での新規採用先拡大にも注力
北海製罐株式会社
BT缶がコールド品にも採用
SOT缶コーヒー飲料販売鈍化の影響により、2017年の出荷は前年を下回る見通し
ユニバーサル製缶株式会社
アルミボトルはカテゴリーの拡大を追求し、もう一段上の事業成長につなぐ
アルミボトルのライン新設を検討、候補地は中部圏となる岐阜工場
2017年は炭酸飲料向けが好調であるも、アルコール飲料向けが低調
アルミボトルの2017年出荷は前年割れの見込み
ホットパック防爆キャップを開発、今後はカテゴリー拡大を追求
昭和アルミニウム缶株式会社
2020年に国内35億缶、海外30億缶の生産量達成を目指す
国内事業の安定化と海外事業の成長加速を希求
ベトナムでは北部に缶蓋後工程ライン、中部に缶胴新工場を建設中
缶蓋は2018年中、中部・クアンナム工場は2018年7月稼働の予定
タイ工場を新設、2018年10月より250ml容量から生産開始
ビール系飲料向けは微増となるも、非炭酸飲料向けは減少に
武内プレス工業株式会社
ボトル缶のバリエーション展開を模索しつつ、新型容器の開発も推進
ボトル缶生産ラインを統合、2018年2月末より本稼働へ
210ml容量ボトル缶で機能性飲料の開拓を推進
第6章 ガラスびんメーカーの展望と戦略
ガラスびん市場の展望
近年のプレミアムビール向け特需も2017年はブームの終息と共に急減
国内で充填する海外ウイスキーの需要が拡大し、ウイスキーびん市場は再び成長
「甘酒」のヒットも2年連続成長ならず、2016年は前年の反動が響く
ウイスキーブームは続くも、2016年は「特需ゆえの原酒不足」の難題に直面
(表)ガラスびん出荷量推移
高級感の演出を得意とするガラスびんは「高級酒」用注力容器としてのポジションを確立
2017年はブームの終息や他容器へのシフトが響き、大手3社共に微減の見込み
プレミアムビールの勢いが鈍化も、「ジム・ビーム」向けウイスキーびんの出荷量は増加
飲料水向けの代表する「デカビタC」の缶容器の展開が大きく響く
(表)ガラスびん出荷量推移(薬品・ドリンク)
(表)ガラスびん出荷量推移(食料・調味料)
(表)ガラスびん出荷量推移(牛乳びん)
(表)ガラスびん出荷量推移(清酒)
(表)ガラスびん出荷量推移(ビール)
(表)ガラスびん出荷量推移(洋雑酒)
(表)ガラスびん出荷量推移(飲料・水)
(図)ガラスびん用途別シェア(2013年~2016年)
日本山村硝子株式会社
2017年に新発売された美容・健康飲料系の小びんドリンク向けが堅調に拡大
大口顧客が推進する海外ウイスキー向けの出荷量も好調に伸長
プレミアムビール向けワンウェイ小びんは出荷減少へ
国産ウイスキーの原酒不足から海外ウイスキーの需要が拡大し、日本山村硝子の出荷増へ
東洋ガラス株式会社
大型飲料ドリンクの出荷減が響くも、清酒中小・ウイスキーや洋雑酒向けが堅調
独自の印刷加工技術を活かし、小口顧客へのオリジナルびんの提案活動に注力
他容器へのシフトにより、調味料や飲料水向けガラスびんの出荷量が減少したものの、
清酒中小びん・ウイスキーの販売が堅調でウイスキーびんの出荷拡大へ
石塚硝子株式会社
エイジングウイスキーの原酒不足が響くも、
熟成年数が短い低価格なウイスキーや清酒中小向けは引き続き堅調
アルコール分野ではウイスキーや清酒中小びん向けが下支え
2017年は飲料水向けが業界水準を大幅に上回る成長へ
第7章 チルド飲料用カップ市場の展望と戦略
チルド飲料用カップ市場の展望
いまこそNBメーカーの開発意欲を刺激する容器提案が必要なとき
(図・表)チルド飲料用カップメーカー出荷量推移
大日本印刷株式会社
71φタイプの比率が70%まで上昇
株式会社吉野工業所
営業力及びライン適正を活かして需要確保を推進
PB向けは好調であるも、NB向けで苦戦続く
第8章 CVSカウンターコーヒー用カップ市場の展望と戦略
CVSカウンターコーヒー用カップ市場の展望
2016年度は前年度割れとなるも、2017年度は冬場の需要増に期待
(図・表)CVS別カウンターコーヒー用カップ使用量推移(2014~2017年度見込み)
(表)CVS各社地域別店舗数一覧
CVSプラカップメーカーは7社にまで増加
(図・表)CVSカウンターコーヒー用カップ市場推移
(表)CVS各社が使用するカップ材料
(図・表)CVSカウンターコーヒー用紙カップメーカー出荷量推移
(図・表)CVSカウンターコーヒー用プラカップメーカー出荷量推移
旭化成パックス株式会社
新機能を付与したPP多層カップの開発に注力
2018年8月よりインライン成形機を新設稼働
耐寒衝撃性に優れたPP多層カップ「SRタイプ」含め3タイプを顧客に提案
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