2019 介護保険ビジネス ~介護人材の確保と今後の展望~
介護業界は、依然として深刻な介護人材不足という問題を抱えています。さらには、団塊の世代が75歳以上になる2025年、団塊Jr.が65歳以上になる2040年に向けて、介護職員の確保は喫緊の課題と言えます。施設・サービス事業者は、概ね慢性的な人手不足感を持ち、今後その危機感はさらに強まっていくことになるでしょう。
国、厚生労働省は、介護職の処遇改善と介護保険制度、介護業界の持続のため、対策を進めていますが、民間の動きとしては、専門職や無資格者等の派遣や介護人材紹介を始め、サイトでの転職支援サービスなど、新たな人材ビジネスが成長しています。
本調査レポートでは、介護人材の確保のための派遣・紹介・転職支援サービス市場を分析するとともに、介護保険に関わる施設・サービスの現状および今後の予測などの今後の展望について分析・編集致します。
※紙媒体で資料をご利用される場合は、書籍版とのセット購入をご検討ください。書籍版が無い【PDF商品のみ】取り扱いの調査資料もございますので、何卒ご了承ください。
調査資料詳細データ
調査対象:介護人材関連サービス(人材派遣、人材紹介、求人・転職支援サービス)/介護保険に関わる施設・サービス(福祉用具レンタル・販売市場は除く)/その他医療・介護分野に関連するビジネス
調査方法:企業ヒアリング及び情報収集
調査期間:2019年9月~2020年1月
見守り支援・介護ロボットなど、新たに分析項目に追加
第1章 介護人材を取り巻く環境と動向
第2章 介護人材確保市場の動向分析
第3章 介護施設・サービスの動向分析
第4章 介護保険ビジネス参入企業の動向
第5章 介護保険ビジネスを取り巻く市場背景
第6章 参考資料:介護保険関連データ推移
第1章 介護人材を取り巻く環境と動向
1.介護保険ビジネスでの人材不足
2.介護保険ビジネス市場を取り巻く社会状況
(1)介護職員の現状
(2)介護職員初任者研修・介護福祉士養成の状況
①介護職員初任者研修の実施状況
②介護福祉士の養成状況
(3)看護師の就職状況と資格合格者数
(4)指定取消・効力の停止処分のあった施設・事業所数
3.介護人材に対する政府の方針と対策
(1)ニッポン一億総活躍社会と介護離職ゼロ
(2)未来投資会議
(3)アジア健康構想
4.介護人材の賃金の動向
5.人材教育・研修とキャリアパス制度
6.シニア層(高齢者)の就業動向
(1)シニア層(高齢者)の就業の概要
(2)高齢者の医療・介護分野への就業の動向
7.課題・問題点
8.今後の方向性
第2章 介護人材確保市場の動向分析
1.介護人材確保市場とは
(1)定義
(2)介護人材を取り巻く背景
(3)市場概要と参入企業の業態
①介護業界向け人材派遣業
②介護業界向け人材紹介業
③転職支援サービス
2.市場規模動向
(1)介護人材確保市場の市場規模
(2)人材派遣業
(3)人材紹介業
(4)転職支援サービス
3.参入企業の事業戦略
4.介護人材確保市場の課題・問題点
5.介護人材確保市場の今後の方向性
【介護人材ビジネス参入企業の動向】
(1)株式会社エス・エム・エス
(2)株式会社ウィルオブ・ワーク
(3)株式会社キャリア
(4)株式会社ツクイスタッフ
(5)株式会社ネオキャリア
(6)株式会社メドレー
6.外国人の介護分野への採用
(1)介護技能実習生
(2)在留資格「介護」(日本語学校留学生)
(3)特定技能
(4)EPA 介護福祉士
(5)アジア諸国の特長
(6)課題・問題点
7.介護ロボット~見守り支援機器~
第3章 介護施設・サービスの動向分析
1.高齢者施設の概要
(1)高齢者施設・住宅の施設数・定員数
(2)高齢者施設・住宅の動向分析
(3)団塊の世代前後の世代にみる高齢者向け住宅の選択について
2.介護保険施設・サービスの動向
(1)特別養護老人ホーム
(2)老人保健施設
(3)介護医療院の創設
(4)特定施設
①特定施設の概要
②平成30 年改定の内容
(5)有料老人ホーム
(6)サービス付高齢者向け住宅
(7)小規模多機能型施設・看護多機能施設
(8)認知症グループホーム
(9)デイサービス
(10)訪問系サービス
①訪問系サービス
②居宅介護支援サービス
(11)定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業
(12)訪問看護ステーションの現状
①訪問看護ステーションの概要
②改定の動向~平成30 年度を中心に~
③営利法人の取り組み
④訪問看護ステーションの今後
(13)訪問リハビリテーション
①訪問リハビリの概要
②訪問リハビリの現状
3.介護施設・サービス事業所数の予測
第4章 介護保険ビジネス参入企業の動向
1.介護保険ビジネス市場有力企業の動向
(1)介護部門参入企業の売上高動向
(2)介護サービス事業の市場戦略のポイント
2.上場企業の事業戦略
◆ケアサービス
◆シダー
◆セントケアホールディング
◆ソラスト
◆チャーム・ケア・コーポレーション
◆ツクイ
◆トーカイ
◆パナソニックエイジフリー
◆パラマウントケアサービス
◆フランスベッド
◆ベネッセグループ
◆ニチイ学館
◆SONPO ホールディングス
◆ユニマットリタイアメント・コミュニティ
◆ロングライフグループ
第5章 介護保険ビジネスを取り巻く市場背景
1.未来投資会議
(1)次世代ヘルスケアの構築
(2)医療提供体制の改革
(3)経済財政運営と改革の基本方針2019
① 70 歳までの就業機会確保
② 中途採用・経験者採用の促進
③ 疾病・介護の予防
2.高齢者人口の動向
(1)人口推移
①総人口区分
②2018 年に後期高齢者の数が前期高齢者を上回る
◆参考:年齢別労働力人口
(2)団塊の世代の動向
(3)80 歳以上の人口の動向
(4)100 歳人口は令和元年で6.8 万人に
(5)多死社会~死亡数の増加~
①死亡人数
②死亡場所
(6)看取り
(7)世帯数の動向
3.介護費の推移
(1)要介護高齢者数(全体)の動向
(2)介護保険費用の総費用
(3)介護保険費用の内訳(居宅・地域密着・施設等)
4.介護保険制度の改正の動向
(1)地域包括ケアシステムの構築とは
(2)これまでの制度改正の概要
(3)2040 年を見据えた社会保障の将来見通し
(4)今後の介護保険改正の方向性
5.認知症対策
(1)認知症の定義
(2)認知症施策推進大綱
(3)認知症の人数の予測
(4)注目される認知症ケア
①自立支援介護
②ユマニチュード
6.医療・在宅療養の方向性(経済産業省の構想)
第6章 参考資料:介護保険関連データ推移
1.介護サービス・施設の事業所数と定員等の推移
2.介護保険サービスの件数・日数・介護費の推移
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