2018年版 機能別ME機器市場の中期予測とメーカーシェア(診断機器編)
本調査レポートでは、細分化した製品別の市場成長率とその要因、マーケットシェア、開発状況、アライアンス、新たな競争力分析等を加え、2022年度までの製品別市場予測を行った。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:国内メーカー及び輸入製品の製造販売業:販売元
調査方法:面接取材、TEL取材、アンケート取材併用
調査期間:2018年4月~2018年11月
- 診断機器34項目(61分類)の2007~2017年度市場規模(台数・金額)分析とメーカーシェア
- 2018~2022年度の台数・金額ベースの市場予測とその要因分析
- 有力企業における売上分析と製品別、品目別動向の徹底分析と新製品開発動向
PartⅠ 医療機器市場の動向
PartⅡ 34項目(45製品、61分類)診断機器市場規模推移とメーカーシェア
PartⅢ 参入企業分析
PartⅠ 医療機器市場の動向
医療機器(診断機器)の市場動向
診断機器の市場環境
2017年度も大規模施設の予算縮小傾向で、画像診断機器等の主要製品は
前年度に引き続き厳しい環境、生体情報:生体計測は二極化の実績に
調査品目における国内市場規模推移
42製品(61分類)の2017年度市場規模は、生体情報やがん関連の画像診断装置、
IVUS・ICEなどのプラス実績により、前年比1.2%アップの3,242億5百万円、
2018年度は4.1%アップの3,374億75百万円見込み
調査品目における金額ベース市場規模
調査品目における台数ベース市場規模
品目別マーケットリーダー(2017年度総発売元ベース)
薬事工業生産動態統計~金額ベース~
薬事工業生産動態統計~数量ベース~
PartⅡ 34項目(45製品、61分類)診断機器市場規模推移とメーカーシェア
§1 心電計
市場概要
市場規模:2017年度4.1%アップの107億24百万円、2018年度は1.8%アップの
109億20百万円見込み
製品タイプ別市場:2017年度解析付心電計は2.4%アップの68億87百万円
(2018年度:69億16百万円見込み)、ホルターシステムは2017年度4.9%アップの
28億29百万円(同:30億6百万円見込み)
企業別動向:上位企業は安定推移の中、一般心電計の機種整理も
携帯型(電話伝送型含む)心電計市場
医科向け携帯型市場動向:2017年度1,460台、2017年度1,510台見込みにとどまる
家庭用携帯型心電計市場動向:2017年度は0.4%ダウンの5,510台、
2018年度5,500台見込み
参考資料:ECG電極
市場概要
市場動向:2017年度72億34百万円、2018年度72億59百万円見込み。
上位3社で85%弱のシェア
§2 生体情報モニタ
市場概要
市場規模:2017年度は手術室や独立集中治療室の回復で、前年比4.9%アップの
222億82百万円、2018年度は2.8%アップの229億8百万円見込み
企業別動向:上位の3社で70%強のシェア
Sudden Infant Death Syndrome 乳幼児突然死症候群:
SIDSモニタ、乳幼児呼吸モニタ、新生児・乳幼児体動モニタ
市場動向:2017年度はレンタル含め大幅減の年間3,100台、2018年度は復調し
5,900台見込みの中、「BabySense」シリーズの圧倒的シェア続く
脳波計モニタ、脳深部モニタ、鎮静レベルモニタ
市場動向:「BISモニタ」2017年度150台、2018年度150台見込み
§3 ポリグラフシステム
市場概要
ポリグラフ市場:心カテ市場
市場動向:2017年度197台、2018年度も197台見込み、
うち臨床用は2017年度181台、
2018年度182台とピーク時の2012年度から約25%の市場縮小
EP電気生理・EPS(Ablation)市場
市場動向:マッピング装置の一巡やバージョンアップ対応により、
2017年度は138台にとどまる
§4 EEG(脳波計システム)・EMG(筋電、脳誘発電位検査装置システム)
市場概要
脳波計
市場動向:マイナス推移が続く中、2017年度も411台、2018年度399台見込み
筋電・誘発電位検査装置
市場動向:手術室予算の縮小が続く中、2017年度は前年フラットな339台、
2018年度アップの357台見込み
新生児聴覚障害検査(スクリーニング)装置:2017年度324台、
2018年度334台見込みにとどまる
終夜睡眠時ポリグラフィー検査装置
(スリープアプニア市場:Sleep Apnea Syndrome~SAS)
市場概要
市場動向:施設数増加と患者数増加で、簡易型ポリグラフィーは2017年度1,953台
(2018年度:2,069台見込み)、診断用ポリグラフィーは300台弱に
§5 医用サーモグラフィ装置
市場概要
§6 内視鏡
市場概要
市場規模:2017年度は大腸電子内視鏡システムの新規需要、スコープ増設や、
外科分野の3Dや4Kシステムの導入等から、2.2%アップの559億10百万円、
2018年度は585億75百万円見込み
企業別動向:2017年度は、消化管系電子内視鏡システムでは
富士フイルムメディカルがラインナップ、
価格とも積極的に展開し、シェアアップ、外科系ではオリンパスが順調な推移
カプセル内視鏡の市場動向:2017年度26,400ケ、2018年度27,900ケ見込み、
トップ企業がほぼ市場を独占
超音波内視鏡検査(Endoscopic Ultrasonography/EUS):
2017年度13億65百万円、2018年度13億95百万円見込み
内視鏡洗浄消毒装置市場動向:2017年度2,258台で2018年度2,163台見込み
§7 ハンディタイプ内視鏡
市場動向:2017年度818本、2018年度810本見込みと、
2015年度以降右下がり傾向続く
§8 極細径内視鏡・細径内視鏡システム
市場動向:2017年度3,232本(血管内視鏡:2,694本)、
2018年度3,087本(血管内視鏡:2,700本)見込み、
トップ企業圧倒的シェアの中、血流持続型血管内視鏡で本格参入予定企業も
§9 超音波画像診断装置 市場概要
市場規模:2017年度は前年度3.1%マイナスの12,121台、
2018年度は13,581台見込み
企業別動向:2017年度は上位3社が伸び悩む中、
整形領域でトップ企業がプラス実績
§10 超音波イメージングシステム・IVUS・ICUS・ICE 市場概要
市場動向:装置は2017年度273台、2018年度328台見込み、
プローブ:カテーテルは2017年度33.96万本、2018年度36.34万本見込み、
うち心腔内プローブは2017年度5.33万本、2018年度6.02万本見込み
企業別動向:新製品投入企業幅増実績の中、
日本ライフラインはIVUS/OTCハイブリッド製品を2018/10に薬事申請
参考資料:血管内光断層・光干渉断層診断システム2017年度33,600本、
2018年度36,700本見込み
§11 医用X線CT装置 市場概要
市場規模:2017年度市場は64列以上のMiddle~High endが微増となるが、
全体ではほぼ横ばいの1,147台
企業別動向:2017年度はトップ企業の伸び悩みの中、
16列をクリニック販売中心で大幅アップ企業も
§12 磁気共鳴(画像)診断装置 市場概要
市場規模:2017年度は台数減となるが
UPグレード分を含む金額市場はプラス実績に
企業別動向:2017年度は、外資メーカーがマイナス実績となる中、
国内企業はプラス実績
§13 血管撮影X線装置/循環器X線撮影装置
市場概要
市場動向:2017年度は前年比12台減の258台、
2018年度は各社新製品投入により264台見込み
§14 外科用X線テレビ装置/回診用(移動型)X線装置
回診用X線装置
市場概要
市場動向:2017年度市場は前年比46台減の575台、
うちレトロフィットを含むFPDタイプは前年比35台増の151台
外科用X線装置
市場概要
市場動向:2017年度 市場はほぼ横ばいとなる496台、
うちFPDタイプは13台増の62台
§15 診断用核医学装置
市場概要
SPECT:SPECT/CT
市場動向:2017年度は更新需要の増加により前年比8台増の103台(システム)、
2018年度は反動により16台減の87台見込み
PET-CT
市場動向:2017年度は46台、2018年度は56台見込み、
PET-MRI:MRI-PETは2017年度2台
§16 脳磁計
市場概要
市場動向:2018年度新規納入1台予定
§17 骨密度測定装置
市場概要
市場規模:2017年度は前年比44台減の1,625台、2018年度1,660台見込み、
DXAタイプは続伸の前年比132台増の1,005台(2018年度:1,030台見込み)、
QUSの2017年度は前年比177台減の615台(2018年度:625台見込み)
にとどまる
企業別動向:トップ企業No1シェア維持の中、
第二位企業は小型DXA装置のアップで20%台のシェアを確保
§18 イメージャー/プリンター(サーマルタイプ・ネットワーク対応含む)
市場概要
市場規模:2017年度は前年比53台減の344台、2018年度は279台
企業別動向:参入各社厳しい実績に
§19 自動現像機
市場概要
市場動向:2017年度7台、2018年度販売予定なし
§20 サーマルビデオプリンター・サーマルイメージングシステム
市場概要
市場動向:2017年度は前年比60台増の8,450台、
2018年度は8,465台見込み
モダリティー別接続状況:2017年度はカラー・白黒共に
超音波診断装置接続が微増
§21 CR・DR・FPD
市場概要
CR市場
市場規模:一般診療所メインの市場は変わらず、
2017年度は440台減の3,065台
企業別動向:2017年度は参入企業FPD戦略の中、販売台数はマイナス実績
FPD、I.I-DR市場
市場動向:FPD搭載X線装置は2017年度6,801台(2018年度:7,451台見込み)、
タイプ別ではマンモグラフィー、回診用X線装置、外科用X線装置が大幅アップ
§22 (観血的)冠血流予備量比(FFR)測定装置 冠動脈造影用センサー付きガイドワイヤー
市場概要
市場動向:2017年度センサー付ガイドワイヤーは前年比2,801本増の63,661本、
2018年度は安定冠動脈患者への機能的虚血評価がPCI算定要件となったことで、
大幅増の85,840本見込み
§23 (連続)心拍出量装置 CCO、連続モニタリングシステム
市場概要
市場動向:2017年度トータル台数349台、2018年度は371台見込み、
うち熱希釈タイプが2017年度320台(2018年度:340台見込み)、
非侵襲・低侵襲法は2017年度29台(同:31台見込み)
§24 パルスオキシメータ
市場概要
市場規模:2017年度204,480台、2018年度215,480台見込み、
うちハンディ・フィンガータイプでは安価な機種が大幅増により、
2017年度は197,322台、2018年度は208,280台見込み
企業別動向:据置型展開大手企業はSpO2以外の計測とディスポセンサーを強化、
フィンガータイプは二極化実績続く
ディスポセンサー市場:2017年度154億7百万円、
2018年度161億73百万円見込み
§25 赤外線酸素飽和度モニタ:無侵襲混合血酸素飽和度システム (脳内)酸素飽和度モニタ
市場概要
市場動向:新規参入企業2017年度271台、2018年度340台見込み
§26 経皮血液ガス分圧測定装置 ~経皮血中ガス分圧装置~
市場概要
市場動向:経皮的酸素ガス分圧測定の保険適用により
2016年度は前年比大幅増であったが、その反動を受け2017年度は大幅減の158台
§27 (観血的)血管内血液ガス連続・間欠モニタリングシステム
市場動向
§28 各種血流計
市場概要
市場動向:2017年度トータル台数は前年比6.8%ダウンの1,259台、
2018年度1,448台見込み、うち超音波ドップラー血流計が822台
(2018年度:890台見込み)TCDが28台(同:29台見込み)、
レーザー血流計は375台(同:490台見込み)、
超音波トランジットタイムは34台(同:39台見込み)
§29 麻酔ガスモニタ
市場概要
市場動向:単体機で2017年度8台、2018年度8台見込み
§30 非観血式自動血圧計
市場概要
市場規模:2017年度トータル18,734台、2018年度19,217台見込み、
自動血圧計は9,104台(2018年度:9,235台見込み)、
全自動血圧計8,556台(同:9,085台見込み)、
水銀血圧計からの移行や通信機能付きのアップで台数ベースでは順調な推移
企業別動向:システム化強化や、新製品上市企業でシェアアップ
脈波検査装置(動脈硬化検査装置)市場について
市場動向:2017年度2,504台、2018年度2,564台見込み、
下肢末梢動脈疾患指導管理加算以降、2,550台前後の安定的推移を継続。
高シェアを維持しているフクダ電子はフクダコーリンを子会社化、
日本光電はオムロンヘルスケアと提携
血管内皮検査装置:設置の一巡で2017年度75台、
2018年度も70台見込みにとどまる
水銀血圧計
市場動向:2017年度撤退が相次ぎ前年比71.2%減1,890台、
2018年度1,307台見込み
§31 (医科向)電子体温計
市場動向:2017年度単体ベースで52.7万本、2018年度52.5万本見込み
§32 深部温体温測定装置
市場動向:深部体温計、体温モニタは年間40台推移に
医科向け鼓膜温体温計市場動向:参入企業は堅調な推移
§33 ウロダイナミクス・ウロフロメータ
ウロダイナミクス
市場動向:2017年より参入1社で市場形成され、2017年度50台、
2018年度60台見込み
ウロフロメータ
市場動向:2017年度199台、2018年度244台見込み
トータル市場規模:2017年度3億76百万円、2018年度は4億61百万円見込み
§34 聴診器
市場概要
市場動向:2017年度30.6万本、2018年度31.7万本見込み、
トップ企業シェアアップ
PartⅢ 参入企業分析
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